ビーツへの道はるか

 はてさて、いよいよ春も真っ盛り、エディブル・ガーデナーとしては5月恒例のGW(ゴールデン・ウイーク)イッキ植えに向けて準備に余念がない今日この頃である。と言いたいところだが、いろいろドタバタしていてとても家庭菜園のことなんぞに想念が向かわず、準備が滞りまくっている今日この頃だ。しかしそれでもライフゴーズオンてなことで、時間はどんどん過ぎていく。今ここでなんらかの手を打たねば、日照りの夏になってオロオロ歩くことになりかねない。

仕方ない、イヤだけどやるか!

 思わず本音が爆発してしまった。でも、家庭菜園やってる人の大部分が、実はそんなふーに思ってんじゃな−いかしらん? ほんと、今は収穫がはるか先・・・っていう準備期間だから、まったくもって盛り上がりに欠けるのよねええ。
 さあて、重い腰を上げたところで、まずは畑に残っているものの始末から始めるか。

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透水プランターを大々的に占拠していたブロッコリーとカリフラワー。まだ続きがあったのよ。

 むむ? 畑に残っているとな!?  年末に新レイズドベッドのジャガイモを掘り起こし、今年2月に茎ブロッコリーと茎カリフラワーをすべて収穫して透水プランターから引っこ抜いたら、とりあえず冬の間に収穫できそうなものは全部なくなっていたはずなのだが?

 ところがどっこい、まだあったのだ。茎ブロッコリーと茎カリフラワーを引っこ抜いたあとの透水プランターに、人知れず成長を続けていたビーツが!

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2月にブロッコリ−とカリフラワーを抜いてみると、あれれ? これってビーツ?

 話せば長いんじゃが、ビーツの種をまいたのは去年の10月2日のことじゃった(いきなり村の長老風)。ビーツは去年の春にもまいたものの見事に失敗しておって、この秋は敗者復活戦みたいな感じだったんじゃ。「失敗したのは気温が高かったからだわ。冬を目前にした今ならきっとうまくいくはずよ!」とバリバリやる気を見せていたエディブル・ガーデナーだったんじゃが、待てど暮らせどビーツは発芽しない。2週間待っても鳴かず飛ばず、何かが出てくる気配もない。気の短さでは人後に落ちないエディブル・ガーデナーはもうこれ以上待つことができず、10月半ばに茎ブロッコリーと茎カリフラワーの苗を買ってきて、本当ならビーツの双葉が生え揃ってきているはず(なのに何も生えていない)の透水プランターにさっさと植え付けてしまったのじゃよ。あーあ、またビーツに失敗してしまったんだわ、と思いながら。

 その後、この2月半ばに茎ブロッコリーと茎カリフラワーを収穫した自慢話はすでに書いた。と、そのときのことである。収穫後の残骸を片付けたところ、なんとその足元に数株のビーツが人知れず成長していたことが明らかになったのであーる。大きなブロッコリーとカリフラワーの陰になっていたせいで、種まきからすでに4ヶ月以上が経つというのに非常に貧弱だ。
 しかし、これでビーツが収穫できたとしたらすごくないか!? ひとつの畑で同時にふたつ(正確には三つ)の野菜を育てるという、ある意味混植みたいな偉業をやり遂げたわけだ(時差はややあるけど)。二兎を追ってたわけでもないのに、結果的に二兎が手に入るとは。やるじゃんオレ。

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太陽を受けていきなり大きくなりだしたビーツのみなさん。

 そんなエディブル・ガーデナーの期待と欲望に応えるかのごとく、急に陽の光を満身に浴びるようになったビーツはぐいぐい大きくなっていった。葉っぱの色艶がやけに良く、陽光を照り返して輝くばかり。しかし、問題はいくらなんでもそろそろ大きくなってくれていなくてはまずいビーツの実が、まったく見えないことなのだ。本当なら、株元に丸い頭を覗かせるはずなのだが、それらしい物が一向に地表に出てこない。葉っぱがいかに輝くばかりでも、食べるのはビーツの実なんだから、この事態は大変困る。

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やたらと元気なビーツの葉。肝心の茎元を見ると・・・ワインのコルクにしか見えない!

