ジャガイモのリベンジなるか?

 あれよあれよという間にすっかり暮れも押し迫って世の中大変なことになっているが、エディブル・ガーデナーとて例外ではござらん。もうのんきに菜園なんかやってる場合じゃないわよって感じで、気がつくと庭は荒れ放題。そして、ふと見ると、レイズドベッドのジャガイモの葉が霜に当たって瀕死の様相を呈しているではないか。12月半ばのことである。

 げげげ!?!? 説明書によると「収穫時期の目安=葉や茎が黄色く枯れてきたら収穫します」とあるが、黄色く枯れるどころか青々と茂っていた葉っぱが霜にやられて溶けちゃっているのだ。ゆっくり熟成を終えて枯れていくんではなく、いきなり佳境、いきなりジ・エンドという感じ。これは大変まずい。なんとなれば、ジャガイモはだいたい植えてから100日くらいで収穫期を迎えるらしいんだが、まだ80日しか経過していないのだ。20日も早くに今期終了ってのはかなりやばい。しかし、もう地面から上は死んじゃってるわけだし、このまま地中に置いておくと実が凍って腐る可能性もあるらしい。
 むう、不本意ながらジャガイモ収穫のときが来てしまった。

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地上部分がもう終わってる感じの秋ジャガイモ、デジマくん。

 ジャガイモは一般に2月頃植えつけて5〜7月に収穫することが多いが、秋から冬に育てる秋ジャガイモというのもある。本日の主人公はコレである。なんで今回秋ジャガイモに挑戦したかとゆーと、今年2月に植えた春ジャガイモがまさかの大失敗。なんとか収穫はできたものの、小粒ジャガイモの嵐に終わったからである。くそう、今に見ておれ、オレだって!! とリベンジを誓い、耐えて待つこと4ヶ月、次なるジャガイモ栽培のチャンスがついに巡ってきた。
 ・・・って、たった4ヶ月で再挑戦というのもせっかちな気がするが、待てないオレである。ちゃんとジャガイモを育てられるということを証明して失われた自信を取り戻したい。この土地がジャガイモの怨霊に祟られているのではないことを確認したい。春と秋でジャガイモに違いがあるか食べ比べてみたい。などと、いろいろ理由はあるが、何しろ家庭菜園で獲れるジャガイモは美味しいのだ。それだけで一年に2度トライする立派な理由になるだろう。

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新レイズドベッドに12個の種イモを植えた。そういえばここで去年の夏トマト(ナス科)を栽培したような。

 んなことを言いながら、いつも初動の遅いエディブル・ガーデナーである。9月中に植えつけなくてはならないのだが、なんとか頑張って植えたのは9月29日。今にして思えば、あー、あと2、3週間早く植えていたら100日の生育期間が取れたはずなのにいー、って感じだ。8月半ば過ぎたらいつ植えても良かったのだから。
 しかし、その頃ジャガイモを植える予定だった新レイズドベッドにはまだキュウリがのさばっていた。そのキュウリの収穫率が非常に低かっただけに、もうちょっと待ったらなんとかならないか・・・と思っているうちに9月半ばになっていた。毎度のことだが、あきらめが悪くてセコい性格が人生を台無しにしている、と認めないわけにはいかない。

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ジャガイモの畝に平行して両側にミニダイコン。この頃はみんなお行儀よかった。

 それはともかく、そのキュウリ撤収後、いつものように2週間かけて畑作りをした。「植え付け2週間前に堆肥と苦土石灰を入れて耕す。1週間前にぼかし肥を入れて耕す」というのが鉄則だからだ。と、思ってネチモチ耕していたら、これが大間違い。ジャガイモは土地を選ばず、酸性でもアルカリ性でもネヴァーマインドなので、苦土石灰なんて入れる必要なし。1週間前に堆肥とぼかし肥を入れてぐりぐりしておけば十分らしい。知らずに待つこと2週間。その後自分の過ちに気づいて、焦って苦土石灰を拾い集めようとしたものの、時すでに遅し。9月末ギリギリ、アルカリ性にした土地に植え付けを敢行した。なんでも土地がアルカリ性に傾くとそうか病になりやすいんだとか。そうかー、知らなかったよ、と言って済ますことに。

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ジャガイモの芽かきをした頃。ほんとはもっと小さい頃やるべきなのよね。

