今年もやっぱりイッキ植え

 んなわけで、目指すはお気に入りの園芸店、Yネヤマプランテイション。お気に入りにもかかわらずナビの入力を間違って、辿り着いてみれば本店じゃなくて港北NT店じゃないですか。それじゃソフトクリーム売ってないよ〜、と子供のように泣きわめいてしまったが、時すでにイッキ買いモード、ここで買わなきゃあとがない。そういう焦燥感とスリルもイッキ買い/イッキ植えの醍醐味だ。

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平日ですいているYネヤマプランテイション。毛髪のすいている男性も写り込んでしまった。

 てなことで、ここで購入した野菜・花苗物件は次の通り。
接木トマト・フルティカ 1苗 ¥298
接木トマト・アイコ ⒈苗  ¥298
サントリー・ゴロゴロゴーヤ 1苗 ¥384
パプリカ(黄・赤) ¥128 X2
バジル ¥158 X4
花・カリブラコア ¥250 X4
花・カリブラコア ¥398 X2
花・ペンタス ¥268 X2
花・サルビアとジニア ¥198 X6
 
 さらに園芸はさみ(¥2,758)とYネヤマ会員カード(¥108)も加えて、お会計は¥8,137也。例年よりもやや控えめなお値段となった。
 しかし、実はまだスーパーゴーヤがほしい、パプリカのオレンジ色がほしい、花ももっと必要だ、となって結局イッキでは買いきれなかった。ま、いつも一店ではコトがすまないのは例年通り。後日別のホームセンターなどで買い足すことに。

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とりあえず買ってきた。ここの苗はなかなか良質だと思われ。

 さて、あとはさっそくのイッキ植えだ。例年より植えるスペースも物件も少ないのでさくさくっとやっつけてしまった。
 まずは透水プランター(そろそろガタが来ていて、今年が最後になりそう)にサントリーのゴロゴロゴーヤとデルモンテのスーパーゴーヤ(¥285)を植えつけた。今やサントリーとデルモンテは園芸店及びホームセンターの野菜苗売り場で丁々発止の戦いを繰り広げているが、ここで2苗を同じ条件下で育てることによってどっちの会社の方が優れているかを一刀両断に評価してやろうと思う。ゴーヤを比べるのでなく、会社を比較しようというのだからオレもスケールがでかいよね。と意味不明。
 ここでは毎年ゴーヤをやっているので、もちろん連作障害ブロックWをたっぷり入れてやった。たぶん去年はお陰様で連作の被害に遭わなかったのだ、と信じたい。

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左がサントリーのゴロゴロゴーヤ、右がデルモンテのスーパーゴーヤ。間はおなじみ連作障害ブロックW。

 新規購入した72リットル・プランターにはパプリカを植えた。黄・赤・オレンジの3色を揃えたかったのだけど、黄と赤しか手に入らず、後日購入したのはプチピー(ピーマンのことか?)のオレンジ色のものでお値段¥322。先に購入したパプリカの2倍以上のお値段ながら、苗はごく控えめな大きさでやや不満だが、今後のスパートででっかく成長してくれる、と信じたい。プチなのが実のサイズじゃなくて、株の大きさだったりするとお母さんは怒りますよほんとに。

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左右は接木苗とかじゃないから安いパプリカ。すでに実までついてる。中央、名は体を表す的なプチピー。

 さて、プランターにイッキ植えしたのは買ってきた苗ばかりではない。はじめさんの入れ知恵で種から大事に育てていたジャンボとうがらし空耳、もとい福耳の苗がここでついに日の目をみることに!
 しかし、自家製の苗の貧弱さたるや目を覆わんばかりである。 隣ですでに実をつけているパプリカが働き盛りの青年だとしたら、空耳くんは首のすわらない赤ん坊のよう。しかも、植えて2、3日経ったら何者かによって激しく食い荒らされてしまい、3苗のうちひと苗は瀕死の重傷だ。 これでほんとに収穫まで至るのか!? とはなはだ不安である。神のご加護を信じたい。

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空耳3苗。今さらながら行灯にしたほうがいいのだろうか。もう遅すぎるって感じだが。

 最後はメイン・ガーデン中央のトマト・サークルだ。今年もミニトマトのアイコと中玉トマトのフルティカという、我が家の定番コンビで行ってみる。この場所では昨年トウモロコシを育てたものの、一昨年はミニトマトをやっているので、やはり連作障害ブロックWをドバッと投入。イワシの頭に二拝二拍手一拝して豊作を祈った。そして、今年は周囲にサルビアとバジルを配してみた。サルビアは1苗¥198とお高めなだけあって、小学校の校庭に植わっていたような庶民サルビアより数ランク上なハイソ感がプンプン。トマトが実を付けるまではこの赤を楽しみたい。

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まだまだ小さいトマトの苗だけど、今後タワーを駆け上る予定。

 大変な苦労をして耕したメイン・ガーデンも、植え付けが進んでだんだんいい感じになってきた。ジャガイモ畑の向こうにトマト・タワーがそびえて、高低のメリハリもいい感じじゃない? などと悦にいっていた。のだが。
 ふと開いた4年前のやさい畑付録の小冊子『野菜づくりのあんなコツ、こんなワザ』。トマトのページを開くと、いちばん最初に「ジャガイモのそばに植えない」
 げげっ!? もう植えちゃったんですけど。いわく「トマトはジャガイモと同じナス科の野菜。収穫の終わったジャガイモから共通の害虫、テントウムシダマシやアブラムシが大挙して移動してくることがある」

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ジャガイモ畑の隣がトマト・サークル。こいつはやばい。害虫天国になりそな気配。

 な、な、なんと。大挙してお出ましになっちゃいますか!? しかし、時すでに遅し。もう植えちゃったものは戻せない。何も見なかったフリをして、そっと小冊子を閉じたのであった。



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2016/05/16(月) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ジャガイモがモザイク病

 5月の10日頃からだろうか。庭のメイン・ガーデンの通路側のジャガイモ畑に異変が起こっていることには気づいていた。なんだか株に元気がなく、多くの葉に細かい黒点がいくつも浮かんでいる。本来ならもっと大きく茂って、小さな星型の花をたくさんつけて不思議のない時期なのに、ひと頃より畑全体が縮んでしまったかのようだ。葉が緑から黄色に変色し、早くも紅葉の季節を迎えてしまったみたいな株もある。いったい私のジャガイモに何が起こっているのだ!?

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モザイク病の模範のような葉。そばかす状の斑点、黄化、矮小化。ああ悲しい。

 去年メインクーンの栽培、もとい、メイクイーンの栽培がうまくいったことに気を良くして、今年はもうちょっと広めのスペースにキタアカリの種イモを植えた。キタアカリはゆでたものにバターや塩をつけただけでパクパクいくつも食べられちゃう!! ホクホクで美味しい!! と今ニューヨークで話題になっている品種である。春まだ遠き2月21日のことだった。

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2月半ばにキタアカリの植え付け。このとき連作障害ブロックWを使えば。

 去年は何も知らずにほったらかしておいたものの、今年は4月10日に芽かきという作業もやった。ほんとは10センチくらいの大きさに育ったところでやるのだが、ぼんやりしていたら20センチくらいになっていて、慌てて庭に飛び出した。勢いのいい芽を2、3残して他をかき取る作業で、こうすると葉っぱに取られる栄養が地下に行ってイモが大きくなってくれるらしい。この段階で第一回目の追肥も行なった。

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芽かきした4月上旬のジャガイモ畑。かなりかき取ったけど、まだ緑でいっぱい。

 こんな感じで5月の初頭まではジャガイモ畑はイケイケの勝利モードに包まれていたのだ。しかし、そういえば今年はジャガイモの花の蕾がつくのが遅いなあ。蕾のついたタイミングで二度目の追肥をするのだけど……と思っているうちに、なんだか葉っぱに怪しい斑点が現れ始めたのである。
 いったいなんだろう? と調べてみると、どうやらモザイク病の症状らしい。「発病すると葉に濃淡のまだら模様ができる。株が萎縮し、葉が縮れたり小さくなる、黄化する、そばかす状の斑点が多数発生する」……まさに目の前で展開されていることではありませぬか。これはウイルス病とも呼ばれていて、ウイルスはアブラムシによって運ばれ、次々と植物に感染していくのだという。感染すると治療法はなく、発病したら抜き取って処分するしかない、とのこと。
 ええええ!?!? 抜き取って処分するしかないのすか!?!?!?

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緑のジャガイモ畑が徐々に病に冒されていくのであった。

 モザイク病の原因としては、*アブラムシによって持ち込まれた、*ウイルスの毒を持った種イモを使った、*連作障害、などが考えられるらしい。うむう、アブラムシならそのへんにたくさんいるから生意気にウイルスを持ち込むヤツもいるだろう。そして、このキタアカリの種イモは近所のいい加減そうなホームセンターで購入したので毒イモだった可能性も大いにありうる。さらに、このような事態になって初めて気がついたのはジャガイモがナス科だということ(イモ科だと思ってたわよ)。そういえば、2012年に同じ場所でナス科のパプリカを栽培したことがあったはず。ナス科の輪作年限は5年間なので、バリバリ連作障害可能期限内ということになる。くそう、種イモを植えるときに連作障害ブロックWを入れておけば……と今さら歯ぎしりしてもあとの祭りである。しかし、実のところどれが本当の原因なのかは今ひとつわからない。これはもう第三者に徹底的に精査していただくしかない(と、すでに丸投げ)。

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このありさまでは収穫なんて夢の夢。てか、撤去が遅すぎたんじゃないかと今さら心配である。

 そんなわけですっかりモザイク病にやられたジャガイモを泣く泣く撤去することに。まだ二度目の追肥すらしていない段階、花もついていない段階である。まあそれじゃジャガイモの収穫なんてありえないよね、と思っていたらですよ。
 りゃりゃりゃ!?!? 地上の葉や茎はボロボロになっているにもかかわらず、小ぶりながらざくざくイモが出てきたじゃないですか。もともとキタアカリはそんなに大きくなる種類ではないので、合格点に達しているものもけっこうある。そして嬉しいことに、葉っぱがモザイク病にやられていても、できたジャガイモは食べても全然問題ないんだそうな。

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地上のあり様からは想像もできないような収穫。ちっちゃな小イモも美味しく食べられる!

