農閑期に庭の開発計画を練る

 長いことかかってメイン・ガーデンの土作りもだいたい完了、まだ道作り(エル・カミーノ作戦)は手つかずで菜園と通路を区別する仕切りもないものの、メイン・ガーデンのだいたいの構造は見えてきた。
 では、種をまいたり苗を植えたりするにはまだちょいと寒過ぎる農閑期の今のうちに今後の開発計画を練っておこう。

メイン・ガーデン 
これがメイン・ガーデン予定地。

 真ん中の円に何か中心的なオーナメントを設けて、左右をややシンメトリーになる感じに植物を配置して行くのはどうだろう……なんてぼんやりと思い描いているのだけど、なにしろ野菜をこんな空間で育てたことがないので、何をどんなふうに……という見当がてんでつかない。

 さうだわね〜、自分の食べたい野菜をじゃんじゃん植えるとするなら、トマト、キュウリ、セロリ、ニンジン、カボチャ、トウモロコシ、アスパラガス、キャベツにカリフラワーってとこかしら。あと、メロンやスイカもやってみたいものだわ〜。あ、レンコンも大好きなんだけど、あれってハスだから水がないとダメなのかなあ〜
 ……などと欲望の赴くままに挙げていくときりがないが、なにしろメイン・ガーデンなどと偉そうに称していても実は猫の額である。そんなの一株ずつだって植えきれるわけがない。

野菜
欲望が渦を巻く(画像はイメージです)

 しかもっ! 何より忘れちゃならないのはここが野菜畑ではなくて「素敵なエディブル・ガーデン」だってことなのだ。
 コマツナ略奪事件のときに誓ったではないか! 食欲に負けてはいけない。「収穫よりも美観を重んじるのがエディブル・ガーデナーの基本である」と!!

 そおーなんである。ここで食べたいものを片っ端から植えて行ったとしたら、残念ながらそれは「素敵なエディブル・ガーデン」にはならないのだ。では「見ても食べても美味しいお庭」にするためにはいったいどうやって植えるべき野菜を選んだらヨイのか?

 てことで、おもむろに出してきたのが、ネタ本である『エディブル・フロントヤード』である。むはは、こういうときに頼れるのは先人の知恵、コレに教えを乞いちゃおうではないか。


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2012/02/27(月) | エディブル・ガーデン・スタイル | トラックバック:(0) | コメント:(0)

あくまで庭であることを肝に銘じよ

 以前にも紹介したLA在住のガーデン・デザイナー、イヴェット・ソラー著の『エディブル・フロントヤード』は、私に「芝生を引っぱがして食べられるものを植えよう」というインスピレーションを与えてくれた啓蒙の書である。タイトルにもあるように、ポイントはみんなの目につき、しかもいちばん日当りのいい「フロントヤード」をエディブル(食用)化しようというところにある。

表紙 
『the Edible Front Yard』、アマゾンでも買えます。

 ちなみにアメリカなんかだとみなさんお家の裏には日当りこそいまいちながらちゃんと裏庭とゆーもんがあるみたいだ。我が家の場合、あとにも先にも正面にも裏にもフロントヤードひとつっきゃない、とあらかじめ断っておく。そのフロントヤードですら日当り最高ってわけにいかないんだから悲しいが。

「やっぱりフロントヤードは、たとえ芝生がなくたって庭のようであってほしいと誰でも思うものです。ある意味家の顔ですから、耕作中の農地みたいにしてしまうには抵抗がある」と言うイヴェットさんの庭は、きれいだけど収穫もいっぱいあって、まさに美観と生産性が両立している感じ。
 むう〜、たとえ10年かけてもうちの庭じゃこうはならないよな〜と思いつつも、いただけるアイデアはいただいちゃおう。

裏表紙 
こちら、裏表紙。

 まず、野菜好きにはちょっと残念なことに、「エディブル・ガーデンに不向きな野菜」があるというのだ。
「私たちのように食べ物を育てるのが好きな人間はあらゆる食べられる植物は美しいと思いがち。でも、現実としてフロントヤードに何かを植える場合は念入りな調査が必要です。次の植物はできるならフロントヤード以外のところに植えることを考えてください」

 あらまあっ、フロントヤード以外ってことはうちなんかじゃ永遠に作れないってことじゃーないですか!
 して、その気になるお野菜は!?

