連作なんて怖くない、のか?

 連作なんて怖くない、と『やさい畑』という園芸雑誌が言っている。全国一億総活躍の家庭菜園家が恐れ忌み嫌っているあの連作障害が、実は恐れるに足りないんだよ、解決策はいくらでもあるのさっ、と主張しておるのだ。うんまあもう大胆きわまりないったらありゃしない。

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2016年冬号。連作を大いに奨励してますよ。

 仮にも一億家庭菜園家のひとりを自認するエディブル・ガーデナーである。かれこれ5年以上も、日々連作障害の恐怖に震えて眠れぬ夜を過ごしてきた。いったんその土地でトマトを育てたが最後、そこは呪われてしまって5年間はナス科(トマト、ジャガイモ、ナス、ピーマンその他重要野菜多数)を植えることはできない。それはありとあらゆる園芸の教科書に書かれていることだ。ところが『やさい畑』はそれが「怖くない」と言い切っているのである。これは看過することなどできぬ、さあさあ詳しく述べてみい。てなことで、さっそくポチってみたわよ。

 その驚きの内容についてはみなさま本屋で立ち読みするなり、図書館で借りるなりしてチェックしていただきたい。とにかく、「東大博士が秘訣を伝授」していて、「連作障害驚きの新常識——連作を続けると障害が発生しなくなる!?」などと、びっくり仰天なことがいろいろ書いてある。今までの連作障害に対する考え方を否定してはいないものの、それをうまく避けるワザ(と『やさい畑』は呼んでいる)があるのだ、というわけだ。我が家のよーに猫の額で菜園をやっていると連作障害はつねに悩みの種だったので、このワザがうまくいくなら菜園活動が変わる、人生が変わる、世界が変わる、かもしれない。試してみる価値はありそうだ。

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去年のセンターサークルのミニトマト。かなりうまくいったと自負しております。

 てなことで、さっそくできそうなワザをやってみることに。うーむ、我ながらなんたる行動力。なにしろ、2017年の夏はメイン・ガーデンのセンターサークルでミニトマトをやることがすでに決定しているのである。ここでは昨年もミニトマトを育てているので、本来なら土を全部取り替え、神主さんを呼んでお祓いをする必要があるのだが、今回はこの『やさい畑』のご指導に従って、あえて連作に挑んでみる!

 まずはできそうなワザを選んで、それに必要な木酢液、米ぬか、籾殻くん炭、わら、などを買ってきた。そして、準備段階として、センターサークルを掘り返し、残っていたミニトマトの残骸や根っこなどを取り出し、いちばん下の深い部分に家庭ゴミ由来の有機堆肥を入れた。そして、すぐに埋め戻さずに一週間ばかり天地返しておく。これで土が活性化するとかなんとか。

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ミニトマトを引っこ抜いた後、穴を深く掘って、奥に家庭ゴミ由来の有機堆肥を入れた。

 さて、まずはワザその1である。「野菜残滓の鋤き込みで物質循環を良くする」と、東大教授の言ってることちーともわかりません、な感じであるが、要するにそれまで育てていた野菜(ミニトマト)の枯葉や茎、根っこを、いつもなら丁寧に拾い出して捨てていたところを、土に混ぜ込んじゃうのである。たーだ混ぜていいなら簡単なんだけど、残滓(残りカス)は乾燥させたほうがいいんだと。しかたなく家庭ゴミ処理機で乾燥させてしまって電気代がかかったので、あまりエコな方法ではなかったかも。。。

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これが乾燥させたあとのミニトマトの残滓。ゴミ処理機でやったらすごく少なくなっちゃった。

 ワザその2は「カニ殻や廃菌床で放線菌をふやす」なんだけど、カニ殻も廃菌床ないのでやめた。カニを食べることに異議はまったくないのであるが。なのでさっさとワザその3へ。「籾殻くん炭で菌根菌のすみかをつくる」とあるんだけど、籾殻くん炭とはなんぞや。精米のときに取れる米の外皮(籾殻)を400度以下の低温で燻し炭化させたもので、土壌改良に使われるものなんだそう。保水性、通気性、排水性が改善し、微生物が増殖するなどなどのご利益があるらしい。こいつを土の中に鋤き込んでみる。

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これが籾殻くん炭。ホームセンターで買えるのね。炭を細かくしたみたいに見える。

 さてワザその3は「稲ワラと木酢液で菌寄生菌をふやす」。なんたら菌かんたら菌ていうのは全然わかんないのでおいておくが、やり方としては、ワラをマルチとして畝の上に置き、米ぬかをまく。そこに木酢液をかける、というもの。こうすると病原菌をやっつけてくれる微生物が増えるらしい。なので、言われるがままにワラを敷き、米ぬかをまき、エロイムエッサイムと唱えながら木酢液を薄めたものをかけた。今のところ悪魔や怪しい生物の類は出現していない。

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ワラと米ぬかと木酢液のミクスチャー状態。この下には籾殻くん炭と野菜残滓も。

 『やさい畑』の「連作を可能にする9つのワザ」はまだまだ続くのだけど、とりあえず今やれそうなのはこのくらいなので、このへんでよしとしておこう。3つのワザをいっぺんにやってしまって、妙な化学反応とか起こらないのかやや不安だが、深く考えないことにする。
 さーて、これで今年の夏は大胆にもミニトマトの連作をやってやろーじゃないですか。ついでに去年キュウリをやった新レイズドベッドでは同じウリ科のカボチャをやってやろうと目論んでいる。今や怖いものなし、連作万歳である! 万が一にも何かあれば『やさい畑』がかならずや責任を取ってくれることだろう。うはー、楽しみだなああ〜!!!

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まだ作業開始前の状態。いろいろ購入したものの、連作が可能になるなら安いもんだ!

 しかし、今まで輪作年限(一度植えた作物を何年経てばふたたび同じ場所に植えることができるかの目安)をチェックするために見ていた「栽培カレンダー」が2012年春号の『やさい畑』の付録だったことに、ふと気づいてしまった。うーん、そういえばこの雑誌は輪作障害の恐ろしさをさんざん煽ってきたような気がする。それが今や「怖くない」である。来年あたりはまた「連作障害はこの世の終わり」みたいなことを言ってたりすんのかも。。。柔軟に対処したい。



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2017/01/25(水) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(2)

新年菜園状況

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迎春 2017年


 明けて2017年、みなさまいかがお過ごしでしょう。今年も張り切ってエディブル・ガーデンを盛り上げていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!
 って、すでにこの更新のノロさで熱意のほどが知れちゃうとゆーもんだが、それもこの1月いっぱいまでのこと。したら思いっきりヒマヒマ〜になるんで、一週間に3回くらい更新しちゃおうと思ってます。ご期待ください!

 冗談はさておき、とりあえず我が家エディブル・ガーデンのお寒い状況を報告しておこう。いや、報告させていただこう。
 まず、昨年の暮れにジャガイモとミニダイコンの収穫をした新レイズドベッド。ジャガイモはすっかり掘り出して、現在順調に我々の胃袋に収まっているところなんだけど、ミニダイコンはいまだに畑に残っている! このころっ娘ちゅう品種は鬆(す)が入りにくいというのがウリだけあって、第一本目を収穫してからかれこれ一ヶ月になるというのに、まだ葉っぱも実も美味しく食べられる。なので、残りはわずかながらいまだに我が家の重要な食糧源になっているのだ。ミニダイコンいいよー。あんまりいいから、春まきもやってみようか、なんて言ってるところ。

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新レイズドベッド。ミニダイコンもさすがに残りわずか。お名残惜しい。

 さて、この寒さの中で他に収穫の上がっているものといったら、透水プランターに10月半ばに植えた茎ブロッコリーのスティックセニョール(2苗)。植え時期が遅かったにもかかわらず、不織布をかぶせた効果で順調に大きくなって、順調に小さなブロッコリーの房を提供してくれている。去年のブロッコリーはオンブバッタの大発生で毎朝殺戮に明け暮れていたけど、不織布効果で今年はまったく害虫知らず。ビバ、不織布! かつては、不織布なんかやったらお庭の美観が台無しよ!とか気取っていたエディブル・ガーデナーだが、背に腹はかえられない。もう戻れない道に踏み出してしまったのだ、とつくづく思う。って、不織布くらいで。

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真ん中に激しくのさばっているのがカリフローレ、左右で圧倒されてるのがスティックセニョール。

 それはともかく、このプランターで茎ブロッコリー2株とともにスティックカリフラワー、その名もカリフローレ、というのを育てている。しぇー、世の中には茎ブロッコリーだけじゃなく、茎カリフラワーなんてもんも存在するたあ知らなかったよおっかさん。

