サカタのタネGCに潜入!

 いやあ、秋ですよ。ちょっと前まで「暑くて庭なんかやってらんないわよー」とか言ってたのがウソのように、今朝などは木枯らしみたいな風がピープー吹き荒れていた。
 ……って、ちょっと待ってくださいよ。秋冬の準備、なんにもしてないんだけど!?

 なんて言うと、ちょっとドラマチックな感じがすると思って言ってみたんだけどね。実は8月半ばのある日、真夏にしてはやけに涼しかったこともあって、秋冬の準備をせねばいかんやないのと思い立ったエディブル・ガーデナーだったのさ。やはりアマチュアとはいえど家庭菜園家のはしくれ、つねに一歩先、二歩先を見据えて、将来図を頭に描きながら菜園事業を進めていかなくてはならぬ。
 んなわけで、未来を見据えてやろうじゃないかと、以前に届いていたサカタのタネのカタログに手を伸ばし、秋冬菜園用の野菜もろもろのチェックを始めたのである。

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サカタのタネ ガーデンセンターの花苗売り場はガーデナーのパラダイス、なのよね。

 そこで私の心をとらえたのはプチヴェールという野菜苗であった。「見た目鮮やか、高栄養価・たくさん収穫 どんな料理にも合う万能野菜!!」という美辞麗句が並んでいる。サカタのタネの宣伝文句が実は現実とかなり違う、いや、むっちゃくちゃ違うことは、ボンクラな私でもうすうす気づいているのだが、こんなうまい話を耳元で囁かれるとついついその気になってしまう。
「よしっ、決めた! この秋冬はプチヴェールで行く!!!」と、下唇をしっかり噛んでVの発音をしながら叫ぶ私であった。
 
 しかし、いざ申し込みをせんと説明書きに目を通して、驚愕の事実に気づいてしまった。なんと、7月10日で注文は締め切られていたのである。げげげ、一ヶ月も前ではないか。世の中の園芸家はどうやら夏が来る前に冬のことを考え、秋が来たら翌年の夏休みのことを考えるような、先取り人間であるらしい。ある意味未来志向というか、せっかちというか。
 これじゃあ、プチヴェールが手に入らないではないか。私の乏しい記憶力が確かなら(いやあ、かなり怪しい)、近所のホームセンターや園芸店などでプチヴェールの苗が売られていたことはかつてない。きっとこれはサカタのタネのオリジナルで、ここでしかゲットできないスペシャルなものなのだわ。それにしちゃ、タネは売られていなくて、苗だけの販売。それがもう注文締め切りとなると、なんだか神秘性がぐんと増し、もう二度と会えないかもしれないという気がしてきて、注文し損ねたことがむちゃくちゃ悔やまれる。

 絶望感にさいなまれながらカタログを繰っていると、「質の高い商品が揃うサカタのタネ直営の園芸店ガーデンセンター横浜」という広告が目に入った。むう? サカタのタネが園芸店やってるわけ!? 知らなかったなあ。横浜つーたら、よく行ってるYネヤマプランテイションだって横浜なんだから、行けない距離じゃないよね? もっ、もしかして、ここならプチヴェールをゲットできるかも!?
 さっそく電話で確かめてみると、8月後半以降に入荷の可能性ありという。よっしゃあ! じゃあサカタのタネ(正確にはガーデンセンター)に乗り込んで、野菜苗やらタネやら、爆買いしてやろーじゃないかっ!!!

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これがガーデンセンターの全容。写真はカタログから無断借用ね。

 てなことで8月末の平日、横浜市神奈川区桐畑にあるサカタのタネ ガーデンセンターに車で行ってきた。Yネヤマとは高速の出口にして7つくらい離れている上に横浜駅そばの大通りなんか通ったりして、思えば遠くに来たもんだ、って感じである。帰りは高速に乗るのに四苦八苦して、えっらい長旅になってしもうた。
 しかし、東急東横線の反町駅、京浜急行の神奈川駅のすぐ近くで、電車で行くなら決して不便なところではない。そこに広がる大きな敷地にそびえ立つ白亜の殿堂、それがサカタのタネ ガーデンセンターなのだ!
 ってほどゴージャス感はないのだけど、なかなかでかくてシンプルながらがっしりした建物で、ペットなど抜きでガーデン関係商品に特化した店舗としては国内最大級と言ってよさそう。

 圧倒的なのは、正面テラスに並ぶ花苗の数と種類の多さ。さまざまな花が咲き乱れて、まさに百花繚乱の趣。たとえばベゴニアだけでも何十種類とある。値段はホームセンター価格とあまり変わらない。ハーブや山野草なども充実していて、果樹も多い。ものによっては半額になっていたりするので、チェックし甲斐がありそう。
 屋外(屋根付き)テラスでクラクラしてしまって、室内は時間がなくてあまり見られなかったんだけど、多肉植物やら観葉植物やらがいっぱい。さらに園芸用品や園芸系インテリアなどめくるめく品揃え。サカタマルシェなる新鮮野菜や食品の売り場もある。さらに奥にはガーデン・カフェなんつう洒落たもんがあり、お客さんで賑わっていた。車でなければ地ビールでクダを巻いたりしたのじゃがのう。残念。
 球根売り場も屋内にあり、投げ売りになっていた百合の球根などを血眼でゲット。高速道路代を払ってまでこんな遠路はるばるやってきたのに、なおも安売り商品に執着するケチ臭い、もとい値段コンシャスなエディブル・ガーデナーであった。

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平日の午後4時頃とあって広い店内に人はまばら。秘密の花園に迷い込んだ気分。

 それでっ。肝心のプチヴェールはどこ!?
 なんでも野菜苗は反対側にあるらしい。華々しいまでの花苗売り場とは真逆、建物の裏手の、あまり広くもない売り場に売れ残りの一年草なども置かれていて、野菜苗売り場としては決して広くない。夏の終わりの時期だけに野菜の種類もさほど豊富でなく、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどアブラナ科のものがほとんど。果てしない野菜苗売り場が広がっているのかと妄想していたエディブル・ガーデナーとしては少々期待はずれだった。ホームセンターとかと違って、サカタのタネの品種の苗ばかりとなると、このくらいの規模にとどまっちゃうのかもね。

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野菜の苗売り場。あまりのしょぼさに写真を撮り忘れ、HPからこれまた無断盗用。

 しかし、たしかにプチヴェールはそこにあった。おおおおおっ、こっ、これがプチヴェールかあああ、会いたかったよおおおおお!!! と満身の力を込めて抱きしめた……のは頭の中だけのことで、そんなことをしたらか弱い苗が台無しになってしまう。なので、代わりに熱視線で見つめたのだが、苗を見る限りキャベツとかと全然変わんなくてやや興ざめ。さらによく説明書を見てみると、プチヴェールなぞとファンシーなカタカナを並べて偽装しているものの、実のところそれは芽キャベツなのだ、ということが明らかになった。
 芽キャベツ、ですか!? これまで、3度くらい挑戦して一回もうまくいった試しのない芽キャベツ!?!?

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これが芽キャベツ、もといプチヴェールの苗。ネットショップでも220円だったわ。

 あまり考えないことにしよう。サカタのタネのカタログではこの緑色のプチヴェールが6ポット一組で1,980円。それがここでは1ポット220円で売られている。正体が芽キャベツだとわかった今は、3ポットもあれば十分、ってことで計660円、しかもサカタのタネ会員だと1割引。ありがたいことである。
 プチヴェールにはこの緑色の他にも赤と白があるらしいんだけど、それはカタログ販売限定のようで、ガーデンセンターでは売られていなかった。3色1ポットずつが計660円で買えたら最高なんだけど、そしたらカタログ購入なんてバカバカしくてやっちゃらんないわよねえ。

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タネ売り場の一角。これが延々続く。もおーどこを見てもタネ、またタネ。

 さて、これでガーデンセンター本館を見終わったわけだが、道を隔てて別館というのがあり、そこには野菜や草花のタネがずらああああああああああっと並んでいる。さすが、タネ屋さんだ。たとえばホウレンソウひとつとっても、ソロモンだのまほろばだの、なんだかんだ20種類くらいあって、いったいどれを買っていいのか頭が真っ白になってしまうほど。秋冬用の葉物のタネを買おうと思って勇んでやってきたのだが、あまりの多さに見ただけですっかり疲労困憊。結局目をつぶっていちばん最初に手に触れたものを買うことに。