 
ニンジン、カリフラワー、ウリ科の植物、トマトです。
 ってさあ、私の好きな野菜ばっかりやん。

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2012/02/28(火) | エディブル・ガーデン・スタイル | トラックバック:(0) | コメント:(2)

『植えるな、危険』の野菜とは

 植えちゃいけないって、なんでなのー! という叫びが渦を巻いて、思わずムンク顔になってしまったが、ここでネタ本『エディブル・フロントヤード』の詳細な説明をいちいち引用していると無断転載でお縄頂戴つうことになってしまうので、割愛させていただく。

 なんつって、なはは、どーせこんなブログ誰も読んでいないと思うので軽く触れておこうかな。

 まずはニンジン。なんでダメかというと、装飾的魅力が乏しいから。ニンジンなんか植えるスペースがあるならレタスやビーツにした方がよっぽどパンチの効いたビジュアルになる。

ニンジン 
土のついたオレンジ色ってのがいかんのかも?

 次、カリフラワー。霜もダメなら暑さもダメと温度管理がむずかしく、白くするために日が当たらないようずっと外葉を束ねて紐で縛っておかなくてはならない。アブラナ科だから虫もつきやすいし。

 ウリ科の植物。キュウリ、ヘチマ、メロン、カボチャ、スイカ、ズッキーニ、全部ダメ。植えたかったら裏庭か奥の方の目につかない場所にしよう。なにしろ見栄えの悪い植物だし、ウドン粉病にかかりやすい。最初きれいに見える葉もすぐに黄色くなり粉を吹いて腐ったようなルックスになってしまう。

キュウリ 
うまそうだな〜キュウリ。きれいに見えるけどね。

 そして、トマト。そう、偉大なるトマトもフロントヤードには最高のエディブル植物とは言えないかも。なにしろ大きくなってどんどん広がる植物なので、あっと言う間にそこら中を被い尽くしてしまう。あんどん仕立てにしてもスパイラル支柱などを使っても見苦しい。成長が旺盛なだけにピーク時ですら次々と枯れ葉が出てくる。

 以上、どいつもこいつもボコボコな言われようである。しかし、植えるなと言われるとよけい植えたくなるのが人情だ。なんたってうちにはフロントヤードしかないんだし。

 あきらめるのはまだ早い。人生はネヴァギブアップ、どんな掟にもきっと抜け穴はあるはずだ!


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2012/02/29(水) | エディブル・ガーデン・スタイル | トラックバック:(0) | コメント:(0)

エディブルかつビューティフルな植物

「禁断の野菜」を植えるのがフロントヤードしかないよという私のようにわびしい住宅事情の人は、もう一生キュウリやトマトが育てられないんだと思って悲観しないように。
 イヴェットさんはこうも言っている。
「キュウリ、カボチャ、ズッキーニは上手にデザインされた花壇、それも一段高くなっていて空気循環のいい花壇でなら申し分なくゴージャスに見えます。トマトは出来のいい枠組みと入念な刈り込みで成長を抑制できます」

 トマトをどうしてもやりたい人は、ミニトマトやチェリートマトを高い花壇から垂らしたり、他の植物の間に挟むような形にするとチャーミングになる。ミニトマトやチェリートマトは葉が枯れるのもゆっくりだし、育てる枠組みがしっかりしていれば小さな赤い球はとても装飾的になるという。

トマト
トマト、たしかにめちゃ元気良さそうだ。

「いずれにしても慎重に考えて賢い選択を。こうした植物を見えないところに植えておけば、あなたのエディブル・ガーデンはフレッシュで素敵になるはず!」

 ふうむ〜なるほどねえ。では反対に、イヴェットさんがお勧めのエディブル植物はなんだろう。

 なんとその一等賞はアーティチョークである! 

「あ、それ、建築のことですよね」
 ちーがーうー!!!

アーティチョーク 
これがアーティチョークですよ、でかいね!