するらしいよ。と、イマイチ自信ないのは、まだ花蕾の片鱗すら見えないから。噂によると、普通のカリフラワーと違って花柄(茎みたいなところ)がひょろひょろ伸びてスティック状になるらしい。そーすると、茎ブロッコリーみたいにいつまでもじわじわと収穫できるのかにゃ? カリフラワーはひと株に一個しかならないので欲張りな私にはちょっと味気なかったんだけど、こちらはひと株で10個くらいなるんじゃないか?と取らぬ狸になって腹づつみを打っているところです。

 しかし、カリフラワーつーたら花蕾を葉っぱで巻いて隠さないと白くなんないよねえ。それをひとつひとつの茎にやんのか!?  なんかますます自信がなくなってきた今日この頃である。

さて。まさか覚えているひとはいないと思うが、この陶酔プランター、ならぬ透水プランターには10月2日にビーツの種をまいているのだ。ビーツはこれまでに2回くらいトライしてすべて失敗してるんだけど、今回も種はまいたものの、一向に何にも出る気配がない。なので2週間待ったところで、さっさと考えを切り替え(いつになく迅速な対応)、ビーツをあきらめて、そこに買ってきたスティックセニョール2苗とカリフローレ1苗をぶち込んだ。いや、植え付けた。やっぱり今回もビーツはダメ、3度目の正直だからもうやめよう、てなことで。

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あらまあ、生きてたのね、ビーツさんたら。。。

 したら、12月頃になってビーツがひょっこり芽を出してきた。現在、生い茂る茎ブロッコリーらの根元で地味に成長を続けている。いったんは死んだと思われて埋葬され、その土地も奪われたというのに、不屈の精神で帰ってきたのである。見上げたヤツだ。

 なんてゆってる場合ではない。エディブル・ガーデナーのせっかちな性格の犠牲となって苦境に陥れられてしまった哀れなビーツ。いったい今後どーなるのだろう。とりあえずこのままにしておくので、勝手に大きくなって実などつけていただけると、大変嬉しいのだが。

 以上が現在の収穫状況である。この秋冬は葉物をまったくやらなかったから、 小松菜をたくさん使った大好物の常夜鍋もできなくて、大変淋しい。自家製の小松菜の美味しさを知ってしまうと、なかなか買った小松菜でお鍋をする気がしないのよねん。

 さて、冬の寒さの中でも春の収穫に向けて成長を続けている野菜も、若干ながらある。あることはある。まずは9月末に植え付けた平戸ニンニク。地植えのみならず、プランタ−3つにも植えたので、5月くらいには大々的なニンニクフェスが開催できるんじゃないかと、これまた取らぬ狸でぽんぽこりん。なんか葉っぱがちょっと茶色くなってたりする気がしなくもないが、きっと大丈夫さと自分に言い聞かせる冬の午後である。

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地植えにしたニンニク。でも、氷山の一角にすぎないのよこれは。

 9月末には赤タマネギの種もまいた。そいつを11月の末あたりに植え付けて、現在プランターに箇所で栽培中。ひとつには不織布をかけているから、ちょっと早めの収穫が見込めるんではないかと。つーても6月まではじっと我慢の子だ。

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こちらは不織布をやらずに地面にマルチを施しただけでごまかして栽培中の赤タマネギね。

 さて、11月5日には(奥地で日当たりの悪い)カーブ菜園にスナックエンドウの種をまいた。ついでに、ホームセンターで見かけて衝動買いしたヒヨコマメ(好きなのだ)の苗もカーブ菜園中央に植えた。ひとり気炎を吐くヒヨコマメに比べると、スナックエンドウの貧弱な成長ぶりは不安を禁じ得ない。春には元気になってくれると新字体が、いや、信じたいが。。。

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マルチだけじゃ寒くて成長できないのかしらスナップエンンドウは。中央でのさばってるのがヒヨコマメちゃん。

 そしてっ。先日サツマイモの収穫を終えた旧レイズドベッドには、大胆不敵にもニンジン、その名もベターリッチの種をまいた。思い返せば、この場所で2015年春に種をまいて育てたベターリッチは、すべて鉛筆大のスリムさに終わって涙を飲んだのであったよなあ。でも懲りないエディブル・ガーデナーである。我が家のビーツ並みの不屈の精神で、再々チャレンジだ(再チャレンジは2015年〜2016年冬にしているので)。

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これまた不織布のお世話になってるベターリッチニンジン。しかし、2週間経ったのに何にも出てきません! 忍耐の限界。

 てなことで、2017年もネバゴナギブユーアップ、不屈の精神をモットーに頑張っていきたいと思います。だったらもっとちゃんと更新しろ、と自らに叫んでみました。どうぞよろしく。


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2017/01/11(水) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ジャガイモのリベンジなるか?

 あれよあれよという間にすっかり暮れも押し迫って世の中大変なことになっているが、エディブル・ガーデナーとて例外ではござらん。もうのんきに菜園なんかやってる場合じゃないわよって感じで、気がつくと庭は荒れ放題。そして、ふと見ると、レイズドベッドのジャガイモの葉が霜に当たって瀕死の様相を呈しているではないか。12月半ばのことである。

 げげげ!?!? 説明書によると「収穫時期の目安=葉や茎が黄色く枯れてきたら収穫します」とあるが、黄色く枯れるどころか青々と茂っていた葉っぱが霜にやられて溶けちゃっているのだ。ゆっくり熟成を終えて枯れていくんではなく、いきなり佳境、いきなりジ・エンドという感じ。これは大変まずい。なんとなれば、ジャガイモはだいたい植えてから100日くらいで収穫期を迎えるらしいんだが、まだ80日しか経過していないのだ。20日も早くに今期終了ってのはかなりやばい。しかし、もう地面から上は死んじゃってるわけだし、このまま地中に置いておくと実が凍って腐る可能性もあるらしい。
 むう、不本意ながらジャガイモ収穫のときが来てしまった。

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地上部分がもう終わってる感じの秋ジャガイモ、デジマくん。

 ジャガイモは一般に2月頃植えつけて5〜7月に収穫することが多いが、秋から冬に育てる秋ジャガイモというのもある。本日の主人公はコレである。なんで今回秋ジャガイモに挑戦したかとゆーと、今年2月に植えた春ジャガイモがまさかの大失敗。なんとか収穫はできたものの、小粒ジャガイモの嵐に終わったからである。くそう、今に見ておれ、オレだって!! とリベンジを誓い、耐えて待つこと4ヶ月、次なるジャガイモ栽培のチャンスがついに巡ってきた。
 ・・・って、たった4ヶ月で再挑戦というのもせっかちな気がするが、待てないオレである。ちゃんとジャガイモを育てられるということを証明して失われた自信を取り戻したい。この土地がジャガイモの怨霊に祟られているのではないことを確認したい。春と秋でジャガイモに違いがあるか食べ比べてみたい。などと、いろいろ理由はあるが、何しろ家庭菜園で獲れるジャガイモは美味しいのだ。それだけで一年に2度トライする立派な理由になるだろう。

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新レイズドベッドに12個の種イモを植えた。そういえばここで去年の夏トマト(ナス科)を栽培したような。

 んなことを言いながら、いつも初動の遅いエディブル・ガーデナーである。9月中に植えつけなくてはならないのだが、なんとか頑張って植えたのは9月29日。今にして思えば、あー、あと2、3週間早く植えていたら100日の生育期間が取れたはずなのにいー、って感じだ。8月半ば過ぎたらいつ植えても良かったのだから。
 しかし、その頃ジャガイモを植える予定だった新レイズドベッドにはまだキュウリがのさばっていた。そのキュウリの収穫率が非常に低かっただけに、もうちょっと待ったらなんとかならないか・・・と思っているうちに9月半ばになっていた。毎度のことだが、あきらめが悪くてセコい性格が人生を台無しにしている、と認めないわけにはいかない。

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ジャガイモの畝に平行して両側にミニダイコン。この頃はみんなお行儀よかった。

 それはともかく、そのキュウリ撤収後、いつものように2週間かけて畑作りをした。「植え付け2週間前に堆肥と苦土石灰を入れて耕す。1週間前にぼかし肥を入れて耕す」というのが鉄則だからだ。と、思ってネチモチ耕していたら、これが大間違い。ジャガイモは土地を選ばず、酸性でもアルカリ性でもネヴァーマインドなので、苦土石灰なんて入れる必要なし。1週間前に堆肥とぼかし肥を入れてぐりぐりしておけば十分らしい。知らずに待つこと2週間。その後自分の過ちに気づいて、焦って苦土石灰を拾い集めようとしたものの、時すでに遅し。9月末ギリギリ、アルカリ性にした土地に植え付けを敢行した。なんでも土地がアルカリ性に傾くとそうか病になりやすいんだとか。そうかー、知らなかったよ、と言って済ますことに。

