マー坊ナス、悲しく敗退

 10月半ば、マー坊ナスを撤収した。撤収なんていうと、「明朝までに前線基地を撤収する!」みたいな感じで、まだ余力はバリバリ残ってるんだけど、とりあえず作戦だから移動するか……なんていう余裕が漂ったりもしなくない。だとしたら、撤収という言葉はふさわしくないかも。なにしろ、すでにナスは死にかけて青息吐息、支柱があるからかろうじて立っているけど、半分くらい干からびて、とても実を結べるような状態ではなかったのだ。撤収というより、始末だね、正確には。10月半ば、マー坊ナスを始末した。……なんとも悲しい響きである。

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マー坊ナスの植わったカーブ菜園。なんか半ばゾンビワールドと化している。

 まあね、もう10月だもん、今はもう秋誰もいない海ですよ。キュウリだってニガウリだって枯れちゃったんだから、ナスだって枯れるさ! ということもできなくはない。
 いや、できない。秋茄子というではないか。ヨメに食わせるなというではないか。更新剪定なるものを施すと、ナスは10月になってもバンバン実をつけるらしい。それが証拠に、近所の畑では2メートルくらいの巨大株に成長したナスがいまだにたわわに実をつけているのだ!

 なのに、我が家のナスときたら。かろうじて生き延びて花を咲かせているものもあるんだけど、実がついても全然大きくならない。マー坊ナスはそもそも細身の長ナスなんだけど、小指くらいの大きさで成長を止めてしまって、こんなんではとても料理なんかには使えない。虚しい期待を抱くのを止めて、全部引っこ抜いてしまおう。
 と意を決して菜園に出て、ナスに手をかけると、ろくに力を入れるまでもなく、地面からすっぽり抜けてしまった。葉っぱが枯れているのみならず、根の張りもめちゃくちゃ貧弱。あーこりゃダメだ。こんなもんに期待していつまでも菜園に並べていたとは、なんたる時間と場所の無駄遣い。おそらく9月初旬くらいにマー坊ナス栽培敗退宣言を出すべきだったんだろうな。しょぼん。

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かろうじて生き延びた株も、花はつくものの実が全然大きくならない。

 マー坊ナス栽培は、ジャンボとうがらし福耳とセットで育てようと、3月に種をまくところからスタートした。種から植物を育てることが致命的に下手くそなエディブル・ガーデナーとしては大した英断であったが、100粒くらい種をまいたところ、5、6苗が奇跡的に生き残り、なんとか庭のカーブ菜園に植え付けられたのは6月19日のことだった。
 しかし、今さら自分でケチをつけるのもなんだが、ナスの植え付けというものは通常6月半ばには終わっていなきゃいかんらしい。6月19日はどう考えても半ばを過ぎている(我が菜園においてはこの程度はまったく許される程度の遅れなんだがw)。

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3月にいろいろな種をまいたものの、ほとんどが失敗に終わった。生き延びたのはマー坊と福耳のみか。。。

 植え付けの遅れが株の成長にどんな影響を与えたかは不明ながら、マー坊ナスの記念すべき第1号が実ったのは8月7日。自家製苗とはいえ、あまりにも遅くないか? 教科書『有機・無農薬でおいしい野菜づくり』によると普通なら7月頭から収穫が始まり、「7月中頃になって暑さと乾燥で株が弱り実つきが悪くなったら、弱った株に更新剪定を行なう」とある。我が家のマー坊くんの成長ぶりがいかに世間のスピードとずれていたかおわかりいただけるだろう。とほほ。

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植え付け当時。うーん、こんな貧弱な苗はホームセンターじゃ売ってないかもだわ。

 しかし、8月も半ばになると株は相変わらず貧弱なままながら、ひとつふたつと実がなりだした。昔ながらの電球型の普通のナスと違って、細い実が地面に届くほど長く伸びる。色は鮮やかな紫。パープルレイン、パープルレイン、てな感じだ。果肉はふわふわに柔らかくて甘く、炒め物に向いていると言われるだけあって、油で調理するとトロ〜リとろけるような食感になり、なんともリッチな食べ応え。一緒に植えた(でもバリバリ大量豊作の)ジャンボとうがらし福耳と一緒に炒め合わせると、トロリと甘いマー坊ナスとみずみずしい辛さと柔らかな食感の福耳が絶妙のハーモニーを奏でてくれて、ほんとにうまい。