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本日の成果。野菜苗より、投げ売りの花苗が多い、という。

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袋の中身はタネと球根。誰が育てるんだろかねえ。。。

 そんなこんなで、花苗、野菜苗、花と野菜のタネ、花の球根など、しめて7,999円のお買い上げ(爆買いってほどじゃなかったね)。安売りにつられていらないものまで買ってしまったりしたけど、現物がこの目で見られるし、カタログ販売にありがちなセット売りじゃなく単品で買えるし、会員だと全商品1割引だし、なかなか悪くない買い物ができる。うーむ、遠いからもう行かない!とか思ったけど、なんかまた行ってしまいそうな予感がプンプン。。。


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2017/09/13(水) | 2017年秋冬菜園展開中 | トラックバック:(0) | コメント:(4)

2017年春夏中間報告のつづき

 つづき、というほどのネタもないのだが、いちおう片付けておかないと先に進めない。なので前回漏れた野菜にさくっと触れておこう。

パプリカ
 今年は、鈴なりパプリカりんりん(赤)1苗、ビバパプリコット(黄)2苗、の計3苗を72リットルのプランターに植えた。馬鹿げたネーミングにもかかわらず、8月中にはそこそこ収穫があったが、その後シーンとしたまま。おいおい、まさかこれで終わりじゃないよね? 5、6個の収穫で「鈴なり」なんて言われちゃ、不当表示で消費者庁に訴えてやるぞ。と耳元で脅してやったせいか、9月に入ってからふたたび実つきが良くなってきた。過去の経験からパプリカは秋の終わりまで収穫できることがわかっているので、今後に期待だ。しかし、案の定「鈴なり」の実はやけに小さい。ミニトマトくらいのものさえある。まさに懸念していた通り、「鈴なり」というのはとことん数で勝負、大小は問わないのであった。

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葉っぱばかりが茂る中にポツポツとパプリカ。これで「鈴なり」ですかい!?

ジャンボトウガラシ福耳
 去年の大成功に引き続き、今年もジャンボトウガラシ空耳、もとい福耳を種から育てた。相変わらず種から育てるのがちょー苦手なエディブル・ガーデナー、多くの苗を若くしてあの世に追いやってしまったが、なんとか残ったものがやっと大収穫期を迎えようとしている。
 パプリカ同様、これもたしかに8月上旬はけっこう獲れていたんだけど、やはり今年の天候不順のせいだろうか、昨年のような爆発的収穫には至らなかった。なかなか巨大な福耳状態にならないし。しかし、9月に入って「げげっ、なんかやけに涼しくない!? もしかして夏終わっちゃった!?」と福耳どもにも焦りが出てきたのか、やっと成長に気合が入ってきたようだ。
 すでに連日のように福耳入りの辛いメニューが続いている我が家だが、これからさらにホットになっていきそう。夏は終わっても、まだまだ熱いぜ、ホットだぜ……と言いつつ、やや食傷気味なんすけどね。

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小さい実がいっぱいついている空耳。これからジャンボに成長する予定。

ナス
 書くのをまったく忘れていたが、ゴールデン・ウィークのイッキ植えをとうに過ぎた6月のある日、遅まきながらナスの苗をふたつ購入して72リットル・プランターにひと苗ずつ植えつけた。ひとつはナス千両2号、もうひとつはナス紫美人というヤツで、それぞれ310円くらいだったかな。ナスの苗としてはややお高めだが、310円で千両や美人が簡単に手に入るんだから、けっこうなことである。
 ナスというのは、かつてやったことがあるから知っているのだが、真剣に育てようと思ったら芽かきだの摘芯だの剪定だのいろいろむずかしい作業が必要で、バカなオレにはそんなの無理なんだい! なので今回はそうしたお約束事は全部無視。初心にかえって、まっさらなカンバスに自由奔放に思いの丈をぶつけることにした。いや、どうせ無理なのだから、あえて考えないようにして完全放任主義で行くことにした。
 にもかかわらず、なかなか悪くない収穫をあげている。勝因は乾燥を避け、水やりを欠かさないでいたことか。8月は雨も多かったんで、それにかなり助けられた。
 あとは、秋ナスがどれくらい行けるか、だな。まだ花もついているから、期待してしまう。空耳がまだまだ収穫できそうなんで、最高のパートナーであるナスさんにももうひと踏ん張りしてもらいたいんですよ、ぜひ。

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こちらナス千両2号。全然剪定とかしてないんだけど、花つけてくれてます。

オクラ
 なぜかひと株だけプランターの片隅に植わっているオクラ。けなげにも次々と花を咲かせ、次々と尖った実をつけている。ほんとに手間いらずの優秀野菜だと思う。
 しかし、ひと株だと収穫量があまりにもしょぼくて食卓における存在感がなさすぎ。来年はオクラをズラーッと並べて大量生産し、アフリカ料理にトライしてみようかな。と、最近クスクスに開眼したエディブル・ガーデナーは思うのであった。

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プランターのオクラ。こんなショボショボっぽい株でもけっこう生産性は高いのよ。

サツマイモ
 実がなって収穫できる野菜はだいたいこれくらいで、あとはただ場所を塞いでいるだけの迷惑野菜だ。つーと野菜に失礼だが、収穫はまだ先の先。広い心で気長に待たなくてはならない。その筆頭がサツマイモだ。
 昨年旧レイズドベッドでやったら簡単で気楽で、しかもうまかったサツマイモ。だから夢よもう一度ってことで、今回はメイン・ガーデンの通路側という、我が家の庭のいちばん真ん中の場所を割り当てた。んだが、ここは狭くて、10苗も植えたらパンクしそうにぎうぎう。そんな猫の額でサツマイモがあっちに伸びたりこっちに伸びたりしてるんだから、見苦しいことこの上ない。しかも、サツマイモの葉っぱはでかくて厚ぼったくて妙にヘヴィな存在感。真夏の庭の真ん中にこんなのがべったり生えていると暑苦しさも倍増であった。
 痩せた土地でも育つんだから、今後はもうちょっと人知れぬところでひっそり栽培したいもの。これで収穫がガッポリあれば救われるんだけど、狭さゆえにあまり期待できそうもない感じ。焼き芋、何個できるかなあ。

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鬱蒼と生えるサツマイモ。これでも蔓返しでかなりちょん切ったんだけどね。

ラッカセイ
 これまた去年に引き続き再挑戦。去年はオクラとのカップリングでやってみたんだけど、今年はキュウリとのマリアージュ(意味不明)。要するにキュウリ畑に間借りしている、ってだけの話ね。何しろ我が家は農地面積が狭いんでねええ。空いているところにはぎうぎう押し込んじゃうのがオレ流。
 しかし、メイン・ガーデン家側ウイングのギリギリのところに植えたものだから、ラッカセイは新天地を求め、畑を仕切っているパーテーションを乗り越えて通路に侵入してきてしまう。ラッカセイは花が咲くとその付け根からひも状のものが出て地中に潜り、そこで実をつけるんだけど、通路に潜られてはかなわない。なんとか畑内に導入するべく頑張っているものの、気がつくと通路をウロウロしてるんだよなあラッカセイくんは。
 と、これを書きながら説明書きに(初めて)目を通したところ、「開花が始まったら追肥を終了する」と書いてある。しかし……花を見た記憶が全然ない。咲いた、のか!? 時期としては、もうとっくに花が終わっていないとマズイんだけど。。。

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花はどこに行った? 肥料のやりすぎで葉ばかり育ちまくるラッカセイ。そこ、通路にはみ出ないで!

ショウガ
 庭でいちばん日当たりの悪いカーブ菜園に、今年は半日陰でもオッケーなショウガを植えた。これまでサトイモとの混植で二度やったことがあるが、今回はめでたくソロ・デビュー。狭いとはいえひとつの舞台を与えられて、ショウガ軍団はいつになく張り切っている。そおかあ、やっぱり無理やりサトイモと一緒に押し込められて息苦しい思いをしてたんだなあ、と思うくらい、ひとつひとつの株がしっかりと大きくなっている。これなら11月の収穫に期待が持てそうだ。おっと、ショウガの写真を撮るのを忘れてた。でもまーショウガないわね、ってことで。と、日曜のお父さんギャグで失礼いたしました。


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2017/09/05(火) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(4)

2017年春夏野菜の中間報告

 世界ウン億人の家庭菜園家の頭の中で、すでに夏は終わったことになっているはずだ。いや、南半球のことはよくわからないけど、少なくとも日本全国津々浦々の家庭菜園家のみなさまは、もう夏は終わったことと考えて、春夏野菜を畑からすっかり撤収して秋冬の準備に入っているはずだ。
 にもかかわらず、毎年遅くまで春夏野菜を引きずっているエディブル・ガーデナーが全然そんなモードに入っていないことは、もちろん、自慢ではないが、言うまでもないことだ(なにも、そんなにえらそーに言わなくても……)。
 そんなわけで、秋冬の話の前に、まずは春夏ガーデンの結果報告ではなくて中間報告をしておかねばなるまい。つーのは、なんやかんや忙しくて、ブログの更新が滞りまくっていたからなのよねえ。ブログはストップしていても、ライフゴーズオンなわけでいちおう菜園活動は続いている。よって、ここにまとめておきまする。

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完熟するまで収穫しないから美味しいの。しかし、中玉トマトのフルティカ、ちっちゃすぎ!

