シエスタしてる場合じゃない!?

 そうこうしているうちに、4月でありながら気温は26〜27度とかまで上昇してしまって、例年通りゴールデン・ウイークのイッキ植えをやる頃には真夏なっていかねない。それじゃもはや種まき、苗植えなんかには遅すぎる……と、掟破りな気温上昇にアタフタする今日この頃。にも関わらず、我がエディブル・ガーデンの準備は父として進まず。いや、遅々として進んでいないんだなあこれが。その進捗ぶりはこのブログの更新頻度に表れている通り。なんて、自慢げにいうことじゃないんだけど。。。

 実は、あんまり暑いので、これは「南国的な生活をしろよ」という神のお告げと信じてハンモックを購入したのだ。そしたらまーなんと気持ち良いのでしょう。ゆらゆら揺れて、風通しもよく、どんな体勢でもすんなり収まる。読書などしていても、あまりの気持ち良さにすぐさまコロリと睡魔に襲われてしまう。てなことで、最近は南の島の勤労意欲の低いおっさんみたいにシエスタばかりしていて、園芸活動に全然身が入っておらんのですわ。

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オサレなフリンジ付きのブラジル製ハンモック。ネットで購入し、汗だくで設置したのだわ。

 しかし、このままでは本格的に暑い夏がやって来たとき、美味しいトマトやみずみずしいキュウリにありつけない。しかも、早くも野菜苗を宣伝するホームセンターの折り込み広告が連日のように入ってきていて、「冷やし中華始めました」の声を待たずして、世間は春夏菜園絶賛展開中のようだ。これはまずい。大変まずい。今、行動を起こさずして、いつ起こす!
 てなことで、魅惑のハンモックからしぶしぶ身を起こし、まずは種まきを始めたのだった。

 そして何気に過去の記録を見てビックリ仰天。ほとんどの種まきを3月中に終わらせているではないか。去年に至っては、まだ春浅い3月5日に栗カボチャ、ケール、ジャンボトウガラシ福耳の種をまいている! すげえなオレ。過去にさかのぼって自分を褒めてあげたい。
 なのになのに。今年は桜が3月中に満開になったというのに、種まきは全然せずに花見に明け暮れる体たらく。今年の春夏菜園用にジャンボトウガラシ松の舞、バターナッツカボチャ、エダマメおつな姫、スイートコーンゴールドラッシュをサカタのタネから購入していながら、なんとかハンモックから重い腰をあげて3月中に種をまいたのはジャンボトウガラシのみでござった。それもギリギリの3月29日のこと。

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左;3月中にまいた松の舞は双葉が出てきたところ。右:エダマメは前日にまいたばかり。もうちょい大きくなったら移植しなきゃだわ。



 さて、残る種のうちスイートコーンは直まきなのでおいておくとして、バターナッツカボチャとエダマメはなんとかしなくちゃいかん。言い訳をするようでナンだが、バターナッツカボチャの説明書によると、「早まきはしないことが大事」とある。そーなのよ、なんでも早けりゃいいってもんじゃないのよ。それに、エダマメは今まで直まきで経験済みで、わざわざポットにまかなくたって栽培できるってわかってんのよ。

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バターナッツカボチャは大きくなれと祈願を込めてでっかいポットに。「若どり果はズッキーニの美味しさ」って。。。あんまりうまくなさそうな?

 しかし、バターナッツカボチャは「20日間育苗して本葉3、4枚で植えつけする」とあるから、ゴールデン・ウイークに植えつけるためにはもう種をまいていないとマズイ。さらに、今までエダマメがうまく行った試しがないのは、もしかしたら手抜きして直まきでやってたのがたたったのかもしれぬ。
 てなことで、焦ってバターナッツとエダマメおつな姫の種をまいたのは4月12日のことであった。まあいいでしょう。遅れてもまかないよりはずっとマシだもんね。

 そんなこんなで、よたよたと庭に踏み出し、春夏菜園の準備をするわーと宣言した4月のある日のこと。ふと新レイズドベッドを見て背筋が凍った。
 なんと、長方形の苗床を形成する枕木のジョイント部分、つまり4隅の角のうちひとつが崩壊していて、そこから土が漏れ出しているのだ。このレイズドベッドは枕木4本をくっつけて作った枠の中に土を入れただけのいい加減な作りなので、金具で留めた部分が腐って割れ、中に入っている土に押されて割れ目がどんどん広がってしまったようだ。くわあ、すでに5センチほどの隙間が空いているが、放っておいたらどんどん広がって、畑の土がじゃんじゃん出て行ってしまいかねない。

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レイズドベッドの4隅のひとつ。二本の枕木がそれぞれあさっての方向に移動してしまった。

 普通、こういうレイズドベッド(苗床)はプロの庭師とかエクステリア業者とかが土台にコンクリートなんぞを流し込んでガッチリ作るものなんだろうけど、我が家はなんでもその場の思いつきみたいなDIYで、低予算・無計画・将来性皆無でやってるからなあ。この新レイズドベッドを作ったのは2015年春のこと。3年使ったんだから、まあいいか! 

 と思うような鷹揚な人間ではないエディブル・ガーデナーは、押し寄せる土を必死にどけ、でっかい木槌を使って枕木をガンガン叩いて引き寄せ、なんとか力づくでギャップ部分を埋めてみた。金具で固定すると材木が割れてしまう可能性があるので、レンガや植木鉢を使って二本の枕木の角部分を強引にくっつけ合わせた。かなりみっともないが、なんとか隙間は埋まったように見えなくもない。
 これでなんとか今年はもたせよう。来年のことは今考えても仕方ない。明日は明日の風が吹く、だわ。と、タラの夕日を眺めながらひとりつぶやくスカーレット・オハラであった。

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とりあえず隙間は無くなった。上を植木鉢、横をレンガで抑えている。かなりのやっつけ仕事。

 で、ふと反対側の隅に目をやると。
 今度はこっちの角にギャップができかかっているではないか。あっちの角を強引に引き寄せた代償がこんなところに。うーむ、やっぱり今年でこのレイズドベッドはおしまいかなあ。レンガの積み方の技術を学んで、新しく手に職をつけようかと考えている今日この頃である。

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あっちが立てば、こっちが立たない。この隙間も今後広がりそうだが、見なかったことにしておく。

 なにしろ、もっと古くからある旧レイズドベッドも低予算・無計画・将来性皆無の最たるもので、板切れを鉄の杭で抑えているだけ。すでに過去に一度板を入れ替えたことがあるんだけど、今やその板が歪曲してきて、なんかかなりやばいことになってきている。この夏はここでキュウリ棚をやろうと画策しているのだけど、こんなに地盤が怪しくて棚など作れるのだろうか?

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 たしか、作ったときは直方体だった気がするんだけど。この隙間もかなりやばそう。

 エディブル・ガーデンもスタートしてからすでに7年。そろそろあちこちでガタがきているみたいだ。まー、多少斜めってても、多少土が漏れていても、意外に収穫できるもんなんだけどね野菜って。しかし、見ても美味しいエディブル・ガーデンという趣旨からするとこれは如何なものか。ちょっと考えてみるべきときなのかもしれない。
 って、ま、それも春夏菜園が終って暇になってからの話だけどね。そのとき、すべてをすっかり忘れている自分がいそうで大変怖い。



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2018/04/16(月) | 2018年春夏菜園やらねば | トラックバック:(0) | コメント:(0)

2018年春夏菜園やらねば

 すでに桜がじゃんじゃん咲いているというのに、この春夏の菜園計画がまったく進行していない。決してゲームオブスローンズを見るのに夢中になっているからではなく、もちろん菜園活動に飽きたからでもなく、仕事の依頼が引きも切らないからでもなく、たんにいろいろあって忙しいのである。みなさんもそのよーなことってあるでしょ。特に4月は卒業、入学、就職など人生の変わり目の月である。誰もが新しい生活を迎えるのにてんやわんやしている。つーて、私テキにはそういうの全然関係ないけどね。そんなにヤングでもフレッシュでもないし。

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我が家のヒガンザクラはまだ5分咲き?