 モザイク病を発症する前は元気が良く、ちゃんと芽かきをやったのも効いたのかもしれない。一度しか追肥できなかったのは残念ながら、ジャガイモの花は咲いても咲かなくてもイモの成長には関係ないんだそうな。とにかく、ジャガイモは全滅したと思っていただけに嬉しい収穫だった。

 しかし、庭の片隅には去年収穫し忘れたメインクーンではなくメイクイーンが勝手に大きくなっていて、引っこ抜いたら大きなイモがひとつ出てきた。これってバリバリ連作だと思うんだけど、どうなのかすら!?

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去年の取り残しメイクイーンがなんだかやたら元気いっぱい。

 さて、ジャガイモに関しては結果オーライということになったんだけど、心配なのはジャガイモ畑の隣、メイン・ガーデンのセンターサークルに植えられたミニトマトのアイコとフルーツトマトのフルティカだ。すでにGWイッキ植えのときに明らかになったように「トマトはジャガイモと同じナス科の野菜。収穫の終わったジャガイモからアブラムシが大挙して移動してくることがある」。

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今後の展開がもんのすごく心配なトマト・サークルなのである。

 それがモザイク病のウイルスを持ったアブラムシだったら!?!? さっそく庭に飛び出して、食品原料生まれの殺虫・殺菌剤、カダンセーフをしこたま振りかけてきた。もはや先守防衛あるのみ。って、すでに遅すぎるかもしれないけどな。


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2016/05/31(火) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

紅くるり、リベンジなるか!?

 ジャガイモとニンニクの騒ぎでまったく触れないままになっていたが、この5月、レイズドベッドでは昨年秋にまいたソラマメ、打越一寸が爆発的大量収穫。連日のソラマメ祭りは言わずもがな、ご近所に配って回るほど(というのはえらい誇張で、若干2軒)の椀飯振舞(おうばんぶるまい)に至ったのであった。5年も菜園活動を続けているとこうゆうこともあるのだなあ、と感慨深いものがあった(……つって、今やソラマメが100発100中の成功率なんてことはわかりきってるんだけどさ)。

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間引いた苗も捨てずに育てたので、庭中にソラマメだらけだったという。。。

 しかし、レイズドベッドで育てていたのはソラマメだけじゃなかったんだね。3月半ばにソラマメの両側の空いたスペースに紅くるりの種を直まきしていたのだ。紅くるりというのは赤い色をした小型のダイコンである。皮だけ赤いダイコンなら珍しくないが、なんと芯まで真っ赤という希少種だ。ポリフェノール満載で、血液サラサラだ。
 実はこの紅くるり、昨年9月にも大型透水プランターで栽培を試みたものの、無残な結果に終わっていた。そのときの詳細はこちら
 前回は出てきたばかりのか弱い芽を憎いダンゴムシに食い散らかされて涙を飲んだのだが、同じ失敗は繰り返しませんぞ。今回は種(もちろん前回の残りのヤツだ)をまいた箇所をプラスチックの円筒カバーで覆い、ダンゴムシの侵入を完全シャットアウト。まだ寒い時期だったので、防寒対策・風よけにもなったはずだ。こうしたガーデナーの熱意に応えるかのように、紅くるりの種は次々と発芽、次第に大きくなっていったのである。

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レイズドベッド中央のソラマメの両脇に、3月半ば紅くるりの種を直まき。

 実のところ、この前にもう一度紅くるりの種まきに挑戦している。3月上旬にジフィーセブンという用土ポットにまいて室内栽培を試みていたのだ。が、その結果、芽は出てきたものの茎が全部白。これだと成長しても赤い実にはならず、フツーの白ダイコンができてしまうらしい。このクソ忙しいのにそんなもんをありがたがって育てたりはせんわい。どうも紅くるり、直まきすることに意味があるらしい。
 そんなわけで、一箇所に3粒ほど種をまいておいたものを、4月にじっくり吟味したのち、茎色の白いものや生育の悪いものを間引いて、これぞという精鋭12本をレイズドベッドに残した。

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5月上旬、大きくなってきたのでもう安心。カバーを外す。

 さて5月半ば、紅くるりはどうかなあ、もうそろそろ収穫の時期らしいんだけどなあ、と思いながらレイズドベッドを覗き込んでみると……。なっ、なんとなんと、茂った葉の合間に蕾がついてるじゃないですか。げげっつ、我が菜園の定番メニューであるトウ立ちが、紅くるりでも始まっちゃってる!?!?

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まだ小さいものの、放っておいたら菜の花畑に入日薄れになっちゃうんだよねえ。

 さあ大変! ちゅーんで焦って紅くるりの地面に近い株元をガシっと掴んでぐいっと力を入れて引っこ抜いてみる。
と、どうでしょう。真っ赤なダイコン紅くるりが、真っ白に!!!!
 ……って、マジックショーじゃないんだよ。どこでどう入れ替わっちゃったんだか知らないが、これはなんというんでしょうねえ、山田さんの部屋をノックしたら、出てきたのが鷺沼さんだった、みたいな? しかも、この鷺沼さんという人物、今までに話をしたことはおろか、会ったことすらないんです。もうこれはサスペンスの世界である。

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どこも紅じゃない。はっきり言って白くるりダイコン。さらにダイコンにしてはあまりにも小型。。。
 
 ウソよね? ウソと言って! これが紅くるりだとしたら、あと11本白いミニチュアダイコンが出てくるわけ!? と高校の演劇部のヘタな役者のようにヒステリックに叫びつつ大暴れしてから、少々冷静になって考えてみた。これも日頃のプチ瞑想の効果であろう。
 12本もあるのだから、一本くらい白いダイコンが混ざる確率もあるかもしれない。よしんば半数が白だとしても半数がちゃんと紅くるりであってくれれば、紅白なますができる。むむう、紅白なます、お正月しか用がないような気がしなくもないが。。。
 よし、次こそホンモノの紅くるり、引き抜いてみせますよ!

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スリムすぎる赤ダイコン。これを紅くるりと呼ぶわけにはいくまいな、ワトソンくん。

 と、続いて3本出てきたのは、赤いダイコンには間違いないんだけど、あまりにも細い、良くてゴボウ、悪くて鉛筆みたいなシロモノ。まったく食べられないとは言わないものの、決してダイコンとは呼べまい。一本は多少膨らんでいてやや食べられそうな気もするが、残り2本はただの根っこである。戦時中に南洋の島で必死の逃避行をしているとかのシチュエーションでなければ、なかなか喉を通らないであろう。

 あまりのショックにその日はもうダイコン抜きをやめた。もう菜の花が咲こうがなんだろうが知ったこっちゃない。それに2、3日でも長く地中にいれば鉛筆みたいなダイコンもゴボウくらいに膨らむかもしれぬ。
そして数日後、意を決して引っこ抜いてみると……。
 出たっ、これこそ紅くるり!!!!

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やっと1本目を収穫。昨年秋から3度目のトライアルにしてやっと成功!!

 やや根っこが長いのが気になるが、可愛らしく膨らんだ本体は目の覚めるような紅色。実に鮮やかだ。もちろん切っても真っ赤で、中心部まで白っぽくなっていないから驚く。薄く切って酢にさらすと一層鮮明な赤に。料理に入れると食卓が一気に華やぐ感じだ。カブに近いような柔らかな肉質で、ほのかな辛みとダイコンの旨味をしっかり持った味わい。決して見掛け倒しじゃないところがいいじゃないですか。

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カブと一緒に紅白なます的ルックスの洋風サラダ。ルッコラも自家製だよん。

 ということで、品質的には決して期待を裏切ることのなかった紅くるり。ダンナは「いいね、またやろう!」などとあくまで食べる人の気楽な発言をしているが、育てる人としては「うーん、どうかな!?」と思ってしまう。
 なにしろ間引いて残した12本の苗のうち、まともに紅くるりに成長してくれたのはわずか2本。一本は先祖返りしちゃったのか真っ白の普通ダイコンに変身。そして残り9本は、食べたものもあったし、その場で破棄したものもあったけど、とにかくダイコンとは言えない太さ(細さ)だったのだ。こりゃあまりにも成功確率が低すぎる。

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紅くるり成功例その2。紅くるり鉛筆その3とその4とその5とその6。あとはもうバカバカしくて写真撮ってません。

 だって、失敗した理由もわかんないんだし〜・ と思っていたんだけど、これを書きながらふと思い出した。そういえば、このレイズドベッド、去年の冬から今年の頭にコマツナ植えてなかったっけ? コマツナって、そーえばアブラナ科だったような? そしてダイコンといえば……
 うーん、またしても連作障害!? 同じ失敗、繰り返しまくってるよなあ!!!