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ジャガイモの芽かきをした頃。ほんとはもっと小さい頃やるべきなのよね。

 さて、その後はいつものジャガイモ栽培とほとんど同じである。「草丈が10センチくらいになり、一株から何本もの芽が伸びてきたら太い芽を2つ残して他の芽を掻き取ります」という、いわゆる「芽かき」をやったのは草丈が20センチ以上になってから。その後、追肥と土寄せちゅーのもとりあえず真似事的にやってみた。これをやらないとできたジャガイモを食べてお腹を壊しちゃうらしい。追肥・土寄せがちゃんとできていたかどうかは、食べてみてのお楽しみってことで。

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ジャガイモと大根の混植。って小田急線のラッシュ並みの状況だ。

 はてさて秋植えジャガイモ、10月半ばから11月半ばにかけて、ものすごい勢いで成長した。ミニダイコンのころっ娘との混植にしていたんだけど、どちらも葉っぱが旺盛に繁茂して渾然一体になっている。さすがにこれでは日照が妨げられ、生育領域が狭められて両者にとって良くないのではないか、二兎追うもの一兎も得ずなのではないか、と思ったけど、もう遅い。お互い切磋琢磨して大きくなってくれと祈るばかりだった。

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くわあ、地上部分は地獄絵さながらだが、地中では粛々と成長が進んでいた模様。

 そして11月24日、東京に雪が降った。11月の雪は54年ぶりとのことだが、雪見酒など飲んで楽しく浮かれ騒いでいたのもつかの間、翌日雪が解けたのを見てみれば、ジャガイモの茎や葉がけっこうな影響を受けているではないか。11月末、折れたりねじ曲がったりしてダメになっている茎をちょん切って、ぐちゃぐちゃになっていたレイズドベッドを整理した。しかし、この頃からジャガイモの寒さダメージは始まっていたのかもしれない。
 てなことで、12月の上旬には霜が降り、ジャガイモ畑はいよいよ衰退の一途へ。そして12月半ば、ついに決断のときは来た(文頭に戻る)。あああ、もしかしたらまた5月と同じミニチュアジャガイモの嵐なのかなああああ〜・ と思いつつ、レイズドベッドのいちばん端っこのジャガイモを試し堀り。
 おおお!?!? けっこう大きいのができてるじゃないか!!!! ひとつの株につくジャガイモの個数は前回ほどじゃないけど、そのうちひとつふたつはかなり大きい。よっしゃ、これなら一挙収穫だ!

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まわりを柔らかく掘り起こしておいて株元を引っこ抜くと。おお? けっこうデカイよ!?

 今回植えたのは、秋植えジャガイモの人気定番、デジマというヤツ。あんまり聞いたことのない名前だけど、秋植え向きで病気に強く、成長が早いんだとか。ふむー、だから80日でこんなに大きくなったのかと納得。12個ほどの種イモを仕込んで50個以上のジャガイモが収穫できたんだから、お母さんは満足ですよ。リベンジは果たせた、と言ってよかろう。

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じゃーん。幾多の障害を乗り越えて、けっこうな収穫と言えましょう。

 ホクホクのキタアカリにくらべると、スッキリしゃんとした食感のデジマ。煮炊きしても崩れにくく、鍋物からマッシュポテトまでいろんな料理に活躍してくれるとか。この冬はジャガイモ料理でほっこり暖かく過ごそせそうだ。 

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新レイズドベッドもスッキリ。来年は何を植えようかなあ?

 ではまた、次回は来年。みなさま、お忙しい折に風邪などひかぬようお気をつけてくださいね。それでは、よいお年を!



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2016/12/26(月) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

食べきりミニ大根、ころっ娘

 9月の末に締め切りなんとかセーフで種をまいたミニダイコンがいよいよ収穫できそうだ。土の上にひょっこり覗く根の部分(というのか、首の部分というのか、実の部分というのか)がだいたい直径5センチを越えたので、試しに一本穫ってみるか、ということに。種袋の説明書きを読むと、種まき後50〜65日で収穫できるということになっているので、ほぼ予定通りだ。

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ほんとは直径7センチくらいで収穫らしいんだけど、待ちきれませんでした〜・

 ダイコンは今まで2、3度チャレンジしているが、うまく行った試しがない。一回目はプランターでやったのだが、ゴボウくらいの太さにしかならず、二回目は赤いダイコン紅くるりの種をまいたところ、芽が出てまもなくダンゴムシに食べられて全滅してしまった。三回目、ふたたび紅くるりに挑戦し、なんとか収穫までこぎつけたものの、結局まともに赤いダイコンになったのは2割程度で、残りは普通の白いダイコンだったり、鉛筆みたいに細かったり。これは今年の6月のことであった。

 普通ここまで失敗が続けば、あー、私はダイコンと相性が悪いのねとか、先祖が何かダイコン様に失礼なことをして代々祟(たた)られているんだなあとか、いろいろ考えてダイコン栽培には二度と手を出さなくなるものだが、ギャンブル依存症のおっさんのようにまたやってしまった。サカタのタネのカタログを見ていて「使い切り、食べきりサイズのミニダイコン、ころっ娘」のところに書いてあった美辞甘言(「プランターでも簡単栽培」「根も葉も美味しく食べられる」「密植が可能」「す入りが遅く、肉質は緻密で食味にすぐれる。サラダ、浅漬け、おろし、煮物など広い用途に利用できる」)にすっかり踊らされてしまったのだ。ダンシンインザストリートである。

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ジャガイモの植え付け、ダイコンの種まきが終わったところ。中央2列がジャガイモで両脇がダイコンね。

 前述のように9月末に種をまいたのだが、新レイズドベッドにジャガイモの植え付けと同時に行なった。同じ畑にダイコンとジャガイモを混植するのは、両者がコンパニオンプランツだからである。というのはまったくの嘘である。ジャガイモは高く枝葉を広げ、ダイコンは日陰を好むから……ということもなく、両者地中で育つので、一緒に植えるのはいささか疑問を禁じ得ないのだが、仕方ない。そこしか空いている場所がなかったんだから、仕方ない。ジャガイモをレイズドベッドの真ん中にどーんと2列に並べ、その両端にダイコンがそれぞれ1列ずつ並ぶ、という配置に。ダイコンの間借り感がちょっと悲しいが、「プランターでも簡単栽培」「密植が可能」って自分でゆってたやん。と強気に出るエディブル・ガーデナーであった。

しかし、そんなダイコンに厳しい私も、出てきたばかりの芽を大事にする優しさは持ち合わせていた。クリアフォルダー(っていうのか?)をちょん切って円筒型にしたものを、種をまいた場所にかぶせて、憎いダンゴムシの侵入をシャットアウト。さらにこれで寒い風を防ぐこともできるし、恐ろしいウィルスや地球外生命体から守ることもできる。むー、それはちょっとむずかしいかもしれないけど、やってみなくちゃわからない。

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そろそろ第一回目の間引き、って感じですかね。若葉の頃。

 そんな愛情に応えるかのように(その愛情の奥底に「美味しいダイコンが食べたい」という欲望が渦巻いていることも知らずに)、ダイコンは日々大きくなっていった。一箇所に3〜6粒まいた種がほぼ100パーセント発芽したので、途中で間引きしたくらいで、あとはほとんどほったらかし。教科書には間引きのときに追肥をしろ、みたいに書いてあったんだけど、ジャガイモの追肥といっしょにやって(というか、ジャガイモに肥料をやると狭いものだからダイコンにもかかってしまう)ヨシとする。
 そういえば、土作りのとき苦土石灰をまいてややアルカリ性の土にしてしまったんだよね。ダイコンは、本来なら酸性を好むらしいんだけど。でもまーなんだかけっこう元気に成長してるみたいだから、これもヨシとする。

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3粒まけばいいところ、心配なのでたくさんまいたから間引くのが大変だったわ。

「密植が可能」という売り文句をいいことにジャガイモとダイコンを狭いレイズドベッドに混植させていたのだが、11月に入ると両者ともに葉や茎がじゃんじゃん伸びてきて菜園は一気にジャングル状態に。ダイコンがジャガイモに押されて、ってことはないみたいで、両者競い合わんばかりの茂りようだ。うぬう、これはいっくらなんでもどっちかになんらかの悪影響が出るだろうなあ、と思うのだけど、今となっては致し方ない。こいつもヨシとしておこう。

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11月上旬、ジャガイモとダイコンの葉が渾然一体。このあとさらにすごいことに。。。

 てなことで、12月上旬、菜園はジャガイモの葉っぱとダイコンの葉っぱで満員御礼。そしてついに地上に顔を出した白い根の部分もけっこう大きくなってきたので、いよいよ、第一号を収穫! 葉元と白い根の部分を持ってすいーっと引き抜いてみる。
 おおお、ちゃんとダイコンしてるじゃないですか!!! ミニダイコンというだけあって、長さは20センチに満たないくらいだけど、プックリ太ってる。葉っぱの立派さは普通のダイコンに決して負けていない。

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ダイコンできました! 説明書通りだともうちょっと大きいらしい。でも大満足!!