 さて、その後はいつものジャガイモ栽培とほとんど同じである。「草丈が10センチくらいになり、一株から何本もの芽が伸びてきたら太い芽を2つ残して他の芽を掻き取ります」という、いわゆる「芽かき」をやったのは草丈が20センチ以上になってから。その後、追肥と土寄せちゅーのもとりあえず真似事的にやってみた。これをやらないとできたジャガイモを食べてお腹を壊しちゃうらしい。追肥・土寄せがちゃんとできていたかどうかは、食べてみてのお楽しみってことで。

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ジャガイモと大根の混植。って小田急線のラッシュ並みの状況だ。

 はてさて秋植えジャガイモ、10月半ばから11月半ばにかけて、ものすごい勢いで成長した。ミニダイコンのころっ娘との混植にしていたんだけど、どちらも葉っぱが旺盛に繁茂して渾然一体になっている。さすがにこれでは日照が妨げられ、生育領域が狭められて両者にとって良くないのではないか、二兎追うもの一兎も得ずなのではないか、と思ったけど、もう遅い。お互い切磋琢磨して大きくなってくれと祈るばかりだった。

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くわあ、地上部分は地獄絵さながらだが、地中では粛々と成長が進んでいた模様。

 そして11月24日、東京に雪が降った。11月の雪は54年ぶりとのことだが、雪見酒など飲んで楽しく浮かれ騒いでいたのもつかの間、翌日雪が解けたのを見てみれば、ジャガイモの茎や葉がけっこうな影響を受けているではないか。11月末、折れたりねじ曲がったりしてダメになっている茎をちょん切って、ぐちゃぐちゃになっていたレイズドベッドを整理した。しかし、この頃からジャガイモの寒さダメージは始まっていたのかもしれない。
 てなことで、12月の上旬には霜が降り、ジャガイモ畑はいよいよ衰退の一途へ。そして12月半ば、ついに決断のときは来た(文頭に戻る)。あああ、もしかしたらまた5月と同じミニチュアジャガイモの嵐なのかなああああ〜・ と思いつつ、レイズドベッドのいちばん端っこのジャガイモを試し堀り。
 おおお!?!? けっこう大きいのができてるじゃないか!!!! ひとつの株につくジャガイモの個数は前回ほどじゃないけど、そのうちひとつふたつはかなり大きい。よっしゃ、これなら一挙収穫だ!

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まわりを柔らかく掘り起こしておいて株元を引っこ抜くと。おお? けっこうデカイよ!?

 今回植えたのは、秋植えジャガイモの人気定番、デジマというヤツ。あんまり聞いたことのない名前だけど、秋植え向きで病気に強く、成長が早いんだとか。ふむー、だから80日でこんなに大きくなったのかと納得。12個ほどの種イモを仕込んで50個以上のジャガイモが収穫できたんだから、お母さんは満足ですよ。リベンジは果たせた、と言ってよかろう。

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じゃーん。幾多の障害を乗り越えて、けっこうな収穫と言えましょう。

 ホクホクのキタアカリにくらべると、スッキリしゃんとした食感のデジマ。煮炊きしても崩れにくく、鍋物からマッシュポテトまでいろんな料理に活躍してくれるとか。この冬はジャガイモ料理でほっこり暖かく過ごそせそうだ。 

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新レイズドベッドもスッキリ。来年は何を植えようかなあ?

 ではまた、次回は来年。みなさま、お忙しい折に風邪などひかぬようお気をつけてくださいね。それでは、よいお年を!



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2016/12/26(月) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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はじめ♪♪

『No title』

あけおめです~~
ジャガイモちゃんとできましたね!!
芽カキしないと下痢するって初めて知った(;′Д`)ノ

うちは去年、アンデスをやったけど、
今年は連作障害があるのでローテを考えて手が出せなかったわぁ~
ジャガイモは手間いらずでいいんだけどね。

というわけで今年もよろしく!

2017/01/04(水) 16:47:10 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちは、はじめ様!

そおゆうことで、明ましたねー・

> 芽カキしないと下痢するって初めて知った(;′Д`)ノ

芽かきじゃなくて、土寄せしないとだーめだめなのよー。
小学校の学級菜園とかで、収穫したジャガイモ食べてお腹壊す子が続出らしいよ。
土寄せしないとジャガイモに日が当たっちゃってだめなんだとか。
今の子供は繊細だからなのかもしれんが。。。

一昨年の夏にトマトをやったところなのよねえええ。
でもゴーインにやってみた。
連作障害ブロックwもちょっと入れたかも?(忘却の彼方。。。)

ちうことで、こちらもよろしくお願いしマッス!!!

2017/01/04(水) 20:52:52 | URL | [ 編集]

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