赤タマネギとミニダイコンの明暗

 春夏野菜の大量収穫を前に(すでに取らぬタヌキ状態になっているが)プランターですでに生育が進んでいた野菜の結果報告を。

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赤タマネギふたたび。今回もまずまずの収穫。

 まずは昨年の9月末に種をまいた、早生湘南レッド、という赤タマネギだ。「早生」を「はやうまれ」なんて読まないよーに。「わせ」あるいは「そうせい」と読み、「植物の実が他の品種より早く実ること、またはその品種」のことなんである。説明書によると、「種まきの適期は9月20〜25日で、普通の湘南レッドより7〜10日早い、梅雨入り前の6月上旬に収穫できる」てなことになっている。そ−なんだ、すっごいスピーディーじゃん! と思ってしまいそうになるけど、やっぱりタマネギってのは時間がかかる。種をまいてから収穫まで8ヶ月というのは実に長い。現に8ヶ月前に自分が何をしていたか、あなたは覚えているだろうか。悪いけど、私はまったく覚えていないよ。3ヶ月前のことだってろくに覚えていないんだから(って、自分の認知症ぶりを自慢してどーする!?)。

 それはともかく、実は赤タマネギ、去年もやった。去年はただの湘南レッドだったと思う。プランターでもけっこうちゃんと育ち、小ぶりながらたくさん収穫できて、しかも美味しくて使い勝手がよかったので、またやることに。2年目ともなれば慣れたもんである。

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去年の10月半ばのプランター。種まきから2週間程度経過したところ。間引きもスタートだ。

 種をまいたのは9月29日、ということで、すでに説明書の教えから逸脱しているではないか! 9月20〜25日という適期に4日以上も遅れを取っている。これが大学の願書提出期限とか原稿の締め切りとかだったりすると、もうすっかりノーフューチャーな気分になって、ホームに身を投げたり(ははは、大丈夫だよ)モッシュピットで暴れたりしてしまうのだが、相手はたかが野菜である。しかもタマネギである。いや、べつにタマネギをバカにする気はないが、適期に遅れたからといって怪しく変形したり毒を持ったりすることもあるまい。そのへんの余裕も2年目ならではだろうか。

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間引いたあとの赤タマネギの苗。樹木の表皮などのマルチをかぶせ、さらに不織布でプランターを包む。

 タマネギの栽培法はまず種をまいて一人前の苗まで育て、その中から優良そうなやつを選び、それをマルチングした苗床に改めて植え付ける、というものらしい。だけど、どうせプランター栽培なのだから、そんなメンドーなことは省略。よく耕した土を入れたプランターに種をまき、それをちょうどいい間隔になるよう間引いていって、そのまま最後まで育てる。これだとタマネギに定番の黒ビニールの穴あきマルチができないが、代わりにプランターごと不織布で覆い、地面はマルチ用ウッドチップでカバーすることに。プランター2つ使って、ひとつは不織布すらつけなかったんだけど、そっちの方はできた実がやや小ぶりだったかな……程度の差だった。つまり、かなりいい加減にやってもタマネギは栽培できる、ってこと、かも!?

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葉っぱが倒れてきたのは収穫のサイン。晴れた日が続いたあとに収穫するのよっ!

 てなことで、赤タマネギ、スタートは遅れたものの葉っぱが倒れてきたのを合図に5月31日、めでたく収穫。サイズ的に売り物になりそうなのは10個に満たなかったけど、数的には十分満足のいく出来でござった。

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ピンポン球程度の大きさのも多かったけど、丸焼きにしちゃえばいいのよ。

 湘南レッドの説明書に「普通のタマネギに比べて辛味や刺激臭が少なく、水分に富み、繊維質が少ないので歯切れがいい。すっきりした甘さがあり、生で食べるのに適している」とある通り、刻んでサラダなどにじゃんじゃん入れて食べている。

 さて、赤タマネギがあったら是非やらなきゃなのはセビーチェだ。いろんな魚でいろんな味付けの仕方があるけど、簡単なのはこれ。サラダ感覚で爽やかな美味しさ。
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カツオのセビーチェ・柚子胡椒風味
1、カツオ1サクを2センチ角に切り、塩小さじ半分をまぶして10分おき、キッチンペーパ—で水分を抑える。
2、赤タマネギの小1個を薄切り、赤唐辛子は種を除いて細かく切る。
3、ボウルで柚子胡椒小さじ半分、ニンニクすりおろし小さじ半分、レモン汁大さじ2を混ぜ、カツオを加え、ラップして冷蔵庫で15分寝かせる。
4、パクチーを散らしていただきます!

それと、小ぶりのタマネギがたくさんできてしまったので、丸ごと使って焼きタマネギをやってみた。
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焼きタマネギのサラダ
1、オーブンの天板にホイルを敷いて粗塩を敷き詰め、さっと水にくぐらせたタマネギ類(赤タマネギ、タマネギ、ベルギーエシャロット)を皮付きのまま並べ、200度で40〜50分焼く。
2、熱いうちに皮をむき、くし形にカットして盛り付け、オリーブオイルと赤ワインビネガー、塩胡椒を合わせたものをまわしかける。

 生食に最適とされる赤タマネギだけど、丸焼きは甘さが一段と強まってデザートのような美味しさ。タマネギだけしか入っていないのに、これならいくつでも食べられそう。来年また小さいタマネギがいっぱいできたらこいつで消費していこう。って、またやんのか赤タマネギ!?

