ショウガ祭絶賛開催中!

 11月3日、今年もめでたくショウガを収穫した。ショウガ収穫のタイミングは「10月頃になって葉が黄色くなり始めたら」と教科書に書いてあるが、今年は異常気象のせいなのか11月に入っても葉が黄色くなる気配がない。このままのんびり黄色くなるのを待っていると、次にこの畑(カーブ菜園)に植えようと控えているソラマメの出番がなくなってしまうので、えいや、とばかりにイッキ抜きすることに。
 とかいいつつ、これまでにも料理でショウガが必要になるとポツポツ引っこ抜いて使ってはいたのだけどね。

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ショウガのイッキ抜き。まだまだ青々と生い茂ってますよ。

 ショウガを栽培したのは一昨年、昨年に続いて3度目だ。しかし、これまでの2回はサトイモと一緒の混植。ショウガは日陰でオッケーな野菜なので、サトイモの大きな葉っぱの日陰でも育つ。なので、狭い菜園を有効利用するのに最高の組み合わせと言われている。だもんでずっとセットでやってきたんだけど、今年は植え場所のカーブ菜園が狭くて日当たりが悪いこともあって、ショウガだけの単独栽培でやってみた。

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芽出しをした種ショウガ。お値段もよろしい高級品よ。

 今回も植えたのはサカタのタネで購入した中太ショウガという1キロ1,980円の種ショウガ。高いなあ。外国産の怪しいショウガなら、これで1年間に食べる分くらいまかなえちゃいそうだ。これだけの元手でどのくらい増やすかがショウガ師の腕の見せ所。とか言って、去年も一昨年もまあこんなもんかなあ、くらいの出来だった。果たして今年は!?

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ここが庭の隅っこのカーブ菜園。ビニールをかけて地面の温度を上げているところ。

 てなことで、2週間ほどかけて芽出しさせたショウガをカーブ菜園に植えたのは6月4日のこと。これまではよくわからないので薄暗いところで芽出しさせていたんだけど、当然のことながらなかなか芽が出ない。今回は日向でギンギン日に当てたので、芽が出るのも早かった。
 植える前には菜園にビニールを貼って地熱をアップ。植えたあとは、これまで教科書通りに黒マルチなどしていたんだけど、今回は面倒臭いので藁を敷いてごまかした。よーするに、ショウガは乾燥を嫌うので、何かで地表をカバーして保湿しておけばいいのよね。

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種ショウガを植える前の位置決め中。こいつを元手に増やすのよ。

 あとは1ヶ月に一度くらいぼかし肥料をあげるくらいで、ひたすら毎日水やりを続けるのみ。虫もつかないし、病気にもならなくて、ほとんどほったらかしでオッケー。ずぼらなエディブル・ガーデナーのためにあるような野菜だ。安っぽい観葉植物みたいな葉っぱがただ生い茂るだけなので、写真を撮る気も起きず、よってこのように振り返って何かを書こうとしても極端にヒントがない。なんか寡黙でインスタ映えしなくて、地味な漢そのもののような野菜。まあ野菜なんだから、美味しきゃいいんだけどさ。

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9月のカーブ菜園。見苦しいまでに繁殖しているので、なるべく見ないようにしていた。

 はてさて、今年のショウガ、出来はいかに!?
 おおおおーっ、これまでの2年よりずっと収穫が上がっている。やっぱりサトイモとの混浴だと、もとい混植だと、遠慮があるのだろうか。スペース的にそこまで広くなったわけじゃないんだけど、ひとつひとつの実(っていうのか?)が大きくなってる感がある。
 それに、これまでは種ショウガが萎れて皮だけになっていることも多かったのに、今年はほとんどちゃんとした形で残っている。種ショウガとて薬味などにちゃんと使えるので、これはありがたい限り。

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葉や茎を取り去った残りが新ショウガ&根(親)ショウガ。なかなかの出来栄え。

 今年は例年より収穫が多かったので、一部は長期保存を目指して濡れた新聞紙にくるみ、 発泡スチロールの箱に入れてみた。しかし、ネット情報によると「つねに室温15度をキープ」。ってそれ、寒い隙間風が吹きすさぶ我が家じゃ無理だから。まあ様子を見てみることにしよう。ショウガ好きで、酢ショウガをホットで飲んだり、朝のジュースに入れたりしている我が家なので、あっさり使い切っちゃう気もするけどね。

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発泡スチロール箱で長期保存に挑戦。って来年まで持つかなあ。

 では、手に入った新ショウガでさっそく作ってみたのは「ショウガの佃煮」。これはうまいので、我が家の常備食にしちゃおう。
材料
新ショウガ 200g
砂糖    大さじ3
醤油    大さじ2
酒     大さじ1
花カツオ  適宜
ジャコ   適宜
白ごま   適宜

1、ショウガを細い千切りにする
2、鍋にショウガ、砂糖、醤油を入れて火にかけ、少し煮立ったら酒、花カツオ、ジャコを入れて煮汁がなくなるまで炒る。
3、火を止め、白ごまをまぶしたら出来上がり。

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ショウガの佃煮やってみた。右は我が家の定番、ショウガのはちみつ酢漬け。

 ショウガってなかなか主役になりにくい野菜だけど、これはショウガ食べたーっ!!!って気分になれる一品。ショウガ愛好家はぜひお試しください。
 さあーて、この冬はがっつり収穫したショウガでホットに過ごすわよー!!!!!



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2017/11/11(土) | 2017年秋冬菜園展開中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ビーツでボルシチ! なのだが。。。

 なんだか最近ボルシチ作りが流行っているらしい。友人、知り合い、近隣住人、みんなが「作った」と連日のように報告してくる。日露友好が進んでいる印なのか、KGBによる洗脳の成果なのか、今、ボルシチがやたらと熱い。しかも、あのビーツを用いて作っているというから本格的だ。

 いったい何が起こっているのかは不明ながら、流行に乗りたい私としてはすぐさまビーツを購入してボルシチ作りに勤(いそ)しみたい。しかしながら、それをさせてはくれぬ事情があるのだ。その苦しくも複雑な事情を、すでにボルシチ作りに成功した友だちに説明したところ、なんとありがたいことでしょう! でっかいビーツをプレゼントしてくれました!!!!

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 これが夢の野菜ビーツだ。聖護院カブほどじゃないけど、大きい。

 その大きさたるや、赤子の頭くらい、といったら大げさかもだが、猫の頭くらいある。重さにして526グラム。純正国産(長野県)で、
 お値段なんと、驚きの199円!!!!!!
 えええっ!?!? もらっておいてナンだけど、ビーツってこんなにお安いんざんすか?

 先日夕刊に載ってた女優、黒木瞳のエッセーによると、彼女が購入したビーツはなんと「一個856円」だったとか。セレブ主婦でもあらせられる黒木嬢はどうせ青山紀ノ国屋とかで、「ビーツ買おっか!」「いいんじゃない」(本文より)などと会話しながらカートに放り込んだのだと推察される。私がいただいたのはファンキーな丸正北新宿店経由。同じビーツでありながら、出自の違いが運命を分かつのねえ。

 しかし、値段がいくらだろうと料理しちゃえば同じだ。さっそく皮を剥いてみると、いやもう血も滴らんばかりの鮮やかな赤。どこまで切っても真っ赤である。包丁、まな板はもちろん、両手も真っ赤に染まって、とても野菜を調理しているとは思えない。外科手術の、いや、ちと間違えるとスプラッター映画の1シーンのようだ。

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なんだか心臓を取り出してきたみたい。猫もビックリである。

 ボルシチの作り方は簡単で、肉(牛すねを使ったけど、羊や豚でもいいらしい)を塩胡椒して1時間ほど煮込み、別に炒めておいたニンニク、玉ネギ、セロリ、ビーツ、ジャガイモ、ニンジン、パプリカ、キャベツ、トマト、イタリアンパセリなど野菜類を足してさらに煮込む。トマトピューレ、コンソメなどお好みで加えてもよし。私は隠し味に塩レモンをちょびっとプラス。最後にサワークリームを添えれば、どんなに出来が悪くてもけっこうロシア料理屋さんに来たみたいな感じに仕上がるから不思議不思議。

 いやしかし、自分で作っておいてナンだけど、自家製ボルシチ、ほんっとおおおーに美味しくできた! それもこれも素晴らしいビーツ(お値段199円)があってこそ! ヘタなロシア料理店の、ビーツの缶詰をトマトジュースで薄めたようなのとはわけが違う。柔らかな甘さ、とろけるような食感、そこはかとなく漂うロシア(正確には長野)の大地の香り。これは畑から採ってきた(正確には丸正から買ってきた)ばかりの野菜ならではの美味しさに他ならない。

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世界3大スープのひとつ、ボルシチ。ジャガイモやニンジンもみんなビーツ色に。