トマト
 今年も例年通りミニトマトのアイコと中玉トマトのフルティカをやったんだけど、今年の注目点といいますか、いつもと違うところは、『やさい畑』の「連作なんか怖くない」を参考にして籾殻くん炭だの、ワラだの、米ぬかだの、木酢液だのをトマト・サークルにぶち込んだこと。おかげさまで収穫がいつもの5倍に!
 ってことはなかったが、とりあえず連作障害的なものは一切なかったと断言できる、ような気がする(断言してねーじゃん)。例年土を全部取り換えていたんだが、これからはこの方法で行ってみようと思う。気のせいかもしれないけど、これまでは上へ上へと大きくなっていたトマト株が、今年は横へ横へと広がる傾向。株としてはどっしり感があって好ましい気が。

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元気に茂っていると言いたいところだけど、鬱蒼としすぎで水木しげるの世界。

 ただ、中玉トマトが数ばかりいっぱいできて、それは結構なんだけど、粒が小さい。アイコと全然変わらなかったりして、立派な小玉トマト。これは連作障害ではないと信じたいのだが……。
 毎朝熟れ熟れのミニトマトが収穫できて大満足。まだまだ花が咲き、緑の実もいっぱいついているので、今年も冬までお付き合いしちゃいそうな気配。

キュウリ
 最盛期には食べきれなくて人にあげるほど収穫できたキュウリもそろそろおしまいのようで、うどん粉病にこそなっていないものの、黄色く枯れてきた葉が目立つようになってきた。うむう、撤収した方がいいかなあ。

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8月末現在のキュウリ棚。もう秋風吹きまくり。

 と思って、ふとその裏手のニガウリのグリーンカーテンに目をやると。
 なんと、グリーンカーテンの3分の1くらいをキュウリの葉っぱが占めている。株の下の方は枯れかけているのに、上の方はやたら元気でグイグイ茎やツルを伸ばし、他国への侵略に乗り出した、みたいな。いちおう実をつけたりもしてるんで、もうちょっと収穫を引っ張れるかも、ねえ。

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グリーンカーテン。もりもり茂っているのはキュウリで、主役のニガウリはしょぼしょぼ。

 今年はニガウリが絶不調で、2株あるうちの1株はほとんど死んじゃってるみたい。だからキュウリにつけ込まれているのかもしれない(あるいはキュウリが侵入してきたのでショック死?)が、キュウリを撤収しちゃうとグリーンカーテンがいきなり穴だらけ、ってことになりそう。てなことで、面倒臭いのも手伝って、当面このまま放置プレーで行ってみます。

エンサイ(空芯菜)
 今年は、サカタのタネで購入した「なつサラダ」という「若穫り細葉」エンサイの種を旧レイズドベッドにまいた。例によって、まいた種が全部出てくるくらいの発芽率。くそ暑くても全然へーきでグイグイ伸びてきて、ちょきちょき切って収穫すると、そのあとからまた脇芽が出てきてグイグイ伸びる。葉っぱ不足の折に、こんなにありがたい野菜はないよ、と二拝二拍手一拝する毎日である。

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エンサイ畑。多少バッタに食われたものの、元気で茂りまくり。だけど、退場いただくことに。

 さて、生野菜としても食べられちゃうというのがウリの「なつサラダ」。しかし、生野菜としてのエンサイはねえ、別にどーってことない感じ。若いうちは茎まで柔らかくて葉っぱともども生食できるんだけど、レタスみたいにパリッとしてないし、さりとてルッコラみたいに個性的な味もなくて、ほとんど入ってることすら気にならないくらいの影の薄さ。だからミックスサラダに入れても、入れたことまで忘れてしまう。なんか虚しい。お勧めは、単独で酢の物ですかね。茎にはシャキシャキ感もあって、サラリと食べられる。

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エンサイの酢の物。それなりにさっぱりいただけるけど、やっぱ炒め物よね、本領発揮は。

 もちろん、市販の「タイ野菜炒めの素」とかを使ってもいいんだけど、さすがに何度もやりすぎて飽きたわねこれは。
 
 てなことで、さんざん食べまくったエンサイももはやこれまで。撤収してなんとか9月の種まきに間に合わせたい。なんつって、ちゃーんと秋冬のことも考えてるじゃんオレ!(つづく)


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2017/08/29(火) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(2)

お化けキュウリに遭遇

 昨夜から降り続いた雨が上がって、朝靄に煙る庭の一角に、それはいた。キュウリ棚と家の壁面のわずかな隙間に挟まるように、ほっそりした体をまっすぐ立てて、じっと沈黙を守ったまま佇んでいた。あまりにも静か、しかも周囲に溶け込むような目立たない姿なので、私はそれがそこにいることにまったく気づかずにいた。もしかしたら数日、いや、数週間前からそこにいたのかも。その存在に気づいたとき、私の口から漏れ出たのは「ひえええええええ〜〜〜〜」という悲鳴だった。

 いやあ、写真撮っておくべきだったよねえ。証拠写真。しかし、そのときは「こんなに巨大な実がついていたら、キュウリの株の栄養が全部こいつに吸い取られてしまう!」(そうなのか?)という焦燥感しかなく、一刻も早くツルから切り離すことしか考えられなかった。切り離して手に取ってみると、まるでなんかの生き物みたいにでかい。湖の奥深くとかに住んでいそうだ。明日になったら手足が生えて、スタスタどこかに歩いていっちゃいそうだ。

 巨大キュウリは、自慢ではないが、この夏も順調に3、4本は収穫している。あれっ、あれっ、こんなところに隠れていたとは。。。という大物が、なぜかいきなり大物になって出現するんだなあ。これまでの年は、多少でかくてもキュウリはキュウリよ、細かく刻めばわかりゃせんわい・・・みたいにして適当にごまかしていたが(でも捨てない)、今年は「巨大キュウリはキューちゃんにするとよいのだ」というのを、このブログのいつものネタ元である田舎暮らしde東京仕事 で聞きつけて、早速実行に移している(ってまだ塩漬けにしてる段階だけど)。

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まあまあ巨大キュウリと言えるかな。今やこんなの可愛いもんだい。

 しかしなあ、今度という今度は巨大、なんていうものじゃない。測ってみたら、長さ50センチ、重さ1.2キロもある。普通のキュウリの10本分くらいに相当する。塩漬けにしようにもジップロック(保存用袋)がいくつあっても足りないし、ここまででかくなると普通の(?)巨大キュウリと同じ扱いをしていいのかどうかもわからない。

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どーん! お化けキュウリ。横の曲がったヤツは同日収穫したもので、ちょっと肥料不足気味?

 てなことで、もう巨大キュウリでは通用しないと思い、お化けキュウリでググってみた。
 したら、あるある。 クックパッドに載っているお化けキュウリのレシピだけでも91もある。いやあ、この世の中ではそんなにたくさんの人々が日々お化けキュウリと戦っているんだ、ボンクラに生きていて畑のキュウリの管理もろくにできないアホンダラは自分だけじゃないんだ、と思うと励まされる気がする。集まれ同志たち! お化けキュウリ被害者よ、団結しよう!! と沈みゆく太陽に向かって叫びたい気持ちだ。

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切り口はこんな感じ。種もでかい。果肉はかなり水っぽい。

 てなことで、さっそく「子供も大好き! お化けキュウリのきんぴら」というのをやってみた。
1、キュウリを縦半分に切り、スプーンで種を取り出し皮をむく。
2、薄切りにしたキュウリを、ごま油で炒める。
3、しなっとしてきたら、酒(大さじ2)、砂糖(小さじ2)、醤油(大さじ1)を加えてさらに炒める。
4、最後にゴマ、鰹節をパラリと散らして出来上がり。

 よーするにニンジンやゴボウをお化けキュウリに置き換えただけのシロモノ。だがしかし、お化けキュウリを使うといわゆる巷にあふれるきんぴらを超越した、まったく別次元の食べ物になってしまうからびっくり仰天だ。何しろよく炒めて火を通したお化けキュウリの食感が、もちろん普通のキュウリとは似ても似つかないんだけど、すでに野菜ですらない感じ。ツルツルシコシコして、こんにゃくとか寒天に近い。それにきんぴら味がついているから、実にユニーク。そして、冗談抜きで美味しいのだよこれが。けっこう使えるじゃん、お化けキュウリ! って気がしてきた。

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お化けキュウリのきんぴら。ツルリと行けちゃう。辛味を利かせてもいいかもね。

 うーむ、夏場に爽やかなこのツルツル感、スイーツにしてもいけるんじゃないか? と思って、刻んでショウガをちょっとプラスして煮込んだものに、メープルシロップで味付けしてみた。コツは、キュウリっぽい繊維質がまったく感じられなくなるまでじっくり煮ること。そうするとブドウの実のようなツルツルした食感と適度な歯ごたえが生まれるのだ。メープルシロップもよく合うけど、ベリーで作ったフルーツソースとかにもピッタリかと。

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お化けキュウリのスイーツ。とてもキュウリには思えないキュートな美味しさ!

