タマネギ収穫祭

 5月半ば、晴天の日が3日続いたのちのある日、タマネギをすべて収穫した。すでに書いたように、4月の半ばから一斉トウ立ちオン・パレードで、このまま全部のタマネギがトウ立ちの運命を辿るのか〜!? と悲嘆に暮れて樹海に向かって車を走らせたくなったりしたものの、「トウを切り落とせば硬くならず、栽培続行できる」という説にすべてを賭けて、なんとかこの世に踏みとどまった私である。そうなのだ。タマネギの行方を最後まで見届けなくては死んでも死にきれないのだ。

 トウ立ちしたタマネギは葉タマネギとしてせっせと食べていたんだけど、タマネギ畑には20株ほどのトウ立ち後タマネギが残っていた。しかしっ、それだけではない! なんと、まったくトウ立ちしないまま順調に成長を続けたタマネギもあったのだ。その数15個。中には売り物になりそうな大きな玉もあって、ようし、これなら保存してゆっくり食べられるぞ! と嬉しくなった。いやあ、同じ条件でもトウ立ちするヤツとしないヤツがあるのね。あきらめずに待っててよかった!

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手前がトウ立ちしなかった優秀タマネギ、横棒の向こうがトウ立ちボーイズ。とりあえず植えたものはほぼ100パーセント収穫。

 はてさてタマネギ畑に植えきれない苗を捨てるに捨てられず、プランターにぎうぎうに植えておいたんだけど、これもいつの間にかペコロスとして売れそうな感じのミニタマネギになっていた。もちろんトウなんか立ってないし、これなら保存しておけそうだ。ピクルスにするのもいいかもしれないね。

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ペコロスも狭いところに植えて球を大きくさせずに育てるらしいよ。プランターで簡単にできちゃう。

 そしてっ! プランターで種から育てた赤タマネギのレッドグラマー、これも見事に収穫!!! だがしかし、グラマーというほど大きくなっていないのが残念。それもそのはず、3月上旬に追肥するのをすっかり忘れていたのよねえ。プランターに不織布をかけていたので存在すら忘れていた、というのが本当のところなんだけど。4月になって慌てて追肥したものの時すでに遅し。小ぶりなグラマーちゃんにとどまってしまった。けど、しっかり赤くて、爽やかな甘みのある美味しさ。こんなおっちょこちょいでいい加減な自分でも種からタマネギが作れるというのは、今後の人生を支える大きな自信となることだろう。とタマネギごときで大風呂敷を広げてみた。

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サイズは小さめだけどちゃんと赤タマネギ。プランターでできるからまたやろうかな。

 さて、トウの立ったタマネギ以外は保存がきくという。ネット情報によると、葉や根を残したまま数個ずつまとめ、風通しのいいところにしばし干しておくものらしい。さっそく縁側の天井に穴を開け、横棒をわたしてタマネギ15個、赤タマネギ5個、ペコリス多数を吊り下げてみた。天井抜けないといいんだけど。
 おおおおおお、なんかぐっとプロっぽいというか、農家っぽい雰囲気がむくむく湧き出してきましたよ。これで木製のかいば桶とかガーデンフォークとか並べたら気分はカントリーハウス。リビンインナハウス、ベリビッグハウス、インザカントリー、よね。うきゃきゃ、決してベリービッグじゃないものの。
 しかしまあこの数なので、保存といっても夏が来る前に全部食べつくしちゃいそうな気もする。でも、タマネギみたいな基本野菜を家で作って置いておく、というのはなんだか気分のいいものだ。

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ほんとはこの倍くらいぶら下げたかったんだけどな。天井落ちてきても困るけど。

 さて、懸案のトウ立ちタマネギのその後である。トウが見つかり次第切り落とし、そのまま畑に残して栽培を続けたわけだけど、それで収穫したものが果たして普通のタマネギとして通用するのかどうか。
 うーん、やっぱり中心部に固いところがあることは否めない。プロの農家の人が「商品価値がない」と引っこ抜いて捨ててしまうというのもむべなるかな。
 だけど、この固い芯の部分だけ取って捨ててしまえばいいんだから、プロでない家庭菜園の人には全然オッケーだ。

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保存しなかったタマネギやペコロス、赤タマネギは新タマネギとしてさっそく食べちゃおう。

 なので、芯を取り除いたタマネギをクイジナートにかけて大量のタマネギのみじん切りを作った。乱切り、ざく切りなども作った。それをすべて冷凍保存することに。そうすると、長持ちするだけじゃないよ。なんでも冷凍タマネギを炒めると短時間で飴色タマネギができるんだそうで、これは一石二鳥というか一挙両得というか、めでたいこときわまりない。トウ立ちタマネギくんたちには、引っこ抜かれて捨てられずに第二の人生をまっとうできてよかったね、と言ってあげたい。

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1キロ以上の上質のブツが押収された。これを冷凍庫で保存する。

 そんなこんなで、新タマネギらしくサラダやセビーチェに入れて生で食べたり、飴色になるまで炒めてドライトマトやバジル、アンチョビを足してスパゲティのソースにしたり、皮ごと丸焼きにしてドレッシングであえたり、連日のタマネギ祭りが続いている。新タマネギ、本当に美味しい〜!!!

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焼きタマネギのサラダ。別に新タマネギじゃなくていいんだけど、どっさりあるときに作りたい。甘くてデザートみたい!

 最後におまけ。ひとつだけトウを切り取らずに残しておいたタマネギに花が咲いた。トウをつけたまま茎が伸びるわ伸びるわ、120センチくらいの高さになって、てっぺんのトウがゴルフボールより大きな蕾となり、今ようやく開花しようとしているところだ。生け花の材料にも使われるとかで、けっこう高価なものらしい。そうか、一斉にトウが立ったら花き業者への転身という道もあったのか。

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タマネギの球根から太い茎がぐんぐん伸びててっぺんにネギボウズ。

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小さな蕾が集まっていて、いまひとつずつ開花中。

 結論;タマネギはトウが立っても大丈夫。葉タマネギとして食べることができるし、早くトウをちょん切ればちゃんとタマネギとしても食べられる(芯の部分は取り除いたほうが無難)。そしてたとえトウをちょん切り損ねても、タマネギの花を楽しむことができる。ネバーギブアップの精神を改めて学ぶことのできたタマネギ栽培体験でありました。


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2016/05/24(火) | 2015年秋冬菜園挑戦中 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

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