 というわけで、もらったビーツを使うというトリッキーな手段によりボルシチ作りを達成してしまったわけだが、先にも述べたように、私には「ビーツを購入してボルシチ作りに勤しみたいのだが、それをさせてはくれぬ事情」があった。
 そう。過去に幾多の失敗を重ねながらも、懲りることなく、この4月、3度目の正直(だったか4度目の正直だったか?)でビーツの種をまいていたのだ。そのときのブログは「今度こそビーツの実が収穫できるのか、葉っぱで終わるのか、3ヶ月後にご期待あれ」と偉そうに書いて終わっている。

 あれから半年以上の歳月が流れた。まさか「あのビーツはいったいどうなったんだろう」などと覚えている人はいるまいと思って、ビーツ栽培はなかったものとしてすっかりばっくれていた。とはいえ心の中では自責の念と運命を呪う気持ちが渦巻き、とてもビーツなど買う気になれない。買ってはいけないと思う。ところが今回、自ら購入はしなかったものの、もらったビーツでボルシチ祭りをやってしまったのだ。もう自家製ビーツにはこだわるまい。こんなにうまくて安いならバンバン買ってきたらいいさ! と、まるで呪いが解けたように開き直ることができた。なので、開き直ってビーツの失敗談を記しておくことにいたそう。

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4月9日、ビーツのためのスペシャルな苗床に種をまく。

 4月上旬、マニュアル通りわざわざ赤玉土や川砂を購入して準備したプランターにまいた種は、いちおう順調に成長を続けていた。大切なのは芽生えたばかりのときの水やりだ。ここで乾燥させてしまっては、3ヶ月で結実というわけにはいかない。なので連日せっせせっせとジョウロで水をかけ続けた。

 一週間もするとこちらの期待に応えるかのように双葉が出てきた。小さいながら、すでに茎は濃いエンジ色で、ビーツらしさが溢れている。「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」というけれど、大成する者は幼いときから人並みはずれているんですねえ。ビーツは双葉より赤し、である。

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ビーツの双葉が出てきた。土がいいせいか、発芽率もなかなか。

 6月。すでにきつい夏の陽光の中で赤や緑の葉が育っている。茎が赤くて葉がカラフルなのはスイスチャードに似ている。実際味も似ているんだけど、なんか今イチ元気がないのは、暑さのせいだろうか。密集させすぎなのだろうか。高原の野菜で暑さと湿気を嫌うというから、できれば本格的な夏が来る前に収穫したいのだけど。。。

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6月半ばのプランター。大きな実を期待している割には密植しすぎ?

 7月半ば、すでに種まきから3ヶ月以上が経過した。地表には実らしきものの一部が見えるのだけど、大きさはわからない。葉っぱはかなり元気に茂ってきていて、このまま放っておくと葉っぱに養分が吸い取られて実が大きくならないのではないかと不安になってくる。試しにひとつ引っこ抜いてみるか。

 あれっ!? こんなところにラディッシュ植えたっけ?
 と思うくらいのちっこさだ。卓球の球より小さいかもだ。半分に切ってみると鮮やかな赤で、血のような汁がジョワっと出てくるので、こりゃ間違いなくビーツなのだわ!と実感できるんだけど、いかんせん小さすぎる。こんなんじゃ20個くらいないとボルシチは作れない。だもんで、めでたいビーツ第1号はサラダの彩として使われ、ほとんど意識されないまま胃袋に収まってしまった。

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第1号のビーツ。ヘタなカブよりも小さい。むしろラディッシュ(二十日大根)。

 収穫のタイミングがちょっと早すぎたのかも? と思って、残りのビーツの収穫はさらに2週間ほどあとにした。のだけど、真夏のギンギンの日差しとジメジメの湿気に晒しておくのがビーツの実の成長の助けになるわけがない。意を決して全部引っこ抜いてみると、いちばん大きいのでも卵大、中には鉛筆みたいに細いのもあった。全部集めてもボルシチ一回分に満たない収穫量だった。三度目、もしかしたら四度目のビーツ栽培もこうして失敗に終わった。

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とりあえず収穫には至った。しかし、この小ささでは売り物にはならんなあ。

 とはいえ、チビっこビーツだってビーツには違いない。茹でて皮をむき、適当に切って瓶に入れ、お酢を注いでビーツの酢漬けにした。ビーツ自体がとても甘いので砂糖なしで甘酢漬けが出来上がる。独特の土の香りがして、上品な甘さ。赤い色がとてもきれいなので、お料理の飾りとしても大いに活躍してくれる。

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ビーツの酢漬け。これはこれでなかなか美味しい。暗紅色が実に美しい。

 などと書きながら、さすがにもうビーツが我が家庭菜園で育てられることはないだろうなあと思う。やっぱりこれは長野県みたいな高原の冷涼な気候じゃないとダメな野菜なのだ、と思うことにする。それに、よしんば頑張って大きいのを作れたところで、一個199円だもんねえ。黒木瞳ならその3倍くらいで買ってくれるかもだけど。


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2017/10/31(火) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(2)

種をまく人


 ひと口に家庭菜園家といっても、ホームセンターで買ってきた苗をポンとプランターに植えるだけの人と、種から育てる人まで、いろいろだ。中にはそれまでに育てた野菜から種を採取してまいてる人までいて、家庭菜園道も奥が深い。かくゆうエディブル・ガーデナーも、ついこの間まではほとんどすべての野菜をホームセンターで購入した苗から育てていた。まあ、コマツナとかホウレンソウみたいな葉物は別として、だけど。

 しかし、菜園活動を始めて今年で7年目ともなると、いつまでも人様の作った苗に頼っていては人間としての成長がないのではないか、と思うようになる。
 と思ったら大間違いで、そんなことはまったく思わない。ただ、ホームセンターで売られている品種とは別の、ちょっと前とは違うものが育てたい、食べてみたい、と思うようになるんだね。サカタのタネとかタキイなどの美麗なカタログをよく見るようになると、「およよ? なんだこのタイニーシュシュって!? たかがハクサイのくせにこんなファンシーでしゃらくさい名前がついてるなんて。これは私に育てなさいという神のお告げね!!」なんてことを妄想してしまうんだね。
 タイニーシュシュ、別名「サラダミニ白菜」。「甘くてサクサク、サラダにピッタリ」という説明がついている。結球するのを待たずに、草丈が20センチくらいになったらじゃんじゃん収穫して生食しちゃえるものらしい。もちろん、ホームセンターに行ってもこんなトリッキーな品種のハクサイ苗は売っていない。よって、食べてみたけりゃ自分で育ててみい、ということになる。

 んなわけで、先日サカタのタネのガーデンセンターに行ったとき、このタイニーシュシュの種も忘れずにゲットしてきたのだ。
 しかし、自分が野菜を種から育てるのがむっちゃくちゃヘタクソだということはしっかり忘れていた。どのくらいヘタクソかということを説明すると夜が明けてしまうので省略するが、今回がその典型的な例となっているので紹介いたそう。

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いざ、種まき開始! この黒いプラスチックの容器が種まきハウスよ。専門の用土を使ったわ。

 タイニーシュシュの種を種まきハウスにまいたのは9月2日のこと。ハクサイは通常9月半ばまでに種まきを終わらせていなくてはならない。ぐうたらなエディブル・ガーデナーとしては珍しく早手回しなスタートと言える。タイニーシュシュに賭ける熱い思いがじわ〜んと伝わってくるのではないだろうか。
 ハクサイなんて、直(じか)まきで畑にパーッと花咲か爺さんみたいにまいちまえばいいんじゃないか? と思う人もいるだろう。エディブル・ガーデナーもその口で、いい加減に軽く考えていたんだけど、教科書『有機・無能薬でおいしい野菜づくり』によると、「種はポリポットにまいて、本葉が5、6枚になったら畑に植え付ける」となっている。だから種まきハウスにまいたのだ。ポリポットじゃねーじゃん、と思う人もいるだろう。しかし、タイニーシュシュは小さいうちに食べてしまうので、ポリポットで大きく育てる必要はないのだ。

 種まき後2、3日でさっそく発芽したのにはびっくりした。しかも、一箇所に5、6粒まいた種がほとんど発芽しているではないか。ハクサイーーこいつは楽勝だ! と思った瞬間である。甘かった。

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さっそく発芽。真ん中に何も生えていない不毛地帯があるけど、これは種のまき忘れ。

 種まき後は用土を乾かしてはならぬと、毎日霧吹きでシュッシュした。タイニーシュッシュだも〜ん、なんぞと言いながら。
 そして一週間が経過したとき、順調に成長を続けているタイニーシュシュの双葉を眺めながらふと気づいた。これってハクサイだよね。こんなに間延びしちゃっていいのかすら!?
 あきらかに徒長しているのだった。

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だらりーんとカイワレダイコン化しているタイニーシュシュ。これではいかんわ。