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2016/06/19(日) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ただいま工事中につき

 梅雨とはいえど、今や春夏野菜の爆発的成長期を迎え、全世界の家庭菜園家のみなさまは忙しい毎日を送っていらっしゃることでしょう。我がエディブル・ガーデンも例外ではございませぬ。
 ……と言いたいところなんだけど、実は例外なんだね。10年に一度の例外的事情により、一切の園芸活動が中断されちゃっているのだ。
 
 そおーなんですよ。我が家にも10年に一度の外装工事の時期がやって来て、ただいま絶賛塗り壁中。よりによって梅雨たけなわのタイミングにぶつかっちゃって、雨が降ると作業ができないもんだから進行は滞りまくりだ。
 いや、別に自分で刷毛を持ってペンキをヌリヌリしているわけじゃないですよ。だけど、やってきた職人さんに10時とお昼と3時にはお茶を出したりご飯を出したりおやつを出したりと、主婦って大変なのよ。
 というのはウソで、今どきの職人さんはストイックなのか教育が行き届いているのか、お茶なんか手もつけない。ひたすら仕事に没頭だ。ぬう、我が家のお茶がとりわけまずい、とかいう特殊事情があったりするのかもしれんが、そのへんは考えないことにする。

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カバーに覆われた我が家。内部で工事が進行中。

 そんなわけで我が家は現在工事中。家のまわりには足場が組まれ、家全体がクリストの芸術作品のように布で梱包されちゃっている。こんな状況で庭仕事などできるでしょうか。
 いや、できるなあ。いくら家の外壁を塗るからといって、庭までふさがれてしまうわけじゃないんだから。実際朝の水やりはちゃんとできてるわけだし。しかし、私はふたつのことを同時進行させるのが大変苦手で、ガムを噛みながら自転車に乗ることすらできない。ましてや外装工事で職人さんを迎えながら庭仕事などできるでしょうか。いや、できない。……てなことで、庭は現在放置状態となっている。

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家の周囲に放置されていたガラクタが露呈。もう足の踏み場もないのよ。

 さらに、この外装工事で生育中の野菜にも悪しき影響が及んでいる。立派な職人さんで、わざわざ周囲の植物に影響の少ない塗料を選んでくれたのだけど、足場を組んだりカバーをかけたりすれば多少のダメージは免れない。何しろ狭い我が庭、ギリギリいっぱいまで植えてるもんだから、その上に足場をかけることになってしまう。被害があったのは、メイン・ガーデンの家側ウイングに混植したサトイモとショウガ(懲りずに今年もやってます!)だ。ううむ、なんかこれ、ヤバイよねえ。もちろん7月の頭には足場もなくなる予定だけど、地中のタネイモとタネショウガに影響がないことを祈るしかない。

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やっと芽が出てきたサトイモとショウガ。そしたら庭がこんなことになっててビックリよね。

 いつもならリビングの大窓全面に展開するニガウリのグリーンカーテンも、今年はこんな事情から半分に縮小。しかも外側にカバーがかかっちゃってるので日照の悪さは目に余るほど。去年は6月半ばに初収穫していたニガウリが、今年はまだひとつも実をつけていない。うむう、こりゃ悲しいなあ。コロコロゴーヤとスーパーゴーヤの対決を楽しみにしていたのに、なんだかどっちもイマイチ気合が入ってない感じだ。

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カバー内部を覗いて見る。ニガウリのパワー不足は否めない。早く食べたいのにい!

 今年は台風が全然来なくて非常に助かっているんだけど、外装工事という思わぬ伏兵登場で園芸活動に支障出まくりのエディブル・ガーデンである。今後の展開が大変心配。そおなのよねえ、たしかに外装工事の年だとは思ってたんだけど、まさかこんな時期にやることになるとは。窓も開けられなくて、室内は蒸し風呂状態よ(ってほどまだ暑くないのが救いだが)。

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菜園のことは心配だけど、やっぱり安全第一で行きましょう。

 しかし、なんたって安全第一ですからね。こんなときに庭をウロウロして足場に頭でもぶつけたら大変。おとなしく経過を見守ってることにします。7月上旬には終わるらしいんで。それまでみなさまお元気で、チャオ!



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2016/06/27(月) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

沈黙のキュウリ艦隊

 案の定ソラマメの撤収が遅れ(「もっと獲れるかもしれない」と欲をかいたのよね、例年通り)、やっと更地になって土作りの終わったレイズドベッドにキュウリの苗を植えつけたのは6月12日のことだった。遅い。いくらなんでも遅すぎる。

 しかし、私は決して悲観してはいなかった。というのも、今年植えつけたキュウリ苗はな、な、なんと! 天下のサカタのタネ・プレゼンツのフリーダム接木苗6本1組だから、である。あなた、サカタのタネですよ、フリーダムですよ、ワム!ですよ、アイドントウォンチョーフリーダムですよ、誰も知らないこと請け合いである。プレゼンツ、なんていうとサカタのタネからターダでもらったんじゃないのん?みたいな疑惑を抱く人もあるかもしれぬが、残念ながら私にはサカタのタネになんのコネもないので、公明正大に購入したのである。なんと驚きの2,900円という巨費を投じて!!! むう、2,900円も出したらいったい何本キュウリが買えるか?とか思うとなんだかもったいない投資みたいな気がしなくもないが、これで一生キュウリには不自由しない、とはいわないまでも、この夏いっぱいは美味しいキュウリを思う存分味わうことができるはずである。安い投資である。と、信じたい。

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フリーダム6人衆。いかにも選び抜かれた精鋭ちゅう感じしません? しないか。。。

 さてっ。前途有望なキュウリ苗6本を迎えたのであるから、彼らが青春パワーを爆発させて思いのままに成長できるよう立派なキュウリ棚を作らねばならない。
 しかし、キュウリ棚ってどうやって作ったらよいんざんしょ。IKEAとかニトリとかで売ってるもんじゃなさそうだし、やっぱり長い支柱を買ってそれにネットを被せるのよねえ。しかし、支柱ってどうやって組んだらいいの!?!?
 と、不安になっていたのだが、さすが猫も杓子も野菜を育てる今どきのガーデニング事情を反映して、近所のホームセンターに行ったら、「棚支柱セット」なるものが売っていた。2本ずつV字になった支柱が3つ入っていて、それを菜園に並べててっぺんに横棒を渡し、網をかければ、ハイ、出来上がり、である。これまでもキュウリは4回ほどやったことがあるが、せいぜい3、4苗だったので網を広げた片面でなんとかなっていた。しかし6苗ともなると両面使える棚がマストだ。このセットはそんな両面棚が瞬時にできてしまうんだから、オススメだ。たしか2400円くらいしたと思うのだけど、これでこの夏はキュウリの食べ放題だと思えば安い買い物だ。って、すでに5.300円の投資。。。

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これが棚支柱セット。支柱をジョイントで接合してもできるとは思うけど。時は金なりよ。

 そんなわけで、やや遅れはとったものの我が家としてはいちばん日当たりのいいレイズドベッドに棚を組み立て、左右に3苗ずつフリーダムを植えつけた。「早く大きくなってお母さんを楽にさせてあげるんだよ」などと耳元で囁きつつ。さすがに一苗500円近くもする苗だけあって、前途有望そうな感じがプンプンだ。

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あっという間にキュウリ棚の出来上がり。

 さて、その1週間ほどあとのことである。ふとフェンス越しにお隣の庭に目をやって、私は凍りついた。
あれっ!? うちのキュウリ棚がなんで隣の庭に!?!?!?
 冷や汗を流しつつ振り返ると、我が家の庭のレイズドベッドに先週設置したキュウリ棚は何事もなかったかのように鎮座している。
 その通り。何事もなかったのである。
 なななんとっ。お隣さんもまったく同じキュウリ棚を使ってキュウリ栽培を開始したのであった。くそう、我が家の菜園があまりにも素敵だからって何の相談もなく、何もソックリ真似しなくても。。。なんてことはもちろん思わなかった。やっぱりいちばん近いホームセンターに行ってさっさとキュウリ棚を作ろうと思うと、誰でも同じ結論に陥るのだなあ。人間って安易な生き物よねえ。

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フェンスが低いのでお隣のお庭がバッチリ見える。見覚えのある棚が。。。

 お隣さんもキュウリ6苗のようである。いくつかの異なるキュウリ苗を混植しているようである。そして、気になることになんだか大変成長がよろしいようである。我が家はすでに5年以上菜園活動を続けていて、お隣さんは昨年始めたばかりなのに、なんだか完全に上を行かれちゃっているようである。あらあらあら。

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お隣さんのキュウリ棚を盗撮。えっらい生育がいいのである。

 そして今や7月半ば。お隣さんは少なくともすでに2、3本はキュウリを収穫していると推察される。なのになのに、我が家はまだ一本も獲れていないっ!! フリーダムのみなさんは強くたくましく成長を続けてくれてるんだけど、まだ一本もわしらの口に入っていないんだよねえ。5年間の菜園歴が埃にまみれて吹き飛ぼうとしている。。。

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もう間もなくキュウリ棚のてっぺんに至りそうな成長ぶり。成長もいいが、成果もだしてほしいのよ。

 この夏はキュウリに不自由しないはずが、相変わらず自給に至らずよそで購入している始末である。もしかして、いきなり一日何十本も獲れちゃったりするようになるんだろうか(超楽観)。それでもキュウリが収穫できるのなんてせいぜい8月の終わりまで。それで5,300円の投資は回収できるんだろうか。なんとなく不安の雲に包まれたような今日この頃である。



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2016/07/14(木) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(6)

アイコとフルティカその後

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ある日の収穫。今や連日のキュウリ祭り。トマトもトウガラシもバンバン獲れてます。

「ジャガイモのそばにトマトを植えてはいけない」という古代からの掟を破って、通路側ウイングに植えてあったジャガイモの横、センターサークルにミニトマトのアイコちゃんと中玉トマトのフルティカを植えたのはゴールデンウイーク直後のことだった。そののちジャガイモはモザイク病にやられ、畑全体が悪夢のような荒廃ぶりとなったことは記憶に新しい(詳細はこちら)。やはり古代からの掟を破った祟り(たたり)であろうか。しかし、どうにかこうにかジャガイモは地中で生き延び、奇跡の収穫に至ったのであった。

 というのが前号までのあらすじだが、さて、心配なのは残されたトマトのその後である。モザイク病の菌がどっと移動してきて、ジャガイモ同様の悪夢よふたたび、になってしまうのか? それとも、古代からの掟などたんなる言い伝えにすぎず、トマトは何事もなかったように成長してくれるのか?