 エディブル・ガーデナーによる初のオリジナル・スイーツだよおん。ぜひお試しを。つーても、お化けキュウリにはなかなか遭遇できないかもだが。ううむ、暇ができたらコイツでクックパッド・デビューしちゃおうかしら!?


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2017/08/15(火) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ミニ栗カボチャに挑戦!(その2)

 5月半ば、カボチャの苗を寒さや風から守っていた自家製あんどんをついにはずした。プロの農家気取りで自己陶酔していたので残念だったが、いつまでもあんどんをしていたら苗が蒸れてしまう。はずしてみると、けっこういい感じに成長していた。

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あんどんを外したばかりのカボチャ苗。とりあえずネットの支柱に絡ませておく。

 ここでほんとのプロの農家なら、しっかりツルをネットに誘導していくところなんだが、なにしろ場当たり主義で面倒なことが嫌いなエディブル・ガーデナーである。「ツルの間隔が35㎝になるように配置します」と種袋の説明書きに書いてあるのを見て、「あーん、こんなに狭いのに35㎝も間隔取れないよー、しかもモノサシないし」ってことで、さっさと説明書に従うのをやめてしまった。アナーキーである。ノーフューチャーである。

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雄花第1号。彼女に巡り会えぬまま、はかない一生を終えた。

 それでも自然界の底力というのは恐ろしく、あんどんをはずした2、3日後にはさっそく花が咲き始めた。花が咲いたからって、嬉しがって祝杯をあげたりしないよ。雄花なんかいくら咲いてもカボチャの実がなるわけじゃないことはエディブル・ガーデナーだって知っている。その後、待てど暮らせど肝心の雌花は咲かず、男ばかりがチャラチャラ花を咲かせる悲しい男子校状態が2週間も続いたのであった。

 さて、6月1日の朝のこと。キターーーー!!!って感じである。一輪だが、雄花と比べるとやや大きめの雌花が朝陽に輝いているではないか。花弁のつけ根部分にぷっくりとビー玉大の球体がついている。受粉が成功すればこれがカボチャの実となるのだ。咲いている雄花を2、3摘んで人工授粉して差し上げる。べつにひとつでも十分なんだけど、念には念を入れようってことで。男あまってますし。

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わかります? 花の後ろについている緑の球体がカボチャの実になるんですね。

 その日を境に、ほとんど連日のように雌花が咲いた。日によっては雌花が2つ咲いて、たったひとつ咲いた雄花の花粉を両方の雌花に分けっこして受粉を試みたりもした。それも5株植えてあったからできたことであって、株数がもっと少なかったら男女のマッチングに苦労していただろう。案の定、6月後半になると男女の花の形勢が逆転して女子校状態となり、せっかく美しい花を咲かせても彼氏がいない、という事態に。せっかくビー玉のような子供をつけているのに、それをこの世に送り出すことができないのは断腸の思いである。って、送り出したところで、すぐに人様の胃袋に入ってしまうのだが。

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雌花がつくときはじゃんじゃんつく。この2つは受粉成功。失敗すると大きくならずに終わる。

 受粉はしたものの、子供が大きくならぬまましおれてしまうケースが多かったのも気になるところだ。ひとつ考えられるのは、受粉のチャンスが多かった6月半ばの朝に雨がよく降り、雨の中で人工授粉したこと。教科書によると「天気の良い日に人工授粉する」と書いてあるが、雨が止むのを待っていたのではNGである。花が咲いたとき雨が降っていたらもうジ・エンドなのだ。少なくとも我が菜園ではそうだったんだけど、世の中的にはどうなんだろう。

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7月頭のカボチャ棚。球体がぼんぼりくらいに大きくなってきて、なんとも可愛らしい。

 7月上旬、お雛様のぼんぼり大のミニカボチャが茂った葉っぱの間にプラプラぶら下がるように。それでも株はダラダラと成長を止めず、あっちゃこっちゃに蔓を伸ばして、新レイズドベッドはアマゾンのジャングル状態になってしまった。これではいかん、株の勢いが弱くなって実がつきにくくなる、それにすでについた実にも日照・風通しなど悪くなるだろうし。と、やっとのことでツルの整理を試みた。なになに、「親ヅルと子ヅル1、2本を残す」のね、えええ? なんだかわかんなーい。って、もうすでに遅すぎる。後の祭り、アフターザフェスティバルである。この頃になって何をしたところで、もう雌花はつかなくなっており、株は事実上終焉に向かっていたのだ。

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一応ツタを整理してみたつもり。まだぐんぐん伸びてくるんだけど、もう実はつかない。

 では、5株にいったいいくつのミニ栗カボチャがなったのか。な、な、なんと、10個である。つまり、ひと株にたった2個。
 えええええええ!?!?!?  「手間いらずでよく育ち、一株から7〜9個収穫」という宣伝文句はなんだったんだ!? せめて宣伝文句の半分くらい、3つ、4つの収穫があってもいいんじゃないのか?!? 

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ジャングルの中ではひっそりとカボチャが生育中。ちょっとひっそりすぎないか? 個数的に。。。

 こんなの不当表示だ、誇大広告だ、と私がアメリカ人なら裁判を起こしているところだが、説明書通り「ツルの間隔が35㎝になるように配置し」「18節までの脇芽は取り除く」というのを実行しなかったオマエが悪い、と言われたらたしかにぐうの音も出ない。ううう、そうなのか、間隔をしっかり開けて、下の方の脇芽は全部切り捨てておけば、大量収穫も夢ではなかったのか。しかし、そうするには我が家の菜園は狭すぎる。株を減らせば前述のように受粉がままならないし。。。
 かくしてミニ栗カボチャ35〜45個の収穫は真夏の夜の夢と終わったのだった。

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葉っぱが茶色くなってくるのも収穫のタイミングらしい。うどん粉病みたいになってるのもあって見苦しいことこの上ない。

 7月18日、受粉から40数日を経て、「実のつけ根が褐色にコルク化」したのでミニ栗カボチャ第一号を収穫した。1個で450グラム。頑張ればイッキ食いできそうなサイズで、見るからに形が良くて美味しそう。さー、さっそく食べてみるか!!!
 と、行きたいところだが、収穫したてのカボチャをすぐに食べちゃダメなのは、猿でも知ってる常識だ。そんなことを知らないのは、2013年のエディブル・ガーデナーくらいなものだろう。これから2週間くらいかけて追熟させるとでんぷん質が分解されて糖質になるんだとかなんとか。家庭菜園というと採れたてが食べられるのがウリみたいなところがあるけど、サツマイモやカボチャにはちょっとばかりの忍耐が必要だ。でも、家のどこかにそんなお楽しみが眠っている、というのもまた一興。この1、2週間の間にカボチャ・メニューを考えることにするか。なにしろ、小さいながら10個はあるんだからね!

