サトイモ、まさかの収穫!

 12月半ばのある朝、公園そばのジョギング・コースを走っていて「ハッ」とした。沿道の緑地に植えられていたサトイモの株がすべて姿を消していたのである。げげっ、いったいいつの間に!? 私は近隣住人の農作物の監視のために走っているわけではない。たまたまこの日に気づいただけで、もしかしたらもっと前に刈り取られ(&掘り上げられ)ていたのかも。焦って家に帰ってググってみると、サトイモの収穫は10、11月とある。中には11月半ばまで、なんて厳しいことを書いてあるところもある。
 ま、またしても収穫期を逸してしまった!! 私はスコップを手に庭に飛び出した。

 このサトイモ、そもそも植えた時期からしてめちゃくちゃ遅かった(詳しくはコチラ)。 サトイモ栽培などまったく考えていなかったんだけど、たまたまはずみで苗を買ってしまい、本来5月半ば〜6月半ばに植えるべきものを、実際植えたのは7月末。しかも、8月末までポーチュラカの茂みに覆い隠されて、悲しい日陰者人生を歩んでいたのである。でもって、収穫はまるまる1ヶ月遅れとは、なんて因果なヤツ。植えたのが遅いんだから収穫が遅くても当然じゃん? と内心思ったりするのだけど、菜園およびガーデニングの世界では、そんなのあってはならないことなのよおおおお〜!(←エコーがかかる)

枯れた 
大きなサツマイモの葉っぱが怪しく巻き上がっている。

 庭の隅っこなのでろくに見てもいなかったのだが、駆け寄ってみると、すでにサトイモの葉っぱは枯れて水分がなくなっていて、『エイリアン』で知られるH.E.ギーガーのイラストみたいなことになっている。なかなかシュールなオブジェのよう……などといい気になっている場合ではない。肝心のイモの子がエイリアンになってしまっていては、数ヶ月間育ててきた意味がない。って完全ネグレクトだったんですけど。

茎をカット 
じゃまな葉っぱを切って、いざ収穫。5センチ残すのは掘り上げるときの取っ手になるから?

 まず、ネットで読んだように茎を5センチほど残して切り取ってみる。なんかな〜、これほど教科書を無視してきて、収穫の仕方だけ真似してみるのも虚しい気がするけど。
 でもって、周囲を直径50センチくらいの円を描くようにスコップをぐいっと深く入れて掘り返してみる。うおおっ? 土がサラサラじゃないですか。5センチ残った茎を掴んでえいやっと引っぱり上げてみると……

掘り出す 
すごい根! サトイモくんは茎の近所に集まってなっている。

 もじゃもじゃと茂った根っこがどちゃっと出てきた。おっ、そのもじゃもじゃの間から覗いているのはチューリップの球根……ではなく、サトイモではありませんか!
 はやる心を抑えながらもじゃもじゃの根をかき分けてみると、おおおおおおおーっ、ざっくざっく出てくるわ出てくるわ、サトイモの嵐! 

 と、叫びたい気持ちは山々なれど、実際そこまでたくさんは出てこなかった。何しろ小さな株2つである。しかも生育環境が劣悪だったせいか、イモのサイズがいかにも小さい。とはいえ、18個ほどのサトイモが収穫できた。ひとつのイモから子供が9個採れたわけだから、イモずる式とはよく言ったものだ(というのはウソで、イモずる式のイモはサツマイモ限定なのよん)。
 そおか〜サトイモ、こんなに手抜きで条件悪くてもちゃんと収穫できるのかあ、来年は10苗くらい植えちゃおうかなっ!?(どこに?)

根を取ってみると 
大小さまざまのサトイモ。採れたてはこんな色してるのね。

 しかし、唯一にして最大の問題は、私がサトイモをたいして好きでもなんでもないことなのだな。サトイモが18個採れたとゆーのに食べたいメニューがまったく浮かばない!! かろうじて思いつくのは豚汁くらいか。
 やはりカタカナもの好きなエディブル・ガーデナーとしてはしゃれた西欧料理をやってみたいのだけど、サトイモ料理ってなんだかなあ〜……と、先ほどのサトイモ5倍増計画がどんどんしぼんでいくのを感じる。

 でも、とりあえずらでぃっしゅぼーやのおまけ本にやや洋風のレシピを見つけたので、こいつでサトイモをやっつけてやろうじゃないの。「サトイモのバター炒め」である。世の中のバター不足などものともしないらでぃっしゅぼーや、いいじゃないですか。高いけど。

材料
サトイモ 5個(うちのは小さいのでもっと)
A しょうゆ 大さじ1/2
  みりん 小さじ1
  バター 大さじ1/2
粉チーズ 大さじ1
オリーブオイル 小さじ1
塩・粗挽き黒胡椒 各少々

炒める 
サトイモはじっくり炒めると香ばしくなるんですと。

1、サトイモは皮をむき半分に切って茹でる
2、フライパンにオリーブオイルを熱して1をじっくり炒める
3、全体に焼き色がついてきたら塩を振り、Aを加えてからめる
4、最後に粉チーズを絡めて器に盛り、粗挽き胡椒を振る

 なんでもサトイモはぬめりが出るので、皮を剥いたら塩を振ってもむのがコツらしい。このひと手間さえやっておけば、お料理はごくごく簡単。甘辛いところはちょっと和風なんだけど、バターとチーズの香ばしい味わいも加わって、日本酒にもビールにも合いそう。サトイモは小粒ながらちゃんと一人前にしっかりした歯ごたえ&ねっとり感があって、うはあ、美味しいじゃないですか!

出来上がり 
この美味しさ、子供にはわからないかも。おつまみに最高だよ。

 まだ半分くらい余っているサトイモは豚汁にしてみようか、それともおせち料理のサトイモの白煮でもやってみようか。食わず嫌いであんまり食べていなかった野菜だけに、まだまだ新しい発見がいっぱいありそう。



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2014/12/23(火) | 2014年秋冬菜園事情 | トラックバック:(0) | コメント:(6)

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