 などとスネている場合ではない。とにかく春夏菜園の計画を立ててスタートさせなくては、ゴールデンウィークのイッキ植えができないのはもちろん、今後食卓に美味しい自家製野菜が並ぶこともない。毎日の水やりや害虫取り、面倒な人工受粉とかしないで済むのも魅力的な気がしないでもないけど、ここで投げ出すのは獅子座のプライドが許さないわ、などと「しいたけ占い」みたいなことを言いつつ、春夏菜園計画をひねり出してみたのでご覧いただきたい。


メイン・ガーデン
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 今年もセンター・サークルはもちろんミニトマトのタワーを建立し、まわりにバジルとサルビアを配するといういつものパターン。連作を心配することなく、またしても昨年、一昨年と同じことをしようというのは、昨年『やさい畑』の「連作なんか怖くない」特集の教えに従ってまんまと大量収穫を実現させた成功体験があるからだ。今年はさらに対策をパワーアップさせて望む所存。4月には本格的な準備に入る。ミニトマト、バジル、サルビアの苗はすべてYネヤマプランテイションで購入する予定。まあ見てなさいよっ!

 メイン・ガーデンの家側ウイングにはナスを植えようかと思っている。今年もトウガラシでホットな夏を迎えるつもりなので、相性バッチリのナスもマストだからね。去年は摘芯とか全然せずにほったらかしだったけど、高級苗だったせいかそこそこ収穫ができた。なので、今年は高級苗を植え、さらにケアフルな栽培を目指したい。と、今のうちは言っているけど、暑くなったらすっかり忘れてしまいそうな自分が怖い。

 メイン・ガーデン通路側ウイングでは、なんと「食べきりバターナッツ」という西洋カボチャを種から育てることに。何を植えるか困惑していたところ、うちのダンナがサカタのタネのカタログから無責任に見つけてきたのだ。なんでも面倒な人工受粉をしなくていいらしく、酷暑にも強い。煮物には向かないが焼くとおいしい、というのも気にいった。我が家はカボチャをもっぱら焼いて食べるからだ。なんかルックス的に幻に終わったウルトラ万次郎カボチャに激しく似てる気がしなくもないが、考えないことにする。


新レイズドベッド
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 今年は2015年にトライして大失敗に終わったトウモロコシの種から栽培に再挑戦する。などとエラソーに宣言しているけど、勝算はほとんどない。けれど、元肥不足、受粉失敗、収穫遅れなどの敗因がわかっているので、今年はもうちょっとマシな結果が出るのではないだろうか。トウモロコシ全滅の場合に備え、その両端ではエダマメを種から育てる。エダマメもいまだかつてうまくできた試しがないんだけど、今年は研究を重ねて気合いを入れてやってみたい。トウモロコシとエダマメが揃えばビールも進む(何もなくても進んでしまうのだが)。これでどんなに暑い夏がやって来てもオッケーって感じだ。 うはは。


旧レイズドベッド
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 夏といえばキュウリ。一度自家製キュウリの美味しさを知ってしまったら、もう後に戻ることはできない。てなわけで今年の夏もキュウリは外せない。しかし、どこで育てる? 今まであちこちのスペースで栽培してきたから、連作は避けたいし(ミニトマトの場合とぜんぜん違うこと言ってますけど)、日当たりはある程度良くないと困るし、棚を作らないといけないからある程度の広さも必要だ。となると、旧レイズドベッドしかない。問題は、そのすぐ後ろにニガウリのグリーンカーテンが控えていることで、キュウリ棚とニガウリ棚がダブルで並んでしまうのだ。いちおう若干の高低差はあるし、壁全体を覆うニガウリ・ネットに比べれば、キュウリ棚など大したことない、と言えなくもないけど、なんだかどっちも食べたいという欲望が二重に押し出されて相当暑苦しいことになりそうな予感。だいたい旧レイズドベッドは幅が非常に狭いので、実際にキュウリの棚を作れるのかどうか。まっ、先のことを心配してもしょうがない。今はとにかく計画を立て突き進むのみ。計画倒れなんて、我がエディブル・ガーデンにおいては珍しいことじゃないしねっ!

カーブ菜園
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 現在ソラマメが生育中のカーブ菜園。ここは目が届きにくくてほったらかしになりがちなので、放任でもけっこうちゃんと育ってくれるサツマイモを植えることに。昨年安納芋が大変うまくいったので、柳の下のドジョウは何度でも狙う! スペースが狭い上に日当たりが良くないため大量収穫はハナから期待できないけど、どんなにいい加減に育ててもサツマイモは大変美味しいのでノープロブレム。今年は安納芋にこだわらず、他の品種にトライしてみたい。最近は世の中に美味しいサツマイモがいろいろ出回っているから流れに乗り遅れないようにしなきゃだわ。


大型プランターでは。

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 今年もプランター2つでジャンボトウガラシを大量生産するつもりだ。昨年は天候不順のせいか一昨年ほどの収穫に至らなかったが、今年は記録的、驚異的、奇跡的大収穫を狙う。その秘策は、今までひとつのプランターに3苗植えていたところを2苗に減らし、ひとつずつの苗を大きく育てる、というもの。そんな単純な細工で 記録的、驚異的、奇跡的大収穫が可能になるかどうかは定かじゃないが、夏のぎうぎう植えは植物によろしくないと、やっとわかってきたのだ。今回は今までお世話になってきたジャンボトウガラシ福耳の種が手に入らなかったので、松の舞という品種でトライする。もう名前聞いただけで敗北感漂いまくってるんですけどね。

 残るもうひとつの大型プランターでは例によってパプリカ、これも2苗(赤とオレンジ)で行く。夏の食卓にパプリカは絶対欠かせないものだからね。去年、高かったのにぜんぜん大きな実がつかなかったスズナリリンリンパプリカだかなんだかいうのはもう絶対買わないわ。と、声を大にして言っておく。
 
その他のプランターや空き地などではいつものようにルッコラ、コリアンダーなどバジル系を育てる。おっと、オクラもどこかに植えることにしなきゃだわね。考え出すとまだまだ忘れてるものがありそうだけど、ひとまずこれにて春夏菜園計画、決定!!!


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2018/03/23(金) | 2018年春夏菜園やらねば | トラックバック:(0) | コメント:(2)

その後の冬野菜事情

 春の気配もぐっと押し迫って来た今日この頃。ようやく庭に出ても凍死の危険がなくなったので、恐る恐る菜園状況をチェックしに行ってみた。したら。

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間引き菜。成長が悪くても穴あきでも、カゴいっぱいの収穫があるのはありがたい。

茎ブロッコリー
 菜園では何者かが鋭意お食事中。おやおや、我が家では「バカ鳥」と呼ばれているヒヨドリさんではないですか。旧レイズドベッド前のミニ菜園に2本植えてある茎ブロッコリーを我が物顔で貪り食っている。
 そこでやっと思い出したのだが、庭の奥側にブロッコリー系のものを植えるとかならずこのヒヨドリがやって来て葉っぱを食べてしまうのだった。これまで茎ブロッコリーはトマトサークルなど庭の真ん中で育てていたので被害がなかったため、すっかりそのことを失念、油断しまくっていた。

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これは数週間前のヒヨドリお食事ショット。さすがに最近雪降ってないですから。

 くわっ、と家に引き返して散弾銃を持ってくるかと思えばさにあらず。残念ながら我が家にそんな物騒なものはない。仕方なく、リンゴを持ってきた。ブロッコリーはもうこれくらいにしてリンゴでもいかがでしょう。という懐柔策である。

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リンゴも気に入ってくれた様子。メジロなんぞを寄せ付けず、ひとりで食いまくり。

 しかし、時すでに遅し。今やすっかり葉っぱを食べられて、茎だけが残る、まさに茎ブロッコリー状態。こんなんじゃ光合成ができないから花蕾(人間が食べる部分ね)なんぞできるわけがない。普通ならこれからも収穫があるはずの茎ブロッコリーはもはやノーフューチャー、ノーフューチャー、ノーフューチャーフォーユーである。

 しかし、なぜかヒヨドリくんは肝心の花蕾部分には興味がないらしく、すでにできているその部分にはまったく口をつけていないので、それだけはありがたくいただくことに。って、食べ残しをもらってありがたいもクソもないが。リンゴまであげちゃって、こういうのを泥棒に追い銭というのであろう。

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葉っぱはすっかりなくなったものの、かろうじて花蕾とその茎は食べられそう。


コマツナとホウレンソウ
 10月8日に新レイズドベッドに種をまいたコマツナ&ホウレンソウ。虫や寒風を避けるための不織布をかけて、しっかり冬支度をして栽培に取りかかった。はずなのであるが、不織布のおかげで中がよく見えず、それをいいことに長らく放置していた。本来ならば、数回に分けて間引き作業を繰り返すところを、寒いのを言い訳にコタツで丸くなっていたのである(って、うちにコタツはないのだが)。