 ビーツは本来「種まきから60〜80日で収穫できる簡単野菜」のはずである。それがなんとまあ種まきから130日あまりも経っている。発芽がめちゃくちゃ遅れたとは思うが、少なくとも発芽してから3ヶ月くらいは経っているだろう。それに透水プランターだって、そろそろ夏のニガウリのグリーンカーテンに向けて準備をせねばならず、いつまでもビーツのために塞いでおくわけにはいかない。
 てなことで、ついに4月2日、プランターに4、5株育っていたビーツを収穫することにした。

 地表に見えていなくても、地中密かに丸い実が粛々と大きくなっているんじゃないか、と妄想していたのだが、そんな甘いことはまったくなかった。引っこ抜いてみたら出てきたのは、根が膨らんだかのような怪しい円筒・あるいは円錐形のシロモノ。しかも大変小さい。赤くて丸いカブみたいなビーツの実にはほど遠く、ほとんど根っこにしか見えないやつもある。結球する気まるでなし・・・というやる気のなさがひしひしと伝わってくる。

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ビーツの実はどこ? しかしこの葉っぱ、以前に見たことあるような。

 あくまで推測だが、急に陽が当たるようになったビーツの苗は、とにかく太陽を取り入れようと必死になるあまり葉っぱばかりが立派に成長し、根元の方に栄養が行かなかったんじゃないだろうか。自分が生きのびるのに必死で、種を残すなんて余裕がなかったんだろう。
 結局ビーツの実はひとつも収穫できず、なんか厚みのあるやたらピカピカしたビーツの葉っぱだけが残った。。。

 またしても自家製ボルシチの夢は潰え去った。くそーっ、とビーツの残骸をすべてゴミ袋に突っ込んでから、ふと考え直した。
 せめて、ビーツの葉っぱくらい食べておこう。こんなに元気そうなんだから、食べても問題はあるまい。
 てなことでゴミ袋から出してきてラーメンに入れてみたんだけど、なんとなんと、これがなかなかにうまい。うん、このひと癖ある味、スイスチャードに似てるよね。って、そーえば葉軸の濃い紫色とか、スイスチャードにそっくりだ。と思ったら、ビーツもスイスチャードもアカザ科のフダンソウという同じ種類の野菜なんだと。ていうことは、茎ブロッコリー&茎カリフラワーのプランターで、期せずしてスイスチャードも同時栽培しちゃったわけだ。ビーツにはならなかったものの、ちゃんと収穫はできたんだから、赤飯炊いて祝うことにしよう。

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赤飯と言わずラーメン。ビーツの葉が独特の存在感を放っている。

 そして今、新しいプランターでビーツの種が育ちつつある。懲りずにまたビーツに挑戦するエディブル・ガーデナー。今度こそビーツの実が収穫できるのか、葉っぱで終わるのか、3ヶ月後にご期待あれ。


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2017/04/11(火) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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はじめ♪♪

『No title』

あ、うちも同じように・・・・・
去年の種で撒いた紅くるりがね、
同じように葉っぱはわさわさしたけどねは大きくならんかった・・・。
肥料が偏ったかなぁ~~
難しいのよねん・・・・・。

家庭菜園の楽しみって収穫時期だから、
今は面倒くさい、まったく賛成ww

2017/04/13(木) 12:17:33 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちは、はじめ様!

去年の種ってまだ許容範囲だよねえ?
紅くるり、ほんとにどうしたらちゃんと身が大きくなるかわかんないー。
でもま、葉っぱでもなんにもないよりはマシってことで。。。

> 家庭菜園の楽しみって収穫時期だから、
> 今は面倒くさい、まったく賛成ww

種まいても絵になんないしー。
今はやらなきゃならないはずのことは多いんだけど、
いちばんやる気の出ない季節なのよねええ。
なんか雑草ばっかりバシバシ出てきちゃうし。
とりあえずハーブの種とかまいておくかなあ〜・

2017/04/13(木) 13:08:38 | URL | [ 編集]

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