 まるでもはやカイワレダイコン? ってくらいに双葉に至るまでの茎が伸びてしまっていて、まさにこういうのを徒長というのだろう。もちろん小池百合子がいるところもトチョウというのかもしれないが。
 なんでも、種をまくときに水分は必要だが、発芽後も水を与えすぎると徒長の原因になるらしい。また、光は上から全体に当たるようにしなくてはならない。我が家の場合は窓から差してくる陽光に頼っていたので、その方向目指してぐいぐい伸びていってしまったのだ。いくらなんでも、このひょろひょろ伸びた茎の先にハクサイがなるとは思えない。全部破棄して、新規まき直しとなった。
 ちなみに、「新規まき直し」とは「はじめに戻ってもう一度新たにやり直すこと」。こういう言葉があるということは、つまり、昔から種まきに失敗して、新たにまき直す人がいかに多かったか、ということだ。こういうチョンボをやらかすのが自分だけではなく、歴史的な人間の営みなのだと思うと、なんだか心強い気がする。

 てなことで、9月11日に新規まき直しての第2弾タイニーシュシュは、第1弾同様順調に成長。2週間ほどしていい感じに双葉が生え揃った頃、屋外デビューとなった。光が上から全体に当たる、となれば屋外で陽光に当てるのがいちばんだ。鳥や害虫にやられないよう、透明なプラスチックのカバーをかけて、さあ、自然の恵みをたっぷり吸収するがいい、と縁側に出してやった。

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第2弾の双葉軍団を日当たりの良い縁側に出す。大きくなって帰ってこい!

 ところがその日は台風一過の晴天に恵まれまくり、気温は33度くらいまで上昇した。夜、外出先から戻り、プラスチックのカバーを外してびっくり仰天。午前中に青々と輝いていた双葉はすっかり天日蒸しとなって、一本残らず茶色に変色してへたばっていた。うわわわわ。。。駐車場に停めた車に赤ん坊を残し、パチンコをやって戻ってきたバカ母になった気がした。第2弾タイニーシュシュもあえなく全滅したのだった。

 いよいよ三度目の正直だ。通常ならば9月の半ばに種まきを終わらせていなくてはならないハクサイなのだが、すでに9月末。もう後がない。それで9月27日に第3弾タイニーシュシュの種まきを行なったものの、驚愕の事態が発生した。1回目のタネまきが成功したかに見えた時点で、残ったタネの半分ほどを実家にあげてしまっていたので、第3弾をまこうにも十分な数の種がなかったのだ。そのときは「ハクサイなんて楽勝だ!」と甘く考えていたんだろうな。親にも「これならサルでもできるから」くらいのことを言って渡したような気がする。したら、このザマである。種まきハウスは18苗分のスペースがあるのだが、教科書通り一箇所に5、6粒まいていたら半分も埋まらない。

 うはあ、こりゃヤバイ。と近所のホームセンターに片っ端から電話を入れてみたが、ミニハクサイの種はあってもタイニーシュシュという名前のものはないという返答。ううう、わざわざ地の果て横浜のサカタのタネのガーデンセンターまで行った甲斐があるというものだ。そんじょそこらのホームセンターでは手に入らない、ありがたい希少種、それがタイニーシュシュだったのだ!

 ということで、残ったタイニーシュシュの種をありったけ種まきハウスにまき、サカタのタネのネットで新たにタイニーシュシュの種、お値段324円(プラス送料)を注文した。心情的にはやおらプライム会員になって明日にでも届けてほしいのだが、残念ながらサカタのタネにそのよーなシステムはなく、種が送られてくるのをジリジリしながら待つことに。そこまでタイニーシュシュに執着する自分が怖いが、すでに2度も失敗しているせいで、私の中では幻のタイニーシュシュになっている。簡単に手に入らない秘宝として神格化されている。ここまで頑張ってきたのに、ここで「ま、いっか。食べきりサイズのミニハクサイ黄味小町で」と妥協することはできないのだ。

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第3弾は4勝11敗3引き分けみたいな感じ。使えそうなのは4苗がせいぜいかなあ。

 そんなこんなで10月初旬のある日、第4弾タイニーシュシュの種まきが行なわれた。第3弾は残っていた種をかき集めて種まきハウスにまいたのだが、こんな時に限って発芽率が悪く、しかも昼夜の温度差で死亡する双葉も続出、まともに使えそうなものは片手でカウントできるほどしかない有様。この冬、鍋にハクサイを入れたかったら、是が非でも第4弾を成功させなくてはならないところまでいよいよ追い込まれてきた。

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旧レイズドベッドに直まき。株間15センチなのでぎうぎうになる予定(うまくいけばの話)。

 で、やっとこさサカタのタネから届いたタイニーシュシュの種をまくに至ったのだが、もう時間的・季節的に種まきハウスで悠長に苗を育てて畑に移植、というやり方はできない。畑に直まきし、防寒用に不織布でトンネルをかけるしかないのだ。珍しくタネをポットで育てて畑に移植するやり方で、上級者っぽく行こう! と意気込んでいたのに、結局いつも通りの直まきで、当たるも八卦みたいなアバウトなやり方に頼ることになってしまった。あーあ、家庭菜園何年やってもまるで進歩のないエディブル・ガーデナーなのだった。とほほ。

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さっそく不織布でカバー。前回ニンジン栽培に使ったものをそっくり流用。

 そんなこんなで10月8日、旧レイズドベッドにタイニーシュシュの種をまいた。不織布が種まきの遅れをカバーしてくれることを祈りつつ。そして、ついでに新レイズドベッドにはホウレンソウとコマツナとシュンギクの種もまいた。真ん中にすでに苗で植えたプチヴェールが育っているので、その左右にホウレンソウとコマツナを一列ずつ、中央部にシュンギクを少々、という布陣である。これにもおいおい不織布のトンネルをかける予定。

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 はあ〜、今回の種まきの成否で我が家の冬のメニューが大きく変わりそうだ。いやいや、それどころか我が家の家計に大きな影響がありそうだ。この冬はハクサイを買わずに済むだろうか? もしかして、この冬は鍋をまったくやらないんじゃないだろうか、という不安が今や次第に膨らみつつある。


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2017/10/09(月) | 2017年秋冬菜園展開中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

2017年秋冬はこれで行くわよ

 いよいよ収穫の秋到来ってことで、我が家のリンゴの木も赤い実をたわわにつけている。今まで花は咲いても実はならず、という寂しい状態が続いていた果樹(しかも鉢植え)だけに、これは赤飯を炊いて祝うべき大事件。……なのだけど、実はこの春、幹から怪しい虫(テッポウムシみたいなヤツと思われ)が侵入したので農薬をこれでもかというほど注入してしまった。無農薬有機農法を標榜してる我が家なのに。よって、こうしてできた果実も相当薬物で汚染されていると思われるので、怖くて食べられない。だから、残念ながらビジュアル・オンリーで楽しむことに。収穫の暁には白雪姫にでも食べていただくことにしよう。

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ついに可憐な実をつけたアルプス乙女。一瞬秘密の庭園風。

 はてさて、秋になったとはいえ、夏の野菜がまだまだ片付けられないのは、我がエディブル・ガーデンの伝統である。おほほ、そんな自慢するようなことじゃないですけど。したがって、ミニトマト、ジャンボトウガラシ空耳、パプリカ、ナス、ニガウリなどは相変わらず畑やプランターにのさばりまくり。もちろん連日美味しい野菜を提供してくれるんだから文句言う筋合いじゃないよね。この勢いで冬も、できれば来春も生産活動を続けてくれるとありがたいんじゃがのう。って、そんな虫のいい話はない。

 さて、春夏からずっとメイン・ガーデンで暗躍していたラッカセイとサツマイモは11月収穫の予定。この秋の最大の収穫イベントになりそうだ。なんつって、いかにも大量収穫する気満々な言い草だけど、根拠まったくなし。ま、他にイベントないのでこれで騒ぐしかないのよね。。。

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鬱蒼とそびえるトマトタワーの下にはサツマイモとラッカセイが鬱蒼と生育中。

 そんなこんなで季節がガラリと変わったのに代わり映えのしないエディブル・ガーデンなのだが、冬から初春に向けての準備も地味ながら進んでいる。ううう、進んでいることは進んでいる。いやなんていうか、進んでいることにしておきたい。と言葉を濁す今日この頃。
 なにしろ前回のブログで書いたように、天下のサカタのタネのガーデンセンターまで遠征して苗やタネを買い込んだんだからね。これを最大限に駆使して最大限の収穫を目指さなくてはならない。それが菜園家の進むべき道。
 と自身を鼓舞しながら、まずは菜園計画を立てることに。ってさー、普通タネ買いに行く前に計画立てるよねえ。「イギリス人はタネを買いながら考える。フランス人は何を育てるか考えてから買いに行く。スペイン人はタネを買ってしまってから考える」と言われるが、エディブル・ガーデナーはそうしてみるとスペイン人に近いのかもしれぬ。ラテン乗りというかアディオスアミーゴというか。
 ……っちゃって、上述のような言い回しはないので本気にしないよーに。スペイン人の皆さん、ごめんなさい。