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福耳とマー坊が両者揃って収穫できたハネムーン期。あまりに短かった。。。

 しかし、この陶酔のデュエットが味わえたのは悲しいかな2、3度だけ。マー坊の収穫量が少ないので、福耳は得意のハーモニーも奏でられず、仕方ないわねえとばかりに他の野菜と浮気しまくり。その活躍ぶりは以前書いた通りである。マー坊を使った料理はあと、カポナータと浅漬けくらいしか印象に残っていないなあ。悲しいほどに影の薄い存在のままで終わってしまった。

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マー坊と福耳の味噌炒め。このソーセージみたいに見えるのがマー坊ね。奥は福耳と青物炒め。

 ナスの栽培は実のところすごくむずかしく、本当なら実を収穫したあと茎の切り戻しをしたりしなくてはならない。だけど、今回のマー坊ナス、あまりにも株が貧弱で実つきが悪いのに業を煮やして、摘心や切り戻しの類をまったくしなかった。たしかに、そういう手抜き管理が良くなかったのは間違いないと思うんだけど、こんなに元気のない株が厳しい剪定に耐えられたかどうかはなんともいえない。
 では、どうしてこんなに育ちが悪かったのか? うーん、もしかしてカーブ菜園の日当たりがイマイチだから? そんなことを言い出すと、こんな狭い庭じゃなんにも植えられないわよーってことになっちゃって非常に困る。それに、別のところのプランターで植えたマー坊も同じくそんなにうまくいかなかったんだよなあ。

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マー坊、最後の収穫。浅漬けにでもしてみるか。

 もう、ナスはむずかしいから金輪際やめるわ。と思いかけて、自分の古いブログを見ていたら、2014年にはナスが豊作でけっこうウホウホ言っているではないか(すっかり忘れてた)。そうか〜、ナス栽培、一度くらいうまくいかなかったからって完全にあきらめることはないんだよな、きっと。
 ……と、どんな失敗にもメゲないエディブル・ガーデナーがいる。だから地球は今日も回っている。



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2016/10/18(火) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

オクラ豊作でクラックラ

 ジャンボとうがらし福耳が2016年我が菜園のゴールドメダリストならば、銀メダルはぜひオクラに差し上げたい。オクラを育てたことは過去2度ほどあったと思うが、いつもちょぼちょぼ、一日置きくらいにひとつ、ふたつとなるので納豆に入れたり卵焼きに入れたりしてなんとなく消費してしまい、印象に残らないことこの上なかった。

 が、今年は違った。たった3株ではあるものの大きく成長、連日のように妖艶な和風の花をつけ、連日のようにツンとトンがった新鮮な実を提供してくれちゃう。それも1本や2本じゃないよ、3本や4本、あるいは5本、6本だったりするのだ(って、いずれにしろあんまり大量じゃないですけどね)。

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オクラ美人。和風に見えるけど、原産地はアフリカなのよね。

 思えば、オクラを植えるなど、まったく予定外の展開だった。今年の2月に春夏菜園計画を立てた時点で 、ここ、メイン・ガーデン通路側ウイングはジャガイモが植えられて7月の収穫までふさがっているはずだった。夏には北あかりで連日のじゃがバター三昧の日々を送っているはずだった。ところがどっこい、思った通りにいかないのが世の常である、人生というものである、女の生きる道である。5月にはジャガイモがモザイク病になってあっさりメイン・ガーデンから退場していったことは今まで再三お伝えした通りである。

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オクラ苗を6月12日に植え付け。

 で、悲嘆にくれたエディブル・ガーデナーは富士の樹海を歩き回りこそしなかったものの、菜園活動にすっかり嫌気がさし、もうどうにでもなりやがれという投げやりな態度の無気力の輩と化していた。いきなりぽっかり空いてしまった菜園スペースに次に何を植えるかなんて、考える気も起きないわよ……みたいな感じで酒に溺れる日々だった。そしてそんなある日、サツマイモの苗を取りに行ったYネヤマ・プランテイションで、たまたま売られていたのがオクラだったのである。

 Yネヤマの野菜苗はいつもなかなか良質だと思う。そのとき植えるのにいちばん向いているものだけが売られていて、売れ残りの苗がいつまでも棚に並んでいたりしない(たんに仕入れが少ないだけなのかもしれないけど)。ここで買って失敗した経験があまりなかった気がする。んなわけで、今回オクラが好調だったのは苗のせいかも、と言えなくもない。野菜を育てるノウハウをろくに知らない私のよーなエセ菜園家にとって、苗の良し悪しがすべてを決めるといってもいいのである。