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昨年暮れに収穫したミニダイコン、ころっ娘。ちゃんとダイコンだけど、小さくて使いやすい。

 さて、光のあるところには影もあるのが人生である。
 去年の12月から今年の2月まで次々と収穫が続いた「食べきりミニダイコン・ころっ娘」。必要なときに菜園から採ってくればよくて、1、2回で完食できもて余すことがないので大変重宝した。これは暖地なら春巻き、もとい春まきもできるはずだから、梅雨の頃に新鮮なダイコンが食べられるぞ、と(種も余っていることだし)成功物語の追体験に乗り出したわけである。前回は新レイズドベッドで今回はプランター、秋まきと春まき、という違いはあれど、長さの短いミニダイコンだし、栽培期間も2ヶ月程度だし、サクッと行けるんじゃないか? みたいに思っていた。

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種をまいてから1ヶ月でこんなに成長。

 種をまいたのは4月9日。相変わらず発芽率は大変よく、きちんと間引きをして、1ヶ月もすると緑の葉っぱがプランターいっぱいに広がるように。ふふふ、地中では白いダイコンがゆっくりと膨らんでいることであろうよ。などと、顎先を親指と人差し指で挟んで悦に入っていた。5月後半、葉っぱが虫に食われているのがやや気になったが、地上のことはこの際どうでもいい。ダイコンの実の部分さえ順調に成長していてくれれば。

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5月28日のダイコンのプランター。このときすでに地中では。。。

 6月に入って、ダイコンの花の蕾を発見。おおおっ、いかんいかん、もう収穫のときが来たか!? と一本の株の地面に近い部分を握り、すっと引き抜いてみた。すると。
 げげげっ、本来ダイコンの白くて太くむっちりした実がついているべきところに、白くて細く鉛筆のような根っこがついている。うっそおおー。焦りと驚きで半狂乱になりながら、次々とダイコンの株を引き抜いてみるが、まともな太さに成長しているものは、悲しいかな一本もなかった。

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ころっ娘の面影がまったくない、ほそっ娘チーム。葉っぱもなんだか元気なし。

 ミニダイコンにいったい何が起こったのか。前回と同じようにやったのに、いったい何が悪かったのか。あまりのショックに考える気も起きない。せめて葉っぱだけでも炒め物とかに使えば良さそうなものを、絶望のあまり見るのも苦痛で、全部捨ててしまった。

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ちょっとだけ浅漬けに入れてみた。辛味大根的に辛かった。

 数日後、ダイコンを引き抜いた後のプランターに新たに夏野菜を植えるべく土の入れ替えをした。するとどうでしょう、地面の中から次々と大判小判がざっくざく。だったらもうダイコン失敗して大万歳! なのだが、出てきたのは大量のイモムシだった。ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!!!
注意:次の画像にイモムシ出てきます

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 どうやらこいつが失敗の原因だったらしい。なんの幼虫なのかもよくわかんないんだけど(怖くて調べる気も起きない)、春は野菜につく虫が多いから、本当なら虫除け用に不織布をかけておくべきだったんだろう。でも、もう暖かいし不織布なんて必要ないでしょ〜、みたいに思ってたんだよね。バカだった、甘かった。あー、春ダイコンは二度とやらないと神様に誓うわ!


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2017/06/18(日) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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はじめ♪♪

『No title』

この記事を読んだら、来年は玉ねぎ確定じゃん!
と思っている私です。
8か月か・・・どこでやるかなぁ~~・・・
今からシミュレーションしなくちゃ!!

大根ってほんと、冬しかできないよね。
なんでだろ??
やっぱ葉っぱが茂りすぎて栄養が地下まで行かないの?
虫がたくさん活動しているから??
という私は、冬でも大根はあきらめましたが・・・w

2017/06/19(月) 13:01:59 | URL | [ 編集]

ginfoo

『Re: No title』

こんにちは、はじめ様!

タマネギほったらかしでいいから楽だよね。
だけど、思い出したら普通のタマネギはトウが立っちゃって大変だったのよね。
赤タマネギはトウ立ち全然しないからお勧めですぞい。
うちなんかもう普通のタマネギ使うところも赤で代用。
煮物には向いてないらしいんだけど。。。

ダイコン、もう春夏は絶対やんないわー。
アブラナ科は虫がつくから春夏はやりたくなーい!
たった数ヶ月の違いでこんなにダメだなんて嘘みたい。
暑いのに弱いとかもあるのかもねえ。

> という私は、冬でも大根はあきらめましたが・・・w

いやいや、ご近所からの頂き物が多いからでしょ!w
うちもそういう優雅な環境に引っ越したいわんわん。

2017/06/19(月) 13:51:41 | URL | [ 編集]

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