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新レイズドベッドの予定図。今のところプチヴェールしか植えられていません。

 てなことで、2017年秋冬菜園計画を発表いたそう。まずはすでに噂のプチヴェール(その正体は芽キャベツ)が植えられている新レイズドベッドだ。畑の中央に並ぶ3苗のプチヴェールを挟むように、10月半ばまでにホウレンソウとコマツナを一列ずつ直まきしようと考えている。もう寒いし、虫もイヤだから不織布トンネルはマストだろうなあ。

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旧レイズドベッドのハクサイ予定図。って、タイニーシュシュはもっと小さいらしいけど。

 そして、旧レイズドベッドではミニサラダ白菜タイニーシュシュという長い名前のハクサイを育てる予定。なんでも、ハクサイでありながら生食でレタスのようにサラダ感覚で食べられちゃう、らしいよ。これもサカタのタネの宣伝文句なので鵜呑みにはできないがw
 しかし、このブログのパクリネタ元のはじめさんを見習って、ポットにタネをまいて育苗しようとしたらことごとく失敗。詳しくは後日書くつもりだけど、我ながらあまりに下手クソで、 こんなヤツに菜園をやる資格はないと自分で確信したほどである。そんなこんなで、さんざんトライした挙句、今は最後の望みをかけて畑に直まきしようとしているところだ。もう下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるの世界になってきている。てか、それでも当たらないかもしれないから、マジ恐怖である。

 そして、去年はソラマメのタネをまかなかったために収穫もなく、今年は春が来た気がまったくしなくてえらく後悔したので、10月半ばには絶対ソラマメをまくぞー! と誓って、打越緑一寸の袋を枕元に置いて眠る日々である。場所は、現在ショウガが茂りまくっている(おっと、これもこの秋収穫だわね!)カーブ菜園。ここは我が家でもっとも日当たりの悪い畑なのだけど、エディブル・ガーデナーの熱意で立派に大きく育ててみせるっ! ってこれまたまったく根拠なし。

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現在のカーブ菜園はショウガ絶賛生育中。ここにソラマメをまくのだわ。

 あと、サカタのタネのガーデンセンターで購入した茎ブロッコリーのスティックセニョール2苗を地植え、普通のブロッコリーをプランター植えしている。なにしろサカタのタネ育ちのブランド苗なので、きっと大きくなってくれること間違いなし! と、こんなに熱い期待をかけられてサカタのタネも迷惑していることだろう。

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小さな空き地で生育中のスティックセニョール。ヒヨドリにやられないことを祈る。

 また、ナスとかのプランターが空になったら赤花つるなしエンドウちゅうののタネをまいて育てようと画策中。これまたはじめさん情報で、うまくいけば連日サヤエンドウ祭りらしい。って、それはまく人の技量によるところが大きいのかもしれないけど、そういうむずかしいことは今は考えないことに。

 この秋冬はニンニク、赤タマネギはやらないので、ちょっと淋しい気も。両者とも時間がかかるのが難なのよねえ。残念ながら今回は見送ることにするけど、そうねえ、ミニダイコンくらいはやってもいいかもなあ。などと、前回悲しいエンピツ状態に終わったミニダイコンの顛末をすっかり忘れて妄想に耽るエディブル・ガーデナーであった。



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2017/09/29(金) | 2017年秋冬菜園展開中 | トラックバック:(0) | コメント:(4)

サカタのタネGCに潜入!

 いやあ、秋ですよ。ちょっと前まで「暑くて庭なんかやってらんないわよー」とか言ってたのがウソのように、今朝などは木枯らしみたいな風がピープー吹き荒れていた。
 ……って、ちょっと待ってくださいよ。秋冬の準備、なんにもしてないんだけど!?

 なんて言うと、ちょっとドラマチックな感じがすると思って言ってみたんだけどね。実は8月半ばのある日、真夏にしてはやけに涼しかったこともあって、秋冬の準備をせねばいかんやないのと思い立ったエディブル・ガーデナーだったのさ。やはりアマチュアとはいえど家庭菜園家のはしくれ、つねに一歩先、二歩先を見据えて、将来図を頭に描きながら菜園事業を進めていかなくてはならぬ。
 んなわけで、未来を見据えてやろうじゃないかと、以前に届いていたサカタのタネのカタログに手を伸ばし、秋冬菜園用の野菜もろもろのチェックを始めたのである。

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サカタのタネ ガーデンセンターの花苗売り場はガーデナーのパラダイス、なのよね。

 そこで私の心をとらえたのはプチヴェールという野菜苗であった。「見た目鮮やか、高栄養価・たくさん収穫 どんな料理にも合う万能野菜!!」という美辞麗句が並んでいる。サカタのタネの宣伝文句が実は現実とかなり違う、いや、むっちゃくちゃ違うことは、ボンクラな私でもうすうす気づいているのだが、こんなうまい話を耳元で囁かれるとついついその気になってしまう。
「よしっ、決めた! この秋冬はプチヴェールで行く!!!」と、下唇をしっかり噛んでVの発音をしながら叫ぶ私であった。
 
 しかし、いざ申し込みをせんと説明書きに目を通して、驚愕の事実に気づいてしまった。なんと、7月10日で注文は締め切られていたのである。げげげ、一ヶ月も前ではないか。世の中の園芸家はどうやら夏が来る前に冬のことを考え、秋が来たら翌年の夏休みのことを考えるような、先取り人間であるらしい。ある意味未来志向というか、せっかちというか。
 これじゃあ、プチヴェールが手に入らないではないか。私の乏しい記憶力が確かなら(いやあ、かなり怪しい)、近所のホームセンターや園芸店などでプチヴェールの苗が売られていたことはかつてない。きっとこれはサカタのタネのオリジナルで、ここでしかゲットできないスペシャルなものなのだわ。それにしちゃ、タネは売られていなくて、苗だけの販売。それがもう注文締め切りとなると、なんだか神秘性がぐんと増し、もう二度と会えないかもしれないという気がしてきて、注文し損ねたことがむちゃくちゃ悔やまれる。

 絶望感にさいなまれながらカタログを繰っていると、「質の高い商品が揃うサカタのタネ直営の園芸店ガーデンセンター横浜」という広告が目に入った。むう? サカタのタネが園芸店やってるわけ!? 知らなかったなあ。横浜つーたら、よく行ってるYネヤマプランテイションだって横浜なんだから、行けない距離じゃないよね? もっ、もしかして、ここならプチヴェールをゲットできるかも!?
 さっそく電話で確かめてみると、8月後半以降に入荷の可能性ありという。よっしゃあ! じゃあサカタのタネ(正確にはガーデンセンター)に乗り込んで、野菜苗やらタネやら、爆買いしてやろーじゃないかっ!!!

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これがガーデンセンターの全容。写真はカタログから無断借用ね。

 てなことで8月末の平日、横浜市神奈川区桐畑にあるサカタのタネ ガーデンセンターに車で行ってきた。Yネヤマとは高速の出口にして7つくらい離れている上に横浜駅そばの大通りなんか通ったりして、思えば遠くに来たもんだ、って感じである。帰りは高速に乗るのに四苦八苦して、えっらい長旅になってしもうた。
 しかし、東急東横線の反町駅、京浜急行の神奈川駅のすぐ近くで、電車で行くなら決して不便なところではない。そこに広がる大きな敷地にそびえ立つ白亜の殿堂、それがサカタのタネ ガーデンセンターなのだ!
 ってほどゴージャス感はないのだけど、なかなかでかくてシンプルながらがっしりした建物で、ペットなど抜きでガーデン関係商品に特化した店舗としては国内最大級と言ってよさそう。

 圧倒的なのは、正面テラスに並ぶ花苗の数と種類の多さ。さまざまな花が咲き乱れて、まさに百花繚乱の趣。たとえばベゴニアだけでも何十種類とある。値段はホームセンター価格とあまり変わらない。ハーブや山野草なども充実していて、果樹も多い。ものによっては半額になっていたりするので、チェックし甲斐がありそう。
 屋外(屋根付き)テラスでクラクラしてしまって、室内は時間がなくてあまり見られなかったんだけど、多肉植物やら観葉植物やらがいっぱい。さらに園芸用品や園芸系インテリアなどめくるめく品揃え。サカタマルシェなる新鮮野菜や食品の売り場もある。さらに奥にはガーデン・カフェなんつう洒落たもんがあり、お客さんで賑わっていた。車でなければ地ビールでクダを巻いたりしたのじゃがのう。残念。
 球根売り場も屋内にあり、投げ売りになっていた百合の球根などを血眼でゲット。高速道路代を払ってまでこんな遠路はるばるやってきたのに、なおも安売り商品に執着するケチ臭い、もとい値段コンシャスなエディブル・ガーデナーであった。

