ごめんよ、プチぷよ

 11月最後の日、ついにトマト・タワーを撤収した。本人たちはなおも黄色い花なんかつけてやる気満々、こちらもちょくちょく収穫してはサラダやスパゲティ、ジュースに入れたりして大いに活用させていただいていたのだけど、寒さの訪れとともに見栄えがあまりにも悪くなってきた。これは今年に限ったわけじゃなく、毎年のこと。半分枯れたトマトがタワーにしがみついている図はホラー映画の1シーンのようで、ただでさえ寒いのに見ていると背筋まで寒くなる。それでもしつこく撤収を遅らせていたのは、ひとつでも多くミニトマトを収穫したいという浅ましい欲望のためであった。

トマトタワー 
怨念を抱いたお化けのように見えなくもないミニトマト。でもまだ収穫できるんだよ〜・

 なもんで例年は12月半ばまで撤収を引っ張っていたのだが、今年は11月でジ・エンドである。ようやく私も現世の煩悩から解き放たれて悟りの境地に辿り着いたのか、というとそんなことはまったくなく、たんに今年のミニトマトに前年、そのまた前年のような勢いが残っていなかったからだ。まだ株についている実を集めてみたところ、昨年の半分にも及ばなかった。やはり、今年は天候不順で全国的に野菜の収穫が不振だったから一介の零細家庭菜園家のミニトマトがダメでも当然であろう。……と念仏のように唱えているいつもの言い訳をまた引っ張り出してくる。我ながら聞き飽きたけど。  

最後の収穫 
例年バスケットに山盛りのグリーン・トマトが収穫できたのに。とりあえずフライにして、残りはピクルスにしましょう。

 それはともかくだ。実は謝らなくてはならないことがある。いや、読んでくださってる人に、じゃないですよ。まさか試験問題に出るとか思って過去記事を暗記してる人はいないと思うので、ね。謝る相手はミニトマトのプチぷよちゃん。そして、プチぷよを開発した方および苗業者の方。謝るのはタダだから、ついでにプチぷよを販売したYネヤマプランテイションにも謝っておくか。
 7月のこのブログで、プチぷよが急に穴だらけになりカビがついてボロボロの事態となったことをお伝えした。 それで狼狽のあまり、一般の家庭菜園では栽培のむずかしい品種であるかのように書いちゃったのだ(過去記事参照)。

宝石のよう 
これが噂のミニトマト、プチぷよ。アイコより栽培がむずかしいと評判(我が家内で)。

 がしかし。梅雨の長雨が終わった途端、プチぷよはむくむく元気を取り戻し、その後は穴が開いたりすることもなければカビがつくこともなかった。それどころか、どんどん伸びる茎の一本一本にかんざしのように実をいくつもつけて、まさに「たわわ」に実るとはこういうことか!と感嘆するほどの見事な結実ぶりを見せてくれたのだった。

プチぷよ 
なるわなるわ、あまりの重さにしだれトマトになってます。

 同じミニトマトでも、長細い実のなるアイコちゃんも可愛らしいが、プチぷよは丸っこい実がみっちり集まってなる様子がなんだか大家族みたいで見ていて楽しくなる。長雨さえなければ、アイコ同様手間いらずで、マグネシウム不足かなと思ったときだけ肥料をやる程度。説明に書いてあったように「病気や日焼けに弱く」もなかったし、実が柔らかいからといって「裂果」することもなかった。ひと茎全員真っ赤に色づいてから収穫するもよし、赤くなった実をちょこちょこつまんでパクリとやるのもよし。

おやつ 
この見た目の愛らしさがそのまま味になったような美味しさですのよ。

 一粒一粒の美しさは他品種のミニトマトとは比べようもない。艶やかな深紅の果実は宝石さながらだ。あー、これが全部宝石なら今頃室内プール付きの豪邸を購入してハンサムな運転手付きのジャガーを乗り回していたのに。残念ながらこれはただのミニトマトなので食べるしかないんだけど、見た目に引けを取らない驚愕の美味しさ。やはり皮の薄さがウリだけあって、パクリと噛んだときのふんわりとした食感は唯一無二。これが宣伝文句の通り「あかちゃんのほっぺのような新食感」なのだとしたら、一度はあかちゃんのほっぺを食してみるのもいいかもしれない。って一応冗談ですけどね。
 フルーツトマトのような甘みとマイルドな酸味がほどよく混ざり合って、そのままおやつに食べたくなる美味しさ。ソースにしたらもったいない。ってことで、主にあっさり系の手抜き料理で活躍していただきました。

スパゲティ 
自家栽培のプチぷよとバジルでスパゲティ。オリーブとチーズも自分ちでなんとかなったらいいのに。

 うちのダンナはすっかりプチぷよに魂を売ったかのように「来年もこれで行こう!」とか言ってるんだけど、梅雨時のパニックを思い出すと「むむうう……」と逡巡してしまう私。それに、アイコで作ったら最高に美味しかったドライトマトが、皮の薄いプチぷよでは無理、というのもあるしなあ。来年はフルーツトマトをやめてアイコとプチぷよのコンビで行ってみる? それともプチぷよをプランター栽培して梅雨時はカバーをかけるとか? あと4、5ヶ月じっくり悩んでみたい。



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2014/12/05(金) | 2014年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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とびやん

『No title』

アイコ嬢からプチぷよ(嬢?)に浮気から来年は二股ですね~。たわわに実った(豊満な♥)写真をみせられると、どちらも捨てられない気持ちもわかります。
でも、でもですよ!トマトってたくさん種類あるのでまた別の誘惑もあって・・・・・・優柔不断野郎です。わたくしの来年が目に浮かびます。

2014/12/09(火) 21:42:39 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちは、とびやん様!

ミニトマト同士でライバル心を起こして競い合って実をつけてくれるんじゃないかという浅ましい期待を抱いております。
そうですよねー、品種改良でどんどん美味しい種類が出るので安心できません、
来年はまたすごいスーパースターが登場するかも!?
楽しみです!

2014/12/10(水) 10:15:58 | URL | [ 編集]

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