また今さら夏の話を蒸し返して申し訳ないのだが、今年の夏のエディブル・ガーデン最大のヒットはサトイモとショウガの混浴、いや、混植であった。……前にも言ったよな、この悲しい駄ジャレ。
6月21日のメイン・ガーデン。高く生い茂るトウモロコシを背景にニョキニョキ現れ出でたるサトイモ&ショウガ。
5月半ばに黒マルチを張って種イモ、種ショウガを植え付けたところ、6月になるとサトイモのあの独特の大きな葉っぱがぴょんぴょんと顔を出し、ショウガもツンツンと伸びてきた。ちょっと肥料をやったりもしたけど、基本は毎日の水やりの徹底。それさえ怠らなければ、ほったらかしでぐんぐん伸びてくれるし、虫や病気はまったくなかったし、私のよーなズボラな万年初心者菜園家でも楽勝で育てられる。一時期このメイン・ガーデン通路側区域にモグラが入り込んで心配したけど、とりあえず被害はなかった模様。
8月末のサトイモとショウガ。猛暑にもへたる気配も見せず。
なんと言ってもいちばん素晴らしかったのは、大きな葉っぱに太い茎で堂々と茂るサトイモの美しさだ。クソ暑い夏の庭の真ん中にこういう緑がどかんとあるとなんだか非常に痛快である。風にゆらゆらしたりするとワクワクさせられる。その丸っこい葉っぱの作る大きな影の下でショウガのツンツンとトンがった葉っぱを茂らせていて、コントラストが非常にいい。鬱蒼(うっそう)感がいい。なんだかアジアン・テイスト爆発で、タイの王宮の庭園に紛れ込んだかのようである(行ったことないけどね)。はたまたサトイモの葉っぱを傘にしてコロボックルが潜んでいるんじゃないか? ……みたいなメルヘン感もたっぷりで、ひと夏の間たっぷり楽しませていただいた。
9月半ばのサトイモとショウガ畑。もうこの頃すでにショウガは引っこ抜いて生で食べてた。
家庭菜園に野菜ばかり植えていたらお庭的な美しさが足りなくなってしまう……とばかり、季節ごとにふさわしい花苗を買ってきて野菜畑のそばに植えたりしているのだけど、サトイモがあればそんな花など不要かもしれない。葉っぱだけで十分にビジュアル的な楽しみがあるからだ。葉の造形もさることながら、たっぷり与えた水の水滴が葉の葉面に表面張力で作る世界の不思議さ! キラキラしていて、覗き込むと宇宙が見えてくる〜みたいなトリップ感が。昼間っから怪しい陶酔に浸ってしまう。って、何も怪しいことはしてませんよっ。
世の中にはサトイモを盆栽みたいに水盆で育てて鑑賞する人もいるそうで、そんな気持ちがよくわかる。が、やはり目で楽しんでジ・エンドになってしまうんじゃ、エディブル・ガーデナーとしては立つ瀬がない。そんなこんなで、夏の間たっぷり楽しませていただいたサトイモではあるが、10月に入ると葉っぱの勢いがなくなってきて、いよいよ本来の目的であるイモの収穫期が近づいたとわかるわけだ。
モンゴルの星空のようなサトイモの葉上の世界。
いやあ〜、別にそんなに期待はしてないですよ……なんてクールに構えているのは、実のところサトイモってそんなに好物でもなんでもないから。食べ方もあんまり知らないしなあ。まあ、せっかく収穫できるっていうんだから、食べてみるか! みたいな感じである。そういう場合に限ってやたら大収穫だったりするから困るのよねえ。
……ってことはない。我が家に限って野菜が採れすぎて困ることはない(断言)。しかも、種イモに2,200円も投資したのである。やっぱり最低でも投資金額を回収するくらいの収穫は期待したい。となんだか結局は欲望むき出しになってスコップでガンガン掘り上げていったら……
買った種イモ1キロは全部植えきれず、植えたのは700〜800g。それでこの収穫だから大満足だ。ショウガも混ざってますが。
おおおおー、これはかなりの大量収穫と言って良いのでは!? ひとつの親イモに結構大きな子イモがいくつもついている。用意していた箱から溢れるほどで、珍しくご近所におすそ分けもできた(食べきれなさそうに思えたので・笑)。さっそく同じところに植えてあって同時に収穫したショウガとともに、サトイモとショウガの煮物をやってみた。無農薬の採れたてだもん、美味しくないわけがない! おでんにも入れようかな、豚汁もやりたいな、などと当面サトイモ料理が続きそうだ。
サトイモとショウガの合わせ煮。親イモも味噌煮にしたら美味しく食べられました。
見てよし、食べてよしのサトイモ、また来年もやりたいなあ、などとかなり本気で考えております。レシピ増やさなきゃだわね。
いつもありがとうございます!
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6月21日のメイン・ガーデン。高く生い茂るトウモロコシを背景にニョキニョキ現れ出でたるサトイモ&ショウガ。
5月半ばに黒マルチを張って種イモ、種ショウガを植え付けたところ、6月になるとサトイモのあの独特の大きな葉っぱがぴょんぴょんと顔を出し、ショウガもツンツンと伸びてきた。ちょっと肥料をやったりもしたけど、基本は毎日の水やりの徹底。それさえ怠らなければ、ほったらかしでぐんぐん伸びてくれるし、虫や病気はまったくなかったし、私のよーなズボラな万年初心者菜園家でも楽勝で育てられる。一時期このメイン・ガーデン通路側区域にモグラが入り込んで心配したけど、とりあえず被害はなかった模様。