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コマツナ。市販のもののほぼ半分くらいの大きさ。過当競争というか譲り合いの精神というか。

 んなわけで、ほぼほったらかし、ほとんど間引きなしで今日に至ってしまったコマツナ&ホウレンソウ。今年は緑のハクサイやら採っても採っても生えてくる不思議なケール(別名・プチヴェール)などがあって葉物に不足しなかったため、そんなにコマツナ&ホウレンソウの必要性を感じなかったというのもある。でも、せっかくまいた種だし、発育を確認せねばと、意を決して不織布をまくってみた。

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コマツナよりさらに発育が悪いミニチュア・ホウレンソウ。

ち、ちっさ。。。。
 不織布の中でコマツナ&ホウレンソウはすっかりミニチュア化していた。もちろん、今年の冬の異常な寒さのせいもあるとは思う。いや、絶対ある。とはいえ、やっぱり間引きがいい加減だとこんなにも大きくならないものなのねえ、という自覚があるのも事実。小さな株が小田急線のラッシュ時のようにぎうぎうに詰まっていて、こんなんじゃのびのびと成長できないよなあ。かわいそうなことをしてしまった。

 仕方ないので盛大に間引いて、間引き菜……とはもう言わんか。引っこ抜いたものを食べてみる。冬の青野菜は霜に当たると美味しくなるというけど、まさにその通り。小さい葉っぱにうまみが凝縮してとっても濃厚な味わい。ホウレンソウなんて軸元の紫色の部分まで柔らかく食べられて、ほのかに漂う土の香りもたまらない。

 こうして間引きもなんとか済んだことだし、残るチビ株たちには思う存分大きくなっていただきたいもの。この冬は大好きなコマツナの常夜鍋を一度もせずに終わるかも、というイヤーな予感が激しくするのではあるが。


ミニハクサイ;タイニーシュシュ
 いろいろ波乱万丈だったミニハクサイ、詳しくはこちらをご参照あれ
 
 で、その後どうなったのか? めでたく結球していっぱしのハクサイとなり、我が家に連日の鍋祭をもたらしてくれたのか?
 ジャーン! 残念ながら結球には至らず、鍋三昧の日々は夢と終わった。しかし、サラダ菜として新たな人生を踏み出してからは順調に成長を遂げ、ますます青くなる一方のフレッシュ・グリーンを食卓に提供してくれている。もうここまで青々していると鍋に入れようという気は起こらず、サラダに野菜炒めにどしどし入れている。下手なハクサイなんかよりよっぽど味に存在感があって使い勝手もいい。いずれにしろ、この冬の野菜高騰の折、非常に役立ってくれたのだからありがたいことだ。まだまだ菜園にはハクサイがかなり残っているから、当分野菜には不自由しないだろう。

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この段階で紐で縛ったら白いハクサイになるんじゃないかって気もするんだけど。。。

 と自己満足に浸りながら、タイニーシュシュを改めてじっくり見つめていると……。
むむむ? もしかして、これは花芽? 中心部にぽちぽちと蕾状のものができているではないか。なんかもうここだけ春が先に来ちゃったって感じだ。なのはーなばたけにいりひうすれー、とBGMはいつしか「おぼろづきよ」になっている。決して白くなることのなかったハクサイだが、緑となって踏み出した新たな人生にも早くも終わりが訪れようとしているのか。

 とはいえ、なんでもハクサイの菜の花は、菜の花の中でもいちばんうまいらしい。へえ? 菜の花ってその元となる野菜(アブラナ科の野菜ならなんでも菜の花になっちゃう)の種類でうまい・まずいがあるの!? とビックリなんだけど、事実ならこんなに嬉しいことはない。最近菜の花の蒸し焼きにハマってるので、こうなったら全部菜の花にしてから収穫することにしようかな。

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花芽がついてる! この暖かさで一気に伸びて来そうな予感。


 最後に、菜の花の蒸し焼きのレシピは次の通り。
1、菜の花1束を洗って水気を切り、4センチほどのざく切りに。厚手の鍋に入れる。
2、つぶしたニンニク1片を入れ、オリーブオイルを回し入れ、塩少々を振り、蓋をして中火にかける。
3、シャキシャキ感を残したいなら6分、クタクタにしたいなら10分蒸す。簡単なのにとっても美味しいです!


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2018/03/01(木) | 2017年秋冬菜園展開中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

レモンの木、存亡の危機

 寒さを理由に長い間就労拒否をしていたエディブル・ガーデナーであるが、このままでは年頭に誓った「週一更新」はもちろん無理だし(っていうか、とっくに放棄したものと思っていたわよそんな御題目)、ブログの存続も危ういし、菜園生活も立ち行かなくなっていきそうな予感むんむんだ。いや、予感というより実感というべきか。。。
 などと腕組みしながらぶつぶつ言っている場合ではない。さっそく寒風吹きすさぶ庭に出て、農耕の真似事、と言わないまでも菜園のチェックくらいはしておかねば!

 で、庭をぐるりと見渡して、気づいてしまったんだね。
 我が家にやって来てから10年になろうかというレモンの木(推定樹齢12年)。最初の1年に数個、3年前に1個の収穫があったのみで、すでにレモンの木なのかどうかも怪しい、「かつてレモンの実がいくつかなったことのある正体不明の木」と成り果てている木。それがとんでもないことになっていたのだ。

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高さ約2メートルのレモンの木。葉っぱが全体的にかなりヤバいことに。

 多くの葉が縦にくるりと内側に巻き込んでいて筒状になってしまっている。特に枝の先についた葉っぱが軒並みくるくる巻いていて、なんだか葉巻がブラブラくっついているみたいな。
 そこでふと頭に浮かんだのは「葉巻病」というヤツである。植物の葉が指の太さくらいにくるくる巻いて、火をつけて吸引するとハバナ産の葉巻もかくもやという馥郁とした香りがするのだ。というのはもちろん嘘で、その実態を当方はまったく存じ上げない。しかし、葉っぱがくるくる巻きになってるんだから、これこそ葉巻病ではあるまいか、と慌てて家に駆け込んだ。

 調べてみたら、葉巻病はジャガイモやトマトがなるものらしく、とりあえずハズレであった。
 さらにくどくど調べていくと、巻いている葉もあるものの、葉の中に何かが入って黄色っぽく変色、あるいは枯れかけているものもあって、案の定これはエカキムシ(ハモグリガ)の仕業であることがわかった。つーか、エカキムシの虫害は今に始まったことではなく、植えつけてから2年後くらいに発生し、毎年のように若芽をやられているのだ。それをじゃんじゃん切り捨てているので全然実がつかないのではないか、と思っている。

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エカキムシの被害はこんな感じ。幼虫が葉脈に沿って入り込んで葉っぱを枯らしてしまう。

 今や、葉っぱは巻いてしまうわ、エカキムシは暴れまくるわ、レモンの木(正確にはかつてレモンだった木)は大変なことになっている。もはやその命運は風前の灯と言っていい。さすが放任主義のエディブル・ガーデナーもこのままではいかん、という気がしてきた。

 ネットで見ると、エカキムシことハモグリガまたはハモグリバエをやっつけるには殺虫剤、ということに当然のようになっている。しかし我がエディブル・ガーデンはいちおう無農薬を標榜しておるので、じゃーオルトランをぶち込んでみるかーってわけにはなかなかいきにくい。それにレモンは皮まで食べたいしねえ。そもそも、収穫はないものの、これまでの10年間無農薬でやってきた元レモンの木である。今さら薬物を与えるのもいかがなものか。いっそ引っこ抜いてなんかもっと素敵な、実のなりやすい果樹を植えるという手もあるし。。。

 しかし、ここで引っこ抜くのも悔しいので、元レモンに最後のチャンスを与えてやることにした。ネットで見つけた「樹勢を回復する! 樹木・植木・果樹栽培用バイオ資材」その名も「アクアリフトT」というヤツを3024円の巨費を投じてゲットし、エカキムシ退治にはならないものの、エカキムシの虫害を跳ね返すような強靭な樹木に生まれ変わらせようというのだ。
 って、書いててすでに「こりゃ無理だよなあ」って気がしなくもないんだけど、人間信じる気持ちが大切だ。信じる気持ちさえあれば火もまた涼し。信じる気持ちさえあればエカキムシなんぞなんのそのである。まあ信じる気持ちでコトが済めば、もうとっくにレモンは毎年たわわに実をつけていると思うんだが。

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これがアクアリフトTだ。Tがついてないと豊胸注射になってしまうらしい。

 そんなこんなで、さっそく送られてきたアクアリフトTであるが、説明書を読むとありがたい効能が山ほど書いてある。お客様のうれしい悲鳴も満載である。花咲かじいさんみたいなイラストが「一度の散布で土深くまで改善! 病気を予防。弱った樹木・果樹を回復します!」と笑顔で語りかけている。

 まあそれはいいとして、いったい何が働いてそんな嬉しい効果がもたらされるのであろうか。と思って細部まで読み進めてみると、どうやらアクアリフトTに含まれるバクテリアが働いて、病害菌の増殖を抑制、病害に強い樹木にしてくれるらしい。んなこと言われて、ほほう、なるほどね!と膝を打つような知性を備えていないエディブル・ガーデナーはまたしても念仏のように「人間信じる気持ちが大切だ」とひたすら自分に言い聞かせるのであった。

 てなことで、とある冬の日、元レモンの木の周囲に1日汲み置いた水(カルキが残っているとバクテリア君たちが死んじゃうらしい)にアクアリフトTおよそ20グラムを溶いて散布してみた。バクテリア君たち、頑張ってくれ給え!!