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7月10日にブラックベリーとオクラを収穫。ブラックベリーについてはまたいずれ。

 6月半ばにメイン・ガーデン通路側ウイングにオクラ苗3本を植える。それだけではスカスカなので、一緒に買ってきたラッカセイも混植する。上に向かって枝を張るオクラと低いところに広がるラッカセイの組み合わせは偶然ながらうまくいった。……ような気がする(ラッカセイを収穫するまでは断言できないが)。

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7月21日のオクラ3株。このころ誤って茎を途中カット。

 7月に入るとちょこちょこ実がつき始め、放っておくとすぐ肥大して、硬くなってしまうので、毎朝チェックを怠らないようにしていた。で、ある朝、寝ぼけマナコで実をハサミでチョッキンしようとして、ついでに茎も途中からちょん切ってしまったのだ。
 ぎゃぎゃっ、まだこれから明るい前途が広がっているはずの若い茎を、断頭台の露と消してしまったとは! 深く反省したのは言うまでもない。とはいえ、その数日後に別のオクラの株も誤って途中斬首してしまったのだから、反省などいくらしても無駄、とも言えるかもだが。

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花も素敵だし、マリファナ型の葉っぱもいい。人工授粉とかやらなくて良いのも最高!

 しかし、人間万事塞翁が馬。捨てる神あれば拾う神あり。楽あれば苦あり。時は金なり、である(違うだろ?)。うかつにもちょん切ってしまった茎から脇芽が出て、なんだかオクラの株がこんもりしてきた。うっかり断首の被害にあわなかったひと株だけが、うかつな2株に比べて明らかに成長が悪いのを見れば、断首効果は歴然である。しっかしなあ、手元の教科書『有機・無農薬でおいしい野菜づくり』にも「摘芯しろ」みたいなことはまったく書いてないんだけどなあ。とにかくこれで株が大きくなり、収穫も上がったことは間違いないと思う。

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やっぱ一回にこんくらいないとオクラ料理は作れなくてよね。

 そんなこんなで、アダっぽい和装美女を思わせる花を拝みつつ、柔らかくてみずみずしく、独特の粘り気をもつオクラ料理を堪能する今日この頃。我が家の3大定番オクラ料理は次の通り。

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オクラとトマトの味噌マヨネーズ和え。我が家のミニトマトでやるとなおうまし。

* オクラとトマトの味噌マヨネーズ和え
オクラはさっと茹でて水で冷ます。トマトもオクラも乱切りで、味噌+マヨネーズ+だしを混ぜ合わせたもので和える。

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オクラのみならずジャガイモ、ニンジンも入れちゃうインド料理のサブジ。

* オクラのサブジ
厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、オクラを入れ、調味料(クミンシード、ターメリック、レッドペッパー、コリアンダー、塩)を加えてかき混ぜる。蓋をして15分蒸し煮し、ガラムマサラを加えてさらに10分蒸す。

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クックパッドで見つけてきたレシピでオクラのバター風味。新鮮だと美味しい〜・

* オクラのバター風味
フライパンにサラダ油を熱し、オクラを炒める。火が通ってきたら醤油とみりんで味付け。火を止める直前にバターを加えてさっとかき混ぜる。


 このようなオクラが主役の料理を食べると、あー、うちの菜園で獲れたオクラはことのほかうまいよなあ〜・と感動もひとしお。10月中旬になってもまだ花が咲いているから、もうしばらく成功体験を噛みしめられそうだ。



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2016/10/10(月) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

2016年秋冬菜園待ったなし

 全然残暑厳しくないじゃん、これじゃ梅雨じゃん、とか天に向かって(というより気象庁の方角に向かって)文句を言っているうちに9月が過ぎていった。しかし、エディブル・ガーデナーはひと昔前のラッパーのように胸の前で腕組みしながらただ文句を垂れていたわけではない。尊い労働もいっぱいやった。死に物狂いでやった。なんとなれば、9月中に植えたり、まいたりしなければならないものがたくさんあったからだ。もっと正確に言えば、9月中に植えたり、まいたりしなければならないものがたくさんあったという事実に気づいたとき、すでに9月下旬になっていたからだ。まあ、エディブル・ガーデナーにはよくあることなんで、驚きもしないけどね。

