ウルトラ万次郎カボチャ、煙も見えず

 メイン・ガーデンの通路側ウイングにウルトラ万次郎カボチャと受粉用カボチャの苗を植えたのは6月9日のことである。国華園のカタログを見ていたうちのダンナが「軽トラックいっぱいの収穫ができる」という甘い言葉に乗せられてこのカボチャ・セットの購入を強く主張したのだ。昨年ミニカボチャの栽培がけっこううまく行って、なかなか美味しかったので、「ふむー、軽トラックいっぱいならカボチャ農家への転身も夢ではないかも……」と私も購入に賛同した次第である。軽トラック、持ってないけどね。

 ウルトラ万次郎は、なんでも1苗から100〜200個の実が収穫できるのは当たり前。最高500〜1000個も獲れて、1苗から収穫できる実の数でギネス記録を持つというカボチャなんだそうである。そこまで獲れたら迷惑だ……って気もするが、今となってはもう引き返せない。ポイントオブノーリターンである。¥1690プラス送料¥700という巨費を投じた万次郎カボチャ+受粉用カボチャの2苗は、さんざん待たせた挙げ句、やっとこさ6月頭に我が家にやって来た。

苗 
茶色いポットがウルトラ万次郎、黒いポットが受粉用苗である。値段のわりに小さいね。

 受粉用苗が必要だというのが、いかにもウルトラ級な感じである。普通なら雌花が咲いたところに同じ株に咲いている雄花をくっつけて受粉完了!となるところを、わざわざ別のカボチャから雄花を導入して来るなんて。お婿さんを海外から迎えるみたいな感じでカッコいいではないか。なんでもウルトラ万次郎は交配上の事情で雄花の発達が非常に悪いため、専用の受粉用品種を植えないとダメなんだとか。真相を知ってしまうと、やや情けない気もする。しょぼん。

植え付け 
メイン・ガーデンの通路側ウイングに植え付けたところ。まだスッカスカである。

「生育旺盛」と言われている万次郎だが、6月中は受粉用苗にまったく遅れを取っている感じ。7月に入るとやや本気を出して伸びてきて、受粉用苗と互角に張り合うように。こんなところで張り合ってもらってもなんの足しにもならないのだが。
 さて、7月後半に入ると連日黄色い花が咲くようになった。おおお!?!?と近づいてみると、これがなんとまあ、すべて受粉用苗の花なのである。いかに受粉用雄花を提供するのが使命とはいえ、ここまで毎朝律儀に咲いていただくと申し訳ない気分になる。というのも、ウルトラ万次郎のヤツめ、一向に花をつける気配がないからだ。

さっそく開花 
ウリ科ならではの黄色い花が華やか。万次郎の花でないことが悔やまれる。

 なんか伸びて行く茎のところどころに、土にまみれた汚らしいつぼみのようなものがいくつもついているのだけれど、まったく開花せずに、そのうち落ちてなくなってしまう。どうやらこれが万次郎の雄花らしい。これじゃよそ様の男子パワーに頼らなくてはならないわけだ。

これ花? 
これが万次郎の雄花。土にまみれたまま開くこともなく死に絶えて行く……。非常に暗い。

 で、雌花は? 煙も見えず、だ。
 今やメイン・ガーデンの通路側ウイングはカボチャの葉っぱで鬱蒼とした感じに被われている。万次郎は持ち前の旺盛な生育パワーをフルに発揮してここをぐるりと一周したあと、花壇方面に進出を始めたところ。ここまでまったく雌花がつかないということは、花壇で100個を越える実をつけるつもりなんだろうか。あるいは、家側ウイングのキュウリ畑で? むうう、カボチャの気持ちがわからないだけになんだか怖くてたまらない。

ただ伸びるだけ 
7月後半の図。端まで到達した万次郎は、その後エッジ沿いに反対側の端を目指す。

 そして今は8月後半。植え付け3ヶ月半を経てなおウルトラ万次郎一個も収穫なし。ここまでカボチャが実をつけないとは思ってもみなかった。だいたいカボチャというのは、実がついても十分畑に置き、その後収穫したのち数週間は室内で追熟させなくてはならないものなのだ。現在まだ花も咲かないという状態では、ハロウィンまでにカボチャが口に入らない恐れも十分にある。クラクラしてきた。