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鬱蒼と茂るセンターサークルのトマトタワー。もうてっぺんまで到達した。

 7月に入るとどんどん株が勢いをつけ、緑色の実をいくつもつけ始めた。むはは、やっぱり古代の掟など犬に喰わせろよねえ、ジャガイモの影響なんて少しも見られないじゃないのっ、といい気になっていた私だが、ふとよく見ると、、、いや、よく見なくてもハッキリわかる。葉っぱが粉を吹いたように白くなっているのである。こ、これはもしかして、禁断の白い粉!? あの、一度手を出したら二度とやめられなくなるという・・・!?!?

 残念ながらそんなものではまったくなく、これは世界中の家庭菜園家がよくご存知のうどん粉病なのであった。今までトマトは5回くらい育ててきたけど、こんなひどいうどん粉病は初めてだ。これも古代の掟を破った祟りであろうか。

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白いうどん粉に覆われたトマトの葉。いくらたくさん覆われてもうどんは食べられないのよね。

 しかし、ネットで見る限り、うどん粉病というのはそれぞれの野菜特有の病気で、他の野菜から伝染(うつ)るということはないらしい。少なくともジャガイモ禍の影響ではなかったようだ(ということにしておく)。それにうどん粉病になったからといって実に直接的被害はないらしい。ってんで余計な心配は必要なし。被害のひどい葉っぱをバシバシ切り捨て、「食品成分でできた野菜花のなんたらかんたら」というあんまり効かない液をふんだんにかけておいた。まあ真夏が来て連日25度を越すようになればうどん粉病も終息するであろう。

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こちらフルティカ。アイコよりもうどん粉度が高いみたい。

 そんなこんなで、恐れていたジャガイモの呪いはたいしたことなく今に至っている。アイコ、フルティカともども7月の半ばくらいからちょこちょこと収穫が始まって、現在絶賛トマト祭りちゅう。まだ花もたくさんついてるし、青い実もたくさんなっているので、今後も期待できそうだ。

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今年もやっぱり丈夫で大量収穫のアイコちゃん。火を通す料理だとますますうまいことを発見。

 そういえば、このセンターサークルでは一昨年もミニトマトを栽培したんだよなあ。今のところ連作障害はあまり見当たらないような? 連作障害ブロックWが効いているのか、日頃の行いが良いからなのか。たぶん後者であることを信じたい。



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2016/07/26(火) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

夏菜園、まだまだやってます!

 長らくのご無沙汰でござんした。1ヶ月ちょいぶりに復帰いたしました。ここまで更新を怠ると、もう怖くて自分のブログを開く気になれない。案の定、恐る恐る覗いてみたらば「スポンサーサイト」つうのになっていて、「あなたのオーラは何色? 全員無料オーラ診断」てなことが書いてある。思わず診断してもらいたい衝動に駆られたものの、あんたのは真っ黒だよ、ヤバイよ、とか言われても困るので、ここはじっと我慢で更新に専念することに。

 7月の末からイビサにある友だちの別荘に1ヶ月ほど滞在し、連日のパーティ三昧で・・・とゆう全然面白くもない冗談は、なんか数ヶ月前に使ったばかりみたいな気がするんで(そんときはマジョルカ島だった)もうやめとくけど、今回も宿題が終わらずにブログどころじゃなかった。仕事が進んでいないのに「うちの庭のキュウリが・・・」みたいなヨタ話をだらだら書いているのを関係者に見つかったりすると大変まずい。なので、おとなしく仕事をするふりをしていたのだが、菜園活動の方は地味ながらちゃんと続けていた。収穫もいろいろあった。

 てなことで、復帰第一弾となる今回は、今のエディブル・ガーデンの状況のご報告、ってことでお茶を濁したい。

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クルクマ。ほんとならピンク色のはずが・・・

 とまずは、菜園の話に入る前に、クルクマ(花ウコン)について書いておく。これはサカタのタネで球根を注文(5球一組980円)して5月にプランターに植えつけたもので、食べられないものに極端に関心の薄いエディブル・ガーデナーとしてはアッと驚く異例の展開であった。しかし、もっとアッと驚く異例の展開は、たしか「ピンクチョコトップ」という種類のものを注文したはずなのに、咲いた花がどー見ても真っ白、ということなのよねえ。ピンクじゃなくて。
 でもまあいいか。植物を育てるのがちょー下手くそなエディブル・ガーデナーとしては、買った5球が全部開花したというだけでも奇跡に近い出来事と言える。ありがたがって愛でることにいたそう。って、サカタのタネには問い合わせてみるけどね・もちろん。

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トマトタワーの上の方。下の方はもう枯れ枯れ。

 まずは、最初うどん粉病でヤバイかと思われたミニトマトのアイコと中玉のフルティカ、相変わらず好調で、葉っぱが黄色くなったりしつつも、いまだに連日順調な収穫を続けている。トマトの連作障害、なんのこと残暑!? って感じ。今年は冬野菜チャレンジをやめて、トマトの命の続く限り放っておこうかなあ、なんてすでに怠慢心が頭をもたげている。。。

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ニガウリのグリーンカーテンがやっと上まで到達。それより実をつけてほしいわ。

 次、ニガウリ。7月後半から8月半ばまでは食べきれないくらい収穫できて、やっぱりコロコロゴーヤとスーパーゴーヤで対決させたのがよかったのねえ、なんて思っていたのが、8月後半に入って急に獲れなくなってきた。しかし、6月の外装工事の影響でグリーンカーテンとしてはスカスカだったのが、この不作期間に蔓が伸び葉っぱが増えて株としてぐっと充実。カーテン度もぐっとアップした。花もけっこうついているので、9月に入ったら第二の豊作ウェーブが来るのではないかと欲望の炎を燃やしている。

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トウガラシ福耳。とにかくよくなる!

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マー坊ナス。日当たりのせいか株が大きくならないのよねえ。

 そして我が家の豊作大賞は「ジャンボとうがらし」空耳。もとい、福耳。詳しくは後日。これでもかっ! てくらい獲れてます。
 そしてさらに、同じくタネから育てた「炒めてばっちりナス」のマー坊も半周遅れくらいでやっと追いついた!!  こちらも後日ってことでネタを引っ張りたい。

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オクラもけっこう長期間の頑張りを見せてます。

 意外に健闘を見せているのは、ジャガイモ敗退後に焦って植えた3本のオクラ。いつになく株がしっかり育ってくれて、実のつきがとてもいい。早い段階でチョンボにより茎を途中カットしてしまったんだけど、おかげで下の方にも実がついて、収穫がアップ。瓢箪から駒というか、失敗は成功のもとというか。人生万事塞翁が馬なのよねえ。

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キュウリ棚。下の方にはエンサイがぼうぼうに生えて青菜に不自由なし。

 しかし塞翁が馬だけに、いいことばかりは続かない。8月の半ばまではこれでもかってくらいに連日の大収穫だったキュウリが、ぴたりと生産活動を中止してしまったのだ。なにしろ今年は6苗も投入したのだから、まあ3、4株は調子悪くても、残りのが頑張ってくれるだろう、と思ってたんだけど、みなさんしらーって感じで沈黙を守っている。すでに茶色くなった葉っぱが目立つようになって、なんかもしかしてそろそろ退場準備に入ってる? 6苗も投入したのに?(しつこい)最後のひと花・ふた花を咲かせるまでは、絶対撤収しませんからね私は!とキュウリに向かって挑戦的発言をぶつける今日この頃である。

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去年より成長がよさげなサトイモとショウガ。土壌改良の成果?

 とまあ、この夏の収穫状況はこんな感じなんだけど、菜園には秋冬の収穫に向けて暗黙のうちに(そらー植物なのでペラペラ喋ったりはしないよね)成長を続けている野菜が他にもいくつかある。
 その1は、去年もやったサトイモとショウガの混植。セット植えである。去年はもっと日当たりのいいメイン・ガーデン通路側ウイングで育てたんだけど、今年は春前に拡張してせっせと耕したメイン・ガーデンの家側ウイングで生育中。土に肥料をいっぱい入れたせいか、前年より葉っぱが俄然デカくなっている。収穫の方もばっちり大量になることを期待したい。

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サツマイモ。ここでは狭かったのか、伸びすぎて何度もカットするはめに。

 その2は旧レイズドベッドに植えたサツマイモ。サツマイモは放っておいてもなるらしい、という噂を聞いたのでケアはダンナに丸投げして、私は一切ノータッチ。食べる方面に全精力を傾ける所存である。ちゃんとなってくれるよね?