 そうなのだ。おそらく春か初夏の暇な夜とかに、酔っ払った勢いであまり考えもせずにサカタのタネにいろいろ注文していたのだろう。それがパラパラと届いていて、その都度下駄箱の下の空間に突っ込んでおいたのだけど、9月も終わりに近い昼下がり、「そうだー、そろそろ秋冬モノの準備をしないといかんなあ」と思いながらおもむろに引っぱり出してみると・・・

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買い込んでいたジャガイモの種芋(ばりばり芽が出てる!)、ニンニクの球根、さまざまな種・・・これを9月中になんとかしろと言われてもねえ。

 秋植えジャガイモのデジマ(¥1280)、平戸ニンニク(¥1380)、そしてころっ娘ミニダイコン種(¥378)、早生湘南レッド赤タマネギ種(¥378)、つるなしスナックエンドウ種(¥270)、以上がサカタのタネで買い込んでいたもの。さらに、秋冬に植えようとビーツとコリアンダーの種もある。
 げげっ、けっこういろいろあるなあ、これはちょっと気合を入れないといかんなあ、などと思いながらおもむろに説明書を広げてみると・・・
 なんと、スナックエンドウを除いてすべて9月中に植えなければ(あるいはまかなければ)ならぬ、と書いてあるではありませんか。赤タマネギに至っては9月25日まで、などと厳しい日にち指定までしてある。
 そら無理だわ、だってもう9月25日過ぎてるし。

 そんなわけで、遅蒔き(あっら、こういう字を書くのね。まさにこのことじゃん)ながら秋冬菜園の配置図を書いてみた。本来なら先に計画図を書いて種を注文するところが今回は順不同。今までなら豪華総天然色のイラスト図解だったのが、今やモノクロ+赤ペンのぞんざいな殴り書き。菜園活動に対する情熱のほどが伺える、ってもんである。

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手抜きな菜園計画図で申し訳ない。

 ざっと説明すると、メイン・ガーデンはトマトやオクラのような春夏モノがまだのさばっていたり、11月以降に収穫を迎えるラッカセイ、ショウガ、サトイモが生育中だったりするので今回はノータッチ。72リットルの大型プランターもトウガラシ、パプリカがまだまだ元気だし、カーブ菜園のナスはあまりに貧弱ゆえにまだまだ今後に期待中だし、旧レイズドベッドではサツマイモが10月末の収穫を待っている、てなことで、狭い我が庭において新しく植えられる場所は非常に限られている。
 なので、ジャガイモとミニダイコンを新レイズドベッドで同居させ、ニンニク、タマネギ、ビーツはすべてプランターでGO!と相成った。

 さあ、それでは一気に植え付け・種まきだあああ〜、と行きたいところだが、そこでひとつ大きな誤算があった。
 夏の終わりにキュウリを撤収した新レイズドベッド、次に何を植えてもいいようにちゃんと土を掘り返して耕しておいた。そこまでは我ながら感心かつ立派なのだが、そのあといつものように堆肥と苦土石灰をじゃんじゃんぶち込むのも忘れなかった。しかし、今、説明書をじっくり読むと「ジャガイモは石灰を散布する必要はありません。土壌がアルカリ性に傾くとそうか病にかかりやすくなるので注意します」とある。あ、そうか! なんて言っている場合ではない。さらに、ミニダイコンの説明書には「やや酸性の土を好みます」とある。だーれも苦土石灰など必要としていなかったのである。ヤバイよこれは。てなことで、あとから焦ってピートモスなどをふりかけて土壌の中和を試みてみたけど、効果のほどはわからない。大変不安である。

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新レイズドベッドにジャガイモの位置決め。いちおう畝など作ってみたのだが。


 そんなこんなで9月最後の日、滑り込みで植え付け・種まきを行なった。
 新レイズドベッドはややぎうぎうながら、真ん中2本の畝にジャガイモを植え、両端にミニダイコンの種をまいた。ダイコンがかなり端に寄りすぎてちゃんと生育できるか心配なんだけど、ミニだからなんとかなるんじゃないかと淡い期待を抱いている。あと、この新レイズドベッドでは昨年トマト(ジャガイモと同じくナス科)やコマツナ(ダイコンと同じくアブラナ科)を育てているので、連作障害ブロックWを入れておいたことは言うまでもない、と大声で言ってみた。もう過ちは繰り返しませんぞ。忘れっぽいエディブル・ガーデナーだが、こう見えてちゃんと経験から学んでいるのだ。つーても、過ちはこの春の話だから忘れちゃってたら完全に認知症なのだが。