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平日の午後4時頃とあって広い店内に人はまばら。秘密の花園に迷い込んだ気分。

 それでっ。肝心のプチヴェールはどこ!?
 なんでも野菜苗は反対側にあるらしい。華々しいまでの花苗売り場とは真逆、建物の裏手の、あまり広くもない売り場に売れ残りの一年草なども置かれていて、野菜苗売り場としては決して広くない。夏の終わりの時期だけに野菜の種類もさほど豊富でなく、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなどアブラナ科のものがほとんど。果てしない野菜苗売り場が広がっているのかと妄想していたエディブル・ガーデナーとしては少々期待はずれだった。ホームセンターとかと違って、サカタのタネの品種の苗ばかりとなると、このくらいの規模にとどまっちゃうのかもね。

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野菜の苗売り場。あまりのしょぼさに写真を撮り忘れ、HPからこれまた無断盗用。

 しかし、たしかにプチヴェールはそこにあった。おおおおおっ、こっ、これがプチヴェールかあああ、会いたかったよおおおおお!!! と満身の力を込めて抱きしめた……のは頭の中だけのことで、そんなことをしたらか弱い苗が台無しになってしまう。なので、代わりに熱視線で見つめたのだが、苗を見る限りキャベツとかと全然変わんなくてやや興ざめ。さらによく説明書を見てみると、プチヴェールなぞとファンシーなカタカナを並べて偽装しているものの、実のところそれは芽キャベツなのだ、ということが明らかになった。
 芽キャベツ、ですか!? これまで、3度くらい挑戦して一回もうまくいった試しのない芽キャベツ!?!?

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これが芽キャベツ、もといプチヴェールの苗。ネットショップでも220円だったわ。

 あまり考えないことにしよう。サカタのタネのカタログではこの緑色のプチヴェールが6ポット一組で1,980円。それがここでは1ポット220円で売られている。正体が芽キャベツだとわかった今は、3ポットもあれば十分、ってことで計660円、しかもサカタのタネ会員だと1割引。ありがたいことである。
 プチヴェールにはこの緑色の他にも赤と白があるらしいんだけど、それはカタログ販売限定のようで、ガーデンセンターでは売られていなかった。3色1ポットずつが計660円で買えたら最高なんだけど、そしたらカタログ購入なんてバカバカしくてやっちゃらんないわよねえ。

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タネ売り場の一角。これが延々続く。もおーどこを見てもタネ、またタネ。

 さて、これでガーデンセンター本館を見終わったわけだが、道を隔てて別館というのがあり、そこには野菜や草花のタネがずらああああああああああっと並んでいる。さすが、タネ屋さんだ。たとえばホウレンソウひとつとっても、ソロモンだのまほろばだの、なんだかんだ20種類くらいあって、いったいどれを買っていいのか頭が真っ白になってしまうほど。秋冬用の葉物のタネを買おうと思って勇んでやってきたのだが、あまりの多さに見ただけですっかり疲労困憊。結局目をつぶっていちばん最初に手に触れたものを買うことに。

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本日の成果。野菜苗より、投げ売りの花苗が多い、という。

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袋の中身はタネと球根。誰が育てるんだろかねえ。。。

 そんなこんなで、花苗、野菜苗、花と野菜のタネ、花の球根など、しめて7,999円のお買い上げ(爆買いってほどじゃなかったね)。安売りにつられていらないものまで買ってしまったりしたけど、現物がこの目で見られるし、カタログ販売にありがちなセット売りじゃなく単品で買えるし、会員だと全商品1割引だし、なかなか悪くない買い物ができる。うーむ、遠いからもう行かない!とか思ったけど、なんかまた行ってしまいそうな予感がプンプン。。。


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2017/09/13(水) | 2017年秋冬菜園展開中 | トラックバック:(0) | コメント:(5)

2017年春夏中間報告のつづき

 つづき、というほどのネタもないのだが、いちおう片付けておかないと先に進めない。なので前回漏れた野菜にさくっと触れておこう。

パプリカ
 今年は、鈴なりパプリカりんりん(赤)1苗、ビバパプリコット(黄)2苗、の計3苗を72リットルのプランターに植えた。馬鹿げたネーミングにもかかわらず、8月中にはそこそこ収穫があったが、その後シーンとしたまま。おいおい、まさかこれで終わりじゃないよね? 5、6個の収穫で「鈴なり」なんて言われちゃ、不当表示で消費者庁に訴えてやるぞ。と耳元で脅してやったせいか、9月に入ってからふたたび実つきが良くなってきた。過去の経験からパプリカは秋の終わりまで収穫できることがわかっているので、今後に期待だ。しかし、案の定「鈴なり」の実はやけに小さい。ミニトマトくらいのものさえある。まさに懸念していた通り、「鈴なり」というのはとことん数で勝負、大小は問わないのであった。

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葉っぱばかりが茂る中にポツポツとパプリカ。これで「鈴なり」ですかい!?

ジャンボトウガラシ福耳
 去年の大成功に引き続き、今年もジャンボトウガラシ空耳、もとい福耳を種から育てた。相変わらず種から育てるのがちょー苦手なエディブル・ガーデナー、多くの苗を若くしてあの世に追いやってしまったが、なんとか残ったものがやっと大収穫期を迎えようとしている。
 パプリカ同様、これもたしかに8月上旬はけっこう獲れていたんだけど、やはり今年の天候不順のせいだろうか、昨年のような爆発的収穫には至らなかった。なかなか巨大な福耳状態にならないし。しかし、9月に入って「げげっ、なんかやけに涼しくない!? もしかして夏終わっちゃった!?」と福耳どもにも焦りが出てきたのか、やっと成長に気合が入ってきたようだ。
 すでに連日のように福耳入りの辛いメニューが続いている我が家だが、これからさらにホットになっていきそう。夏は終わっても、まだまだ熱いぜ、ホットだぜ……と言いつつ、やや食傷気味なんすけどね。

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小さい実がいっぱいついている空耳。これからジャンボに成長する予定。

ナス
 書くのをまったく忘れていたが、ゴールデン・ウィークのイッキ植えをとうに過ぎた6月のある日、遅まきながらナスの苗をふたつ購入して72リットル・プランターにひと苗ずつ植えつけた。ひとつはナス千両2号、もうひとつはナス紫美人というヤツで、それぞれ310円くらいだったかな。ナスの苗としてはややお高めだが、310円で千両や美人が簡単に手に入るんだから、けっこうなことである。
 ナスというのは、かつてやったことがあるから知っているのだが、真剣に育てようと思ったら芽かきだの摘芯だの剪定だのいろいろむずかしい作業が必要で、バカなオレにはそんなの無理なんだい! なので今回はそうしたお約束事は全部無視。初心にかえって、まっさらなカンバスに自由奔放に思いの丈をぶつけることにした。いや、どうせ無理なのだから、あえて考えないようにして完全放任主義で行くことにした。
 にもかかわらず、なかなか悪くない収穫をあげている。勝因は乾燥を避け、水やりを欠かさないでいたことか。8月は雨も多かったんで、それにかなり助けられた。
 あとは、秋ナスがどれくらい行けるか、だな。まだ花もついているから、期待してしまう。空耳がまだまだ収穫できそうなんで、最高のパートナーであるナスさんにももうひと踏ん張りしてもらいたいんですよ、ぜひ。

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こちらナス千両2号。全然剪定とかしてないんだけど、花つけてくれてます。

オクラ
 なぜかひと株だけプランターの片隅に植わっているオクラ。けなげにも次々と花を咲かせ、次々と尖った実をつけている。ほんとに手間いらずの優秀野菜だと思う。
 しかし、ひと株だと収穫量があまりにもしょぼくて食卓における存在感がなさすぎ。来年はオクラをズラーッと並べて大量生産し、アフリカ料理にトライしてみようかな。と、最近クスクスに開眼したエディブル・ガーデナーは思うのであった。

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プランターのオクラ。こんなショボショボっぽい株でもけっこう生産性は高いのよ。

サツマイモ
 実がなって収穫できる野菜はだいたいこれくらいで、あとはただ場所を塞いでいるだけの迷惑野菜だ。つーと野菜に失礼だが、収穫はまだ先の先。広い心で気長に待たなくてはならない。その筆頭がサツマイモだ。
 昨年旧レイズドベッドでやったら簡単で気楽で、しかもうまかったサツマイモ。だから夢よもう一度ってことで、今回はメイン・ガーデンの通路側という、我が家の庭のいちばん真ん中の場所を割り当てた。んだが、ここは狭くて、10苗も植えたらパンクしそうにぎうぎう。そんな猫の額でサツマイモがあっちに伸びたりこっちに伸びたりしてるんだから、見苦しいことこの上ない。しかも、サツマイモの葉っぱはでかくて厚ぼったくて妙にヘヴィな存在感。真夏の庭の真ん中にこんなのがべったり生えていると暑苦しさも倍増であった。
 痩せた土地でも育つんだから、今後はもうちょっと人知れぬところでひっそり栽培したいもの。これで収穫がガッポリあれば救われるんだけど、狭さゆえにあまり期待できそうもない感じ。焼き芋、何個できるかなあ。