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ラッカセイ。やたらと伸び広がって怪しく展開中。

 そして最後、その3は現在オクラと混浴、もとい混植状態になっているラッカセイ。ヤングな方のために説明しておくと、ピーナッツのことである。春に焦った勢いで買って植えておいた3苗が黙々と生育中。なんだか思いの外大きくなってるんだけど、なにしろ苗を見るのも初めてなもんで、どんなふうに成長するのか見当もつかない。ピーナッツバターが作れるほどの収穫は無理としても、噂の茹でラッカセイはぜひやってみたいものよの。と、取らぬタヌキと化して腹つづみを打つ8月終わりのある日でござった。


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2016/08/29(月) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

キュウリ、秋に散る(沢木耕太郎風w)

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本日の収穫。パプリカが連日鈴なり。ブドウもやっと甘くなってきた。

 またしても半月近く更新を怠ってしまったが、その間に秋がどアップで近づいてきた! 一般的な感覚からするとまだまだ残暑厳しい折って感じだけど、全日本のウン千万菜園活動家のみなさまにおかれましては、「しえーっつ、秋だよヤバイよ!!」的な焦燥感を覚えずにはいられない今日この頃なのではないでしょうか。

 てなことで、ついに9月上旬のある日、キュウリ棚を撤収した。前回、8月末のブログの時点で生産活動を中止していたキュウリだが、私は決してあきらめていなかった。まだ花もたくさんついていたし、ニガウリのように8月後半にペースを落としても、また9月に入って新たな生産ピークを迎える野菜も多いと知っていたからだ。 だからきっと最後のひと花を咲かせてくれるに違いない、と祈るような気持ちで広岡はリングの上の戦いを見つめるのだった。というのはウソで、私はキュウリ棚を見つめていたんだな。

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8月末、まだまだ小さい実がついている・・・と期待してたんだけど、このまま黄色くなってフェイドアウト。

 しかし、花は咲いてもそのまましぼんでしまうものが多く、たとえ実がついたとしても大きくならずに黄色くなって枯れてしまう。・・・こ、これはもしかしてもう終わってるってこと!? 
 ふと正気に返ってよく見ると、もうキュウリ棚の半分くらいはウドン粉病にやられまくって枯れ落ちている。そして残りはウリハムシに食べられてボロボロのレース状になっている。なんだか30分ほど前にゾンビの軍団が通過していった民家のリビングのカーテンみたいな様相だ。枯れ枝を引っ張ってみるとズルズルと根っこまで抜けちゃいそうな弱々しさで、それまで食事で忙しかったウリハムシが一斉に飛び立つ。あーあー、なんて見苦しいのっ!? これでは「見ても食べても美味しいエディブル・ガーデン」なんて、口が裂けても言えないわ。

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なんだかホラー映画の一幕のような、悲惨すぎる新レイズドベッドのキュウリ棚。

 ふと隣家の庭を覗くと、うちの一週間遅れでまったく同じキュウリ棚を設置したはずなのに、もうすっかりきれいに片付けられているではないか。 すっかり枯れてしまったキュウリ棚をボロボロのまま未練がましく維持してたなんて、うちだけなんだわー。うちの方が菜園経験長いもんねーなんて思っていても、キュウリの撤収どきすらわかってなかったなんて。ううう、やっぱり何よりもかによりも見目麗しくない状態を2週間近く続けてしまったことが悔やまれる。エディブル・ガーデナー、初心に戻らなきゃいけないわよねえええ。

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振り返って7月21日の収穫。この頃からキュウリがじゃんじゃん獲れだした。

 今年は例年になく広くて日当たりのいいスペースに、2,900円の巨費を投じてサカタのタネで購入したフリーダム接木苗6本を植え、キュウリ作りに並ならぬ闘志と野望をたぎらせていたエディブル・ガーデナーであった。経験者のみなさまからは「そんなに植えたら食べきれない」「キュウリ農家に転身する気が」と早くからご心配いただいたほどである。私も「奥様、XXさんからキュウリいただきました?」、「ええええ、もうこの夏3度目だからうちも食べきれなくて」、「やっぱり。町内の全家庭に配ってるみたいよ」、「こうなるとおすそ分けも迷惑よねえ」みたいなことになって社会にひと波乱巻き起こすんじゃないかと、密かに期待していたのだが、結局そんなことにはならず、実家に持って行ったのを除くとほとんどすべて自家消費してしまった。

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生で食べてもよし!

 もともとキュウリはカッパ並に大好きな私、獲れすぎたって困ることは全然ない。サラダ、浅漬け、もろきゅう、納豆キュウリ、冷やし中華もよくやった。
 今年よくやったのは、キュウリに熱を入れる中華料理だ(つーても、調理するのはうちのだんな)。ひとつは清炒蝦仁(チンシャオシアレン)という、小エビ、キュウリ、ギンナン、クワイ、ショウガ、ネギの炒め物。色もカラフルだし、サクサクしたクワイやネトネトしたギンナン、生と違ってふわりとしたキュウリなどいろんな食感が楽しめる。いちばん大変だったのはクワイの缶詰を見つけ出すことだったりして(大東京卸売りセンターまで行ったよ)。

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手前が 清炒蝦仁、奥が油燜苦瓜。

 もひとつは四川料理のキュウリの炒め物(中国名は不明)。キュウリと豚ロース、赤唐辛子を炒めるんだけど、我が家で絶賛収穫中の福耳トウガラシもドドンと入れてピリ辛さをアップ! キュウリは炒めると青臭さが消えて、別の深くて甘やかな味わいが出てくるし、肉や魚などの美味しさをぐっと引き立ててくれる。生のパリパリした食感とは違う柔らかさも魅力だよ。

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こちら、キュウリの炒め物四川風。キュウリの切り身がでっかいのが特徴です。

 そんなこんなで、ひと夏のキュウリ料理などを振り返っていると、あああああー、今年の夏は自家製キュウリが豊富だったからこそ素晴らしかったんだなあ、という気になってくる。
 しかし、そんなことで感涙にむせんでいていいのか? 高級苗6本を投じて例年と大して変わらない収穫量というのはいかがなものかと責任者を追求しなくていいのか? たしかにそーなんだけど、追求されて困る責任者は私ことエディブル・ガーデナーなので、もうこのまま感涙にむせんでいることにする。来年はどーするか、っていうのは相変わらず頭の痛い問題だけどね。 


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2016/09/11(日) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

福耳は今夏のスーパースター

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今年の夏のダブルヘッダー。福耳とマー坊ナス。


 すべては春まだ浅い3月9日の種まきから始まった。この日、サカタのタネで熱烈宣伝されている「タネまき土ポット・ジフィーセブン」に、ビーツ、紅くるり、マー坊ナスなどとともに「ジャンボとうがらし福耳」の種をまいたのである。あれから半年以上、思えば長い旅でござった。

 そもそもトウガラシをやろうと思ったのは、このエディブル・ガーデンがしょっちゅうパクっているはじめさんのブログで絶賛されていたから。我が家はそんなに辛いものは好きじゃなく、以前に韓国トウガラシを育てたことがあるきりだったけど、すごく美味しそうだったし、大量収穫が期待できそうだったので迷わず真似することに。

 しかし、難関があった。福耳という珍しい種類のトウガラシだけに、いつものように近所のホームセンターで気軽に苗を買う、というわけにはいかなかったんだね。そのへんじゃ絶対手に入らない珍種なので、種から育てるしかない。げげっ、種をまいて発芽させて、間引いて、良さげなヤツを選んで、一人前の苗に育て上げて・・・という地道な行程がことごとく苦手な私のよーな人間にとって、そいつあハードル高いっすよ。しかし、ふにゃふにゃ言ってても福耳の苗が空から降ってくるわけじゃなし、種も一袋378円とかで買っちゃったし、ここはもう意を決してやるっきゃない。
 てなことで種をまき、2、3週間後には発芽してきた。福耳、けっこう発芽率は高かったんだよねえ。

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これがたぶん発芽間もない福耳。マー坊ナスだったらごめんね。似てるのよ。

 ジフィーセブンひとつに3、4粒の種を仕込み、双葉が出てきてある程度大きくなったところでいちばん強そうなヤツを残してあとは間引いてしまう。4月の半ばにはジフィーセブン中に根が回ってしまったので、大きめのポットに移す。このあたりまでは屋内でやってたんだけど、もうそろそろ暖かくなってきたので外に出して生育させる。

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植えつけた日の福耳3苗。すでに前途多難の様相。


 と、そのときまではいくつもあった苗が急に調子悪くなってきて、次々と枯れだした。なんでなの〜!? 使い物になる苗がギリギリ4つ、5つ、と追い詰められてきたところで、いよいよ5月半ば、植え付けのときがやってきた。
 今回福耳を植えたのは、新たに購入した27リットルの大型のプランター。さぞかしいっぱい苗を植えつけられるであろうと思ったら、容積はでかくてもそれはやたら深い(高さがある)からであって、てっぺんの植えられる部分はけっこう狭い。ありゃま、と思ったが、都合のいいことに我が家産の福耳苗、非常に数に限りがありまくっていたので、結果的にこの新プランターでオーライであった。

 植えつけた3苗、どれも貧弱で「大丈夫なのか!?」と心配になるほど。自分には育苗業者の素質はないと以前から思っていたが、改めてその現実を突きつけられた感じだ。とにかく狭いポットから大きなプランターに移植したのだから、のびのびとした空間を得てバイタルフォースを強めてくれることに期待するしかない。祈るような気持ちでプランターを見つめる広岡だった。いや、オレなのだった。

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5月22日の3苗.いちばん右は葉っぱを食われて茎だけの一本立ち。

 がしかし。どうしたことでしょう。植え付けから一週間経つと、バイタルフォースを強めるどころか、さらに一段と貧弱に。何者かによって葉っぱを食われているらしく、中にはマッチ棒よりも細くなってしまった苗もあって、これはもう一家滅亡の危機である。

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行灯とはいえ火気厳禁である。ビニールハウスとも言えるか? 屋根ないけどね。
 
 そこで6月初頭、やっとこさ一計を案じることに。虫たちから身を守り、さらに外の暑さ寒さや風などの影響を防ぐために、行灯(あんどん)を導入したのである。農家の人なんかは肥料の入っていた袋なんかで上手に行灯を作っているが、苗のサイズがあまりに小さいので、棒を4隅に立て、ラップでまわりをぐるりと覆ってみた。驚いたことに、これで虫食いの被害がピタリと止まった。虫は屋根が空いていることがわかんないんだろうか? 地面を這うような背の低い虫なのか?