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葉っぱがくるくる巻くこの症状は、病気でも虫害でもなかった、という意外な事実。。。

 しかし、これはあくまでエカキムシ対策であって、物語の発端である葉っぱくるくる病にはなんの効力もないのでは!? と思う人もいるであろう。その通り。
 その後さらにネット上を徘徊してみたところ、柑橘類は冬の寒さと乾燥で葉っぱが巻くことがある、ということがわかった。うちのあたりも、この冬は零下4度にもなる記録破りの寒さだったから、例年には見られない葉っぱくるくる症状が出ちゃったんだろう。裏の家の夏ミカンの木も葉っぱくるくるになってるし、そう思ってみると、あちこちの家でくるくる症状が出ていることに気づく。人間にとってもだけど、植物にとってもこの寒さは厳しすぎるんだねえ、としみじみ思ってしまった。ほんと、なんて冬なんだ!(と驚いているだけでなんの防寒措置も取ってやらない非情なエディブル・ガーデナー。。。)

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2015年12月に久々にひとつだけ実をつけた。以後音信不通。

 とはいえ、日に日に「おや? なんか春っぽくない?」と思う瞬間が増えてきた今日この頃。果たして葉っぱくるくる症状は暖かくなったら改善してくれるのだろうか。アクアリフトTのバクテリア軍団の働きでエカキムシは撲滅されるのだろうか。まーだまだよくわからない。わかっているのは、エディブル・ガーデナーがすでに今年のレモン大量収穫に過大な期待を寄せている、ということだけだ。



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2018/02/15(木) | 果樹の誘惑 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

プチヴェール、ていうかケール?

 東京地方は例年にない寒波と大雪に見舞われ、エディブル・ガーデナーは早くも戦意喪失、すっかり引きこもり的人生を送っている今日この頃だ。とはいえ、すでに苗を植えたり、タネをまいたりしていた野菜は地味ながら成長を続けていて、この野菜高騰の折、家計の助けになってくれている。んなわけで、多少は庭に出て、わずかながらも菜園活動の真似事を続けている次第である。んで。

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雪に閉ざされたプチヴェール畑。

 9月にはるばる横浜のサカタのタネ・ガーデンセンターまでわざわざ出向いてゲットしたプチヴェールの苗、その後についてお知らせしておきたい。
 あのときは、「見た目鮮やか、高栄養価・たくさん収穫、どんな料理にも合う万能野菜」という宣伝文句にダンシン・ダンシン、と踊らされて220円のポット苗を3個購入したのであった。しかし、家に帰ってよくよく見れば、プチヴェールというファンシーな名前ながら、実は芽キャベツの改良品種だかなんだかいうシロモノではないか。いまだかつて芽キャベツ栽培に成功したことのないエディブル・ガーデナーとしては、一気に暗くなった。この冬いちばんの期待の新人は、我が家で大きく育った試しのない苦手野菜の変形だったのだ。

 が、まー、そうは言っても改良品種。きっとうまく成長するような仕掛けがしてあるに違いない。それに、写真で見ると収穫時にはレースをまとったようにチャラチャラと華やかな感じになっていて、名前通りに非常にファンシーだ。ルックスが大変よろしい。別にお腹に入っちゃえば同じだ、なんてことはこの際言うまい。入魂で育てて、大量収穫を目指そうではないか。

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9月、新レイズドベッドに植え付け完了。苗は買ったときより少々成長している。

 と、新レイズドベッドに苗を植えつけたのは9月25日のことであった。
 駄菓子菓子。いや、だがしかし。「10月の長雨、台風の影響に加え、その後の低温、乾燥、先週の寒波も重なり、全国的に葉物を中心とした野菜が成長せず」(らでぃっしゅぼ〜やの報告書より)日本の農業事情は去年から引き続きえらいことになっている。エディブル・ガーデンも例外ではない。てか、ただでさえ普段からヘボヘボなのに、今や手の付けられない事態になっている。
 いちおう建前では「植え付けから90日ほどで収穫」とされているプチヴェールだが、3ヶ月後の12月後半になっても、うむむ……これじゃまだ小さすぎ、とひるむような実(わき芽の結球したもの)しかついていない。

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12月1日。やや結球が始まったような気がしなくもない。収穫には程遠いけど。

 それまでの経過を辿ると、9月に植えた苗はいちおう順調に成長を続け、次々と深緑の葉っぱを出した。普通、芽キャベツならば小さなわき芽が結球を始めたら下葉をほとんど落すことになっている。プチヴェールの場合、「下葉を株全体の3分の1ほど、つけ根から折るようにして切り落す」という。その通りにじゃんじゃん葉っぱを取り除いて、切り落とした葉っぱは炒め物にして全部食べた。ケチ臭いと思われるかもしれないが、芽キャベツとしては成功の可能性が低そうなので、せめて摘葉した葉っぱくらいちゃんと利用して元を取ろうという魂胆である。なんかえらくみみっちい話ですが。

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11月時点の葉っぱの茂りよう。この勢いが今も全然衰えない。ケールならこのまま来年もOKかも?

 後になってわかったのだけど、プチヴェールは芽キャベツの血を引くのみならず、ケールの血も引いていて、どっちかというとケールに近いんじゃないかという印象だ。なにしろ実はたいしてつかないのに、葉っぱばかりが切り取っても切り取ってもじゃんじゃん出てくるのだから。芽キャベツだと摘葉したらあとはそんなに葉っぱは出なくなるものだけど、葉っぱの生育を止める気持ちが全然ないみたい。なんかこいつ、ケール化してない? と、疑いの目を向けずにはいられない。

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こんな感じで茎からわらわとわき芽が出てくるんだけど、とにかくマイクロサイズ。

 お陰様で、栄養価たっぷりのケールの葉を連日のように食べている。硬いんだけど、しっかり炒めれば独特の、無愛想なまでに実直で濃い味わい。これがなかなかクセになる。

 って。せっかく遠くまで行ってゲットしたプチヴェールを、ケール化させて満足しちゃってはいかん。1月半ば、ついに収穫してみた。
 って、これだけ!?
 しかもこのサイズ。。。

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真ん中がプチヴェールで、まわりを囲むのがその葉っぱ。ケール以外の何物でもないよ。


 いちおう説明書では「わき芽が3から5センチになったらハサミで根元から切り取って収穫」ってことになってるんだけど、3センチを超えるものはひとつかふたつ。あとは悲しいほど小さい。それですらみっつかよっつしかないという。植え付けから100日以上経ってこれですか。やっぱりどう考えても旺盛に茂るケールの葉っぱ、もといプチヴェールの葉っぱの生育にエネルギーを吸い取られて、わき芽の結球がおろそかになっちゃってんだろなあ。いっくら摘葉しても追いつかないくらい出てくるんだもん。

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プチヴェール。芽キャベツを開いてフリルをつけたみたいな実が可愛らしい。

 プチヴェールの料理法はネットを見るといろいろあって、煮てよし、炒めてよし、生でよし、あらゆる食べ方が楽しめちゃうらしい。んだけど、これだけ量が少ないと何をやっても虚しい。やむなく芽キャベツを買い足して焼きサラダにしてみた。焼いた芽キャベツを粗塩とレモンで味付けしてクルミをたっぷりかけていただく。くっはーっ、芽キャベツうまーい! 思わずプチヴェールが混ざっていたことを忘れていた。

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グウィネス・パルトローのGOOPで見つけたレシピで。ムッチャうまい、

 レイズドベッドで結球しかけのプチヴェールをつまみ取り、その場で生で食べてみると、芽キャベツのようなほの甘い苦さを持った濃厚な旨味があって、なかなか。うーん、これが今の5倍くらいの大きさにどんどん結球してくれたら、いろいろな料理に使えて素晴らしいんだけどなあ。どうもうちのプチヴェールはケールの血をはるかに濃く引き継いでるみたいなんで、無理かもなあ。せいぜいケール、もとい葉っぱを食べ、かつ飲みまくるわ。この野菜高騰の折、文句を言っちゃバチが当たるってもんですよ。


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2018/01/31(水) | 2017年秋冬菜園展開中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ミニハクサイ顛末記

 新年のご挨拶もしないうちに1月も半ば。 世の中もうすっかり節分モードになっちゃってるんで大変まずい。ご卒業・ご入学シーズンになる前にブログを更新しておこう。今年はもっと頻繁に更新するぞ!と毎年言ってるんだけど、ますます虚しく響くなあ。でも、また言っちゃおう、目指せ 週一更新!!!