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鬱蒼と生えるサツマイモ。これでも蔓返しでかなりちょん切ったんだけどね。

ラッカセイ
 これまた去年に引き続き再挑戦。去年はオクラとのカップリングでやってみたんだけど、今年はキュウリとのマリアージュ(意味不明)。要するにキュウリ畑に間借りしている、ってだけの話ね。何しろ我が家は農地面積が狭いんでねええ。空いているところにはぎうぎう押し込んじゃうのがオレ流。
 しかし、メイン・ガーデン家側ウイングのギリギリのところに植えたものだから、ラッカセイは新天地を求め、畑を仕切っているパーテーションを乗り越えて通路に侵入してきてしまう。ラッカセイは花が咲くとその付け根からひも状のものが出て地中に潜り、そこで実をつけるんだけど、通路に潜られてはかなわない。なんとか畑内に導入するべく頑張っているものの、気がつくと通路をウロウロしてるんだよなあラッカセイくんは。
 と、これを書きながら説明書きに(初めて)目を通したところ、「開花が始まったら追肥を終了する」と書いてある。しかし……花を見た記憶が全然ない。咲いた、のか!? 時期としては、もうとっくに花が終わっていないとマズイんだけど。。。

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花はどこに行った? 肥料のやりすぎで葉ばかり育ちまくるラッカセイ。そこ、通路にはみ出ないで!

ショウガ
 庭でいちばん日当たりの悪いカーブ菜園に、今年は半日陰でもオッケーなショウガを植えた。これまでサトイモとの混植で二度やったことがあるが、今回はめでたくソロ・デビュー。狭いとはいえひとつの舞台を与えられて、ショウガ軍団はいつになく張り切っている。そおかあ、やっぱり無理やりサトイモと一緒に押し込められて息苦しい思いをしてたんだなあ、と思うくらい、ひとつひとつの株がしっかりと大きくなっている。これなら11月の収穫に期待が持てそうだ。おっと、ショウガの写真を撮るのを忘れてた。でもまーショウガないわね、ってことで。と、日曜のお父さんギャグで失礼いたしました。


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2017/09/05(火) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(4)

2017年春夏野菜の中間報告

 世界ウン億人の家庭菜園家の頭の中で、すでに夏は終わったことになっているはずだ。いや、南半球のことはよくわからないけど、少なくとも日本全国津々浦々の家庭菜園家のみなさまは、もう夏は終わったことと考えて、春夏野菜を畑からすっかり撤収して秋冬の準備に入っているはずだ。
 にもかかわらず、毎年遅くまで春夏野菜を引きずっているエディブル・ガーデナーが全然そんなモードに入っていないことは、もちろん、自慢ではないが、言うまでもないことだ(なにも、そんなにえらそーに言わなくても……)。
 そんなわけで、秋冬の話の前に、まずは春夏ガーデンの結果報告ではなくて中間報告をしておかねばなるまい。つーのは、なんやかんや忙しくて、ブログの更新が滞りまくっていたからなのよねえ。ブログはストップしていても、ライフゴーズオンなわけでいちおう菜園活動は続いている。よって、ここにまとめておきまする。

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完熟するまで収穫しないから美味しいの。しかし、中玉トマトのフルティカ、ちっちゃすぎ!

トマト
 今年も例年通りミニトマトのアイコと中玉トマトのフルティカをやったんだけど、今年の注目点といいますか、いつもと違うところは、『やさい畑』の「連作なんか怖くない」を参考にして籾殻くん炭だの、ワラだの、米ぬかだの、木酢液だのをトマト・サークルにぶち込んだこと。おかげさまで収穫がいつもの5倍に!
 ってことはなかったが、とりあえず連作障害的なものは一切なかったと断言できる、ような気がする(断言してねーじゃん)。例年土を全部取り換えていたんだが、これからはこの方法で行ってみようと思う。気のせいかもしれないけど、これまでは上へ上へと大きくなっていたトマト株が、今年は横へ横へと広がる傾向。株としてはどっしり感があって好ましい気が。

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元気に茂っていると言いたいところだけど、鬱蒼としすぎで水木しげるの世界。

 ただ、中玉トマトが数ばかりいっぱいできて、それは結構なんだけど、粒が小さい。アイコと全然変わらなかったりして、立派な小玉トマト。これは連作障害ではないと信じたいのだが……。
 毎朝熟れ熟れのミニトマトが収穫できて大満足。まだまだ花が咲き、緑の実もいっぱいついているので、今年も冬までお付き合いしちゃいそうな気配。

キュウリ
 最盛期には食べきれなくて人にあげるほど収穫できたキュウリもそろそろおしまいのようで、うどん粉病にこそなっていないものの、黄色く枯れてきた葉が目立つようになってきた。うむう、撤収した方がいいかなあ。

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8月末現在のキュウリ棚。もう秋風吹きまくり。

 と思って、ふとその裏手のニガウリのグリーンカーテンに目をやると。
 なんと、グリーンカーテンの3分の1くらいをキュウリの葉っぱが占めている。株の下の方は枯れかけているのに、上の方はやたら元気でグイグイ茎やツルを伸ばし、他国への侵略に乗り出した、みたいな。いちおう実をつけたりもしてるんで、もうちょっと収穫を引っ張れるかも、ねえ。

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グリーンカーテン。もりもり茂っているのはキュウリで、主役のニガウリはしょぼしょぼ。

 今年はニガウリが絶不調で、2株あるうちの1株はほとんど死んじゃってるみたい。だからキュウリにつけ込まれているのかもしれない(あるいはキュウリが侵入してきたのでショック死?)が、キュウリを撤収しちゃうとグリーンカーテンがいきなり穴だらけ、ってことになりそう。てなことで、面倒臭いのも手伝って、当面このまま放置プレーで行ってみます。

エンサイ(空芯菜)
 今年は、サカタのタネで購入した「なつサラダ」という「若穫り細葉」エンサイの種を旧レイズドベッドにまいた。例によって、まいた種が全部出てくるくらいの発芽率。くそ暑くても全然へーきでグイグイ伸びてきて、ちょきちょき切って収穫すると、そのあとからまた脇芽が出てきてグイグイ伸びる。葉っぱ不足の折に、こんなにありがたい野菜はないよ、と二拝二拍手一拝する毎日である。

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エンサイ畑。多少バッタに食われたものの、元気で茂りまくり。だけど、退場いただくことに。

 さて、生野菜としても食べられちゃうというのがウリの「なつサラダ」。しかし、生野菜としてのエンサイはねえ、別にどーってことない感じ。若いうちは茎まで柔らかくて葉っぱともども生食できるんだけど、レタスみたいにパリッとしてないし、さりとてルッコラみたいに個性的な味もなくて、ほとんど入ってることすら気にならないくらいの影の薄さ。だからミックスサラダに入れても、入れたことまで忘れてしまう。なんか虚しい。お勧めは、単独で酢の物ですかね。茎にはシャキシャキ感もあって、サラリと食べられる。

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エンサイの酢の物。それなりにさっぱりいただけるけど、やっぱ炒め物よね、本領発揮は。

 もちろん、市販の「タイ野菜炒めの素」とかを使ってもいいんだけど、さすがに何度もやりすぎて飽きたわねこれは。
 
 てなことで、さんざん食べまくったエンサイももはやこれまで。撤収してなんとか9月の種まきに間に合わせたい。なんつって、ちゃーんと秋冬のことも考えてるじゃんオレ!(つづく)


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2017/08/29(火) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(2)

お化けキュウリに遭遇

 昨夜から降り続いた雨が上がって、朝靄に煙る庭の一角に、それはいた。キュウリ棚と家の壁面のわずかな隙間に挟まるように、ほっそりした体をまっすぐ立てて、じっと沈黙を守ったまま佇んでいた。あまりにも静か、しかも周囲に溶け込むような目立たない姿なので、私はそれがそこにいることにまったく気づかずにいた。もしかしたら数日、いや、数週間前からそこにいたのかも。その存在に気づいたとき、私の口から漏れ出たのは「ひえええええええ〜〜〜〜」という悲鳴だった。

 いやあ、写真撮っておくべきだったよねえ。証拠写真。しかし、そのときは「こんなに巨大な実がついていたら、キュウリの株の栄養が全部こいつに吸い取られてしまう!」(そうなのか?)という焦燥感しかなく、一刻も早くツルから切り離すことしか考えられなかった。切り離して手に取ってみると、まるでなんかの生き物みたいにでかい。湖の奥深くとかに住んでいそうだ。明日になったら手足が生えて、スタスタどこかに歩いていっちゃいそうだ。