 ああ、アーティチョークといえば思い出す〜はるかなロンドン、遠い空。
 まだ若かりし頃、ロンドンで昼食に入ったおしゃれなレストランで、メニューにアーティチョークがあったから物珍しさで注文してみた。そしたら、あのつぼみというのか穂先というのかがほとんど形のまんま出てきてビックリ! 食べ方を聞くのも気恥ずかしく、萼(ガク)を2、3枚舐めただけでおしまいにしてしまった。今考えるといちばん美味しい花芯を食べ残してきちゃったようだ。
 あー、若かったんだなあ、オレも。

 って話が脱線してしまったが、このテーマで続きます。


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2012/03/01(木) | エディブル・ガーデン・スタイル | トラックバック:(0) | コメント:(0)

エディブルかつビューティフルな植物 2

 イヴェットさんが「フロントヤード・フードのスーパースター」と呼ぶのは日本ではそれほどポピュラーではないアーティチョーク。綿毛に被われた灰緑色のギザギザした葉、造形的なつぼみ、ゴージャスな紫色の花、すべてがきわめて装飾的だという。

「食べてあんまり美味しくないと思っても、庭で育てる価値は十分!」
 くわっ、これがエディブル・ガーデナーの心意気でっせ。何より美しさ優先、マズくたってちょっと我慢するのよっ!

 アーティチョークは毎日食べるタイプの野菜ではないし、形は明快ながらひとつの株が巨大なので、猫の額的住宅事情から決してたくさん導入する気にはならないが、エディブル・ガーデンを指向するならぜひ一度は試してみたい植物だ。

レタス 
花のようなレッド・レタスがアクセントに

 また、葉もの野菜も庭作りには大活躍する。
「レタスは日陰のボーダーを区切るのに使えます。日向ならケールがおすすめ。レッド・マスタードや紫ミズナ、ルッコラはどこでもお望みの場所で役立ってくれます」
 レタスは色・形など種類豊富なので庭が緑の葉っぱだらけになるのを防いでくれそう。

 ハーブを多用するのもイヴェットさんのスタイル。菜園指向の人は「ハーブなんて雑草だ!」と思うかもしれないけど、ガーデニングを通過した人ならラベンダーやらローズマリーなど育てたことがあるはず。そういう意味では以前からエディブル・ガーデンしてたってわけですよね。

バジルとタイム 
摘みたてのタイムとバジルをお料理に

 タイムやバジルなど背の低いハーブをグランドカバー的に使うことでさまざまな植物が結び合わされ、庭が庭らしくなる。ただバジルだけ、タイムだけ、と単独に植えるのでなく、タイムと組み合わせることでお互いを引き立て合う効果もあるそうだ。

 さて、ハーブを使ったエディブル・ガーデン作り。イヴェットさんは多肉植物やアガベ(リュウゼツラン)との組み合わせもおすすめしている。だが、しかし……


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2012/03/02(金) | エディブル・ガーデン・スタイル | トラックバック:(0) | コメント:(2)

LAのエディブル・ガーデン

 イヴェット・ソラーさんの『エディブル・フロントヤード』は、私が自分の家の庭をエディブル化しようと思い立つきっかけとなった本である。なんにでも影響されやすい私はイヴェットさんのゴージャスなお庭にすっかり心酔。ことにアガベをハーブと組み合わせた大胆なデザインには「きゃー、これいい!素敵すぎ!!」

イヴェットさんの庭 
イヴェットさんちの庭。カッコええのう。

 そして、次の瞬間にはネットショップ・アガベでアガベを3株、私としては最大級の大盤振る舞いでなんと3600円を投じて購入していたのだった。

 アガベは日本名をリュウゼツランというが、蘭(ラン)ではなくて、メキシコなどの砂漠地帯に棲息している植物。テキーラの原料として有名で、アガベシロップという甘味料も取れる。だから、こんな植物でもエディブルってことになるのか? ま、それはともかく、大きいものはどーんと人の背丈ほどにもなり、30年とか100年にいっぺんぐらいは花も咲くらしい。しかし、何よりかにより葉の色や造形の美しさが素晴らしく、観葉植物として人気が高い。

 ちらちらと調べてみると、中南米の植物ながら標高の高いところで育つので意外と寒さに強く、日本でも露地栽培可能だったりするようだ。地球温暖化が叫ばれる今日この頃でもある、東京郊外でパイナップルが獲れないまでもアガベくらい育てられないでどうする!?