 それはともかく(と話題を強制転換)、去年種をまいたミニハクサイ=タイニーシュシュ、その後である。 
 9月に種をまいたら徒長してしまい、まき直したら熱射病にやられ、直(じか)まきしようとしたら種が足りず……と、波乱万丈だったミニハクサイの「種から栽培」。予定より大幅に遅れた10月8日になんとかレイズドベッドにまいた種は、時を経てどのように成長したのだろうか? 大きく育って我が家の鍋で大活躍、家計の支えになってくれているのだろうか?

、である。
 うんもーお、なにしろ10月の種の直まきは、のっけから大失敗であったのだ。
 それまでの経験からタイニーシュシュの発芽率の良さはよくわかっていたので、まき時からは遅れたものの、芽は出てくれるだろうと楽観していた。そう、確かに順調に発芽はした。
 のだが、2週間ほどしたある日。不織布を取って地面を見た私は凍りついた。先日まで小さな双葉がずらりと並んでいたはずなのに、ほとんどすべて断首されたかのように茎だけが残っているのだ。

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生き延びたのはダンゴムシが食べ残した端っこに生育している双葉だけであった。

えええっつ!?!?!?  
 最初は何が起こったのかまったくわからなかった。あんなに元気に芽を出したミニハクサイが、突然活動を停止してしまったのか!? 急に枯れてしまったのか!?
 まさか、もしかして、もしかすると!?!?!?!?!?

 そうなのだ。この旧レイズドベッドは、そういえば以前からダンゴムシのメッカなのだった。このところニンジンやエンサイなど虫のつかない野菜ばかり育てていてすっかり忘れていたのだが、このあたり一帯(旧レイズドベッドと透水プランター他)は種をまいてもダンゴムシにやられてしまう。たしか、ビーツが全滅したのもダンゴムシのせいだった。そのことを失念して、なんの対策もせずにミニハクサイの種をまいてしまった。ダンゴムシのみなさんに、どうぞお食べくださいと言わんばかりに。あーあ。

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ダンゴムシが食べた後のタイニーすぎるタイニーシュシュ。茎はうまくないらしい。

 かくのごとくして、ミニハクサイ=タイニーシュシュ第4弾も見事に失敗に終わった。そして今や10月20日すぎ。いくらなんでも種をまくには遅すぎる。これはもう縁がなかったと言うしかない。さようなら、タイニーシュシュ!!

 と、きっぱり言うほど往生際のいいエディブル・ガーデナーではなかった。なんとか被害を免れて残った双葉をかき集めて一本一本植え直し、ダンゴムシが近づかないようひと苗ひと苗をプラスチックのカバーで覆った。まだ間引きの時期には早すぎる小さい苗だが、頑張ってなんとか生き延びてもらうしかない。あーっ、このカバーを種まき時にしておけばなああ、と言ってもすでにアフターザフェスティバルである。ミニハクサイの種まきなんて楽勝だと思っていたかつての自分が恨めしい。

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ダンゴムシよけカバーをかけて幼くか弱い苗を守るのだ。

 ちなみに、苗をカバーで覆うのと同時に、ペットボトルにさきイカ(おつまみで食べるやつね)を入れたダンゴムシ・トラップを作り、旧レイズドベッドに仕掛けておいた。そしたらまー、数日後にはダンゴムシがどっさりかかっていた。やっぱりな。むむう、こんな環境で野菜を育てようなんて無理があるよねえ。なんか抜本的対策を取らなきゃなあ。。。

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カバーを取った苗。ペットボトルはダンゴムシ・トラップで、さきイカが入っている。

 さて、プラスチック・カバーに覆われたミニハクサイはもはやダンゴムシにやられることもなく、なんとか生きながらえ、不織布の中で成長を続けてくれた。
 ううう(涙目)、これでなんとか年末の鍋パーティで格好がつきそうだ。自分の家でハクサイを育てている以上、安易に宅配に頼んだり、スーパーで買ってきたりするわけにはいかぬ。プライドが許さない。って、なんでそこでプライドが出てくるのかは永遠の謎だが、とにかくよそで買う気がしないのだ。別に自分ちの家庭菜園の野菜に義理立てするつもりはないんだけど、やっぱり、ね。なんとゆうか、せっかくだもん、自分ちの野菜で行きたいわけですよ、ここは。

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年末の旧レイズドベッド。ううむ、これで寄せ鍋は無理があるかもだな。

 ということで、いよいよ暮れも押し詰まって鍋パーティのときがやって来た。遠方から集まったみなさん、盛大におめかしして大鍋を囲む、と言いたいところだけど、我が家の鍋パーティはいたって地味。参加者はエディブル・ガーデナーとその配偶者、二人のみである。

 だから許される、ってことにしておこう。まあいいか、ってことにしておこう。なんと、今年の鍋のハクサイ、白くなかった。ほとんどリョクサイ(緑菜)と呼びたくなるようなシロモノであった。なんとなんと、タイニーシュシュは「サラダミニハクサイ」というだけあって、葉っぱは「甘くてサクサク サラダにピッタリ」、つまり、緑の部分が非常に多い。しかし、見本写真ではハクサイらしく白い部分もちゃんとあって、サラダだけでなく本来のハクサイ的な食べ方もできるのだと思っていた。のだが、一向に白くならない。種まきから80日以上を経ても結球はおろか、葉っぱは青々と広がるばかり。

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これをハクサイと呼ぶのはかなり無理がある。常夜鍋に変更しようかな。

 しかし、年末の鍋パーティは我が家の必須行事である。これをずらすことはできない。したがって、昨年末の鍋の中にはタイニーシュシュの青い葉っぱがひときわ異彩を放っている、ということになった。
ダンナ「あれ、ハクサイがないよ」
私「あ、この緑のコマツナみたいなのがハクサイだから。食べてみて」(きっぱり)
ダンナ「だけど、味もコマツナだよ」

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現在の旧レイズドベッド。いちおう畑っぽく見える。ハクサイ畑には見えないが。

 そういうわけで、苦心惨憺して育てたミニハクサイはいつの間にかコマツナに転移していた。恐ろしいことである。コマツナだったら、新レイズドベッドにまいたのがぐんぐん成長中なのに。

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サラダ菜以外の何物でもないタイニーシュシュ。シーザーサラダにして食べます。

 そして現在2018年1月半ば。旧レイズドベッドの不織布の中ではミニハクサイ=タイニーシュシュが青々と成長中だ。最近ではもうハクサイだと信じるのはやめて、もっぱらサラダ菜代わりに葉っぱを摘んできて使っている。サラダ菜だと思えばまあそれなりにあきらめもつくし、食べようもある。しかし、このまま育てていたら、いっちょまえのハクサイみたいに結球する日が来るんだろうか。そんな日が来たら改めてご報告いたしたいと思いまする。




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2018/01/12(金) | 2017年秋冬菜園展開中 | トラックバック:(0) | コメント:(4)

2017年春夏菜園を振り返って

 2017年もあっという間にジ・エンド。エディブル・ガーデナーは今年も数多くの失敗を重ねてきたが、イヤなことはすぐ忘れる主義なので、後腐れなく、さっさと2018年への切り替えをしてしまいたいところだ。
 が、それでは反省がない。反省のないところに進歩はない。
 つーことで、珍しく後ろ向きに、いや、内省的になっているエディブル・ガーデナーである。2017年の春夏菜園について、これまで触れられなかった野菜を中心に忘備録的に記しておこうと思う。