 と、それからは一気にイケイケモードに転じてくれた。最初大小差があった3つの苗は6月末にはどれも元気に大きくなり、7月に入ると次々と白い花を咲かせ始めた(なぜか写真がないのよねえ)。そして7月半ばには、おおおおお、なってるなってる、葉っぱの陰に隠れてはいるものの、シシトウを細長くしたような実が、おおおっ、ここにも! わああ、あそこにも!! 

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葉っぱは食われても株は元気そのもの。あちこちに福耳がミニチュア傘のようにぶら下がっている。

 8月になると収穫はいよいよ加速。一本の枝にいくつもの実がプラプラしていて、それが1日だけじゃなく、連日のように続くのだ。プランターが深いだけに根が十分に伸びているのだろう、茎が太くなって枝葉がどんどん茂り、3株ではぎうぎうのジャングル状態。まさかこんなに大きくなるとは・・・いったんは死にかけてただけに驚くばかり。

 と、このようなわけ次第で、我が家の食卓に福耳が姿を現わさない日はない、くらいの事態になっている。しかし、いきなり我が家が辛党に変貌して、毎日火炎を吹きながら食事をしているか、というとそうでもない。

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福耳のジャングルブック化しつつある今日この頃。9月後半になっても花が咲いてるので、まだまだ行けそう。

 なぜならば、福耳にはいろいろな味があり、従っていろいろな食べ方ができるからなのだ。最初の頃は、シシトウを細長くしたくらいの大きさの実を収穫してそればかり食べていた。小さめの実はピーマンのようにむしろ甘さが強く、辛さはシシトウ程度。生でもぽりぽり食べられるほどだから、サラダや浅漬けなどにもじゃんじゃん入れていた。しかし、当時はそれが「ジャンボとうがらし福耳」なのだと思っていたんだけど、ちょっと考えてみると、これ全然ジャンボじゃないよね? 

 真のジャンボとうがらし福耳の威力を思い知ったのは、収穫し忘れていて、人知れず巨大化していた実を発見したときのこと。今まで食べていた実の5、6倍はあろうかというほどに膨らんでいた。あれれ、そういえば確かにジャンボだし、もしかしてこれって福耳(耳たぶの大きい耳のことで、福相と言われる)の形? ありゃまあ、それじゃ今まで食べてたのは一体何だったの!? って話である。

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左は最初の頃食べていたミニ福耳、左はジャンボ福耳本来の姿。もっと大きくなってダンボになっちゃったりもする。

 しかも、味は全然違っていて、辛さもジャンボ級! 刻んでいて涙が出るほど刺激的で、ある程度量を使えば鷹の爪くらいの辛さを作り出すことも可能。それでいて辛いばかりの香辛料ではなく、ちゃんと野菜として味わって食べられるところが大変けっこう。炒め物や煮物に入れると、料理に爽快なパンチを加えてくれるのみならず、野菜としての存在感をちゃんと放ってくれちゃうところが嬉しい。

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福耳ペペロンチーニ、癖になる美味しさだわよ。

 今や、我が家のいろんなメニューに連日出演している福耳ちゃんだが、私のいちばんのオススメはペペロンチーニのスパゲティ。鷹の爪だったらたんなる辛味でしかないけど、福耳は辛いばかりじゃなく、野菜の甘みや旨みがしっかり入ってるから、ぐーんとリッチな食べ応え。作るのが簡単なのもベリーグッド!

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ニガウリ好きの定番、油燜苦瓜も今や辛味は鷹の爪でなく福耳で。今に麻婆豆腐にも福耳が入るようになるのか!?

 そんなわけで福耳のおかげで新たなトウガラシの世界に目覚めてしまった我が家。来年も絶対やろう! などと、福耳は早くも春夏野菜の重要アイテムの仲間入りを果たしてしまったかのようだ。しっかし、また種まきしないとならないのは頭痛いよなあ。・・・と、相変わらず失敗から何ひとつ学んでいないエディブル・ガーデナーなのであった。



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2016/09/21(水) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

オクラ豊作でクラックラ

 ジャンボとうがらし福耳が2016年我が菜園のゴールドメダリストならば、銀メダルはぜひオクラに差し上げたい。オクラを育てたことは過去2度ほどあったと思うが、いつもちょぼちょぼ、一日置きくらいにひとつ、ふたつとなるので納豆に入れたり卵焼きに入れたりしてなんとなく消費してしまい、印象に残らないことこの上なかった。

 が、今年は違った。たった3株ではあるものの大きく成長、連日のように妖艶な和風の花をつけ、連日のようにツンとトンがった新鮮な実を提供してくれちゃう。それも1本や2本じゃないよ、3本や4本、あるいは5本、6本だったりするのだ(って、いずれにしろあんまり大量じゃないですけどね)。

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オクラ美人。和風に見えるけど、原産地はアフリカなのよね。

 思えば、オクラを植えるなど、まったく予定外の展開だった。今年の2月に春夏菜園計画を立てた時点で 、ここ、メイン・ガーデン通路側ウイングはジャガイモが植えられて7月の収穫までふさがっているはずだった。夏には北あかりで連日のじゃがバター三昧の日々を送っているはずだった。ところがどっこい、思った通りにいかないのが世の常である、人生というものである、女の生きる道である。5月にはジャガイモがモザイク病になってあっさりメイン・ガーデンから退場していったことは今まで再三お伝えした通りである。

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オクラ苗を6月12日に植え付け。

 で、悲嘆にくれたエディブル・ガーデナーは富士の樹海を歩き回りこそしなかったものの、菜園活動にすっかり嫌気がさし、もうどうにでもなりやがれという投げやりな態度の無気力の輩と化していた。いきなりぽっかり空いてしまった菜園スペースに次に何を植えるかなんて、考える気も起きないわよ……みたいな感じで酒に溺れる日々だった。そしてそんなある日、サツマイモの苗を取りに行ったYネヤマ・プランテイションで、たまたま売られていたのがオクラだったのである。

 Yネヤマの野菜苗はいつもなかなか良質だと思う。そのとき植えるのにいちばん向いているものだけが売られていて、売れ残りの苗がいつまでも棚に並んでいたりしない(たんに仕入れが少ないだけなのかもしれないけど)。ここで買って失敗した経験があまりなかった気がする。んなわけで、今回オクラが好調だったのは苗のせいかも、と言えなくもない。野菜を育てるノウハウをろくに知らない私のよーなエセ菜園家にとって、苗の良し悪しがすべてを決めるといってもいいのである。

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7月10日にブラックベリーとオクラを収穫。ブラックベリーについてはまたいずれ。

 6月半ばにメイン・ガーデン通路側ウイングにオクラ苗3本を植える。それだけではスカスカなので、一緒に買ってきたラッカセイも混植する。上に向かって枝を張るオクラと低いところに広がるラッカセイの組み合わせは偶然ながらうまくいった。……ような気がする(ラッカセイを収穫するまでは断言できないが)。

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7月21日のオクラ3株。このころ誤って茎を途中カット。

 7月に入るとちょこちょこ実がつき始め、放っておくとすぐ肥大して、硬くなってしまうので、毎朝チェックを怠らないようにしていた。で、ある朝、寝ぼけマナコで実をハサミでチョッキンしようとして、ついでに茎も途中からちょん切ってしまったのだ。
 ぎゃぎゃっ、まだこれから明るい前途が広がっているはずの若い茎を、断頭台の露と消してしまったとは! 深く反省したのは言うまでもない。とはいえ、その数日後に別のオクラの株も誤って途中斬首してしまったのだから、反省などいくらしても無駄、とも言えるかもだが。

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花も素敵だし、マリファナ型の葉っぱもいい。人工授粉とかやらなくて良いのも最高!

 しかし、人間万事塞翁が馬。捨てる神あれば拾う神あり。楽あれば苦あり。時は金なり、である(違うだろ?)。うかつにもちょん切ってしまった茎から脇芽が出て、なんだかオクラの株がこんもりしてきた。うっかり断首の被害にあわなかったひと株だけが、うかつな2株に比べて明らかに成長が悪いのを見れば、断首効果は歴然である。しっかしなあ、手元の教科書『有機・無農薬でおいしい野菜づくり』にも「摘芯しろ」みたいなことはまったく書いてないんだけどなあ。とにかくこれで株が大きくなり、収穫も上がったことは間違いないと思う。

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やっぱ一回にこんくらいないとオクラ料理は作れなくてよね。

 そんなこんなで、アダっぽい和装美女を思わせる花を拝みつつ、柔らかくてみずみずしく、独特の粘り気をもつオクラ料理を堪能する今日この頃。我が家の3大定番オクラ料理は次の通り。

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オクラとトマトの味噌マヨネーズ和え。我が家のミニトマトでやるとなおうまし。

* オクラとトマトの味噌マヨネーズ和え
オクラはさっと茹でて水で冷ます。トマトもオクラも乱切りで、味噌+マヨネーズ+だしを混ぜ合わせたもので和える。

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オクラのみならずジャガイモ、ニンジンも入れちゃうインド料理のサブジ。

* オクラのサブジ
厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、オクラを入れ、調味料(クミンシード、ターメリック、レッドペッパー、コリアンダー、塩)を加えてかき混ぜる。蓋をして15分蒸し煮し、ガラムマサラを加えてさらに10分蒸す。

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クックパッドで見つけてきたレシピでオクラのバター風味。新鮮だと美味しい〜・

* オクラのバター風味
フライパンにサラダ油を熱し、オクラを炒める。火が通ってきたら醤油とみりんで味付け。火を止める直前にバターを加えてさっとかき混ぜる。


 このようなオクラが主役の料理を食べると、あー、うちの菜園で獲れたオクラはことのほかうまいよなあ〜・と感動もひとしお。10月中旬になってもまだ花が咲いているから、もうしばらく成功体験を噛みしめられそうだ。



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2016/10/10(月) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

マー坊ナス、悲しく敗退

 10月半ば、マー坊ナスを撤収した。撤収なんていうと、「明朝までに前線基地を撤収する!」みたいな感じで、まだ余力はバリバリ残ってるんだけど、とりあえず作戦だから移動するか……なんていう余裕が漂ったりもしなくない。だとしたら、撤収という言葉はふさわしくないかも。なにしろ、すでにナスは死にかけて青息吐息、支柱があるからかろうじて立っているけど、半分くらい干からびて、とても実を結べるような状態ではなかったのだ。撤収というより、始末だね、正確には。10月半ば、マー坊ナスを始末した。……なんとも悲しい響きである。

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マー坊ナスの植わったカーブ菜園。なんか半ばゾンビワールドと化している。

 まあね、もう10月だもん、今はもう秋誰もいない海ですよ。キュウリだってニガウリだって枯れちゃったんだから、ナスだって枯れるさ! ということもできなくはない。
 いや、できない。秋茄子というではないか。ヨメに食わせるなというではないか。更新剪定なるものを施すと、ナスは10月になってもバンバン実をつけるらしい。それが証拠に、近所の畑では2メートルくらいの巨大株に成長したナスがいまだにたわわに実をつけているのだ!