 しかし、この「ころっ娘」って品種名だけど、まさか「ころっむすめ」とは読まないよな。「ころっこ」、だよね? なんか生産農家のみなさまの苦労がしのばれるようなネーミング。この、ころころっとした感じを出したかったのよねえきっと。と、なぜか弁護してやりたい気分になる。つって、自分ちの猫にもろくな名前をつけてやれなかった人がエラソーなこと言っちゃいけないわよね。。。

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ダイコンサラダ一丁あがり〜・ 獲れたてだと全然水っぽくないわ。おいしーっ!!!

 さーて、さっそく食べきりミニダイコン・ころっ娘を食べてみよう。葉っぱは他の青物といっしょに野菜炒めでイッキ食い。新鮮なので茎まで柔らかく、下ゆでの必要なし。そして実、てか根の方はしゃきしゃきサラダ・じゃこ炒め載せに。サラダ一皿分でちょうど一本使い切り。これはいい! 普通のダイコンだと一回じゃ絶対食べきれないので、新聞紙に包んだりしていつもめんどくさ〜い、と思っていたんだけど、ミニサイズだと大変に使い勝手がいい。新鮮でシャキーンとしてるけど食感柔らか。しかも、下の方はピリリと辛味がけっこう効いてて、上の方はふうわりとした甘みがあって、小さいながらもふたつの味がちゃんと楽しめる!

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菜園で待機中のころっ娘たち。食べちゃうぞ〜っ!

 でも、ダイコンがたくさん必要なときはミニダイコンじゃ足りないのでは? 
 心配ご無用! まだ菜園には20本近いころっ娘が生育中なのさっ! なんでも『やさい畑』付録の「とっておき栽培術傑作選」によると、ダイコンは密集栽培がオススメで、「生育が良くなり、甘くて柔らかに」なるんだとか。早めに収穫しても、残りのダイコンは少し遅れて肥大する、とのこと。うはは、この冬は自家製ミニダイコンを当面楽しめそうだ。うん、次はおでんでもやってみるかな?



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2016/12/11(日) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

やりましたよ、サツマイモ!

 落ち葉の季節である。昭和時代の人々は落ち葉を集めて焚き火をし、サツマイモを焼いて食したと言われるが、今の時代、住宅地の真ん中で焚き火なんぞすると警察が駆けつけかねない。だから、 焚き火で焼いたサツマイモをふうふういいながら食べる文化は残念ながら過去のものとなった。のだが、サツマイモの焼いたのが秋冬の味覚の王者であるという事実に変わりはない。少なくとも私の心の中ではギンギンにそうなのである。

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落ち葉とともにサツマイモを収穫!

 にもかかわらず、サツマイモの家庭菜園栽培を今までやったことがなかった。というのは、サツマイモ栽培には広いスペースが必要だとされているからだ。我が家の猫の額でサツマイモは無理でしょう、と思っていた。
 しかし、今年の春、旧レイズドベッドにビーツを植えるつもりでまいていた種がなかなか大きく育たず(毎度のことですが)、ちょうどその頃に苗の買い出しに行ったYネヤマプランテイションでたまたま見かけたのが、サツマイモの苗の予約販売の広告であった。安納芋その他数種類のサツマイモ苗を10本から販売するという。おおお? 10本くらいなら植えられるかも!?!? しかもお値段500円程度で、お財布への影響もマイルド。その場で予約を入れたのは言うまでもない。その場でビーツ栽培計画が白紙化したことも言わずもがなだ。

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買ってきたサツマイモの苗。切り口を水につけて元気にさせるのがポイントらしい。

 6月5日に苗が入荷、大至急取りに来いという呼び出しをくらってYネヤマに馳せ参じ、翌日には旧レイズドベッドに8苗を植えた。サツマイモは痩せた土地でも育つというので、本来そんな準備に労力をかけなくていいのだけど、知らずにいつも通り堆肥やぼかし肥を入れておいた。もったいないことである。
 なんでも教科書によると、植え方には垂直植えと船底植えという2種類があって、前者は「イモは大きくなるが数は少ない」、後者は「イモは小ぶりだが数は多くなる」(いわゆるイモ蔓的)。スペースの狭い我が菜園では当然垂直植えしかできない。

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サツマイモを垂直植えしたばかりの旧レイズドベッド。全然垂直になってないけどな。

 サツマイモは「暑さ寒さに強い」、「肥料も必要としない」とのことなので、管理はダンナに丸投げして、私はほとんどなんにもしなかった。ほぼ完全放置プレイ。8苗のうちの1苗だけは初夏のうちになぜか枯れて戦線離脱してしまったが、他の苗は元気に成長。ちょっとドクダミに似た濃い緑の厚めの葉っぱをじゃんじゃん茂らせながら大きくなっていった。いいねえ、こういう野菜は。どの野菜もみんなこんなふうに手間がかからず、無言でむくむく大きくなってくれるなら、明日から野菜農家に転身だ! とか思っちゃいますよ。

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緑豊かな8月半ばのサツマイモ畑。

 とはいえ、あまりにもバカスカ茂るのをほったらかしにしておくと、「つるぼけ」なるものになってしまうらしい。認知症の一種である。というのはウソで、株から出てくる蔓から根が出て地面の栄養を吸収し、葉っぱばかりが繁茂して、肝心のイモの実が大きくならない、という現象なんだとか。だから、根が地面に張らないよう、たまに葉や蔓を引っぱってひっくり返すといいらしい。このへんはダンナに命じて処理させた。ダンナも少しは園芸活動に協力してもらわないと「つるぼけ」になってしまうからね。

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余分に伸びた蔓や葉をどっさりカット。これくらいじゃ何のダメージにもならないくらい元気。

 それにしても、サツマイモは広いスペースが必要というだけあって、我が旧レイズドベッドは7株が限界。それでも蔓がじゃんじゃん伸びてレイズドベッドの外にまで遠征しちゃうので、9月半ばにははみ出た蔓や葉を大幅カットした。よく「戦時中はイモの葉っぱまで食べた」と聞くので、カットした葉っぱは食べられるのか? と思ったけど、戦時中じゃないのでそのまま廃棄してしまった。あとで調べたら、葉っぱは炒め物で食べられるし、茎もおひたしにするとうまいらしい。よーし、今度戦争になったらやってみよう。って、今や冗談になってなかったりする!?

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やっと葉っぱが黄色くなってきた11月21日にサツマイモ収穫祭!

 はてさて11月上旬、近所の小学校が借りている体験農地のサツマイモは収穫が済んでいた。いいのかうちのサツマイモ?と焦ったものの、まだ葉っぱは青々としている。ここで焦って掘り上げて実が小さかったら泣くに泣けない。ってなことで、さらに待つこと2週間。おおお?? いよいよ葉っぱが黄色くなってきたぞ!?!? ってところで、いちばん端っこの蔓を引っぱって株元を探りつつ、スコップを深く差し入れて掘り起こしてみれば。。。おおおおお、すごいよすごいよ、これはかなりの大物だ!! 300グラムくらいありそう。おう、これなら売り物になるぞ。って誰にも分けてやんないけどねっ!