 巨大キュウリは、自慢ではないが、この夏も順調に3、4本は収穫している。あれっ、あれっ、こんなところに隠れていたとは。。。という大物が、なぜかいきなり大物になって出現するんだなあ。これまでの年は、多少でかくてもキュウリはキュウリよ、細かく刻めばわかりゃせんわい・・・みたいにして適当にごまかしていたが(でも捨てない)、今年は「巨大キュウリはキューちゃんにするとよいのだ」というのを、このブログのいつものネタ元である田舎暮らしde東京仕事 で聞きつけて、早速実行に移している(ってまだ塩漬けにしてる段階だけど)。

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まあまあ巨大キュウリと言えるかな。今やこんなの可愛いもんだい。

 しかしなあ、今度という今度は巨大、なんていうものじゃない。測ってみたら、長さ50センチ、重さ1.2キロもある。普通のキュウリの10本分くらいに相当する。塩漬けにしようにもジップロック(保存用袋)がいくつあっても足りないし、ここまででかくなると普通の(?)巨大キュウリと同じ扱いをしていいのかどうかもわからない。

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どーん! お化けキュウリ。横の曲がったヤツは同日収穫したもので、ちょっと肥料不足気味?

 てなことで、もう巨大キュウリでは通用しないと思い、お化けキュウリでググってみた。
 したら、あるある。 クックパッドに載っているお化けキュウリのレシピだけでも91もある。いやあ、この世の中ではそんなにたくさんの人々が日々お化けキュウリと戦っているんだ、ボンクラに生きていて畑のキュウリの管理もろくにできないアホンダラは自分だけじゃないんだ、と思うと励まされる気がする。集まれ同志たち! お化けキュウリ被害者よ、団結しよう!! と沈みゆく太陽に向かって叫びたい気持ちだ。

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切り口はこんな感じ。種もでかい。果肉はかなり水っぽい。

 てなことで、さっそく「子供も大好き! お化けキュウリのきんぴら」というのをやってみた。
1、キュウリを縦半分に切り、スプーンで種を取り出し皮をむく。
2、薄切りにしたキュウリを、ごま油で炒める。
3、しなっとしてきたら、酒(大さじ2)、砂糖(小さじ2)、醤油(大さじ1)を加えてさらに炒める。
4、最後にゴマ、鰹節をパラリと散らして出来上がり。

 よーするにニンジンやゴボウをお化けキュウリに置き換えただけのシロモノ。だがしかし、お化けキュウリを使うといわゆる巷にあふれるきんぴらを超越した、まったく別次元の食べ物になってしまうからびっくり仰天だ。何しろよく炒めて火を通したお化けキュウリの食感が、もちろん普通のキュウリとは似ても似つかないんだけど、すでに野菜ですらない感じ。ツルツルシコシコして、こんにゃくとか寒天に近い。それにきんぴら味がついているから、実にユニーク。そして、冗談抜きで美味しいのだよこれが。けっこう使えるじゃん、お化けキュウリ! って気がしてきた。

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お化けキュウリのきんぴら。ツルリと行けちゃう。辛味を利かせてもいいかもね。

 うーむ、夏場に爽やかなこのツルツル感、スイーツにしてもいけるんじゃないか? と思って、刻んでショウガをちょっとプラスして煮込んだものに、メープルシロップで味付けしてみた。コツは、キュウリっぽい繊維質がまったく感じられなくなるまでじっくり煮ること。そうするとブドウの実のようなツルツルした食感と適度な歯ごたえが生まれるのだ。メープルシロップもよく合うけど、ベリーで作ったフルーツソースとかにもピッタリかと。

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お化けキュウリのスイーツ。とてもキュウリには思えないキュートな美味しさ!

 エディブル・ガーデナーによる初のオリジナル・スイーツだよおん。ぜひお試しを。つーても、お化けキュウリにはなかなか遭遇できないかもだが。ううむ、暇ができたらコイツでクックパッド・デビューしちゃおうかしら!?


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2017/08/15(火) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(3)

ミニ栗カボチャに挑戦!(その2)

 5月半ば、カボチャの苗を寒さや風から守っていた自家製あんどんをついにはずした。プロの農家気取りで自己陶酔していたので残念だったが、いつまでもあんどんをしていたら苗が蒸れてしまう。はずしてみると、けっこういい感じに成長していた。

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あんどんを外したばかりのカボチャ苗。とりあえずネットの支柱に絡ませておく。

 ここでほんとのプロの農家なら、しっかりツルをネットに誘導していくところなんだが、なにしろ場当たり主義で面倒なことが嫌いなエディブル・ガーデナーである。「ツルの間隔が35㎝になるように配置します」と種袋の説明書きに書いてあるのを見て、「あーん、こんなに狭いのに35㎝も間隔取れないよー、しかもモノサシないし」ってことで、さっさと説明書に従うのをやめてしまった。アナーキーである。ノーフューチャーである。

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雄花第1号。彼女に巡り会えぬまま、はかない一生を終えた。

 それでも自然界の底力というのは恐ろしく、あんどんをはずした2、3日後にはさっそく花が咲き始めた。花が咲いたからって、嬉しがって祝杯をあげたりしないよ。雄花なんかいくら咲いてもカボチャの実がなるわけじゃないことはエディブル・ガーデナーだって知っている。その後、待てど暮らせど肝心の雌花は咲かず、男ばかりがチャラチャラ花を咲かせる悲しい男子校状態が2週間も続いたのであった。

 さて、6月1日の朝のこと。キターーーー!!!って感じである。一輪だが、雄花と比べるとやや大きめの雌花が朝陽に輝いているではないか。花弁のつけ根部分にぷっくりとビー玉大の球体がついている。受粉が成功すればこれがカボチャの実となるのだ。咲いている雄花を2、3摘んで人工授粉して差し上げる。べつにひとつでも十分なんだけど、念には念を入れようってことで。男あまってますし。

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わかります? 花の後ろについている緑の球体がカボチャの実になるんですね。

 その日を境に、ほとんど連日のように雌花が咲いた。日によっては雌花が2つ咲いて、たったひとつ咲いた雄花の花粉を両方の雌花に分けっこして受粉を試みたりもした。それも5株植えてあったからできたことであって、株数がもっと少なかったら男女のマッチングに苦労していただろう。案の定、6月後半になると男女の花の形勢が逆転して女子校状態となり、せっかく美しい花を咲かせても彼氏がいない、という事態に。せっかくビー玉のような子供をつけているのに、それをこの世に送り出すことができないのは断腸の思いである。って、送り出したところで、すぐに人様の胃袋に入ってしまうのだが。

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雌花がつくときはじゃんじゃんつく。この2つは受粉成功。失敗すると大きくならずに終わる。

 受粉はしたものの、子供が大きくならぬまましおれてしまうケースが多かったのも気になるところだ。ひとつ考えられるのは、受粉のチャンスが多かった6月半ばの朝に雨がよく降り、雨の中で人工授粉したこと。教科書によると「天気の良い日に人工授粉する」と書いてあるが、雨が止むのを待っていたのではNGである。花が咲いたとき雨が降っていたらもうジ・エンドなのだ。少なくとも我が菜園ではそうだったんだけど、世の中的にはどうなんだろう。

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7月頭のカボチャ棚。球体がぼんぼりくらいに大きくなってきて、なんとも可愛らしい。

 7月上旬、お雛様のぼんぼり大のミニカボチャが茂った葉っぱの間にプラプラぶら下がるように。それでも株はダラダラと成長を止めず、あっちゃこっちゃに蔓を伸ばして、新レイズドベッドはアマゾンのジャングル状態になってしまった。これではいかん、株の勢いが弱くなって実がつきにくくなる、それにすでについた実にも日照・風通しなど悪くなるだろうし。と、やっとのことでツルの整理を試みた。なになに、「親ヅルと子ヅル1、2本を残す」のね、えええ? なんだかわかんなーい。って、もうすでに遅すぎる。後の祭り、アフターザフェスティバルである。この頃になって何をしたところで、もう雌花はつかなくなっており、株は事実上終焉に向かっていたのだ。

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一応ツタを整理してみたつもり。まだぐんぐん伸びてくるんだけど、もう実はつかない。

 では、5株にいったいいくつのミニ栗カボチャがなったのか。な、な、なんと、10個である。つまり、ひと株にたった2個。
 えええええええ!?!?!?  「手間いらずでよく育ち、一株から7〜9個収穫」という宣伝文句はなんだったんだ!? せめて宣伝文句の半分くらい、3つ、4つの収穫があってもいいんじゃないのか?!? 