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ある夏の日の収穫。そういえばオクラもけっこううまくいったっけな。

ニガウリ
 まずは例年グリーン・カーテンに使っていて、つねにそこそこの収穫をあげているニガウリだ。が、いったいどうしたことでしょう。今年はぜんっぜんダーメダメであった。いつものように大型透水プランターに2苗植え、家の前一面にネットを張って、さあー、どんどん大きくなるがよい! とばかりにこの世に送り出したのであるが、なぜか早々にひと苗が逝去。もうひと苗も仲間を失った淋しさゆえか精彩欠きまくり。そのうち、隣の畑から出張してきたキュウリがネットにのさばり出し、いつの間にか半分キュウリのグリーン・カーテンになっていたという。おかげさまでキュウリは近隣住人および親戚知人に配るほどの収穫をあげたものの、ニガウリは例年の半分ほどにとどまった。

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キュウリのグリーン・カーテンというのも珍しい。楽しいとは思うが、うどん粉病とかなったら悲惨だよね。

 このへんの夏野菜のダメダメぶりは、今年の特徴かもしれない。暑いんだか、暑くないんだか、晴れているんだか、雨なんだか、ものすごーくはっきりしない妙な気候が続いた今年の夏。やけに暑いなあと思っていたら、本来暑くなるべきときになって暑くならず、気がついたときにはいきなり秋になっていた。この異常気象が野菜の生育に良からぬ影響を与えたんじゃないだろうか、と踏んでいる。近所で農業を営んでいる人も、「今年はなにがなんだかさっぱりわからない」とこぼしていた。プロにしてこれである。ましてシロートの私など、打つ手がないに決まってる。

ジャンボトウガラシ福耳
 と、おもむろに天候のせいにしてみたが、おそらく去年大豊作だった福耳がイマイチだったのも、異常気象のせいに違いない。やり方は昨年とまったく同じ。土は連作にならないようそっくり変えたものの、耕し方や元肥のやり方などほぼ同じで栽培したのに、なんとなーく地味目な収穫にとどまった気がする。10月になって一斉に花をつけ、これから第二の波が訪れるのかと期待したのだが、できたのは妙に貧弱な実ばかりで、11月になったら最後の頑張りもないまま、すっかりフェードアウトしてしまった。なんか、去年出会った福耳さんとは、まったくの別人、という感じ。

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秋のジャンボトウガラシ福耳、って全然ジャンボじゃないですね

 これも天候のせいね、と言いたいところだけど、苗の時点で友だちにあげたものははるか目黒のバルコニーで爆発的大成功を遂げ、300個以上の収穫があったという。なっ、なんで!? 友だちにはトウガラシ農家への転職を強く勧めたい。

 それはともかく、サカタのタネの2018年春用のカタログをゲットしたところ、なんと福耳の種が売られていないではないか! カタログから抹殺されているのだ。いったい何が福耳に起こったのだろう。もしかして、2年目以降急に収穫が減る傾向が人々の知るところとなって、ラインナップから外されてしまったのだろうか。福耳のない夏なんて今や考えられない、というファンとしては複雑な気持ちである。

パプリカ
 これまた不満の残る結果だったのが、プランター植えしたパプリカ3苗だ。内訳は、348円もする鈴なりパプリカりんりん(赤)がひと苗、298円のビバパプリコット(黄)が2苗。7、8月はそれなりに採れたが、鈴なりパプリカはなにしろ実が小さい。それでも鈴なりにじゃじゃん実がつけば我慢できるが、実つき具合は他のパプリカとまったく変わらず、「あのねえ、鈴なりって日本語、わかって使ってんのかいな?」と株を揺さぶって問いただしたくなるほど。
 それでも夏の間は生サラダやラタトゥイユ、スパゲティなどに使って大変重宝した。のだが、秋に入ると白い花を一斉につけたものの、それがちゃんとした実にならない。例年なら、これまた秋のセカンド・ウェーヴというものがあって、11月半ばくらいまで引っ張れるものなのに、まともな収穫は9月止まり。淡い期待を抱いていつまでもプランターに残しておいたのだけど、あまりに惨めったらしくなってきたので10 月中に撤収となった。もちろん、プリプリしながらの撤収であった。

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パプリカ3兄弟は鈴なりというより、ひたすら地味なり。

ナス
 それぞれ310円で購入した2苗(千両2号と紫美人)をプランターで育てたのだけど、わき芽かきや摘芯とかいったことをほとんどやらなかったのに、予想外によく獲れた。乾燥と肥料切れだけは気をつけていたのがよかったのかも。これなら来年はもっと大々的に展開できるんじゃないか?なんて、根拠のない自信をつけてしまったよ。11月に入っても、やたらたくさん花をつけていたので、もしかして冬ナスが収穫できるかもかも、と期待していたんだけど、さすがに11月半ばには寒さでご臨終を迎えた。

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こっちが千両2号だったかな。とにかくじゃんじゃん花が咲いてくれた。

エンサイ(空芯菜)
 今回は生食もできるという「なつサラダ」という品種を選んだのだけど、結局生で食べたのは1、2度で、ほとんどはいつものように炒め物になってしまった。生で食べても別段うまくないからだ。面積の広い旧レイズドベッドに植え、しかもわき芽を伸ばしてまた葉を増やす技術を磨いたため、まあ獲れること獲れること。連日のようにエンサイの入った炒め物を食べることになり、さすがに食傷気味に。もう1、2年は顔も見たくない感じだ。って、一生懸命繁茂してくれる野菜に罪はないんだけど。。。

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無人島に持って行くならエンサイ。とにかく旺盛な生育ぶりで、長い間食いつなげる。

ミニ〜ミディトマト
 2012年以来、7年にわたってトマト・タワーをやってきたが、今年ほど収穫が多く、しかも長く続いた年はなかった、と言ってしまおう。ゴールデン・ウイークのイッキ植えでミニトマトのアイコとミディトマトのフルティカを植えたのは例年通り。6月の半ばに収穫が始まったのもほぼ例年通り。なのだけど、今年は非常に花が多く咲いて実のつきがいい。大きな台風がなかったことにも助けられたが、株がとてもしっかりしている感じで、病気や虫害にも見舞われなかった。途中で実が落ちたりしないから、完熟するまで待ってから収穫できて、つねに美味しいトマトを味わうことができた。

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丈夫で長持ちなミニトマト。12月になってもこんなに収穫できる。

 何がすごいって、そんな状態が12月上旬まで続いたのだ!! 12月に入ってもまだ葉が青々として、花までついているので、「もしかして、越冬する気かも!?!?」と危ぶんだが、さすがに12月半ば、霜がおりた朝に一気に枯れ果ててしまったけど。

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12月16日のトマト・タワー。枯れてはいるけど、ついている実は食べられる。真っ赤なのはサルビアの花。

 いったいこのトマト大成功の理由はなんなのか。思い当たることはひとつしかない。『やさい畑』の「連作なんて怖くない」に伝授されたノウハウを実行してみたからだ。なんて、まるで『やさい畑』の手先のようなことを書いているが、残念ながら『やさい畑』からはニンジンの一本ももらっていない。私も半信半疑でやってみて「失敗したらクレームつけてやる」くらいの気持ちだったのだ。あにはからんや、昨年トマト・タワーをやったその場所で、土を取り替えることもなく、また同じトマトを植え付けたにもかかわらず、連作的な症状はまったく見られなかった。同様にトマトの根元に例年植えているバジルやサルビアも非常に元気がよかった。「みなさん、これで連作は怖くない。間違いないよ!」とまで言うつもりはないけど、エディブル・ガーデナーは来年もこのやり方でやってみようと思っている。

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今年いちばん印象に残った野菜はコレ、栗坊ね。

 おぉおおー、来年に向けて、なんか一条の光が見えてきた感じだなあ。数多くの失敗や不作はすべて天候のせいにして、希望と楽観を胸にこれからも菜園生活していきたいものだ。などと、早くも新年の抱負など語ってみたりしている今日この頃。年内の更新はもうないかって気もするので、みなさま、寒さに負けずに良いお年をお迎えくださいませ!!



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2017/12/21(木) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(2)

サツマイモ、掘ってみた!