 というわけで、そのまま芋掘り大会に突入。垂直植えだけあって、大物はほんとに7、8本で、あとは小ぶりなのが多数って感じ。あの葉っぱの茂りようからすると、こんなもんかなあ?って気もするけど、今までは狭いからとあきらめていたスペースからこれだけの収穫があったってのはすごいと思う。

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安納芋掘り上げ第一弾。フルーツこがねという品種っぽい。

 さー、おいしいおいしい安納芋ですよ〜・ほっかほかの焼き芋ですよー・ と石焼き芋売りのアナウンスを真似ながら、さっそく焼いてみました安納芋。この焼き方にはコツがあって、水洗いしたあと、拭かずにそのままキッチンペーパーに包み、さらにアルミホイルに包んで、オーブンで170前後の温度で90〜120分じっくり焼く。長いですねえー、じっと我慢の子ですよ。気の短い私は90分が限界だわ。

 と、食べてみると、安納芋ならではのクリームのようにねっとりした食感に優しい甘さ。もうこのままスイートポテトと呼んでもいいくらいの美味しさだ。いろいろお料理のレシピはあるけど、ぜーんぶ焼き芋でオッケーよ!って思ってしまう。こんなに栽培が簡単で、ていうかほぼほったらかしで、こんなにうまいなんて、サツマイモ栽培、癖になっちゃいそうだ。

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とろとろにクリーミーな安納芋。このままおやつでGO。でも、待っても良かったのね。

 と思って悦に入っていたんだけど、実は安納芋、収穫してからすぐに食べちゃダーメなんだって!!!!
 収穫後3週間から1ヶ月以上熟成させると糖度が上がって美味しくなる、という驚愕の事実が、今これを書きながらネットを見ていて明らかになってしまった。
 あらあらまあ。2時間だって待てない私に3週間なんてどーやって我慢しろって言うのよ。しかし、今でこそかなり甘い安納芋、いったいどんだけ甘くなっちゃう!? 怖いもの見たさ気分でどーんと1ヶ月待ってみようかな?



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2016/11/27(日) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(4)

ラッカセイ、やってみた!

 6月後半、ジャガイモがモザイク病で強制終了してしまい、突如として空っぽになってしまったメイン・ガーデン通路側ウイング。そこに急遽場所ふさぎ的に植えたオクラが大成功に終わったことはすでにお伝えした通りだが、同じときにラッカセイも植えたのである。
 上に向かってきれいな葉を広げるように伸びていくオクラと、地面を這うように成長するラッカセイを混植すれば、非常にバランスの取れたガーデン・アーキテクチャーになるのではないか。と考えたわけではまったくなく、注文しておいたサツマイモの苗を取りに行った際、Yネヤマプランテイションでたまたま売っていたのがオクラとラッカセイだけだったからだ。なにしろすでに6月に入っている。たいていの夏野菜の植えどきはとっくに過ぎている。
 まあ、オクラは前にも2、3度栽培したことがあるんだよね、きっとなんとかなるだろう……と3苗をカートに入れたのだが、スペース的にもうちょい植えられるかも? と思って、ついついその場のノリでラッカセイにも手が伸びた。わずか3苗である。失敗してもダメージはなかろう。

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6月12日の通路側ウイング。このとき我が家は外装工事中で、安全第一の看板が。

 んなわけで、予備知識皆無で突然購入してしまったラッカセイである。まあそれでもラッカセイがピーナッツであることくらいは知っているけどねっ!
 ……って、此の期に及んで子供ぶっても気味悪いだけだが、6月12日、メイン・ガーデン通路側ウイングにラッカセイをオクラ共々植えつけた。本来ラッカセイの植えつけ期は4月から始まってるらしいので、かなり遅めのスタートと言えるかもだ。苗にもすでに可憐な黄色い花がついてたりして、観賞用にもなりそうだ。と、なるべくいい面だけを見るようにする。

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黄色いのがラッカセイの花。これが地中に潜って実になる。結構深く潜ってるから驚く。

 オクラの成長に注意を奪われていて、ラッカセイはほとんど目もくれていなかったんだけど、8月半ばともなれば、きれいな緑の薄い葉っぱをたくさんつけてどんどん繁殖してきた。地面を這うように葉っぱが覆って、そこに黄色い花がチラチラと星のように混ざって、なんだかラッカセイの宇宙のようである。オクラのマリファナ状の葉っぱとも相性が良く、両者が美しい緑のハーモニーを奏でているかのよう。偶然とはいえ、素晴らしいマッチングであったのことよ。

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地面に広がっていくラッカセイ。かなりあっちの方まで遠征してました。

 と、夏が終わり、秋が過ぎ、いつの間にか木枯らしの吹く季節となった。10月末日、大量収穫だったオクラもさすがにもう終了間近、ふと地面を見ると、3株のラッカセイのうちひとつが、かなりの枯れモードになってるではありませんか。これは、はよ収穫せい、という神のお告げ。ついに時は熟せり!とばかり、株元をしっかと握って引っこ抜いてみると。

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かなり枯れてきた。ちょっと引っぱってみると、丸々とした実が出てきたりして。

 おおおおお!?!? 地中からざらざらとつながって出てきたのは、まさにまごうことなきピーナッツ、いやラッカセイである。しかも、ラッカセイの苗を買ったときついてきたプラスチックの商品説明プレートの謳うとおりに「ジャンボ落花生おおまさり」である。実がでっかい。看板に偽りナシ。
 とはいえ、おおまさりって何!? 調べてみると落花生の種類の名前で極大粒実のラッカセイのことなんだとか。しええー、ってそんなことも知らずに育てていた自分にびっくりする。

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あの黄色いお花がラッカセイの実となってぷらぷら。小さい粒にもちゃんと実が入ってた。

 今さらながら説明文を読んでみると、「雑草はこまめに取る」とか「開花したら株の周辺を軽く耕す」とか「土寄せをする」といった驚きの新事実が明らかになり、もちろんやっていなかった私は見なかったことにして説明プレートをそっと破棄しておいた。まあ、それでもちゃんと収穫できたんだからたいしたもんだ。えっへん。ひと苗で殻付きのラッカセイが20粒ほど収穫できた。

 ここでいわゆるおつまみの乾燥ラッカセイが食べたい人は、掘り起こしたらそのまま逆さ吊りにして1、2週間白日のもとで乾かすらしい。知ってるわよ、天日干しっていうんでしょ。
 しかし、そんなどこでも売ってるようなピーナッツが食べたくてラッカセイ栽培に乗り出したわけではない(って、さっき「ノリで」やることにしたってゆってたくせに……)。やはり獲れたてのラッカセイが手に入ったらやるのはただひとつ、茹でラッカセイでありましょう。これはラッカセイ農家だけに許された特権なのよ。

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ラッカセイって豆だけど、地中で大きくなるのね。だから泥まみれ。よく洗って茹でてください。

 って、最近じゃその辺で茹でラッカセイは簡単に手に入るみたいだけど、獲れたて茹であげラッカセイはやっぱりそんじょそこらじゃ食べられないはず。この一生にあるかないかの機会を利用して、さっそく茹でてみようじゃないのっ。

 ネットで調べると、1リットルに大さじ2くらいの塩を入れる。塩をしっかりきかせることがキモなんだとか。お湯が沸いたところで殻付きのままどばっとラッカセイを投入。そのままじっくり待つこと30分。落し蓋をしろとかも書いてあるけど、男の料理なのでそんなめんどいことはしない! っていつから男になったのやら。

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茹でラッカセイ、はいどうぞ! ホクホクサクサクした食感でなんとも甘やか〜・

 殻を開いてみると、中の薄皮は茶色かったり白かったり。それに包まれている実はほとんど真っ白でふんわり柔らかい。口に入れてみると、ホクホクとした食感で意外なほど甘い。ちとスイートコーンを思わせるような野菜ならではの爽やかで素朴な甘さ。自然な滋味がたーっぷり。乾燥ピーナッツのカリカリ感とは対極のまったりした美味しさが楽しめる。あーっ、ラッカセイ植えておいてよかったなあ〜、と今さらながら自分の幸運を噛みしめる一瞬。ビールがうまいよ。

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一粒が大きい。乾燥していないからなおさら大きいのね。いくつでも食べられそう。

 そのおよそ一週間後に残りの2苗も収穫した。1苗ごとの取れ高はほぼ同じくらい。これまた茹でラッカセイにして一気食いしてしまった。ううう、この家庭菜園ならではの特権を来年も濫用してみたい、という欲望が早くも渦巻く。サカタのタネのカタログで、このおおまさりの種を20粒・698円で売っていた。くわー、いいにゃあ。20苗もあれば、ピーナッツバターできるしね。いや、実はピーナッツバターも大好きなんですよ私。。。


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2016/11/17(木) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

サトイモ&ショウガの栄光ふたたび

 昔から「一度あることは二度ある」というので、昨年大成功に終わったサトイモとショウガの混植菜園 を今年もやってみた。柳の下のドジョウを何度も狙うというと、なんだか進歩がないみたい、馬鹿のひとつ覚えみたい、な気がしなくもないが、夏の間にサトイモの大きな葉っぱがわさわさ茂っているのを見るのは、熱帯の島にいるみたいで非常に気持ちがいいと知ってしまったので、懲りずにまたやった。食べ物としてのサトイモは、それほど大好きってわけでもないんだけど。