 なのに、我が家のナスときたら。かろうじて生き延びて花を咲かせているものもあるんだけど、実がついても全然大きくならない。マー坊ナスはそもそも細身の長ナスなんだけど、小指くらいの大きさで成長を止めてしまって、こんなんではとても料理なんかには使えない。虚しい期待を抱くのを止めて、全部引っこ抜いてしまおう。
 と意を決して菜園に出て、ナスに手をかけると、ろくに力を入れるまでもなく、地面からすっぽり抜けてしまった。葉っぱが枯れているのみならず、根の張りもめちゃくちゃ貧弱。あーこりゃダメだ。こんなもんに期待していつまでも菜園に並べていたとは、なんたる時間と場所の無駄遣い。おそらく9月初旬くらいにマー坊ナス栽培敗退宣言を出すべきだったんだろうな。しょぼん。

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かろうじて生き延びた株も、花はつくものの実が全然大きくならない。

 マー坊ナス栽培は、ジャンボとうがらし福耳とセットで育てようと、3月に種をまくところからスタートした。種から植物を育てることが致命的に下手くそなエディブル・ガーデナーとしては大した英断であったが、100粒くらい種をまいたところ、5、6苗が奇跡的に生き残り、なんとか庭のカーブ菜園に植え付けられたのは6月19日のことだった。
 しかし、今さら自分でケチをつけるのもなんだが、ナスの植え付けというものは通常6月半ばには終わっていなきゃいかんらしい。6月19日はどう考えても半ばを過ぎている(我が菜園においてはこの程度はまったく許される程度の遅れなんだがw)。

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3月にいろいろな種をまいたものの、ほとんどが失敗に終わった。生き延びたのはマー坊と福耳のみか。。。

 植え付けの遅れが株の成長にどんな影響を与えたかは不明ながら、マー坊ナスの記念すべき第1号が実ったのは8月7日。自家製苗とはいえ、あまりにも遅くないか? 教科書『有機・無農薬でおいしい野菜づくり』によると普通なら7月頭から収穫が始まり、「7月中頃になって暑さと乾燥で株が弱り実つきが悪くなったら、弱った株に更新剪定を行なう」とある。我が家のマー坊くんの成長ぶりがいかに世間のスピードとずれていたかおわかりいただけるだろう。とほほ。

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植え付け当時。うーん、こんな貧弱な苗はホームセンターじゃ売ってないかもだわ。

 しかし、8月も半ばになると株は相変わらず貧弱なままながら、ひとつふたつと実がなりだした。昔ながらの電球型の普通のナスと違って、細い実が地面に届くほど長く伸びる。色は鮮やかな紫。パープルレイン、パープルレイン、てな感じだ。果肉はふわふわに柔らかくて甘く、炒め物に向いていると言われるだけあって、油で調理するとトロ〜リとろけるような食感になり、なんともリッチな食べ応え。一緒に植えた(でもバリバリ大量豊作の)ジャンボとうがらし福耳と一緒に炒め合わせると、トロリと甘いマー坊ナスとみずみずしい辛さと柔らかな食感の福耳が絶妙のハーモニーを奏でてくれて、ほんとにうまい。

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福耳とマー坊が両者揃って収穫できたハネムーン期。あまりに短かった。。。

 しかし、この陶酔のデュエットが味わえたのは悲しいかな2、3度だけ。マー坊の収穫量が少ないので、福耳は得意のハーモニーも奏でられず、仕方ないわねえとばかりに他の野菜と浮気しまくり。その活躍ぶりは以前書いた通りである。マー坊を使った料理はあと、カポナータと浅漬けくらいしか印象に残っていないなあ。悲しいほどに影の薄い存在のままで終わってしまった。

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マー坊と福耳の味噌炒め。このソーセージみたいに見えるのがマー坊ね。奥は福耳と青物炒め。

 ナスの栽培は実のところすごくむずかしく、本当なら実を収穫したあと茎の切り戻しをしたりしなくてはならない。だけど、今回のマー坊ナス、あまりにも株が貧弱で実つきが悪いのに業を煮やして、摘心や切り戻しの類をまったくしなかった。たしかに、そういう手抜き管理が良くなかったのは間違いないと思うんだけど、こんなに元気のない株が厳しい剪定に耐えられたかどうかはなんともいえない。
 では、どうしてこんなに育ちが悪かったのか? うーん、もしかしてカーブ菜園の日当たりがイマイチだから? そんなことを言い出すと、こんな狭い庭じゃなんにも植えられないわよーってことになっちゃって非常に困る。それに、別のところのプランターで植えたマー坊も同じくそんなにうまくいかなかったんだよなあ。

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マー坊、最後の収穫。浅漬けにでもしてみるか。

 もう、ナスはむずかしいから金輪際やめるわ。と思いかけて、自分の古いブログを見ていたら、2014年にはナスが豊作でけっこうウホウホ言っているではないか(すっかり忘れてた)。そうか〜、ナス栽培、一度くらいうまくいかなかったからって完全にあきらめることはないんだよな、きっと。
 ……と、どんな失敗にもメゲないエディブル・ガーデナーがいる。だから地球は今日も回っている。



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2016/10/18(火) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

サトイモ&ショウガの栄光ふたたび

 昔から「一度あることは二度ある」というので、昨年大成功に終わったサトイモとショウガの混植菜園 を今年もやってみた。柳の下のドジョウを何度も狙うというと、なんだか進歩がないみたい、馬鹿のひとつ覚えみたい、な気がしなくもないが、夏の間にサトイモの大きな葉っぱがわさわさ茂っているのを見るのは、熱帯の島にいるみたいで非常に気持ちがいいと知ってしまったので、懲りずにまたやった。食べ物としてのサトイモは、それほど大好きってわけでもないんだけど。

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鬱蒼と茂るサトイモの葉、その下にショウガ。コロボックルが5、6人住んでいそうだ。

 にしても、サカタのタネで購入したサトイモの種芋=大野イモが2,200円、種ショウガ=中太ショウガ1,980円、てのはなかなかたいした出費である(って、結局届いた種イモの量があまりに多くて植えきれず、実家に分けたりしたから、実際サトイモにかかったのは2,000円ってとこかな)。
 こうなるとたんなるお遊びの家庭菜園では済まされない。4月、植える予定のメイン・ガーデン家側ウイングを大規模拡張し、それまでの2倍の深さぐらいまで掘り返して、徹底的なドジョウ改良を行った。いや、土壌改良だってば。これで柳の下の土壌を狙うのだ。うーん、実にお粗末な漢字変換機能。。。

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4月後半に土木工事。ほとんどひとりでやったわ(涙)。

 5月末に植え付けしたものの、今年は6月に家の大規模外装工事があって、このメイン・ガーデン家側ウイングのサトイモ&ショウガ畑の真上に足場が設置され、連日のように工事のお兄さんが行き来して、菜園は踏まれまくり。いちおうわかる程度に芽も出ていたから、ちょっとは気を使ってくれたみたいだけど、こりゃきっとダメージあるだろなあ、と腹をくくっていた。

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5月末に植え付け。相変わらず駆けつけ植え付けであったわ。

 そんな心配をよそに、サトイモ&ショウガのコンビは順調に成長してくれた。いったんある程度まで大きくなったら、乾燥しないように水やりだけしっかりやればどちらもほとんど手間いらず。サトイモは梅雨明けまで2、3度ぼかし肥を与えたくらいで、あとは完全放置(ほんとは脇芽に土をかぶせたりしなきゃならなかったらしい。って今頃。。。)ショウガも同様で、ほぼなーんもしなかった。

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7月25日のメイン・ガーデンの模様。まだ可愛らしいサトイモ軍団だが、これから大爆発。


 そんなネグレクト状態にもかかわらず、寝る子は育つ。でかくなった〜。今年のサトイモはほんとにでかくなった。去年のサトイモの、高さにしても茎の太さにしても、倍くらいの大きさに成長したと思う。これはやはり、メイン・ガーデン家側ウイングの徹底的ドジョウ改良のゆえではないだろうか。苦労の甲斐があったとゆーもんだわ。それとは別に、今さら考えてみると、去年ちゃんとぼかし肥をやったかどうか記憶がないんだよねえ。てことは、去年が発育不良すぎたから今年のサトイモ株がでかく見える、ってだけのことかもしれないんだけど!?!?

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そろそろ茎や葉が弱ってきた感じ。これくらいが収穫適期と言えるのでは?