 昨年、ほとんどダンナに丸投げしていい加減に育てたものの、そこそこの収穫があった安納芋。サツマイモは大好きだし、栽培が簡単なら、今年もやらない手はない。てなことで、Yネヤマプランテイションに予約しておいた安納芋の苗10本を、5月12日、我が家の庭のメイン・ガーデン通路ウイングに植栽する儀式を執り行った。

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サツマイモの苗はたっぷり1日くらい水を吸わせておくのが鉄則らしいよ。

「痩せた土地でもよく育つ」のがウリのサツマイモであるからして、堆肥は少なめ。苦土石灰とかもやると余計なおせっかいになるらしい。と、日曜日のパパ風ダジャレをかましつつ、お祓いを行なったのち、雅楽の調べが流れる中、厳かに植えつけた。
 植え方は「垂直植え」と「船底植え」の二種類あるらしいんだけど、土地が狭い場合は前者でいくのが一般的。広がらないので「イモは大きくなるが数は少ない」結果になるようだ。「イモは大きく、数は多く」が理想だが、スペースの都合上どこかで妥協せねばならぬ。「垂直植え」の言葉通り、苗を立てるように植えつけた。「テケトーに栽培してもたくましく育って、でっかく大量収穫できますように」と祈りを捧げることも、もちろん忘れなかった。

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狭いメイン・ガーデンの通路側ウイングに10苗はなかなかぎうぎうである。

 しかし、そんな祈りとは裏腹に、7月に入ると早くも枯れ出す苗が出てきた。それもひとつやふたつではないから焦る。天下のYネヤマがこんな貧弱な苗を、わざわざ予約販売するとはいかなることであろうか。それとも私の育て方に何か問題があるのだろうか。それともこの夏のおかしな天候のせいであろうか。結果、半分くらいの苗が大きくならぬままに立ち枯れしてしまった。オーッ、ノオオオーッ!?!? いったい何が起こっているのか。

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7月6日。大きく育つ苗と立ち枯れる苗が運命を分かつ。

 わからない。しかし、それでも地球は回る。ってことで、生存競争に勝ち残った残りの苗は、やけに屈強な感じでグイグイ育ち、8月の暑さをものともせずに繁茂し続け、大した広さのないメイン・ガーデン通路側ウイングはサツマイモの葉で覆い尽くされた。

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7月18日。枯れる苗は枯れ、元気者だけが残った。

 そこでやるのが「つる返し」である。おつうがやるのは「つるの恩返し」である。「つるをそのまま放置すると、それぞれの節から根(不定根)が出て土の中に入り込み、葉が水分を吸収しすぎて『つるボケ』となり、実がつきにくくなってしまう。そこで、定期的に株元以外の根を土から離すためにつる返しをする」(『有機・無農薬でおいしい野菜づくり』より)
 よーするに、サツマイモの伸びているつるの途中から根が出て土に潜り込まないよう、つるを地面から引っぺがす、という作業である。が、なにしろ我が家のサツマイモ農地は狭いので、すでにつるが絡み合ってえらいことになっている。ひっぺがしたつるをどこに持って行ったらいいかわからないほどである。だからそのあたりの被っているつるを、つる返しと同時に全部ちょん切ってしまった。「つる返し」ではなく、「つる切り」。去年もこれを盛大にやったんだけど、株にダメージはあんまりなかったみたいなので、今年もやらせていただく。これもイモの実の生育のためだ。許せ。

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8月20日。ビッシリ地面を覆い尽くすサツマイモの葉。酸欠状態なのでつる切り。

 サツマイモの収穫期は10〜11月。だけど、葉っぱはまだ青々と茂っているし、少しでも実を太らせたいので12月の声を聞くまで引っぱってしまった。このパターンはラッカセイとまったく同じだわい。まあ、植えつけたのが一般基準よりちょい遅めだったから、ということにしておこう。

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9月5日。またもやゲシゲシ繁茂状態。

 12月に入ると、いよいよ葉も黄色くなってきた。ようし、いざ、収穫!!  12月3日のことである。
 イモを直撃しないよう注意しながらスコップを深く差し入れ、周囲の土を柔らかくしておき、つるを持って引っぱるようにして掘り出す。幼稚園のお子様でもできる作業であるが、むむむ、意外に感触が重い。なんつうか、大物がかかってる感がある。とても片手では引っぱりきれず、両手でぐぐぐぐぐいいい、っと引き寄せてみると。。。

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サツマイモの紅葉。って、さすがに赤くはならないね。

 ひとつの株の根に、大きな実が1、2個、中くらいのや小さい実もけっこうざくざくついていて、引き抜くとうわわわわ〜という感じ。なんか暮れの商店街の福引で美川憲一ショーのチケットが当たったときのような驚きがある。5株しかないわりにそれぞれちゃんと実がついていて、前年を大きく超える収穫といえる。うーん、受賞スピーチなんて想定していなかったので言葉が出てきません。号泣。

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上もゲシゲシに茂っていたけど、地下でもちゃんと頑張っててくれたみたい。

 10苗が全部立派に成長していたら、どんだけすごい収穫量になっただろう。とは思わない。あのスペースに10苗はやっぱり無理。自然はそれを早い段階で察知して、パワフルな5苗だけに淘汰しちゃったんだね。ほったらかしの無気力・無能力でもおいしい野菜づくり。すべては自然の恵みのおかげです。

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去年より狭いスペースだったけど、着実に収穫量アップ。その理由はさっぱりわからず。

 さーて、ぷっくり大きな安納芋、さっそくお味見しようじゃないの!!
と、昨年は収穫した途端に食べつくしてしまったエディブル・ガーデナーだが、今年のオレはちょっと違うぜ。安納芋は収穫後3週間から1ヶ月以上追熟させないと本来の甘さを発揮しない、と学習したからいきなりかぶりついたりはしない。年明けまではじっと我慢の子である。2018年は安納芋とともにスウィートな幕開けになるのだわ、と思うと今から胸が高鳴るばかりだ。


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2017/12/10(日) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(4)

今年も茹でラッカセイ

 昨年、場所ふさぎ的に植えてみたラッカセイが、手間いらずでそこそこ収穫できたので、今年もうまい汁を吸ってやろうと(決してラッカセイが水分豊富という意味ではない)、5月のイッキ植えの際、3苗を買ってきて植えつけた。昨年と同じ、「ジャンボ落花生おとこまさり」、ではなく、「おおまさり」というヤツ。今年は種(1袋20粒で698円)を購入して大々的に落花生農家を目指そうか!と一瞬考えたが、狭い我が庭にそんなスペースはまったくなく、昨年と同じ3苗で我慢の子である。

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植えつけから1ヶ月経過したところ。左が花をつけてやる気を見せるキュウリ。

 5月8日に植えつけたのは、メイン・ガーデンの家側ウイング。ここは今年、棚を作ってキュウリを育てた場所だが、キュウリはネットに沿って上へ上へと伸びるので、手前のスペースが開く。そこを利用しての混植である。前回はオクラと一緒の混植。何しろ狭い庭なので(こればっかり言ってるが)、隙間があったら別の何かも一緒に植えたいとの欲が働いて、ついついいろいろぶち込んでしまう。あまり背が高くならずに地面に広がって伸びるラッカセイは混植向きと言えるのでは? って、単植したらぐぐぐいっと収穫率が上がるのかもしれないが。そこは考えないことにする。

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7月。混植といえども、キュウリとラッカセイはきっぱり分かれて成長中。

 今になってネットをチェックしてみると、畑には多めに苦土石灰をまいておく、土寄せする、こまめに女装する、いや、除草する……などと、知らなかった新事実がいろいろ明らかになって真っ青なのだが、この夏はいろいろ忙しかったのよねええ人生的に。。。ということで、今となってはしょうがない。キュウリにやるついでに肥料と水だけは切らさなかったけど、あとは完全放置プレー。なにしろ、去年はオレンジ色の花がたくさん付いたのを目撃した記憶があるものの、今年はラッカセイの花を全然見なかったような気さえする。花が咲かなきゃ実もつかないはずなんで、きっと人知れず健気に咲いていたんだろーなー。愛い(うい)ヤツである。

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8月。生い茂る大葉、負けじと頑張るラッカセイ、圧倒されてしょぼしょぼのキュウリ。

 前回の通路側ウイングよりやや農地が広く、オクラの日陰になることもなかったので、葉の茂り具合はなかなかのもの。葉っぱの色や形状も可愛いらしく、繁茂しても背が高くならないので、グランドカバー向きの植物といえそうだ。おかげでキュウリの地面の乾燥も多少防げたのでは、と思っている。キュウリ棚とラッカセイの組み合わせは、ちょっといいかも!? だわね。

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愛らしい緑の葉っぱでグランドカバーにもぴったり。

 しかし、重要なのは美観じゃない、組み合わせの妙でもない。いかにたくさん収穫できるかなのだ! 
 ということで、11月25日、めでたく収穫の日を迎えた。11月の半ばにはとっくに葉っぱが枯れてきていたんだけど、少しでも大きな実がなってほしい一心で引っ張ってしまった。すでに葉っぱは枯れっ枯れ、茎ばかりが目立ってゾンビ化している。庭としては非常に見苦しく、「見ても美味しいエディブル・ガーデン」とはお世辞にも言えないが、今や食欲の鬼(って、今に始まったことではないが)。いかに多くの大きな実を収穫するかにしか頭が行っていない。

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殺伐とした荒れ野原。しかし、この下にラッカセイがゴロゴロしているのだ!!