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鬱蒼と茂るサトイモの葉、その下にショウガ。コロボックルが5、6人住んでいそうだ。

 にしても、サカタのタネで購入したサトイモの種芋=大野イモが2,200円、種ショウガ=中太ショウガ1,980円、てのはなかなかたいした出費である(って、結局届いた種イモの量があまりに多くて植えきれず、実家に分けたりしたから、実際サトイモにかかったのは2,000円ってとこかな)。
 こうなるとたんなるお遊びの家庭菜園では済まされない。4月、植える予定のメイン・ガーデン家側ウイングを大規模拡張し、それまでの2倍の深さぐらいまで掘り返して、徹底的なドジョウ改良を行った。いや、土壌改良だってば。これで柳の下の土壌を狙うのだ。うーん、実にお粗末な漢字変換機能。。。

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4月後半に土木工事。ほとんどひとりでやったわ(涙)。

 5月末に植え付けしたものの、今年は6月に家の大規模外装工事があって、このメイン・ガーデン家側ウイングのサトイモ&ショウガ畑の真上に足場が設置され、連日のように工事のお兄さんが行き来して、菜園は踏まれまくり。いちおうわかる程度に芽も出ていたから、ちょっとは気を使ってくれたみたいだけど、こりゃきっとダメージあるだろなあ、と腹をくくっていた。

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5月末に植え付け。相変わらず駆けつけ植え付けであったわ。

 そんな心配をよそに、サトイモ&ショウガのコンビは順調に成長してくれた。いったんある程度まで大きくなったら、乾燥しないように水やりだけしっかりやればどちらもほとんど手間いらず。サトイモは梅雨明けまで2、3度ぼかし肥を与えたくらいで、あとは完全放置(ほんとは脇芽に土をかぶせたりしなきゃならなかったらしい。って今頃。。。)ショウガも同様で、ほぼなーんもしなかった。

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7月25日のメイン・ガーデンの模様。まだ可愛らしいサトイモ軍団だが、これから大爆発。


 そんなネグレクト状態にもかかわらず、寝る子は育つ。でかくなった〜。今年のサトイモはほんとにでかくなった。去年のサトイモの、高さにしても茎の太さにしても、倍くらいの大きさに成長したと思う。これはやはり、メイン・ガーデン家側ウイングの徹底的ドジョウ改良のゆえではないだろうか。苦労の甲斐があったとゆーもんだわ。それとは別に、今さら考えてみると、去年ちゃんとぼかし肥をやったかどうか記憶がないんだよねえ。てことは、去年が発育不良すぎたから今年のサトイモ株がでかく見える、ってだけのことかもしれないんだけど!?!?

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そろそろ茎や葉が弱ってきた感じ。これくらいが収穫適期と言えるのでは?

 そして、10月も後半になると、葉が黄色くなったり、茎が倒れたりするものも出てきた。昨年は10月17日に早々と掘り上げてしまったんだけど、今年はもうちょい引っぱってイモのサイズ大きくしてみたい(あんまり引っぱると地中で腐っちゃうらしいけど)と欲を出して、10月30日までじっくり待って収穫。いやもう片手では掴めないほど茎が太っていて、引っこ抜いた勢いでぎっくり腰になるんじゃないかと思うほど根も張っていて、まさに体力勝負の収穫でござった。やれやれのやれ。

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手前がショウガ、奥がサトイモ。ジャングル状態だっただけに、破棄する葉や茎の量もすごいよ。

 そんなわけで、めでたく収穫。やはり地上の繁茂ぶりを反映するかのように、どっさり実(っていうのか?)がついていて感激である。サトイモは昨年のほぼ倍くらいの収穫があって、2,000円の投資の価値は大いにあったと言える。さっそく友だちやご近所さんに配っても、まだアルプスほどのサトイモの山。さっそくおでんに入れてみたら、ほくほく大変美味しい。説明書によると、生育旺盛な大野イモは歯ごたえがあり、煮くずれしないんだそう。しかし、煮物ばかりじゃなく、洋風のメニューとか開拓していかないと食べきれないんじゃないかと今からちょっと心配。それも嬉しい悩み、って感じだけどね。

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無農薬有機農法だから、お値段もお高めよ。まあ自分が客ならこんなにたくさんは買わないね。

 一方ショウガはどうか? 去年と同じか、やや多いくらいかな。1,980円の投資は無駄になっていないとは言えるけど、あんまり豊作だと喜べないのは、去年収穫したショウガを種ショウガにして、投資金額0円で今年もたくさん収穫した人がいるから。このページでお世話になってるはじめさん
 くそう、私も見習わなきゃだわ! と思ったんだけど、よく考えてみたら、我が家はショウガ好きなもんで、去年のショウガは残らず食べちゃったのよねえ。来年植え付けに使うショウガが残せるかどうか、今から大変心配だ。いろいろ悩み深い今日この頃。

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酢ショウガ+ハチミツ。お湯を加えると美味しい飲み物に。

 んなわけで、収穫したばかりの新ショウガでさっそく酢ショウガを作った。最近の週刊誌などの健康特集で話題になってるヤツで(つーても私は数年前からやってるけどね。えっへん)、酢は血圧を安定させ、体内の脂肪を減らしやすくし、腸の働きを整える。ショウガは血液の流れを良くして体を温める。そのふたつを合体させるとダイエット効果がハンパないとかなんとか。

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おでんだよ。って食べかけになっちゃいましたが。真ん中にサトイモ、見えます?

 いよいよ秋も深まりまくり。本業の方が遅れまくりで本ブログの更新も滞りまくりですが、お許しを。おでんなどつつきながら、暖かくお過ごしくだされ。サトイモうまいなー、来年も3度目の土壌、もといドジョウを狙っちゃいそうで、今から大変心配です。



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2016/11/03(木) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

マー坊ナス、悲しく敗退

 10月半ば、マー坊ナスを撤収した。撤収なんていうと、「明朝までに前線基地を撤収する!」みたいな感じで、まだ余力はバリバリ残ってるんだけど、とりあえず作戦だから移動するか……なんていう余裕が漂ったりもしなくない。だとしたら、撤収という言葉はふさわしくないかも。なにしろ、すでにナスは死にかけて青息吐息、支柱があるからかろうじて立っているけど、半分くらい干からびて、とても実を結べるような状態ではなかったのだ。撤収というより、始末だね、正確には。10月半ば、マー坊ナスを始末した。……なんとも悲しい響きである。

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マー坊ナスの植わったカーブ菜園。なんか半ばゾンビワールドと化している。

 まあね、もう10月だもん、今はもう秋誰もいない海ですよ。キュウリだってニガウリだって枯れちゃったんだから、ナスだって枯れるさ! ということもできなくはない。
 いや、できない。秋茄子というではないか。ヨメに食わせるなというではないか。更新剪定なるものを施すと、ナスは10月になってもバンバン実をつけるらしい。それが証拠に、近所の畑では2メートルくらいの巨大株に成長したナスがいまだにたわわに実をつけているのだ!

 なのに、我が家のナスときたら。かろうじて生き延びて花を咲かせているものもあるんだけど、実がついても全然大きくならない。マー坊ナスはそもそも細身の長ナスなんだけど、小指くらいの大きさで成長を止めてしまって、こんなんではとても料理なんかには使えない。虚しい期待を抱くのを止めて、全部引っこ抜いてしまおう。
 と意を決して菜園に出て、ナスに手をかけると、ろくに力を入れるまでもなく、地面からすっぽり抜けてしまった。葉っぱが枯れているのみならず、根の張りもめちゃくちゃ貧弱。あーこりゃダメだ。こんなもんに期待していつまでも菜園に並べていたとは、なんたる時間と場所の無駄遣い。おそらく9月初旬くらいにマー坊ナス栽培敗退宣言を出すべきだったんだろうな。しょぼん。

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かろうじて生き延びた株も、花はつくものの実が全然大きくならない。

 マー坊ナス栽培は、ジャンボとうがらし福耳とセットで育てようと、3月に種をまくところからスタートした。種から植物を育てることが致命的に下手くそなエディブル・ガーデナーとしては大した英断であったが、100粒くらい種をまいたところ、5、6苗が奇跡的に生き残り、なんとか庭のカーブ菜園に植え付けられたのは6月19日のことだった。
 しかし、今さら自分でケチをつけるのもなんだが、ナスの植え付けというものは通常6月半ばには終わっていなきゃいかんらしい。6月19日はどう考えても半ばを過ぎている(我が菜園においてはこの程度はまったく許される程度の遅れなんだがw)。