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ジャングルの中ではひっそりとカボチャが生育中。ちょっとひっそりすぎないか? 個数的に。。。

 こんなの不当表示だ、誇大広告だ、と私がアメリカ人なら裁判を起こしているところだが、説明書通り「ツルの間隔が35㎝になるように配置し」「18節までの脇芽は取り除く」というのを実行しなかったオマエが悪い、と言われたらたしかにぐうの音も出ない。ううう、そうなのか、間隔をしっかり開けて、下の方の脇芽は全部切り捨てておけば、大量収穫も夢ではなかったのか。しかし、そうするには我が家の菜園は狭すぎる。株を減らせば前述のように受粉がままならないし。。。
 かくしてミニ栗カボチャ35〜45個の収穫は真夏の夜の夢と終わったのだった。

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葉っぱが茶色くなってくるのも収穫のタイミングらしい。うどん粉病みたいになってるのもあって見苦しいことこの上ない。

 7月18日、受粉から40数日を経て、「実のつけ根が褐色にコルク化」したのでミニ栗カボチャ第一号を収穫した。1個で450グラム。頑張ればイッキ食いできそうなサイズで、見るからに形が良くて美味しそう。さー、さっそく食べてみるか!!!
 と、行きたいところだが、収穫したてのカボチャをすぐに食べちゃダメなのは、猿でも知ってる常識だ。そんなことを知らないのは、2013年のエディブル・ガーデナーくらいなものだろう。これから2週間くらいかけて追熟させるとでんぷん質が分解されて糖質になるんだとかなんとか。家庭菜園というと採れたてが食べられるのがウリみたいなところがあるけど、サツマイモやカボチャにはちょっとばかりの忍耐が必要だ。でも、家のどこかにそんなお楽しみが眠っている、というのもまた一興。この1、2週間の間にカボチャ・メニューを考えることにするか。なにしろ、小さいながら10個はあるんだからね!

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ヘタの実に近い部分がカサカサになったら収穫。なんとも美しい出来栄え! 美味しいに決まってる(結果は後日報告します)。

 しかし、35㎝のツル間隔を確保して、初めの方の脇芽をガシガシ取っておけば本当に(5株で)35〜45個のミニ栗カボチャが収穫できるんだろうか。今やエディブル・ガーデナーの闘争心に火がついて、市民農園を借りて栽培を試みることを検討中。それでも30の大台に乗らなかったら、アメリカ人になって訴訟だな!w



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2017/07/18(火) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(4)

ミニ栗カボチャに挑戦!(その1)

 幼少の頃、日本には煮物か天ぷらくらいしか存在しなかったのでそんなに好きではなかったが、最近は大人のおしゃれな食べ方などを覚え、すっかり私のお気に入りになった野菜一一それがカボチャである。だから我がエディブル・ガーデンでも毎年盛大に栽培していて不思議はないのだが、意外や2013年と2014年にやったきりで、以来封印されていた。

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見ても食べてもポップでおしゃれな野菜。それがカボチャだ。

 その理由は過去記事を読んでいただければよくわかると思う。2013年は思いつきでミニカボチャと日向カボチャの苗を植えてわけのわからないことになり、2014年(その1その2)はウルトラ万次郎カボチャを育成して一個も収穫できずという憂き目にあっている。ことに大枚をはたいて購入したウルトラ万次郎カボチャの失敗は大きなトラウマとなり、以後数日はカボチャも喉を通らない有様であった。もう二度とカボチャに手は出すまい……昇り来る朝日に向かって固く誓ったオレだった。

 しかし、3年を経てあっさりカボチャの道にふたたび足を踏み入れてしまったのは、サカタのタネのカタログに載っていたミニ栗カボチャ栗坊の宣伝文句ゆえ。いわく「手間いらずでよく育ち、一株から7〜9個収穫」、「栗のような甘さとホクホクした食感」、「食べ切りやすい手のひらサイズ」
 しえーっ、マジですか!? ここまで言われてしまうと誓いなんて雲散霧消である。これでもノーと言うヤツは真のカボチャ・ファンではない! などと甘言に乗せられて種を発注したのは今年初頭のことだった。

 春なお浅き3月5日、ミニカボチャ栗坊の種まきの儀が行なわれた。カボチャを種から育てるのは初めてのこと。種袋から出してみると、おおおっ、光り輝くカボチャの種はけっこうデカイよ。カボチャを切ると出てくる種と同じくらいデカイ(そりゃそうだ)。そいつを10.5㎝ポットに2粒ずつまく、と説明文に書いてある。種は10粒程度しか入っていないので、5つのポットでおしまいになってしまった。2粒ずつまいたうち、生かすのはひとつだけなので、つまり5苗しかできない、ということだ。失敗は許されない。むちゃくちゃ緊張する。

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ミニ栗カボチャ栗坊、種まきから2週間ほどで双葉が出てくる。デカイ。発芽率もなかなか。

 さて、室内でポット苗を育てている間に畑作りも気合を入れてやらねば。カボチャを植える予定の新レイズドベッドでは昨年キュウリを栽培している。つまり、同じウリ科なので連作障害を起こす可能性はバリバリなのだ。それで以前にもトマト・サークルの件で書いた『やさい畑』受け売りの「連作なんて怖くない」メソッドをここでも試してみることに。
 キュウリ栽培後、同じ畑でジャガイモも栽培したので、もちろんキュウリの野菜残滓が残っているわけはない。さらにカニ殻や廃菌床なんてもんもない。とりあえずあるものを……ってことで籾殻くん炭を入れ、稲ワラを敷いてから米ぬかをまき、上から木酢液をかけてみた。何もしないよりきっといいであろう。信じるものは救われる、ってことで。

 翌日、木酢液のペットボトルをしまいながらラベルの文字にふと気付いた一一「原液
 あれ一一一っ、いかんいかんいかん、原液のまんまかけちゃったよ!!!!
 いかにボケが進んでいるとはいえ、木酢液を原液で地面にぶっかけてしまうとは、背筋も凍る奇行ぶり。カルピスを原液のまま飲むなんてもんじゃない。カルピスは4、5倍でいいが、木酢液は100〜200倍に薄めて使うものなのだ。
 その後アセって水をじゃぶじゃぶかけたのは言うまでもない。アフリカで水を汲むために半日も歩いているという子供たちに心で謝りながら、木酢液薄めに必死になるエディブル・ガーデナーであった。

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籾殻くん炭、稲ワラ、米ぬか、木酢液(原液)で連作なんて怖くない状態の新レイズドベッド。

 そんな紆余曲折を経、花も嵐も踏み越えて、4月18日、室内で育ててきた苗を、ついに新レイズドベッドに植え付けることに。苗は本葉4、5枚に育っている。畑にはすでに苦土石灰、有機堆肥が仕込まれ、十分に耕されている。木酢液は3月に雨がたくさん降ったので十分に薄まっている(と信じたい)。いざ、植え付け!

 さて。これまで2回はカボチャを地面に這わせる形で栽培してきた。そのせいで収穫が悪かったんじゃないか? と考えて、今回は去年キュウリの栽培に使ったキュウリ棚を使って、カボチャを吊るす形で育てることに。ミニカボチャなら重くないから地面から離れたところでも問題なく成長してくれるだろう。

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キュウリ棚を使って今回はミニカボチャの立体栽培に挑戦だい。まだまだ貧弱な苗。

 問題は新レイズドベッドの長さが180㎝しかないことだ。そしてミニカボチャの株間は1メートル開けなくてはならない。そして用意された苗は5個。どう考えても4苗しか植えられないスペースだが、1苗捨てるには忍びない。5苗ならば35〜45個の収穫があるはずだが、4苗だと28〜36個に減ってしまう。悩んだ末に、結局ぎうぎうにして5苗とも植えてしまった。捨てられないエディブル・ガーデナーであるのは、今に始まったことではないが。

 植えつけたのは4月半ばのことで、まだまだ寒い日もある。サカタのタネのネット情報によると「ホットキャップやあんどんで風除けをせよ」とのこと。ホットキャップはなんだかヒップホップ系の人に関係ありそうだがそんなことはまったくなく、プラスチックでできたドーム型のカバーでホームセンターなどで手に入る。しかし今回は泥臭く、廃材利用のあんどんでやってみた。

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資材を使い切ったあとのビニール袋を利用したあんどん。なんかプロっぽーい! 

 赤玉土とか腐葉土とかが入っていた丈夫な厚手のビニール袋の上下を切って、苗のまわりに4本立てた支柱にかぶせるのだ。くわっ、なんてケチくさい!と思う人もいるかもしれぬが、これは農家の人が実際にやっているプロの技(技とはいわんか……)。以前から近所の農地でやっているのを見て、うひゃー、カッコええ〜!と憧れていたのだ。わずか5苗ながら今回初めて真似事ができて、大満足のエディブル・ガーデナーであった。(つづく)


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2017/07/10(月) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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