8月末のサトイモとショウガ。猛暑にもへたる気配も見せず。
なんと言ってもいちばん素晴らしかったのは、大きな葉っぱに太い茎で堂々と茂るサトイモの美しさだ。クソ暑い夏の庭の真ん中にこういう緑がどかんとあるとなんだか非常に痛快である。風にゆらゆらしたりするとワクワクさせられる。その丸っこい葉っぱの作る大きな影の下でショウガのツンツンとトンがった葉っぱを茂らせていて、コントラストが非常にいい。鬱蒼(うっそう)感がいい。なんだかアジアン・テイスト爆発で、タイの王宮の庭園に紛れ込んだかのようである(行ったことないけどね)。はたまたサトイモの葉っぱを傘にしてコロボックルが潜んでいるんじゃないか? ……みたいなメルヘン感もたっぷりで、ひと夏の間たっぷり楽しませていただいた。

9月半ばのサトイモとショウガ畑。もうこの頃すでにショウガは引っこ抜いて生で食べてた。
家庭菜園に野菜ばかり植えていたらお庭的な美しさが足りなくなってしまう……とばかり、季節ごとにふさわしい花苗を買ってきて野菜畑のそばに植えたりしているのだけど、サトイモがあればそんな花など不要かもしれない。葉っぱだけで十分にビジュアル的な楽しみがあるからだ。葉の造形もさることながら、たっぷり与えた水の水滴が葉の葉面に表面張力で作る世界の不思議さ! キラキラしていて、覗き込むと宇宙が見えてくる〜みたいなトリップ感が。昼間っから怪しい陶酔に浸ってしまう。って、何も怪しいことはしてませんよっ。
世の中にはサトイモを盆栽みたいに水盆で育てて鑑賞する人もいるそうで、そんな気持ちがよくわかる。が、やはり目で楽しんでジ・エンドになってしまうんじゃ、エディブル・ガーデナーとしては立つ瀬がない。そんなこんなで、夏の間たっぷり楽しませていただいたサトイモではあるが、10月に入ると葉っぱの勢いがなくなってきて、いよいよ本来の目的であるイモの収穫期が近づいたとわかるわけだ。

モンゴルの星空のようなサトイモの葉上の世界。
いやあ〜、別にそんなに期待はしてないですよ……なんてクールに構えているのは、実のところサトイモってそんなに好物でもなんでもないから。食べ方もあんまり知らないしなあ。まあ、せっかく収穫できるっていうんだから、食べてみるか! みたいな感じである。そういう場合に限ってやたら大収穫だったりするから困るのよねえ。
……ってことはない。我が家に限って野菜が採れすぎて困ることはない(断言)。しかも、種イモに2,200円も投資したのである。やっぱり最低でも投資金額を回収するくらいの収穫は期待したい。となんだか結局は欲望むき出しになってスコップでガンガン掘り上げていったら……

買った種イモ1キロは全部植えきれず、植えたのは700〜800g。それでこの収穫だから大満足だ。ショウガも混ざってますが。
おおおおー、これはかなりの大量収穫と言って良いのでは!? ひとつの親イモに結構大きな子イモがいくつもついている。用意していた箱から溢れるほどで、珍しくご近所におすそ分けもできた(食べきれなさそうに思えたので・笑)。さっそく同じところに植えてあって同時に収穫したショウガとともに、サトイモとショウガの煮物をやってみた。無農薬の採れたてだもん、美味しくないわけがない! おでんにも入れようかな、豚汁もやりたいな、などと当面サトイモ料理が続きそうだ。

サトイモとショウガの合わせ煮。親イモも味噌煮にしたら美味しく食べられました。
見てよし、食べてよしのサトイモ、また来年もやりたいなあ、などとかなり本気で考えております。レシピ増やさなきゃだわね。
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2015/10/25(日) | 2015年春夏菜園実施中 | トラックバック:(0) | コメント:(4)