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ヘタの実に近い部分がカサカサになったら収穫。なんとも美しい出来栄え! 美味しいに決まってる(結果は後日報告します)。

 しかし、35㎝のツル間隔を確保して、初めの方の脇芽をガシガシ取っておけば本当に(5株で)35〜45個のミニ栗カボチャが収穫できるんだろうか。今やエディブル・ガーデナーの闘争心に火がついて、市民農園を借りて栽培を試みることを検討中。それでも30の大台に乗らなかったら、アメリカ人になって訴訟だな!w



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2017/07/18(火) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(4)

ミニ栗カボチャに挑戦!(その1)

 幼少の頃、日本には煮物か天ぷらくらいしか存在しなかったのでそんなに好きではなかったが、最近は大人のおしゃれな食べ方などを覚え、すっかり私のお気に入りになった野菜一一それがカボチャである。だから我がエディブル・ガーデンでも毎年盛大に栽培していて不思議はないのだが、意外や2013年と2014年にやったきりで、以来封印されていた。

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見ても食べてもポップでおしゃれな野菜。それがカボチャだ。

 その理由は過去記事を読んでいただければよくわかると思う。2013年は思いつきでミニカボチャと日向カボチャの苗を植えてわけのわからないことになり、2014年(その1その2)はウルトラ万次郎カボチャを育成して一個も収穫できずという憂き目にあっている。ことに大枚をはたいて購入したウルトラ万次郎カボチャの失敗は大きなトラウマとなり、以後数日はカボチャも喉を通らない有様であった。もう二度とカボチャに手は出すまい……昇り来る朝日に向かって固く誓ったオレだった。

 しかし、3年を経てあっさりカボチャの道にふたたび足を踏み入れてしまったのは、サカタのタネのカタログに載っていたミニ栗カボチャ栗坊の宣伝文句ゆえ。いわく「手間いらずでよく育ち、一株から7〜9個収穫」、「栗のような甘さとホクホクした食感」、「食べ切りやすい手のひらサイズ」
 しえーっ、マジですか!? ここまで言われてしまうと誓いなんて雲散霧消である。これでもノーと言うヤツは真のカボチャ・ファンではない! などと甘言に乗せられて種を発注したのは今年初頭のことだった。

 春なお浅き3月5日、ミニカボチャ栗坊の種まきの儀が行なわれた。カボチャを種から育てるのは初めてのこと。種袋から出してみると、おおおっ、光り輝くカボチャの種はけっこうデカイよ。カボチャを切ると出てくる種と同じくらいデカイ(そりゃそうだ)。そいつを10.5㎝ポットに2粒ずつまく、と説明文に書いてある。種は10粒程度しか入っていないので、5つのポットでおしまいになってしまった。2粒ずつまいたうち、生かすのはひとつだけなので、つまり5苗しかできない、ということだ。失敗は許されない。むちゃくちゃ緊張する。

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ミニ栗カボチャ栗坊、種まきから2週間ほどで双葉が出てくる。デカイ。発芽率もなかなか。

 さて、室内でポット苗を育てている間に畑作りも気合を入れてやらねば。カボチャを植える予定の新レイズドベッドでは昨年キュウリを栽培している。つまり、同じウリ科なので連作障害を起こす可能性はバリバリなのだ。それで以前にもトマト・サークルの件で書いた『やさい畑』受け売りの「連作なんて怖くない」メソッドをここでも試してみることに。
 キュウリ栽培後、同じ畑でジャガイモも栽培したので、もちろんキュウリの野菜残滓が残っているわけはない。さらにカニ殻や廃菌床なんてもんもない。とりあえずあるものを……ってことで籾殻くん炭を入れ、稲ワラを敷いてから米ぬかをまき、上から木酢液をかけてみた。何もしないよりきっといいであろう。信じるものは救われる、ってことで。

 翌日、木酢液のペットボトルをしまいながらラベルの文字にふと気付いた一一「原液
 あれ一一一っ、いかんいかんいかん、原液のまんまかけちゃったよ!!!!
 いかにボケが進んでいるとはいえ、木酢液を原液で地面にぶっかけてしまうとは、背筋も凍る奇行ぶり。カルピスを原液のまま飲むなんてもんじゃない。カルピスは4、5倍でいいが、木酢液は100〜200倍に薄めて使うものなのだ。
 その後アセって水をじゃぶじゃぶかけたのは言うまでもない。アフリカで水を汲むために半日も歩いているという子供たちに心で謝りながら、木酢液薄めに必死になるエディブル・ガーデナーであった。

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籾殻くん炭、稲ワラ、米ぬか、木酢液(原液)で連作なんて怖くない状態の新レイズドベッド。

 そんな紆余曲折を経、花も嵐も踏み越えて、4月18日、室内で育ててきた苗を、ついに新レイズドベッドに植え付けることに。苗は本葉4、5枚に育っている。畑にはすでに苦土石灰、有機堆肥が仕込まれ、十分に耕されている。木酢液は3月に雨がたくさん降ったので十分に薄まっている(と信じたい)。いざ、植え付け!

 さて。これまで2回はカボチャを地面に這わせる形で栽培してきた。そのせいで収穫が悪かったんじゃないか? と考えて、今回は去年キュウリの栽培に使ったキュウリ棚を使って、カボチャを吊るす形で育てることに。ミニカボチャなら重くないから地面から離れたところでも問題なく成長してくれるだろう。

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キュウリ棚を使って今回はミニカボチャの立体栽培に挑戦だい。まだまだ貧弱な苗。

 問題は新レイズドベッドの長さが180㎝しかないことだ。そしてミニカボチャの株間は1メートル開けなくてはならない。そして用意された苗は5個。どう考えても4苗しか植えられないスペースだが、1苗捨てるには忍びない。5苗ならば35〜45個の収穫があるはずだが、4苗だと28〜36個に減ってしまう。悩んだ末に、結局ぎうぎうにして5苗とも植えてしまった。捨てられないエディブル・ガーデナーであるのは、今に始まったことではないが。

 植えつけたのは4月半ばのことで、まだまだ寒い日もある。サカタのタネのネット情報によると「ホットキャップやあんどんで風除けをせよ」とのこと。ホットキャップはなんだかヒップホップ系の人に関係ありそうだがそんなことはまったくなく、プラスチックでできたドーム型のカバーでホームセンターなどで手に入る。しかし今回は泥臭く、廃材利用のあんどんでやってみた。

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資材を使い切ったあとのビニール袋を利用したあんどん。なんかプロっぽーい! 

 赤玉土とか腐葉土とかが入っていた丈夫な厚手のビニール袋の上下を切って、苗のまわりに4本立てた支柱にかぶせるのだ。くわっ、なんてケチくさい!と思う人もいるかもしれぬが、これは農家の人が実際にやっているプロの技(技とはいわんか……)。以前から近所の農地でやっているのを見て、うひゃー、カッコええ〜!と憧れていたのだ。わずか5苗ながら今回初めて真似事ができて、大満足のエディブル・ガーデナーであった。(つづく)


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2017/07/10(月) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ニンニクも収穫祭!

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 秋植え野菜結果報告の続き。
 前回の赤タマネギには8ヶ月を要したが、それよりさらに2週間ほど多くかかってついに収穫を迎えたのがニンニクである。2014年にホームセンターで購入した中国産の種ニンニクが、虫にやられて一個も収穫できなかったという苦い過去があるので、種ニンニクにはこだわるエディブル・ガーデナーである。今回は「ニンニク栽培なら絶対これ!」、「ニューヨークやロンドンで人気爆発」、「すごい! 家内も驚いたみなぎる活力」と評判の高い平戸ニンニク(300グラム、1,380円)をサカタのタネにてゲット。前年のニューホワイト6片の成功をさらに上回る収穫を目指した。

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ここがニンニク用ミニ菜園。ミニすぎるか? 黒マルチを張ってしっかり準備。

 つーても、平戸ニンニクがなんでそこまでありがたいのかは実のところよくわからないのだけど、どうやら暖地でもしっかり育つ、というのがポイントらしい。ニンニクってそもそも寒いところの野菜なのよね。青森とかさ。しかし温暖化の影響により最近は関東でも収穫できるようになったのよ。……って違うだろ?
 とにかく、ネット情報によるとホワイト6片より大きく育つとのことなので、ますます楽しみだ。

 ミニ菜園とプランター2つに黒マルチを張って球根を植えたのは2016年9月28日。前回地植えとプランターでやってみて、なにげにプランターの方が大きく育ったので、今回はむしろプランターの方に期待がかかる。

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植えつけてから2週間ほどでぐんぐん芽が出てくる。しかし、ここからが単調で長い。

 300グラムというとニンニク4、5個分だが、そのニンニクは6個前後の小片に分かれていて、そのひとつひとつが種(球根)となる。だからけっこう数が多くて、用意していたミニ菜園とプランター2つでは植え切れず、アーティチョークの鉢の隙間に強引に植えたりもした。これが全部うまく育てば1年くらいはニンニクをよそで買う必要がないはず。しめしめ。と早くもタヌキとなって皮算用に励むエディブル・ガーデナーであった(あれ? タヌキが皮算用しちゃまずい?)