 てなことで我が家にやって来たアガベ4株(お店が「初回注文なので」1株オマケしてくれた!)、その緑の美しさと形状の妖婉さはほとんど感動的である。

アガベ 
届いたばかりのアガベ。それぞれ個性的。

 さあ、植えるぞ! と思ってハタと気がついた。「水のやり過ぎは禁物です。ことに冬は2、3ヶ月に1度くらいの水やりにしないと枯れてしまいます。夏も一週間に一度ぐらい」ってさ、日本の気象事情を考えるとそんなに雨が降らないことはありえないし、我が家の狭い庭で水まきした場合、そこだけ水が当たらないようにすることなど、まずムリである。
 ……結局家の中の観葉植物を無駄に増やすだけに終わってしまった。

 教訓。カリフォルニアのエディブル・ガーデンをそっくり日本で真似することなど不可能なのだ。海外の園芸本の素敵なイメージに頼りすぎず、日本ならではの気候・風土に合ったエディブル・ガーデン・スタイルを自分で試行錯誤しながら作っていくしかなさそうである。くく、3600円、高い授業料でござった。

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2012/03/05(月) | エディブル・ガーデン・スタイル | トラックバック:(0) | コメント:(0)

NYの『エディブル・ガーデン』

 日本ならではのエディブル・ガーデン・スタイルを作る、なんてエラソーに大言壮語した舌の根も乾かぬうちにまた別の本を買ってしまった。
 ブルックリン・ボタニック・ガーデンというところが出しているシリーズ本の一冊、その名もストレートに『エディブル・ガーデン』。アマゾンのマーケットプレイスで送料込みの967円というお安さで、注文後一週間で届いた。

NY EDIBLE 
サイズもコンパクトで値段に見合ってます。

 イメージ先行の写真集タイプの本と違って、教科書みたいなサイズと内容の実用本である。選んだ理由は単純に、ニューヨークのブルックリンで出してる本なら、ロサンジェルスよりも東京に近い気象状況で書かれているだろうと思ったから。さすがにアガベは登場していなかった。ホッと一息。

 この本は、「美味しいフロントヤード」、「装飾的なポタジェ」、「野菜のコンテナ・ガーデン」など7タイプの庭のスタイルをひとりひとりの専門家が解説、デザインの仕方や植え方、維持の仕方などを教えてくれる。

 我が家のメインガーデンが目指すのは「装飾的なポタジェ」といったところか。「美味しいフロントヤード」は一年中緑が絶えないように多年草や果樹が多く、お野菜関係は少なめ。花と野菜を組み合わせる「装飾的なポタジェ」のアイデアの方が使えそうだ。

NY EDIBLE 
装飾的なポタジェってこんな感じ。イラストの説明付き。

 また、「野菜のコンテナ・ガーデン」の菜の寄せ植えのアイデアが面白い。たとえば「メキシコ料理のソース作りのための寄せ植え」とか「ピクルス用の寄せ植え」とか用途ごとにひとつのプランターに集めて植えてしまう。これだと料理作りのときに「あ、クミン入れるの忘れてた!」とかいうことがなくて便利そう。だけど、かなりギュー詰めなので植物が蒸れちゃうのじゃないかとやや心配だが。

「コンテナ・ガーデニングは、アパート居住者から戸建ての住人まであらゆるガーデナーに美味しく豊かな収穫をもたらすのみならず、人目を引くデザインを提供してくれるのです」
 なるほど、こんなところにニューヨーカーならではの視点を感じたりして。

 ブルックリン・ボタニック・ガーデンは出版社ではなくて、実は一般に公開されている植物園。近年はエディブル・ガーデン化に力を入れているという。
「この楽園を学校や病院、保育園、図書館etcの敷地にも広げましょう。危機的状況のとき、こうした場所はすぐに私たちの穀倉地帯になってくれるはず。何をためらっているの?」

 いいなー、ブルックリン植物園。行ってみたくなっちゃいました。

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2012/03/06(火) | エディブル・ガーデン・スタイル | トラックバック:(0) | コメント:(0)

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