すずなり! スナップエンドウ

 スナップエンドウという野菜、私が子供で3丁目の夕日を眺めていた頃にはなかったと思う(貧乏ゆえにそんな希少野菜が手に入らなかっただけかもしれないけど)。実家の母など今なおスナップエンドウの存在を知らず、茹でたのを手渡してやったら皮を剥こうとする始末。やあねえ、これだから年寄りは困るわよーとか言いながら、私とてスナップエンドウを知ったのは近年のことである。
 しかし、とっても甘く、ポリポリした食感も良いのですぐに大好きになり、よっしゃー、それでは我が家のエディブル・ガーデンにスナップエンドウを迎えてやろーじゃないですか! ということに相成った。

 そして、とある冬の日、サカタのタネからスナップエンドウの種(324円)が送られてきた。その種袋に印刷された文字を見て、私は驚愕した。「スナックエンドウ」となっているではないか。スナップじゃないじゃん!?!?(普通そういうことは注文時に気がつくものなのだが。。。)
 調べてみると、スナップエンドウ、すなわち「snap bean」とは、さやごと食用とするマメ科植物の総称だとか。つまりサヤインゲンとかサヤエンドウとかすべてスナップエンドウのお仲間ということになる。サカタのタネとしては、他のマメと区別するためにオリジナルなネーミングをしたのだろう。たしかにスナップエンドウは料理に使うより、お菓子やおつまみのように単独でポリポリ食べる方がうまいので、スナックエンドウとは言いえて妙な名前と言えるかも。

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スナップエンドウの種まきセット。右は鳥よけカバー。中央は幻のヒヨコマメの苗。

 で、種をまいたのは昨年11月5日のことである。グリーンピース大の種なので、鳥にほじくり返されないようカバーをし、寒さよけのマルチングバーク的なものもやっておいた。このとき、ホームセンターで見つけたヒヨコマメの苗も一緒に植え付けたんだけど、そのうち消滅してしまった。まーヒヨコマメが一苗だけあってもなんの役にも立たんよーな気もしなくもないが。

 20日も経たないうちにスナップエンドウの発芽が始まった。ソラマメもそうだけどほとんど100パーセントの発芽率って感じで、ありがたいことこのうえない。豆類はどれもこんなに従順でデキがいいんだろうか。生まれ変わったら豆農家に転身だな。

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発芽したばかりのスナップエンドウ。真ん中で大きくのさばっているのはヒヨコマメ。この頃が全盛であった。

 さて、年が開けると、寒さを物ともせずスナップエンドウは大きくなってきた。2月後半にはツルを伸ばして支柱に巻きつくように。追肥のタイミングがよくわからないんだけど、適当にぼかし肥をあげておく。

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2月23日のカーブ菜園。10株くらいがぎゅーぎゅーに植わっている。ヒヨコマメはご臨終。

 そして3月半ば、白くて可憐なスイトピーに似た花がつき始めた。伸びてきた株のあちらこちらに花がつくので、まるで蝶々が飛び交っているかのよう。なんとも美しい。摘んで家に飾りたくなるほどだが、もちろんそんなことはしない。我が家は収穫ファースト主義だからね。これがみんな食べられる実になるのかと思うとワクワクしてしまう。

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白いスイトピー。ではなくてスナップエンドウの花。

 3月の末ともなると「間引きしないでいいんだろうか」と不安になるくらいたくさん花がついた。よくわからないので放置。結果的にはザッツオーライ、それでよかったのね。

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日当たりのあんまりよくないカーブ菜園だけど、健気に大きくなってます。花いっぱい。

 そして4月半ば、いよいよスナップエンドウの実が膨らんできた。ひとつもいで、その場で食べてみたら、生でも柔らかくて甘くて大変美味しい! 嬉しくなって第一回目の収穫をしてしまったんだけど、もうちょっと太らせてから採った方が良かったかも。種袋をよく見たら、「長さ7.5センチ、幅1.4センチ」という細かい目標数値が書いてあった。こりゃ収穫に定規が必要だわね。

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いよいよ収穫期到来。カーブ菜園の前の紫色のお花はアジュカで、毎年いっぱい咲いてます。

 あんなに花が咲いただけあって、実のなりようも並ではござらん。まさにすずなりという言葉がぴったり。株から伸びた細い茎のひとつひとつにいくつもの実がプラプラ下がっていて、壮観と言いたくなるほど。以前にグリーンピースを育てたことがあるけど、こんなにはならなかったなあ。スナップエンドウの実つきの良さは感動的。毎年やりたいくらいだけど、連作がダメらしい。

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次々と実が膨らんでくるので、毎日けっこうな量が収穫できる。新鮮だから生食もオッケー。

 生でも食べられるほど新鮮なスナップエンドウだけど、とりあえずは茹でてみる。うちで獲れたアスパラガスと一緒に軽く塩茹でに。あまりにも美味しいので、食事が始まるまでに全部つまみ食いでポリポリ食べてしまった。パパの晩酌に、行楽やスポーツのお供に、受験勉強のお夜食に、まさにスナック感覚で気軽に食べられるおやつ野菜だ。

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マヨネーズもドレッシングもいらない。軽い塩茹でがいちばん美味しい。

 で、こんなに甘いのでは料理に向かないんじゃないかなあ〜と思っていたんだけど、「豚肉とスナップエンドウの塩ガーリック炒め」というのをやってみたらメッチャうまかった。
(1)豚ロース薄切り(200g)を一口大に切って塩を振る。(2)フライパンにオリーブオイル適宜と薄切りにしたニンニク2片を熱し、香りが出てきたところで(1)を入れて炒め、半分くらい火が通ったところでスナップエンドウ(200g)を加えてさらに炒め、塩で味付けて、ハイ出来上がり。スナップエンドウのパリッとした爽やかさと驚くほどの甘さが豚肉の意外や濃厚な味わいを引き出して、これはうまい!

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豚肉とスナップエンドウの塩ガーリック炒め。

 てなことで、決してスナック的な食べ方だけじゃなく、料理の食材としてもバッチリ使えることが証明されたスナックエンドウ。じゃなくてスマップエンドウ。いやいや、スナップエンドウ。これからも長くお付き合いしたい野菜です。


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2017/05/12(金) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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はじめ♪♪

『No title』

確かに、子供のころはなかったよね。
うちは、数年前にスナップと絹さや両方作って、
絹さやに軍配が上がったもんで、毎年絹さやです。
ってか、その当時、スナップエンドウはサラダとしてしか食してなかった・・・。

サラダ感覚だけじゃなく、お肉料理にも使えたのか!!
と、今まさに地団太を踏んでおります!(; ̄Д ̄)
味は甘みがあっておいしいよね。

で、スナック・・・サカタのネーミングだったのか・・・

2017/05/15(月) 11:05:46 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちはー、はじめ様!

> 絹さやに軍配が上がったもんで、毎年絹さやです。

げげっ。絹さやってそんなにすごいんだー。
じゃあ次は絹さやに挑戦かなあ。
しかし、絹さやってなんか日本料理のいろどりって感じで
なんかメイン感(なんじゃそりゃ?)がない気がしてー。
さりとておやつ、って感じでもないしー。
我が家テキにはさほど人気の高い野菜じゃないのよねえ残念ながら。

今後はスナップエンドウでお料理の道、を探ってみるのがええかもかもよ。
にしても、野菜をつかまえて「スナック」と呼んじゃうサカタさんの強引さにもくらくらするわ〜・
やっぱり社員の方が考えてらっしゃるんでしょうかねえ!?

2017/05/15(月) 20:21:27 | URL | [ 編集]

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