 10月半ばになると黒マルチの穴からニンニクの葉が伸びてくる。9割くらいのかなり高い発芽率だ。あとは冬前と春先の2回、ぼかし肥を追肥するくらいで、ニンニク栽培専業農家として他にやるべきことはなんにもない。トマトのように脇芽を摘んだり、ズッキーニのように人工授粉に駆けずり回ったりしなくていいので、非常に楽チンな野菜だ。その分、あまりに変化に乏しくドラマがないのでブログ的にも書くべきことがない。夏休みの観察日記にもっとも不適切な野菜と言えるだろう。って、夏にニンニク育てる人もいないか。

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2017年初頭。ニンニクってフォトジェニックじゃないから絵にならないことこの上ない。

 そんなこんなで2016年が過ぎ、2017年に入っても、エディブル・ガーデナーがネグレクト状態となって何も見ていない間にもニンニクはすくすくと育っていた。
 冬が去り、桜が散って、風薫る5月となったある日のこと。ふとニンニク畑に目をやると。
なんだあありゃあ??
 茎の途中から丸っこくて先のとんがった、丹頂鶴の頭部のミニチュア版みたいなものが出現している。ううううう…… これってどこかで見たことあるよね!?!? そうだ、タマネギがある日突然トウ立ちを始めたときによく似たものが出てきたっけ。
てことは、なにかい? もう花が咲こうとしてるわけ!?!? 
 大変ヤバい事態である。ニンニクの花を観賞するために半年以上もの間ここで育ててきたわけではない。どんな花が咲くのかも知らないし、知りたくもない(たぶんタマネギに似てるんだと思うけどね)。こんなもんが出てきたおかげで、肝心のニンニクが小さくなったり品質に影響があったりしたら大変だ。

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ほぼすべての株からこのような花蕾が出現。放置すれば花も鑑賞できるはず。

 焦ってネットを見ると、これがなんとあのありがたいニンニクの芽なのであるらしい。えーっ、ニンニクの芽なら知ってるけど、こんなに猫背だっけ? 
 スーパーなどで売られているニンニクの芽は花茎を食べる目的で品種改良されているからまっすぐ育つのだとか。そして、スーパーではほとんど見ることのない花蕾(丹頂鶴の頭の部分)も食べてオッケー。ひと口揚げなどにすると美味らしい。

 しかし面倒なので、すべて野菜炒めに投入して食べてしまった。ニンニクの芽って主役としてはあまりにも強引で単調な味なのでさほど好きじゃないのだけど、好きな人にはたまらない強烈な個性なんでしょうな。自家栽培しているからこそ遭遇できたお味、って感じでなかなか新鮮でした。

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ニンニクの芽とジャガイモの炒め物。花蕾の部分はちょっと独特な食感。

 しかし、前年にニューホワイト6片を育てたときにニンニクの芽って出てきたっけ? まったく記憶がないのだけど。と思ったら、ニンニクにはトウ立ちしない品種もあるんだって。あれま。トウ立ちしないでくれたら焦って花芽を摘んだりしなくていいから安心だよね。と思う反面、ニンニクの芽も味わえたら一挙両得とも言える。トウ立ちする品種としない品種があるってことが学習できたのは収穫だったかもね。

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葉の3分の2くらいが枯れたかな。5月収穫説もあるので、かなり引っ張ったとも言える。

 そして晴れた日の数日続いた6月7日、ついにニンニクを収穫した。葉先の3分の2ほど枯れたら収穫してよかったんだけど、その頃は雨が多かったので、やや時間が余計にかかった。
 気になる収穫量は前年とほぼ同じ、って感じかなあ。平戸ニンニクはホワイト6片より大きくなるって話だったけど、さほど変わらなくて、小さいニンニクも多かった。1片とか2片とかのミニニンニクもいっぱいできちゃって(アーティチョークのプランターに間借りしてたやつ)、まさか種ニンニクのままじゃないよね、なんて思ったり。

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大小取り混ぜて記念撮影。他にもすでに数本は収穫済みで料理に使っちゃってるんだけど。

 大きめのものは長期保存用に風通しの良いところで乾燥させ、それ以外はさっさと食べ始めている。今が生ニンニクをピリリとした爽やかな辛味を楽しめる短くも楽しいひとときだ。小粒なものは全部皮を剥いてしょうゆ漬けにし(手のニンニク臭が怖い)、それ以外は料理にバンバン使う。

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縁側上部に作った野菜乾燥場。ニンニクと赤タマネギを乾燥中。あ、いかん、根を切り取らねば。。。


 そんなこんなで、今回はもろにニンニクのうまさが実感できるスペイン料理のニンニクスープ、2種類をご紹介。2人前のレシピだよ。

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ソパデアホ
1、鍋にオリーブ油(大さじ1)を入れて薄切りにしたニンニク(2片)を焦がさないように炒める。香りが出てきたらパプリカパウダー(小さじ半)を混ぜ、水(500cc)と固形スープの素(1個)を加え、蓋をして10分煮る。
2、塩コショウで味を整え、バゲット(厚さ1センチのもの6枚)を入れ、上に卵(2個)を割り入れ、半熟になったら出来上がり。

 ラテン系のみなさんは風邪のときにこのスープを食べるみたいよ。私などは風邪のときはニンニクのごま油焼きを1個くらい食べちゃうけどね!(近所迷惑。。。)

 そして今回初挑戦したのはこれ。
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ニンニクの冷製スープ。アホ・ブランコ。
1、粗みじん切りにしたニンニク(半片)、アーモンドパウダー(40g)、パン(耳なし50g)、水(150ml)をミキサーにかけて滑らかにする。
2、オリーブ油(大さじ1)、白ワインビネガー(大さじ1)を加えて混ぜ、塩コショウで味を整え、冷蔵庫でよく冷やす。

 ナッツの香ばしさに生ニンニクのツンとしたパンチが効いて、なんとも独特なおいしさ。本場アンダルシア地方ではこれにブドウのマスカットを入れて食べるというから、いったいどんなお味になるのやら? 7月には我が家のブドウ、ナイアガラも収穫できるから、そいつを加えて改めて賞味してみたいと思います。わお。


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2017/06/25(日) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

赤タマネギとミニダイコンの明暗

 春夏野菜の大量収穫を前に(すでに取らぬタヌキ状態になっているが)プランターですでに生育が進んでいた野菜の結果報告を。

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赤タマネギふたたび。今回もまずまずの収穫。

 まずは昨年の9月末に種をまいた、早生湘南レッド、という赤タマネギだ。「早生」を「はやうまれ」なんて読まないよーに。「わせ」あるいは「そうせい」と読み、「植物の実が他の品種より早く実ること、またはその品種」のことなんである。説明書によると、「種まきの適期は9月20〜25日で、普通の湘南レッドより7〜10日早い、梅雨入り前の6月上旬に収穫できる」てなことになっている。そ−なんだ、すっごいスピーディーじゃん! と思ってしまいそうになるけど、やっぱりタマネギってのは時間がかかる。種をまいてから収穫まで8ヶ月というのは実に長い。現に8ヶ月前に自分が何をしていたか、あなたは覚えているだろうか。悪いけど、私はまったく覚えていないよ。3ヶ月前のことだってろくに覚えていないんだから(って、自分の認知症ぶりを自慢してどーする!?)。

 それはともかく、実は赤タマネギ、去年もやった。去年はただの湘南レッドだったと思う。プランターでもけっこうちゃんと育ち、小ぶりながらたくさん収穫できて、しかも美味しくて使い勝手がよかったので、またやることに。2年目ともなれば慣れたもんである。

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去年の10月半ばのプランター。種まきから2週間程度経過したところ。間引きもスタートだ。

 種をまいたのは9月29日、ということで、すでに説明書の教えから逸脱しているではないか! 9月20〜25日という適期に4日以上も遅れを取っている。これが大学の願書提出期限とか原稿の締め切りとかだったりすると、もうすっかりノーフューチャーな気分になって、ホームに身を投げたり(ははは、大丈夫だよ)モッシュピットで暴れたりしてしまうのだが、相手はたかが野菜である。しかもタマネギである。いや、べつにタマネギをバカにする気はないが、適期に遅れたからといって怪しく変形したり毒を持ったりすることもあるまい。そのへんの余裕も2年目ならではだろうか。

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間引いたあとの赤タマネギの苗。樹木の表皮などのマルチをかぶせ、さらに不織布でプランターを包む。

 タマネギの栽培法はまず種をまいて一人前の苗まで育て、その中から優良そうなやつを選び、それをマルチングした苗床に改めて植え付ける、というものらしい。だけど、どうせプランター栽培なのだから、そんなメンドーなことは省略。よく耕した土を入れたプランターに種をまき、それをちょうどいい間隔になるよう間引いていって、そのまま最後まで育てる。これだとタマネギに定番の黒ビニールの穴あきマルチができないが、代わりにプランターごと不織布で覆い、地面はマルチ用ウッドチップでカバーすることに。プランター2つ使って、ひとつは不織布すらつけなかったんだけど、そっちの方はできた実がやや小ぶりだったかな……程度の差だった。つまり、かなりいい加減にやってもタマネギは栽培できる、ってこと、かも!?

