芝庭の光と影3

実家の庭
東京K分寺市にある実家の庭。まだ初春なので芝生は枯れてます

 私の実家も芝庭で、今や老齢の母親がひとりで維持しているのだが、なかなかきれいである。造園した40数年前から一度も張り替えることなく今に至っており、日本芝の寿命が7、8年ほどという説もあることを考えると大した管理ぶりと言えるだろう。

 母親が言うには、最初から徹底的に雑草を取り去っていれば種が飛ぶこともなく、雑草抜きなどにはさほど苦労しないそうだ。しかし、湿気の多いジャパニーズ・ガーデンに苔はつきもの。芝生が生えていようがなんだろうが苔の侵入はいかんともしがたく、なんとかしようと思ったら毎日ひたすらむしってむしってむしり続けるしかない。今やひたすら苔をむしるという行為が快感になってしまって、庭仕事でいちばん楽しいのはそこ、無心になっていくらでも続けられるとさえ言う。残念ながら私などはとてもそんな境地にほど遠く、しょせん芝庭など持てる器量はなかったのだと思ってしまう。

実家の庭2
右手の灰色っぽい部分がカビ被害に。強剪定してある

 そして、彼女によると芝生を維持する上でもっとも重要なのは「立ち入らないこと」だとか。たしかにドカスカ歩き回ったのでは芝生が痛む、というのは容易に想像できる。
 って、それじゃ芝生の上でティータイムなんてもってのほかじゃないですか!? それが嬉しくて芝生を植えたっていうのに。

 しかし、母親に言わせれば「芝生は遠きにありて拝むもの」であって、そこで飲食、宴会の類いは御法度。庭茶などという行為は理解しがたいし、理解したくもないとのこと。
 そんなに芝生を大切にしているにもかかわらず、先日はカビが発生して大騒ぎだったらしい。恩も顧みない憎い芝である。ますます引っぱがしたくなって来る。



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2011/11/16(水) | 脱芝庭宣言 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

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