『The Edible Front Yard』

『EDIBLE FRONT YARD』

 私も「芝生をひっぺがして食べられるものを植えよう!」なんて、ある日突然天啓を受けたがごとくに思い立って庭をほじくり返しはじめたわけではない。ちゃんとネタ本があるのだ。『エディブル・フロントヤード』──イヴェット・ソラーというロサンジェルスに住むガーデン・デザイナー/ライターの女性が今年出版した大型本。私の長年の友人で写真家のアン・スマが写真を担当したと聞き、興味を引かれて購入してみた。

 南カリフォルニアの明るい空のもと、生命力が沸き立つような植物の写真を満載した実用本だ。表紙には「美しくて豊かな庭のための、刈らずにどんどん育てるプラン」とある。植物の説明などにもかなりのページを割いているが、「食べられるものを作る」ことと同じくらい「庭としての美しさを維持する」ことに重きが置かれており、筆者の庭作りへの信念が伝わって来る。

イヴェット・ソラー
 著者、イヴェット・ソラーの近影。やっぱ、エディブル・ガーデナーはきれいじゃなくちゃ!

 たしかに家の前の「顔」とも言うべきフロントヤード(前庭)なのだから、ただの野菜畑にするわけにはいくまい。なんとなく「家庭菜園」というものに長らく抵抗感を覚えていた私に、これはまさに天啓だった。たとえ芝生をはがして食べられるものを植えるからといって、野菜畑にしてしまうことはないのだ。庭園っぽく見せながらも食べられるものは作ることができるのだ。我が家の庭など、ここに紹介されているフロントヤードの5分の1もない猫の額で、もちろんバックヤードなんてもんは存在しないが、このアイデアは使える! 暗闇の中に一条の光が見えた一瞬だった。
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2011/11/11(金) | 脱芝庭宣言 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

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