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3月にいろいろな種をまいたものの、ほとんどが失敗に終わった。生き延びたのはマー坊と福耳のみか。。。

 植え付けの遅れが株の成長にどんな影響を与えたかは不明ながら、マー坊ナスの記念すべき第1号が実ったのは8月7日。自家製苗とはいえ、あまりにも遅くないか? 教科書『有機・無農薬でおいしい野菜づくり』によると普通なら7月頭から収穫が始まり、「7月中頃になって暑さと乾燥で株が弱り実つきが悪くなったら、弱った株に更新剪定を行なう」とある。我が家のマー坊くんの成長ぶりがいかに世間のスピードとずれていたかおわかりいただけるだろう。とほほ。

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植え付け当時。うーん、こんな貧弱な苗はホームセンターじゃ売ってないかもだわ。

 しかし、8月も半ばになると株は相変わらず貧弱なままながら、ひとつふたつと実がなりだした。昔ながらの電球型の普通のナスと違って、細い実が地面に届くほど長く伸びる。色は鮮やかな紫。パープルレイン、パープルレイン、てな感じだ。果肉はふわふわに柔らかくて甘く、炒め物に向いていると言われるだけあって、油で調理するとトロ〜リとろけるような食感になり、なんともリッチな食べ応え。一緒に植えた(でもバリバリ大量豊作の)ジャンボとうがらし福耳と一緒に炒め合わせると、トロリと甘いマー坊ナスとみずみずしい辛さと柔らかな食感の福耳が絶妙のハーモニーを奏でてくれて、ほんとにうまい。

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福耳とマー坊が両者揃って収穫できたハネムーン期。あまりに短かった。。。

 しかし、この陶酔のデュエットが味わえたのは悲しいかな2、3度だけ。マー坊の収穫量が少ないので、福耳は得意のハーモニーも奏でられず、仕方ないわねえとばかりに他の野菜と浮気しまくり。その活躍ぶりは以前書いた通りである。マー坊を使った料理はあと、カポナータと浅漬けくらいしか印象に残っていないなあ。悲しいほどに影の薄い存在のままで終わってしまった。

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マー坊と福耳の味噌炒め。このソーセージみたいに見えるのがマー坊ね。奥は福耳と青物炒め。

 ナスの栽培は実のところすごくむずかしく、本当なら実を収穫したあと茎の切り戻しをしたりしなくてはならない。だけど、今回のマー坊ナス、あまりにも株が貧弱で実つきが悪いのに業を煮やして、摘心や切り戻しの類をまったくしなかった。たしかに、そういう手抜き管理が良くなかったのは間違いないと思うんだけど、こんなに元気のない株が厳しい剪定に耐えられたかどうかはなんともいえない。
 では、どうしてこんなに育ちが悪かったのか? うーん、もしかしてカーブ菜園の日当たりがイマイチだから? そんなことを言い出すと、こんな狭い庭じゃなんにも植えられないわよーってことになっちゃって非常に困る。それに、別のところのプランターで植えたマー坊も同じくそんなにうまくいかなかったんだよなあ。

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マー坊、最後の収穫。浅漬けにでもしてみるか。

 もう、ナスはむずかしいから金輪際やめるわ。と思いかけて、自分の古いブログを見ていたら、2014年にはナスが豊作でけっこうウホウホ言っているではないか(すっかり忘れてた)。そうか〜、ナス栽培、一度くらいうまくいかなかったからって完全にあきらめることはないんだよな、きっと。
 ……と、どんな失敗にもメゲないエディブル・ガーデナーがいる。だから地球は今日も回っている。



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2016/10/18(火) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

オクラ豊作でクラックラ

 ジャンボとうがらし福耳が2016年我が菜園のゴールドメダリストならば、銀メダルはぜひオクラに差し上げたい。オクラを育てたことは過去2度ほどあったと思うが、いつもちょぼちょぼ、一日置きくらいにひとつ、ふたつとなるので納豆に入れたり卵焼きに入れたりしてなんとなく消費してしまい、印象に残らないことこの上なかった。

 が、今年は違った。たった3株ではあるものの大きく成長、連日のように妖艶な和風の花をつけ、連日のようにツンとトンがった新鮮な実を提供してくれちゃう。それも1本や2本じゃないよ、3本や4本、あるいは5本、6本だったりするのだ(って、いずれにしろあんまり大量じゃないですけどね)。

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オクラ美人。和風に見えるけど、原産地はアフリカなのよね。

 思えば、オクラを植えるなど、まったく予定外の展開だった。今年の2月に春夏菜園計画を立てた時点で 、ここ、メイン・ガーデン通路側ウイングはジャガイモが植えられて7月の収穫までふさがっているはずだった。夏には北あかりで連日のじゃがバター三昧の日々を送っているはずだった。ところがどっこい、思った通りにいかないのが世の常である、人生というものである、女の生きる道である。5月にはジャガイモがモザイク病になってあっさりメイン・ガーデンから退場していったことは今まで再三お伝えした通りである。

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オクラ苗を6月12日に植え付け。

 で、悲嘆にくれたエディブル・ガーデナーは富士の樹海を歩き回りこそしなかったものの、菜園活動にすっかり嫌気がさし、もうどうにでもなりやがれという投げやりな態度の無気力の輩と化していた。いきなりぽっかり空いてしまった菜園スペースに次に何を植えるかなんて、考える気も起きないわよ……みたいな感じで酒に溺れる日々だった。そしてそんなある日、サツマイモの苗を取りに行ったYネヤマ・プランテイションで、たまたま売られていたのがオクラだったのである。

 Yネヤマの野菜苗はいつもなかなか良質だと思う。そのとき植えるのにいちばん向いているものだけが売られていて、売れ残りの苗がいつまでも棚に並んでいたりしない(たんに仕入れが少ないだけなのかもしれないけど)。ここで買って失敗した経験があまりなかった気がする。んなわけで、今回オクラが好調だったのは苗のせいかも、と言えなくもない。野菜を育てるノウハウをろくに知らない私のよーなエセ菜園家にとって、苗の良し悪しがすべてを決めるといってもいいのである。

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7月10日にブラックベリーとオクラを収穫。ブラックベリーについてはまたいずれ。

 6月半ばにメイン・ガーデン通路側ウイングにオクラ苗3本を植える。それだけではスカスカなので、一緒に買ってきたラッカセイも混植する。上に向かって枝を張るオクラと低いところに広がるラッカセイの組み合わせは偶然ながらうまくいった。……ような気がする(ラッカセイを収穫するまでは断言できないが)。

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7月21日のオクラ3株。このころ誤って茎を途中カット。

 7月に入るとちょこちょこ実がつき始め、放っておくとすぐ肥大して、硬くなってしまうので、毎朝チェックを怠らないようにしていた。で、ある朝、寝ぼけマナコで実をハサミでチョッキンしようとして、ついでに茎も途中からちょん切ってしまったのだ。
 ぎゃぎゃっ、まだこれから明るい前途が広がっているはずの若い茎を、断頭台の露と消してしまったとは! 深く反省したのは言うまでもない。とはいえ、その数日後に別のオクラの株も誤って途中斬首してしまったのだから、反省などいくらしても無駄、とも言えるかもだが。

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花も素敵だし、マリファナ型の葉っぱもいい。人工授粉とかやらなくて良いのも最高!

