連作なんて怖くない、のか?

 連作なんて怖くない、と『やさい畑』という園芸雑誌が言っている。全国一億総活躍の家庭菜園家が恐れ忌み嫌っているあの連作障害が、実は恐れるに足りないんだよ、解決策はいくらでもあるのさっ、と主張しておるのだ。うんまあもう大胆きわまりないったらありゃしない。

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2016年冬号。連作を大いに奨励してますよ。

 仮にも一億家庭菜園家のひとりを自認するエディブル・ガーデナーである。かれこれ5年以上も、日々連作障害の恐怖に震えて眠れぬ夜を過ごしてきた。いったんその土地でトマトを育てたが最後、そこは呪われてしまって5年間はナス科(トマト、ジャガイモ、ナス、ピーマンその他重要野菜多数)を植えることはできない。それはありとあらゆる園芸の教科書に書かれていることだ。ところが『やさい畑』はそれが「怖くない」と言い切っているのである。これは看過することなどできぬ、さあさあ詳しく述べてみい。てなことで、さっそくポチってみたわよ。

 その驚きの内容についてはみなさま本屋で立ち読みするなり、図書館で借りるなりしてチェックしていただきたい。とにかく、「東大博士が秘訣を伝授」していて、「連作障害驚きの新常識——連作を続けると障害が発生しなくなる!?」などと、びっくり仰天なことがいろいろ書いてある。今までの連作障害に対する考え方を否定してはいないものの、それをうまく避けるワザ(と『やさい畑』は呼んでいる)があるのだ、というわけだ。我が家のよーに猫の額で菜園をやっていると連作障害はつねに悩みの種だったので、このワザがうまくいくなら菜園活動が変わる、人生が変わる、世界が変わる、かもしれない。試してみる価値はありそうだ。

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去年のセンターサークルのミニトマト。かなりうまくいったと自負しております。

 てなことで、さっそくできそうなワザをやってみることに。うーむ、我ながらなんたる行動力。なにしろ、2017年の夏はメイン・ガーデンのセンターサークルでミニトマトをやることがすでに決定しているのである。ここでは昨年もミニトマトを育てているので、本来なら土を全部取り替え、神主さんを呼んでお祓いをする必要があるのだが、今回はこの『やさい畑』のご指導に従って、あえて連作に挑んでみる!

 まずはできそうなワザを選んで、それに必要な木酢液、米ぬか、籾殻くん炭、わら、などを買ってきた。そして、準備段階として、センターサークルを掘り返し、残っていたミニトマトの残骸や根っこなどを取り出し、いちばん下の深い部分に家庭ゴミ由来の有機堆肥を入れた。そして、すぐに埋め戻さずに一週間ばかり天地返しておく。これで土が活性化するとかなんとか。

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ミニトマトを引っこ抜いた後、穴を深く掘って、奥に家庭ゴミ由来の有機堆肥を入れた。

 さて、まずはワザその1である。「野菜残滓の鋤き込みで物質循環を良くする」と、東大教授の言ってることちーともわかりません、な感じであるが、要するにそれまで育てていた野菜(ミニトマト)の枯葉や茎、根っこを、いつもなら丁寧に拾い出して捨てていたところを、土に混ぜ込んじゃうのである。たーだ混ぜていいなら簡単なんだけど、残滓(残りカス)は乾燥させたほうがいいんだと。しかたなく家庭ゴミ処理機で乾燥させてしまって電気代がかかったので、あまりエコな方法ではなかったかも。。。

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これが乾燥させたあとのミニトマトの残滓。ゴミ処理機でやったらすごく少なくなっちゃった。

 ワザその2は「カニ殻や廃菌床で放線菌をふやす」なんだけど、カニ殻も廃菌床ないのでやめた。カニを食べることに異議はまったくないのであるが。なのでさっさとワザその3へ。「籾殻くん炭で菌根菌のすみかをつくる」とあるんだけど、籾殻くん炭とはなんぞや。精米のときに取れる米の外皮(籾殻)を400度以下の低温で燻し炭化させたもので、土壌改良に使われるものなんだそう。保水性、通気性、排水性が改善し、微生物が増殖するなどなどのご利益があるらしい。こいつを土の中に鋤き込んでみる。

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これが籾殻くん炭。ホームセンターで買えるのね。炭を細かくしたみたいに見える。

 さてワザその3は「稲ワラと木酢液で菌寄生菌をふやす」。なんたら菌かんたら菌ていうのは全然わかんないのでおいておくが、やり方としては、ワラをマルチとして畝の上に置き、米ぬかをまく。そこに木酢液をかける、というもの。こうすると病原菌をやっつけてくれる微生物が増えるらしい。なので、言われるがままにワラを敷き、米ぬかをまき、エロイムエッサイムと唱えながら木酢液を薄めたものをかけた。今のところ悪魔や怪しい生物の類は出現していない。

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ワラと米ぬかと木酢液のミクスチャー状態。この下には籾殻くん炭と野菜残滓も。

 『やさい畑』の「連作を可能にする9つのワザ」はまだまだ続くのだけど、とりあえず今やれそうなのはこのくらいなので、このへんでよしとしておこう。3つのワザをいっぺんにやってしまって、妙な化学反応とか起こらないのかやや不安だが、深く考えないことにする。
 さーて、これで今年の夏は大胆にもミニトマトの連作をやってやろーじゃないですか。ついでに去年キュウリをやった新レイズドベッドでは同じウリ科のカボチャをやってやろうと目論んでいる。今や怖いものなし、連作万歳である! 万が一にも何かあれば『やさい畑』がかならずや責任を取ってくれることだろう。うはー、楽しみだなああ〜!!!

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まだ作業開始前の状態。いろいろ購入したものの、連作が可能になるなら安いもんだ!

 しかし、今まで輪作年限(一度植えた作物を何年経てばふたたび同じ場所に植えることができるかの目安)をチェックするために見ていた「栽培カレンダー」が2012年春号の『やさい畑』の付録だったことに、ふと気づいてしまった。うーん、そういえばこの雑誌は輪作障害の恐ろしさをさんざん煽ってきたような気がする。それが今や「怖くない」である。来年あたりはまた「連作障害はこの世の終わり」みたいなことを言ってたりすんのかも。。。柔軟に対処したい。



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2017/01/25(水) | 2017年春夏菜園GO! | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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はじめ♪♪

『No title』

そもそも、家庭菜園の部類で、
連作障害があります、5年あけてって言われてもねぇー。。。
って思うわけよ。
せいぜい1年ごとに移動します~~っていうくらい?
なので、お祓いとかわらに糠とか木酢とかはできそうだから、
私も真似っこしてみよう~~

でもね、去年はキュウリがうまくいったのは、今まで植えたことがないところだったから。。。
やっぱすごく頑張って土づくりしないとってことだよねぇ~

2017/01/27(金) 09:47:08 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちは、はじめ様!

お祓いできますかw!?!?
まあ、実際「これは明らかに連作障害」って事態に遭遇したことないから
よくわかんないんだよねー・
「やさい畑」によると連作も1、2年ならへーきっぽくて
3年目あたりにドーンとくるらしい。
だったら3年やらなきゃいいんだよね!? とも思うし。。。

> でもね、去年はキュウリがうまくいったのは、今まで植えたことがないところだったから。。。
> やっぱすごく頑張って土づくりしないとってことだよねぇ~

や、やっぱそーゆーところに落ち着いちゃうわけですね。
しかし、うちのキュウリも今まで植えたことないところだったのにいー・
たんに行いが悪かっただけ、だったりして。。。

2017/01/27(金) 11:16:33 | URL | [ 編集]

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