現在まったくやる気なし 
ズンズン進行中の万次郎(左)、併走するのは受粉用カボチャ。猫も困惑顔だ。

 そして、ふと受粉用カボチャの茂みに目をやると……。あれ? 可愛いシマシマのカボチャの実が。そういえば、8月頭に雌花が咲いていたよなあ。受粉用苗ってことで名前も知らないカボチャだけど、よそ様に雄花を提供するだけじゃなく、自身の自然の営みちゅーものをしっかりやってらしたのだねえ。そおかあ〜。どんな味かは知らないけど、後日ありがたくいただかせてもらいます。

受粉用 
なんてカボチャなんでしょ? 味はともかく、なかなかのルックスとえいよう。

 てなことでウルトラ万次郎カボチャ、このへんでウルトラCを見せてドカンと状況打開してくれないと大変困る。こんなノンビリした展開でほんとに100個も収穫できるのだろうか。なんだか不安になってきた。軽トラックを買うのはもうちょっと待つことにしよう。


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2014/08/18(月) | 2014年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(6)

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ako

『No title』

またまた、おじゃましま~す。

これはなんとも耳寄りな・・・!
ウルトラマン次郎、もとい、ウルトラ万次郎なんていう品種があるんですね~。
ぐぐってみたらば、病虫害にも強くて保存も1年可能とか。
しかも、収穫が100~200個も期待できるなんて、素晴らしいコスパ!!
来年は、わたしもぜひこれに挑戦したいです。
しかし、100個も採れたら実際どうするんだ?と、元取れなかったらどうしてくれるの?の、両極端を抱え込んだ、なんともギャンブラーなかぼちゃですねえ。(+。+)

2014/08/19(火) 08:23:57 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちは、ako様!

宣伝文句だけ読むとほんとにウルトラなんですけどね〜・
ところが2チャンネルとかで「不当表示」だってボコボコにされてたりするというww

> しかし、100個も採れたら実際どうするんだ?

と、私も最初かなり心配してたんだけど、現段階ではその10分の一でも獲れるのか?って雲行きです。
もし10個獲れたとして、払ったのが¥2390だから、全然そのへんで買ったのと同じじゃん!
暗くなるので深く考えないことにします。。。

2014/08/19(火) 10:33:25 | URL | [ 編集]

ハニママ

『No title』

まぁ!100個も穫れるかぼちゃがあるなら、来年はうちも♪って思ったのですが・・・あれ^^;
遅くできるタイプなんですかね!?
雄花用の株の活躍が目覚ましいですね(笑)
しかも、ヒョウタン型!!

2014/08/19(火) 16:38:58 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちは、ハニママ様!

そーなんですよ、かなり期待はずれな展開。HATAKE担当の旦那様にお伝えくだされ。
スタートからして遅かったですもんね。
でも、いくら遅く始まっても冬になったらおしまいなのは同じと思われ。
100個できて「もうカボチャ見たくない!」と嘆くのが夢だったのに。。。

> しかも、ヒョウタン型!!

カボチャってウリ科なんだな〜って思いました!
実はこれがすごく美味しかったりして!?!? というのが今の夢ですw

2014/08/19(火) 17:32:32 | URL | [ 編集]

はじめ♪♪

『No title』

うーーーん。。。。。
国華園のふれこみはどーなんでしょう・・・?w
軽トラ買わなくってよかったですね。
早く注文して、涼しいときに葉を茂らせるものなのかな?

うちも、6月にいただいたサカタのタネのトマトは、
まだ収穫できず・・・・・。
遅いと実より体ができないのかもね~

2014/08/20(水) 15:28:12 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちは、はじめ様!

> 国華園のふれこみはどーなんでしょう・・・?w

それが、今 国華園のHPを見ると、もうウルトラ万次郎のウの字も載っていないという……。
真夏のミステリーでございます。
あまりに抗議が殺到して引っ込めちゃったのか!?などと勘ぐっているところです。苦苦。

> 早く注文して、涼しいときに葉を茂らせるものなのかな?

なんか、苗が出来上がるのがそもそも遅かったよーなのよ。
去年のミニカボチャなんか植えて1ヶ月経たないうちに実ができてたから
万次郎は人一倍成長が遅いのかも!?!?
宣伝文を鵜呑みにしてはいかん! それが今回の教訓です。。。

2014/08/20(水) 18:36:30 | URL | [ 編集]

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