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葉っぱが倒れてきたのは収穫のサイン。晴れた日が続いたあとに収穫するのよっ!

 てなことで、赤タマネギ、スタートは遅れたものの葉っぱが倒れてきたのを合図に5月31日、めでたく収穫。サイズ的に売り物になりそうなのは10個に満たなかったけど、数的には十分満足のいく出来でござった。

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ピンポン球程度の大きさのも多かったけど、丸焼きにしちゃえばいいのよ。

 湘南レッドの説明書に「普通のタマネギに比べて辛味や刺激臭が少なく、水分に富み、繊維質が少ないので歯切れがいい。すっきりした甘さがあり、生で食べるのに適している」とある通り、刻んでサラダなどにじゃんじゃん入れて食べている。

 さて、赤タマネギがあったら是非やらなきゃなのはセビーチェだ。いろんな魚でいろんな味付けの仕方があるけど、簡単なのはこれ。サラダ感覚で爽やかな美味しさ。
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カツオのセビーチェ・柚子胡椒風味
1、カツオ1サクを2センチ角に切り、塩小さじ半分をまぶして10分おき、キッチンペーパ—で水分を抑える。
2、赤タマネギの小1個を薄切り、赤唐辛子は種を除いて細かく切る。
3、ボウルで柚子胡椒小さじ半分、ニンニクすりおろし小さじ半分、レモン汁大さじ2を混ぜ、カツオを加え、ラップして冷蔵庫で15分寝かせる。
4、パクチーを散らしていただきます!

それと、小ぶりのタマネギがたくさんできてしまったので、丸ごと使って焼きタマネギをやってみた。
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焼きタマネギのサラダ
1、オーブンの天板にホイルを敷いて粗塩を敷き詰め、さっと水にくぐらせたタマネギ類(赤タマネギ、タマネギ、ベルギーエシャロット)を皮付きのまま並べ、200度で40〜50分焼く。
2、熱いうちに皮をむき、くし形にカットして盛り付け、オリーブオイルと赤ワインビネガー、塩胡椒を合わせたものをまわしかける。

 生食に最適とされる赤タマネギだけど、丸焼きは甘さが一段と強まってデザートのような美味しさ。タマネギだけしか入っていないのに、これならいくつでも食べられそう。来年また小さいタマネギがいっぱいできたらこいつで消費していこう。って、またやんのか赤タマネギ!?

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昨年暮れに収穫したミニダイコン、ころっ娘。ちゃんとダイコンだけど、小さくて使いやすい。

 さて、光のあるところには影もあるのが人生である。
 去年の12月から今年の2月まで次々と収穫が続いた「食べきりミニダイコン・ころっ娘」。必要なときに菜園から採ってくればよくて、1、2回で完食できもて余すことがないので大変重宝した。これは暖地なら春巻き、もとい春まきもできるはずだから、梅雨の頃に新鮮なダイコンが食べられるぞ、と(種も余っていることだし)成功物語の追体験に乗り出したわけである。前回は新レイズドベッドで今回はプランター、秋まきと春まき、という違いはあれど、長さの短いミニダイコンだし、栽培期間も2ヶ月程度だし、サクッと行けるんじゃないか? みたいに思っていた。

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種をまいてから1ヶ月でこんなに成長。

 種をまいたのは4月9日。相変わらず発芽率は大変よく、きちんと間引きをして、1ヶ月もすると緑の葉っぱがプランターいっぱいに広がるように。ふふふ、地中では白いダイコンがゆっくりと膨らんでいることであろうよ。などと、顎先を親指と人差し指で挟んで悦に入っていた。5月後半、葉っぱが虫に食われているのがやや気になったが、地上のことはこの際どうでもいい。ダイコンの実の部分さえ順調に成長していてくれれば。

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5月28日のダイコンのプランター。このときすでに地中では。。。

 6月に入って、ダイコンの花の蕾を発見。おおおっ、いかんいかん、もう収穫のときが来たか!? と一本の株の地面に近い部分を握り、すっと引き抜いてみた。すると。
 げげげっ、本来ダイコンの白くて太くむっちりした実がついているべきところに、白くて細く鉛筆のような根っこがついている。うっそおおー。焦りと驚きで半狂乱になりながら、次々とダイコンの株を引き抜いてみるが、まともな太さに成長しているものは、悲しいかな一本もなかった。

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ころっ娘の面影がまったくない、ほそっ娘チーム。葉っぱもなんだか元気なし。

 ミニダイコンにいったい何が起こったのか。前回と同じようにやったのに、いったい何が悪かったのか。あまりのショックに考える気も起きない。せめて葉っぱだけでも炒め物とかに使えば良さそうなものを、絶望のあまり見るのも苦痛で、全部捨ててしまった。

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ちょっとだけ浅漬けに入れてみた。辛味大根的に辛かった。

 数日後、ダイコンを引き抜いた後のプランターに新たに夏野菜を植えるべく土の入れ替えをした。するとどうでしょう、地面の中から次々と大判小判がざっくざく。だったらもうダイコン失敗して大万歳! なのだが、出てきたのは大量のイモムシだった。ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!!!
注意:次の画像にイモムシ出てきます

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 どうやらこいつが失敗の原因だったらしい。なんの幼虫なのかもよくわかんないんだけど(怖くて調べる気も起きない)、春は野菜につく虫が多いから、本当なら虫除け用に不織布をかけておくべきだったんだろう。でも、もう暖かいし不織布なんて必要ないでしょ〜、みたいに思ってたんだよね。バカだった、甘かった。あー、春ダイコンは二度とやらないと神様に誓うわ!


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2017/06/18(日) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ニンジン、3度目の正直!! その2

 うおおおおおお、こっ、これはでかい、でかいぞ!!!!!
 ……ということで、次週に続いてしまったので、並ならぬ大きさのニンジンが収穫できたんじゃないか? 一升瓶くらい? 野球のバットくらい? ……みたいに多大な期待を抱いた人もいるかもしれない。いや、いるわけないか。しょせん素人の作るニンジンであるからして世間一般のニンジンの大きさに収まっているし、そうでなくては困ってしまう。野菜にはみな手頃な大きさというものがあり、その範囲の中でこそ本来の美味しさが発揮されるのだと思う。そういう意味では、今回収穫したニンジンはパーフェクトな大きさと言えるのではないか。でかいと言ったのは、たんに前2回のニンジンに比べての話である。いわゆる「当社比」ってヤツである。

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旧レイズドベッドにずらーり並んだニンジン軍団。面積当たりの収穫量がめっちゃ多い。

 大きさも満足のいく出来栄えだったけど、何より収穫量の多さが嬉しい。密集状態で太らせるのがベターリッチ流というだけあって、株間5、6センチのスペースにニンジンが肩を並べるように詰まっている。ほんと、詰まっていると言いたくなるようなぎうぎうぶりだ。なので、収穫したニンジンをそのまま畑に並べてみると地面が見えなくなるほど(なんて言ってみたくなるけど、そこまですごくはないわね、やっぱ)。

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美人ニンジンの記念撮影。はいチーズ、な感じである。

 苦節2年の歳月を経て、ついに人様にお見せして恥ずかしくない立派なニンジンが完成した。感無量である。ご近所におすそ分けしたのは言うまでもない(もちろん、特に出来のいいのを選んであげたのも言うまでもない)。頬ずりしたくなるような美麗ニンジンたち。うむ、このまま精進すればニンジン農家の道も夢ではないかもしれない。

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ニンジンの個性派集団。なんか味わい深いものがありますね。

 とはいえ、やっぱりあるあるちょっと個性的というか、変顔というか、カタチ的に困難を背負ったニンジン軍団。これだけ収穫あったんだもん、そりゃ多少は店頭に出せないものだってあるわよねえ。土をきれいにしたとはいえ、ふたまた、みつまた、割れニンジンはやっぱり避けられなかった。でも、カタチはブサイクでも味は美形ニンジンとなんら変わらない。もちろん、ありがたくいただきまーす。