 そして、10月も後半になると、葉が黄色くなったり、茎が倒れたりするものも出てきた。昨年は10月17日に早々と掘り上げてしまったんだけど、今年はもうちょい引っぱってイモのサイズ大きくしてみたい(あんまり引っぱると地中で腐っちゃうらしいけど)と欲を出して、10月30日までじっくり待って収穫。いやもう片手では掴めないほど茎が太っていて、引っこ抜いた勢いでぎっくり腰になるんじゃないかと思うほど根も張っていて、まさに体力勝負の収穫でござった。やれやれのやれ。

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手前がショウガ、奥がサトイモ。ジャングル状態だっただけに、破棄する葉や茎の量もすごいよ。

 そんなわけで、めでたく収穫。やはり地上の繁茂ぶりを反映するかのように、どっさり実(っていうのか?)がついていて感激である。サトイモは昨年のほぼ倍くらいの収穫があって、2,000円の投資の価値は大いにあったと言える。さっそく友だちやご近所さんに配っても、まだアルプスほどのサトイモの山。さっそくおでんに入れてみたら、ほくほく大変美味しい。説明書によると、生育旺盛な大野イモは歯ごたえがあり、煮くずれしないんだそう。しかし、煮物ばかりじゃなく、洋風のメニューとか開拓していかないと食べきれないんじゃないかと今からちょっと心配。それも嬉しい悩み、って感じだけどね。

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無農薬有機農法だから、お値段もお高めよ。まあ自分が客ならこんなにたくさんは買わないね。

 一方ショウガはどうか? 去年と同じか、やや多いくらいかな。1,980円の投資は無駄になっていないとは言えるけど、あんまり豊作だと喜べないのは、去年収穫したショウガを種ショウガにして、投資金額0円で今年もたくさん収穫した人がいるから。このページでお世話になってるはじめさん
 くそう、私も見習わなきゃだわ! と思ったんだけど、よく考えてみたら、我が家はショウガ好きなもんで、去年のショウガは残らず食べちゃったのよねえ。来年植え付けに使うショウガが残せるかどうか、今から大変心配だ。いろいろ悩み深い今日この頃。

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酢ショウガ+ハチミツ。お湯を加えると美味しい飲み物に。

 んなわけで、収穫したばかりの新ショウガでさっそく酢ショウガを作った。最近の週刊誌などの健康特集で話題になってるヤツで(つーても私は数年前からやってるけどね。えっへん)、酢は血圧を安定させ、体内の脂肪を減らしやすくし、腸の働きを整える。ショウガは血液の流れを良くして体を温める。そのふたつを合体させるとダイエット効果がハンパないとかなんとか。

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おでんだよ。って食べかけになっちゃいましたが。真ん中にサトイモ、見えます?

 いよいよ秋も深まりまくり。本業の方が遅れまくりで本ブログの更新も滞りまくりですが、お許しを。おでんなどつつきながら、暖かくお過ごしくだされ。サトイモうまいなー、来年も3度目の土壌、もといドジョウを狙っちゃいそうで、今から大変心配です。



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2016/11/03(木) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ラッカセイ、やってみた!

 6月後半、ジャガイモがモザイク病で強制終了してしまい、突如として空っぽになってしまったメイン・ガーデン通路側ウイング。そこに急遽場所ふさぎ的に植えたオクラが大成功に終わったことはすでにお伝えした通りだが、同じときにラッカセイも植えたのである。
 上に向かってきれいな葉を広げるように伸びていくオクラと、地面を這うように成長するラッカセイを混植すれば、非常にバランスの取れたガーデン・アーキテクチャーになるのではないか。と考えたわけではまったくなく、注文しておいたサツマイモの苗を取りに行った際、Yネヤマプランテイションでたまたま売っていたのがオクラとラッカセイだけだったからだ。なにしろすでに6月に入っている。たいていの夏野菜の植えどきはとっくに過ぎている。
 まあ、オクラは前にも2、3度栽培したことがあるんだよね、きっとなんとかなるだろう……と3苗をカートに入れたのだが、スペース的にもうちょい植えられるかも? と思って、ついついその場のノリでラッカセイにも手が伸びた。わずか3苗である。失敗してもダメージはなかろう。

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6月12日の通路側ウイング。このとき我が家は外装工事中で、安全第一の看板が。

 んなわけで、予備知識皆無で突然購入してしまったラッカセイである。まあそれでもラッカセイがピーナッツであることくらいは知っているけどねっ!
 ……って、此の期に及んで子供ぶっても気味悪いだけだが、6月12日、メイン・ガーデン通路側ウイングにラッカセイをオクラ共々植えつけた。本来ラッカセイの植えつけ期は4月から始まってるらしいので、かなり遅めのスタートと言えるかもだ。苗にもすでに可憐な黄色い花がついてたりして、観賞用にもなりそうだ。と、なるべくいい面だけを見るようにする。

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黄色いのがラッカセイの花。これが地中に潜って実になる。結構深く潜ってるから驚く。

 オクラの成長に注意を奪われていて、ラッカセイはほとんど目もくれていなかったんだけど、8月半ばともなれば、きれいな緑の薄い葉っぱをたくさんつけてどんどん繁殖してきた。地面を這うように葉っぱが覆って、そこに黄色い花がチラチラと星のように混ざって、なんだかラッカセイの宇宙のようである。オクラのマリファナ状の葉っぱとも相性が良く、両者が美しい緑のハーモニーを奏でているかのよう。偶然とはいえ、素晴らしいマッチングであったのことよ。

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地面に広がっていくラッカセイ。かなりあっちの方まで遠征してました。

 と、夏が終わり、秋が過ぎ、いつの間にか木枯らしの吹く季節となった。10月末日、大量収穫だったオクラもさすがにもう終了間近、ふと地面を見ると、3株のラッカセイのうちひとつが、かなりの枯れモードになってるではありませんか。これは、はよ収穫せい、という神のお告げ。ついに時は熟せり!とばかり、株元をしっかと握って引っこ抜いてみると。

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かなり枯れてきた。ちょっと引っぱってみると、丸々とした実が出てきたりして。

 おおおおお!?!? 地中からざらざらとつながって出てきたのは、まさにまごうことなきピーナッツ、いやラッカセイである。しかも、ラッカセイの苗を買ったときついてきたプラスチックの商品説明プレートの謳うとおりに「ジャンボ落花生おおまさり」である。実がでっかい。看板に偽りナシ。
 とはいえ、おおまさりって何!? 調べてみると落花生の種類の名前で極大粒実のラッカセイのことなんだとか。しええー、ってそんなことも知らずに育てていた自分にびっくりする。

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あの黄色いお花がラッカセイの実となってぷらぷら。小さい粒にもちゃんと実が入ってた。

 今さらながら説明文を読んでみると、「雑草はこまめに取る」とか「開花したら株の周辺を軽く耕す」とか「土寄せをする」といった驚きの新事実が明らかになり、もちろんやっていなかった私は見なかったことにして説明プレートをそっと破棄しておいた。まあ、それでもちゃんと収穫できたんだからたいしたもんだ。えっへん。ひと苗で殻付きのラッカセイが20粒ほど収穫できた。

 ここでいわゆるおつまみの乾燥ラッカセイが食べたい人は、掘り起こしたらそのまま逆さ吊りにして1、2週間白日のもとで乾かすらしい。知ってるわよ、天日干しっていうんでしょ。
 しかし、そんなどこでも売ってるようなピーナッツが食べたくてラッカセイ栽培に乗り出したわけではない(って、さっき「ノリで」やることにしたってゆってたくせに……)。やはり獲れたてのラッカセイが手に入ったらやるのはただひとつ、茹でラッカセイでありましょう。これはラッカセイ農家だけに許された特権なのよ。

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ラッカセイって豆だけど、地中で大きくなるのね。だから泥まみれ。よく洗って茹でてください。

 って、最近じゃその辺で茹でラッカセイは簡単に手に入るみたいだけど、獲れたて茹であげラッカセイはやっぱりそんじょそこらじゃ食べられないはず。この一生にあるかないかの機会を利用して、さっそく茹でてみようじゃないのっ。

 ネットで調べると、1リットルに大さじ2くらいの塩を入れる。塩をしっかりきかせることがキモなんだとか。お湯が沸いたところで殻付きのままどばっとラッカセイを投入。そのままじっくり待つこと30分。落し蓋をしろとかも書いてあるけど、男の料理なのでそんなめんどいことはしない! っていつから男になったのやら。

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茹でラッカセイ、はいどうぞ! ホクホクサクサクした食感でなんとも甘やか〜・

 殻を開いてみると、中の薄皮は茶色かったり白かったり。それに包まれている実はほとんど真っ白でふんわり柔らかい。口に入れてみると、ホクホクとした食感で意外なほど甘い。ちとスイートコーンを思わせるような野菜ならではの爽やかで素朴な甘さ。自然な滋味がたーっぷり。乾燥ピーナッツのカリカリ感とは対極のまったりした美味しさが楽しめる。あーっ、ラッカセイ植えておいてよかったなあ〜、と今さらながら自分の幸運を噛みしめる一瞬。ビールがうまいよ。

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一粒が大きい。乾燥していないからなおさら大きいのね。いくつでも食べられそう。

 そのおよそ一週間後に残りの2苗も収穫した。1苗ごとの取れ高はほぼ同じくらい。これまた茹でラッカセイにして一気食いしてしまった。ううう、この家庭菜園ならではの特権を来年も濫用してみたい、という欲望が早くも渦巻く。サカタのタネのカタログで、このおおまさりの種を20粒・698円で売っていた。くわー、いいにゃあ。20苗もあれば、ピーナッツバターできるしね。いや、実はピーナッツバターも大好きなんですよ私。。。


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2016/11/17(木) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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