 しかし、人間万事塞翁が馬。捨てる神あれば拾う神あり。楽あれば苦あり。時は金なり、である(違うだろ?)。うかつにもちょん切ってしまった茎から脇芽が出て、なんだかオクラの株がこんもりしてきた。うっかり断首の被害にあわなかったひと株だけが、うかつな2株に比べて明らかに成長が悪いのを見れば、断首効果は歴然である。しっかしなあ、手元の教科書『有機・無農薬でおいしい野菜づくり』にも「摘芯しろ」みたいなことはまったく書いてないんだけどなあ。とにかくこれで株が大きくなり、収穫も上がったことは間違いないと思う。

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やっぱ一回にこんくらいないとオクラ料理は作れなくてよね。

 そんなこんなで、アダっぽい和装美女を思わせる花を拝みつつ、柔らかくてみずみずしく、独特の粘り気をもつオクラ料理を堪能する今日この頃。我が家の3大定番オクラ料理は次の通り。

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オクラとトマトの味噌マヨネーズ和え。我が家のミニトマトでやるとなおうまし。

* オクラとトマトの味噌マヨネーズ和え
オクラはさっと茹でて水で冷ます。トマトもオクラも乱切りで、味噌+マヨネーズ+だしを混ぜ合わせたもので和える。

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オクラのみならずジャガイモ、ニンジンも入れちゃうインド料理のサブジ。

* オクラのサブジ
厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、オクラを入れ、調味料(クミンシード、ターメリック、レッドペッパー、コリアンダー、塩)を加えてかき混ぜる。蓋をして15分蒸し煮し、ガラムマサラを加えてさらに10分蒸す。

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クックパッドで見つけてきたレシピでオクラのバター風味。新鮮だと美味しい〜・

* オクラのバター風味
フライパンにサラダ油を熱し、オクラを炒める。火が通ってきたら醤油とみりんで味付け。火を止める直前にバターを加えてさっとかき混ぜる。


 このようなオクラが主役の料理を食べると、あー、うちの菜園で獲れたオクラはことのほかうまいよなあ〜・と感動もひとしお。10月中旬になってもまだ花が咲いているから、もうしばらく成功体験を噛みしめられそうだ。



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2016/10/10(月) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

2016年秋冬菜園待ったなし

 全然残暑厳しくないじゃん、これじゃ梅雨じゃん、とか天に向かって(というより気象庁の方角に向かって)文句を言っているうちに9月が過ぎていった。しかし、エディブル・ガーデナーはひと昔前のラッパーのように胸の前で腕組みしながらただ文句を垂れていたわけではない。尊い労働もいっぱいやった。死に物狂いでやった。なんとなれば、9月中に植えたり、まいたりしなければならないものがたくさんあったからだ。もっと正確に言えば、9月中に植えたり、まいたりしなければならないものがたくさんあったという事実に気づいたとき、すでに9月下旬になっていたからだ。まあ、エディブル・ガーデナーにはよくあることなんで、驚きもしないけどね。

 そうなのだ。おそらく春か初夏の暇な夜とかに、酔っ払った勢いであまり考えもせずにサカタのタネにいろいろ注文していたのだろう。それがパラパラと届いていて、その都度下駄箱の下の空間に突っ込んでおいたのだけど、9月も終わりに近い昼下がり、「そうだー、そろそろ秋冬モノの準備をしないといかんなあ」と思いながらおもむろに引っぱり出してみると・・・

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買い込んでいたジャガイモの種芋(ばりばり芽が出てる!)、ニンニクの球根、さまざまな種・・・これを9月中になんとかしろと言われてもねえ。

 秋植えジャガイモのデジマ(¥1280)、平戸ニンニク(¥1380)、そしてころっ娘ミニダイコン種(¥378)、早生湘南レッド赤タマネギ種(¥378)、つるなしスナックエンドウ種(¥270)、以上がサカタのタネで買い込んでいたもの。さらに、秋冬に植えようとビーツとコリアンダーの種もある。
 げげっ、けっこういろいろあるなあ、これはちょっと気合を入れないといかんなあ、などと思いながらおもむろに説明書を広げてみると・・・
 なんと、スナックエンドウを除いてすべて9月中に植えなければ(あるいはまかなければ)ならぬ、と書いてあるではありませんか。赤タマネギに至っては9月25日まで、などと厳しい日にち指定までしてある。
 そら無理だわ、だってもう9月25日過ぎてるし。

 そんなわけで、遅蒔き(あっら、こういう字を書くのね。まさにこのことじゃん)ながら秋冬菜園の配置図を書いてみた。本来なら先に計画図を書いて種を注文するところが今回は順不同。今までなら豪華総天然色のイラスト図解だったのが、今やモノクロ+赤ペンのぞんざいな殴り書き。菜園活動に対する情熱のほどが伺える、ってもんである。

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手抜きな菜園計画図で申し訳ない。

 ざっと説明すると、メイン・ガーデンはトマトやオクラのような春夏モノがまだのさばっていたり、11月以降に収穫を迎えるラッカセイ、ショウガ、サトイモが生育中だったりするので今回はノータッチ。72リットルの大型プランターもトウガラシ、パプリカがまだまだ元気だし、カーブ菜園のナスはあまりに貧弱ゆえにまだまだ今後に期待中だし、旧レイズドベッドではサツマイモが10月末の収穫を待っている、てなことで、狭い我が庭において新しく植えられる場所は非常に限られている。
 なので、ジャガイモとミニダイコンを新レイズドベッドで同居させ、ニンニク、タマネギ、ビーツはすべてプランターでGO!と相成った。

 さあ、それでは一気に植え付け・種まきだあああ〜、と行きたいところだが、そこでひとつ大きな誤算があった。
 夏の終わりにキュウリを撤収した新レイズドベッド、次に何を植えてもいいようにちゃんと土を掘り返して耕しておいた。そこまでは我ながら感心かつ立派なのだが、そのあといつものように堆肥と苦土石灰をじゃんじゃんぶち込むのも忘れなかった。しかし、今、説明書をじっくり読むと「ジャガイモは石灰を散布する必要はありません。土壌がアルカリ性に傾くとそうか病にかかりやすくなるので注意します」とある。あ、そうか! なんて言っている場合ではない。さらに、ミニダイコンの説明書には「やや酸性の土を好みます」とある。だーれも苦土石灰など必要としていなかったのである。ヤバイよこれは。てなことで、あとから焦ってピートモスなどをふりかけて土壌の中和を試みてみたけど、効果のほどはわからない。大変不安である。

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新レイズドベッドにジャガイモの位置決め。いちおう畝など作ってみたのだが。


 そんなこんなで9月最後の日、滑り込みで植え付け・種まきを行なった。
 新レイズドベッドはややぎうぎうながら、真ん中2本の畝にジャガイモを植え、両端にミニダイコンの種をまいた。ダイコンがかなり端に寄りすぎてちゃんと生育できるか心配なんだけど、ミニだからなんとかなるんじゃないかと淡い期待を抱いている。あと、この新レイズドベッドでは昨年トマト(ジャガイモと同じくナス科)やコマツナ(ダイコンと同じくアブラナ科)を育てているので、連作障害ブロックWを入れておいたことは言うまでもない、と大声で言ってみた。もう過ちは繰り返しませんぞ。忘れっぽいエディブル・ガーデナーだが、こう見えてちゃんと経験から学んでいるのだ。つーても、過ちはこの春の話だから忘れちゃってたら完全に認知症なのだが。

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ミニダイコンのころっ娘は新レイズドベッドの端ギリギリに。あんまりころっころになるとマズイかも。

 さて、前回けっこううまくいって、今回も期待のかかるニンニク。今回は満を持して、人気の平戸ニンニクを注文したのだが、あまりの人気ゆえか、当初300グラムだったはずが、残念ながら200グラムしかお届けできません、という悲しい展開になってしまった。なんなのよー、とそのときは思ったものの、実際植えてみたら、球根というかニンニク片が大量に余ってしまってさあ大変。今回はプランターだけで植えるつもりだったのが、ひとつふたつではとても足りず、結局地植えもすることになってしまった。こんなにニンニクを育てて餃子屋でも始める気か? と我ながら思う。ラーメン屋という展開もアリか、とも思う。

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とりあえずプランター2つにニンニク。こんなもんでは全然足りない。現在他の農地を準備中。

 さて、前回もプランター栽培をやってそこそこうまくいった赤タマネギ、今回もなんとかいくだろうと楽観している(9月25日までにまくこと、という指定はこの際無視)。このプランターで育苗し、そのまま収穫まで大きく育てる。間引きした苗は別のプランターに移して大きくするつもりなので、収穫量は倍増の予定。今回は絶対肥料をやるのを忘れないようにしなきゃだわ。

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プランターに赤タマネギの湘南レッドと書いてあるはずの種袋。全然見えませんすみません。

 そして準備の遅れで10月に入ってからまくことになってしまったビーツ。ネット情報によると9月上旬までに種まきなどと書いてあるので、冷や汗がドッと出る。
 9月半ばに撤収したニガウリの透水プランターに直まきするのだが、ここはダンゴムシのメッカなので、オーガニック・ワンを散布したのみならず、さきイカ入りのトラップを仕掛けたりしてあまりにも時間がかかってしまった。なんとか早く芽が出てくれるよう祈願するしかない。って、一ヶ月の遅れを神頼みでなんとかできるもんかなあ。

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透水プランターにダンゴムシのトラップ。さきイカが好きらしくけっこうかかってる。ビールもほしいかい?

 今年はブロッコリーやカリフラワーなど夏の終わりから苗を植える野菜を一切やっていない。おかげで秋冬のお楽しみがガクンと減っちゃいそうだが、今回の植え付け・種まきでちょっとはワクワク過ごせそうかな? 心配の種が増えただけでないことを祈りたい。


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2016/10/02(日) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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