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採れたてのニンジンは生でポリポリがいちばん。「料理長のちょい足し味噌」でさらに美味しく。

 さてさて、それからは連日のニンジン祭り。甘さが自慢のベターリッチは生でスティック野菜として、ニンジンサラダとして、浅漬けやマリネとして、十分主役となる美味しさ。もちろん、火を加えてしりしりなんかにしてもうまーい! ジュースに入れちゃったり、具材のひとつにしちゃったりするのがもったいないくらい。

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ニンジンのしりしり。この沖縄料理をけっこう最近まで知らなかったんですよオレ。

 しかし、大変なのはこの大量収穫に伴って出てきたニンジンの葉の処理である。第2回のニンジン栽培の折に葉っぱが「ビタミンA、B2、C、E、カルシウムなど栄養豊富」なので「絶対捨ててはいけない」と声を大にして宣言してしまったので、なんとかしなくてはならない。朝のジュースに入れるくらいではとても消費しきれないので、ネットのお力に頼ることにした。 「ニンジンの葉 レシピ」でヤフー!検索してみたところ、291,000件ものレシピが!!(最後までチェックしてないのでほんとにこの数だけあるのかどうかは不明)。うううーむ、ニンジンの葉の処理に困っている人がそんなにいるのか!?!? と、かーなりびっくりした。お店で葉つきニンジンに遭遇することってたまにしかないのになあ。

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ニンジン葉でふりかけ。冷奴にふりかけても美味しいよ。

 で、いろいろやってみましたわ。まずはふりかけ。正確には「ニンジン葉とちりめんじゃこの胡麻おかかふりかけ」といって、すべての材料を執念深く炒るので葉っぱの青臭さはまったくなく、カリカリした中にニンジン葉独特の風味が出てとても美味しい。

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ニンジン葉のツナサラダ。

 ニンジン葉ツナサラダというのも簡単で美味。レンジでチンした葉っぱとツナ缶をマヨネーズ&ポン酢で和えるだけ。ニンジン葉の強い臭みがマイルドになって、ツナとの相性もなかなか。
 ニンジン&ニンジン葉のチヂミなんてのもやってみた。主な材料がニンジンとその葉っぱと長ネギくらいなので味わい的にはニンジン度高し。ニンジンを徹底的に堪能したいという人以外はイカやタコなど入れてみると良いのでは? チヂミが意外と簡単に作れるのでびっくりしたわ。

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ニンジン葉入りのチヂミ。よーするにごま油が決め手よね。

 まだまだ他にもいろんなニンジン葉っぱ料理に挑戦してみたんだけど、そんな滅多に手に入らないものについてくどくど書いてもしょうがないのでこの辺にしときます(十分くどかったか?)。普通の人が一生かけて食べるくらいのニンジンの葉っぱをこの数週間で摂取したわ。って、なんだかうさぎになったみたいな今日この頃。

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ニンジン畑で採れたてのニンジンをワイルドに試食中のエディブル・ガーデナー。

 そうこう言っているうちに、ニンジンの花もだんだん大きくなってきた。ひとつの株から次々と蕾が出てきて、だんだん大きく丸くなっていく。なんだか打ち上げ花火のミニチュアみたいな感じで、造形的に大変美しい。ニンジン農家だけが知っているニンジン花の麗姿も堪能させていただきました。

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ニンジンの花。ちょっと玉ねぎの花にも通じるものがあるかな。野菜の花って感じよね。


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2017/06/11(日) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ニンジン、3度目の正直!! その1

 ニンジンは朝のジュースの必須アイテムなので、我が家ではほぼ1年365日ニンジンを食べていると言っても大げさではない。当然のことながら、ニンジンの自家栽培を考えないわけはなく、実際過去に2回試みている。その結果は、もう思い出したくもないダメダメぶり。知りたい人は、2015年8月(春まき)2016年1月(秋まき)をチェックしてくださいませ。1回目は鉛筆のように細くてまずいニンジンしかできず、2回目はフリークショーのような体型の怪しいニンジンばかり。ニンジンってむずかしいんだな、今のオレの実力ではとても挑めるものじゃないんだ、と思ってニンジン作りは今後一切封印した……つもりだったのだが、忘れっぽい性格のゆえか、たんに認知症が進行しているだけなのか、3度目の正直でもう一度栽培にチャレンジしてみることに相成ったのであーる。旧レイズドベッドに種をまいたのは昨年12月25日のこと。世の中がジングルベルで飲めや歌えしていたときにニンジンの種をまいていたとは、なんだか感慨深いものがある。な。

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レイズドベッドにベターリッチの種をまいたのは昨年暮れのことでござった。

 前回、前々回の失敗を反省し、今までにやったことのない新しいアプローチでニンジン作りをやる! と心に決め、まずは種を冬にまいてみた。今まで春巻き、もとい、春まき、秋まきで失敗しているからだ。そんなの時期をずらしただけじゃーん、と思う浅はかな輩もいるかと推察するが、はっきり言って冬まきは大変だよ。あまり寒いと発芽しないので、不織布トンネルを作ってしっかりガード。しかも、乾燥にも弱いので、どんなに寒い日でも水やりを怠ることはできない。えーえー、寒風吹きすさぶ中、ニンジンの若芽を守るべく、そりゃ苦労しましたよ。

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昔はカッコ悪いからと嫌がっていた不織布トンネルも今や日常茶飯事である。


 そしてっ。もうひとつは徹底的に土をきれいにしたこと。前回「根の先端に石や土などの障害物があると側根が伸びるためふたまたになる」と学習したので、レイズドベッドの中の障害物を丁寧に取り除いた。もうここでニンジンと寝食を共にしてもいいくらいきれいな土にした(かなり誇張)。これでもふたまたになりたきゃ勝手になりやがれ、みたいな勢いである。

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そろそろ本葉が5、6枚になったので、いざいざ間引きタイム!である。

 3月30日に間引きをした。本葉が5、6枚の頃である。さすが、サカタのタネのベターエリッチ・ペレット種子だけあって、発芽率が非常に高く、かなりたくさん間引かなくてはならなかった。でも間引き菜は葉も細い実も全部食べたわよ。間引きの際、残す株間は5、6センチでオッケーだというんでちょっとビックリ。そんな狭いんじゃ、また鉛筆になっちゃうんじゃなーい!? と思ったが、密植状態で太らせるのがベターリッチ流なんだって。ふーん。

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間引きしたニンジン。初栽培のときは最後までこのくらいの細さでとどまっていたんだよなあ。

 4月に入ると葉っぱの茂り具合に勢いが出てきた。いやあ、葉っぱはそんなハッスルしていただかなくていいよ、大切なのは地中のニンジンなんだから! と思いつつ暖かく見守っていた。もうこの頃は追肥の必要もない。ただ収穫の時が来るのを待つばかりである。

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緑の繊細な葉っぱが生い茂るニンジン畑。春になるといっそう元気だ。

 と、5月の末の日曜日ことである。ニンジン畑にひときわ高い株が出現した。空に向かってぐんぐん伸びるその先端についているのは……もしかしてこれ、花!? ニンジンの花の蕾ですか!?!? まったく見慣れぬ、エイリアンぽい植物だ。うわー、すごいね、やっぱりニンジンも花が咲くんだー、どんな花かしら!!

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いきなり出現したニンジンの花の蕾。なぜかこれひとつだけなのが不思議。収穫せよという神のお告げか。

 などとのんきに喜んでいる場合ではない。花がついてしまったら地中の養分は全部花に持っていかれてしまうので、野菜としての意味がなくなってしまう。てーか、ニンジンの実が収穫できなくなってしまうのだ。

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まー葉っぱもこれだけ茂ってるんだから花が咲いてもおかしくはないものの。。。

 なんで突然こんなことに!? と焦って茂る葉っぱをかき分けて覗いてみると……
おおおっ、オレンジ色のニンジンが肩を並べているじゃないですか!!! 今このタイミングを逃すわけにはいかない。ぼんやりしていたら、このままレイズドベッドはニンジンのお花畑になってしまう。

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葉っぱをかき分けると、500円玉くらいのオレンジ色の円形物体が見える。

 収穫のときはいきなりやってきた。5月28日のことである。「根に近い葉の部分をしっかり持って、すっと上に引き抜くように」と教科書通りに引っこ抜いてみると……、うおおおおおお、こっ、これはでかい、でかいぞ!!!!!
(以下次週に続く)


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