そして、誰もいなくなった 3

 2013年春夏菜園計画によると、我が家のメイン・ガーデンは夏にはこんなふう()になっているはずであった。
 通路側はオクラの三角をスイスチャードのV字がはさみ、家側はトウガラシとパプリカの三角をフィンガーキャロットのV字がはさむ。さらにそのまわりにはコリアンダーやシュンギクの緑の若葉が夏の早朝のさわやかな風に揺れている……。

mg.jpg
スカスカな家側メイン・ガーデン。予定通りならフィンガーキャロットの葉が茂っているはずなのだが。

 などと、イラストまで描いて妄想を膨らませるからだろうか。現実はどうしようもないほどに理想と乖離している。本来そこにあってくれなくては困るスイスチャードとフィンガーキャロット(コリアンダーやシュンギクも)がダンゴムシに食われて消滅してしまったから、なんにも生えていないV字だけがやけにくっきりと浮かび上がっている。なんだか、マニフェストでいろいろ大言壮語したのに全然実現できなかった政治家のような気分……ま、選挙公約が実行できなくて反省する政治家はいないけどね。オレだって反省なんかしてない。VICTORY(勝利)のVの文字が虚しいだけさ。

 mg tuuro
サインはV。ポーチュラカが予定以上に元気に繁殖しているのがなんだか憎らしい。

 紙の上,布地の上のデザインと違って、庭は予期せぬ要素が多すぎるから数ヶ月後の完成を予測してデザインするというのがすごくむずかしい。経験を積んでいれば、うーむ、この植物だったらこの害虫に狙われやすいから……と前もって予防することもできるんだろうけど、いつも気がついたときにはすっかり食われたあと……っていうんじゃとてもガーデン・デザイナーの類いにはなれそうもないなあ。(で、ふとネットを見ていたら「ガーデン・デザイナー認定試験」なんつうものがあるのを知ってしまった。試験があるんじゃますますなれそうもない……)

 話がそれたが、ダンゴムシである。これだけたくさんいると、一匹ずつ箸でつまんでしかるのちにぶっ潰す、という人的努力では対応しきれない。あんな体型でありながらヤツらは足の数が多いだけに逃げ足も速いし、いったん丸くなられてしまうと箸でつまむのもむずかしいのだ。
 ということで、薬物に手を出すことにした。もちろん合法ドラッグだ。近所のホームセンターで見つけたグリーンベイトというヤツである。

GURI-NN.gif 
これがグリーンベイトだ!

「昼間は隠れていて夜になると活動を始め植物を加害するナメクジ、ダンゴムシなどに効果があります」
 これじゃん! 何よりいいと思ったのは「誘引殺虫剤」であることで、菜園に薬物をまくのはいささかためらわれる……という場合も、菜園の外にこれを置いておけば、菜園で野菜をむさぼっていたダンゴムシどもが「おっ、なんだなんだ、外にうまそうなものがあるじゃないか!」と出張して来てくれるわけだ。

 通路にひと握りのグリーンベイトを仕掛けたところ、数日後にダンゴムシの死体が5、6個発見された。
 むむう、これって大量に殺害できたと言えるのだろうか……。遠くに行って死んだものもいるとは思うが、菜園から出て来たダンゴムシばかりでなく、庭の奥の落ち葉の陰から誘引されてやって来たヤツもいるだろう。ある意味、寝ていたダンゴムシを起こすことにはなっていまいか? 

SUIUS.jpg
去年のスイスチャード。冬になるまで収穫できたのになあ〜(涙)。

 結論。我が家の菜園で種をまいて植物を育てることはきわめてむずかしい。あまりにもストレスがたまるから、基本的に種をまくのはやめる。どうしても種をまきたいよ、という場合はプランターにまいて、多少ダンゴムシにやられたくらいでは死なない程度の大苗に育ててから移植する。植物によっては育てられないものもあるけれど、それは仕方ないとあきらめる。
 その一方で、今後は落ち葉の清掃を徹底し、ダンゴムシが住み着かないような環境を作る。って書いていながら無理そうな予感がどしどし湧いてきた……。

 kabe 
ちょっとイスラエルの分離壁風。通路側メイン・ガーデンを縦断する長さ。

 そんな結論を出しながらも、まだ執念深くこんなことをやってる私って……。プラスチックの板でスイスチャード(新たに種を購入!)をまいた部分を囲ってみた。こうすれば、敵の侵入を阻止し、種が発芽してある程度大きくなるまで守ることができるのではないだろうか。
 って、翌日ダンゴムシが侵入しているのを発見。


いつもありがとうございます!
また来てくださいね~

ランキングに参加しています。
ポチッといただけると嬉しいです!

にほんブログ村 花ブログ キッチン菜園へ
にほんブログ村
にほんブログ村 花ブログ 果樹・野菜(家庭菜園)へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

2013/06/29(土) | 2013年春夏奮闘記 | トラックバック:(0) | コメント:(4)

«  |  ホーム  |  »

はじめ

『No title』

ほほぉ~~~
そんな便利なダンゴムシ撃退ドラックがあるのですね!
ダンゴムシのやつ・・・・
まー、うちではもっと他に食べるものがあるのだろうけど
しかし、カブ、小松菜は青虫に全滅させられました!(´;ω;`)
ダメもとで遅くに撒いたから期待してなかったけど・・・・

2013/07/01(月) 10:57:32 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちは、はじめ様!

> そんな便利なダンゴムシ撃退ドラックがあるのですね!

でも、ダンゴムシ的にはドラッグより野菜(ことに発芽して間もない若い野菜)の方が好きみたい。意外に健康志向!?!?

> しかし、カブ、小松菜は青虫に全滅させられました!(´;ω;`)

青虫ですかー!! でも、青虫って好きなものがアブラナ科、ってキッパリしてるから気持ちいい。
ダンゴムシみたいにちょっと食べてみました、みたいなのほんとに許せません!
根性叩き直してやりたい! みたいな。。。

2013/07/01(月) 13:52:58 | URL | [ 編集]

禽吟亭ペタ羅

『No title』

こんにちは
ダンゴムシ大変ですね、我が家でも数年前ダンゴムシの大発生で草花の苗をほとんど食われるという事態が発生しました。
我が家も基本的に無農薬なので大変苦労をしました。
で、どうなったかというと。小さな池を作ったところヒキガエルが大発生して(卵を産んだのを放置しただけ)彼らが食べてくれました。
そのころからヨトウムシもいなくなり貴重な戦力になっています。

2013/07/04(木) 11:50:38 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちは、禽吟亭ペタ羅様!

おおおおお! カエルに食べてもらうとは!!!!!
素晴らしいですねえ。無農薬で、カエルにも人間にも美味しいというWIN WINなアイデア。
そういえば、うちの実家は「ダンゴムシなんてまったくいない」と言っていました。池があってカエルがいるからですね、きっと。
しかし、私はカエルがちょー苦手。しかも、我が家には池がない。。。
ダンゴムシのためだと思えば我慢できるかなあ〜!?!?

一瞬ニワトリを飼うことまで考えていたので、それに比べれば現実的かもしれません。
ちょっと見当してみます。ありがとうございました!!

2013/07/04(木) 15:34:24 | URL | [ 編集]

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

トラックバック URL
http://ediblegarden.blog.fc2.com/tb.php/327-c7251cc7
 |  ホーム  |