 株のまわりにスコップを入れ、土をゆるゆるにしてから株元を持ってぐっと引き抜く。と、出た〜! 何本もの細い紐にぶら下がったラッカセイの実。収穫適期を表す編み目がサヤにちゃんと入っている。ジャンボ、というのは大袈裟にしても、ぷっくり膨らんだサヤからすると、けっこう大きめの実が入っていること間違いなし。3苗すべての収穫量は、昨年よりも若干多めかな、という感じ。キュウリ畑の空いているところに植えたニッチ野菜がこんな収穫をもたらしてくれるなんて、嬉しい限りだ。

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地中から大判小判がざっくざく、というくらい嬉しい収穫!!

 さて、採れたてのラッカセイはどうするか? もちろん、茹でラッカセイにするに決まってる!!!
 おそらく家庭菜園でラッカセイを育てている人の9割が茹でラッカセイをやっているのではないだろうか。茹でラッカセイは生でなくてはできないので、自分ちで育てているとか、親戚がラッカセイ農家だとか、近所にラッカセイ農園があるとかでないと、まず食べられない希少食物だ。家庭菜園で育てたからには絶対やらなくてはならない、避けては通れぬ道、それが茹でラッカセイだ。そして、このおとこまさりならぬおおまさりは、「茹でラッカセイに最適!」と宣伝されているとおり、茹でラッカセイのために生まれてきたような品種。茹でて食べるのは、すでに運命として定められているのだ。

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山盛りラッカセイ。まわりの葉っぱはラッカセイではなくブラックベリー。

 てなことで、沸騰した食塩水で20分茹で、火を止めて10分蒸らしたら、はい、出来上がり!! ほくほくしているんだけど、みずみずしくシャキッとした食感、素朴ながら上品な甘さと豊かな緑の味わい。うっまーい!!! 
 半年以上かけて育てたラッカセイを2日で食べきってしまった。。。

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さあ、召し上がれ。イッキ喰いせずにはいられません。

 来年もやりたい茹でラッカセイだけど、連作障害とか考えると、どうにも場所が取れない感じ。残念だ。できることなら、種から20苗作って、10苗を茹でラッカセイに、10苗ピーナッツおよびピーナッツバターにしてみたいんだけどなー。つーて、それでも1週間くらいで食べきっちゃいそうなんで、やらない方が身のためかも!?!?



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2017/12/03(日) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ショウガ祭絶賛開催中!

 11月3日、今年もめでたくショウガを収穫した。ショウガ収穫のタイミングは「10月頃になって葉が黄色くなり始めたら」と教科書に書いてあるが、今年は異常気象のせいなのか11月に入っても葉が黄色くなる気配がない。このままのんびり黄色くなるのを待っていると、次にこの畑(カーブ菜園)に植えようと控えているソラマメの出番がなくなってしまうので、えいや、とばかりにイッキ抜きすることに。
 とかいいつつ、これまでにも料理でショウガが必要になるとポツポツ引っこ抜いて使ってはいたのだけどね。

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ショウガのイッキ抜き。まだまだ青々と生い茂ってますよ。

 ショウガを栽培したのは一昨年、昨年に続いて3度目だ。しかし、これまでの2回はサトイモと一緒の混植。ショウガは日陰でオッケーな野菜なので、サトイモの大きな葉っぱの日陰でも育つ。なので、狭い菜園を有効利用するのに最高の組み合わせと言われている。だもんでずっとセットでやってきたんだけど、今年は植え場所のカーブ菜園が狭くて日当たりが悪いこともあって、ショウガだけの単独栽培でやってみた。

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芽出しをした種ショウガ。お値段もよろしい高級品よ。

 今回も植えたのはサカタのタネで購入した中太ショウガという1キロ1,980円の種ショウガ。高いなあ。外国産の怪しいショウガなら、これで1年間に食べる分くらいまかなえちゃいそうだ。これだけの元手でどのくらい増やすかがショウガ師の腕の見せ所。とか言って、去年も一昨年もまあこんなもんかなあ、くらいの出来だった。果たして今年は!?

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ここが庭の隅っこのカーブ菜園。ビニールをかけて地面の温度を上げているところ。

 てなことで、2週間ほどかけて芽出しさせたショウガをカーブ菜園に植えたのは6月4日のこと。これまではよくわからないので薄暗いところで芽出しさせていたんだけど、当然のことながらなかなか芽が出ない。今回は日向でギンギン日に当てたので、芽が出るのも早かった。
 植える前には菜園にビニールを貼って地熱をアップ。植えたあとは、これまで教科書通りに黒マルチなどしていたんだけど、今回は面倒臭いので藁を敷いてごまかした。よーするに、ショウガは乾燥を嫌うので、何かで地表をカバーして保湿しておけばいいのよね。

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種ショウガを植える前の位置決め中。こいつを元手に増やすのよ。

 あとは1ヶ月に一度くらいぼかし肥料をあげるくらいで、ひたすら毎日水やりを続けるのみ。虫もつかないし、病気にもならなくて、ほとんどほったらかしでオッケー。ずぼらなエディブル・ガーデナーのためにあるような野菜だ。安っぽい観葉植物みたいな葉っぱがただ生い茂るだけなので、写真を撮る気も起きず、よってこのように振り返って何かを書こうとしても極端にヒントがない。なんか寡黙でインスタ映えしなくて、地味な漢そのもののような野菜。まあ野菜なんだから、美味しきゃいいんだけどさ。

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9月のカーブ菜園。見苦しいまでに繁殖しているので、なるべく見ないようにしていた。

 はてさて、今年のショウガ、出来はいかに!?
 おおおおーっ、これまでの2年よりずっと収穫が上がっている。やっぱりサトイモとの混浴だと、もとい混植だと、遠慮があるのだろうか。スペース的にそこまで広くなったわけじゃないんだけど、ひとつひとつの実(っていうのか?)が大きくなってる感がある。
 それに、これまでは種ショウガが萎れて皮だけになっていることも多かったのに、今年はほとんどちゃんとした形で残っている。種ショウガとて薬味などにちゃんと使えるので、これはありがたい限り。

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葉や茎を取り去った残りが新ショウガ&根(親)ショウガ。なかなかの出来栄え。

 今年は例年より収穫が多かったので、一部は長期保存を目指して濡れた新聞紙にくるみ、 発泡スチロールの箱に入れてみた。しかし、ネット情報によると「つねに室温15度をキープ」。ってそれ、寒い隙間風が吹きすさぶ我が家じゃ無理だから。まあ様子を見てみることにしよう。ショウガ好きで、酢ショウガをホットで飲んだり、朝のジュースに入れたりしている我が家なので、あっさり使い切っちゃう気もするけどね。

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発泡スチロール箱で長期保存に挑戦。って来年まで持つかなあ。

 では、手に入った新ショウガでさっそく作ってみたのは「ショウガの佃煮」。これはうまいので、我が家の常備食にしちゃおう。
材料
新ショウガ 200g
砂糖    大さじ3
醤油    大さじ2
酒     大さじ1
花カツオ  適宜
ジャコ   適宜
白ごま   適宜

1、ショウガを細い千切りにする
2、鍋にショウガ、砂糖、醤油を入れて火にかけ、少し煮立ったら酒、花カツオ、ジャコを入れて煮汁がなくなるまで炒る。
3、火を止め、白ごまをまぶしたら出来上がり。

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ショウガの佃煮やってみた。右は我が家の定番、ショウガのはちみつ酢漬け。

 ショウガってなかなか主役になりにくい野菜だけど、これはショウガ食べたーっ!!!って気分になれる一品。ショウガ愛好家はぜひお試しください。
 さあーて、この冬はがっつり収穫したショウガでホットに過ごすわよー!!!!!



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2017/11/11(土) | 2017年秋冬菜園展開中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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