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ミニダイコンのころっ娘は新レイズドベッドの端ギリギリに。あんまりころっころになるとマズイかも。

 さて、前回けっこううまくいって、今回も期待のかかるニンニク。今回は満を持して、人気の平戸ニンニクを注文したのだが、あまりの人気ゆえか、当初300グラムだったはずが、残念ながら200グラムしかお届けできません、という悲しい展開になってしまった。なんなのよー、とそのときは思ったものの、実際植えてみたら、球根というかニンニク片が大量に余ってしまってさあ大変。今回はプランターだけで植えるつもりだったのが、ひとつふたつではとても足りず、結局地植えもすることになってしまった。こんなにニンニクを育てて餃子屋でも始める気か? と我ながら思う。ラーメン屋という展開もアリか、とも思う。

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とりあえずプランター2つにニンニク。こんなもんでは全然足りない。現在他の農地を準備中。

 さて、前回もプランター栽培をやってそこそこうまくいった赤タマネギ、今回もなんとかいくだろうと楽観している(9月25日までにまくこと、という指定はこの際無視)。このプランターで育苗し、そのまま収穫まで大きく育てる。間引きした苗は別のプランターに移して大きくするつもりなので、収穫量は倍増の予定。今回は絶対肥料をやるのを忘れないようにしなきゃだわ。

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プランターに赤タマネギの湘南レッドと書いてあるはずの種袋。全然見えませんすみません。

 そして準備の遅れで10月に入ってからまくことになってしまったビーツ。ネット情報によると9月上旬までに種まきなどと書いてあるので、冷や汗がドッと出る。
 9月半ばに撤収したニガウリの透水プランターに直まきするのだが、ここはダンゴムシのメッカなので、オーガニック・ワンを散布したのみならず、さきイカ入りのトラップを仕掛けたりしてあまりにも時間がかかってしまった。なんとか早く芽が出てくれるよう祈願するしかない。って、一ヶ月の遅れを神頼みでなんとかできるもんかなあ。

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透水プランターにダンゴムシのトラップ。さきイカが好きらしくけっこうかかってる。ビールもほしいかい?

 今年はブロッコリーやカリフラワーなど夏の終わりから苗を植える野菜を一切やっていない。おかげで秋冬のお楽しみがガクンと減っちゃいそうだが、今回の植え付け・種まきでちょっとはワクワク過ごせそうかな? 心配の種が増えただけでないことを祈りたい。


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2016/10/02(日) | 2016年秋冬菜園進行中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

福耳は今夏のスーパースター

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今年の夏のダブルヘッダー。福耳とマー坊ナス。


 すべては春まだ浅い3月9日の種まきから始まった。この日、サカタのタネで熱烈宣伝されている「タネまき土ポット・ジフィーセブン」に、ビーツ、紅くるり、マー坊ナスなどとともに「ジャンボとうがらし福耳」の種をまいたのである。あれから半年以上、思えば長い旅でござった。

 そもそもトウガラシをやろうと思ったのは、このエディブル・ガーデンがしょっちゅうパクっているはじめさんのブログで絶賛されていたから。我が家はそんなに辛いものは好きじゃなく、以前に韓国トウガラシを育てたことがあるきりだったけど、すごく美味しそうだったし、大量収穫が期待できそうだったので迷わず真似することに。

 しかし、難関があった。福耳という珍しい種類のトウガラシだけに、いつものように近所のホームセンターで気軽に苗を買う、というわけにはいかなかったんだね。そのへんじゃ絶対手に入らない珍種なので、種から育てるしかない。げげっ、種をまいて発芽させて、間引いて、良さげなヤツを選んで、一人前の苗に育て上げて・・・という地道な行程がことごとく苦手な私のよーな人間にとって、そいつあハードル高いっすよ。しかし、ふにゃふにゃ言ってても福耳の苗が空から降ってくるわけじゃなし、種も一袋378円とかで買っちゃったし、ここはもう意を決してやるっきゃない。
 てなことで種をまき、2、3週間後には発芽してきた。福耳、けっこう発芽率は高かったんだよねえ。

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これがたぶん発芽間もない福耳。マー坊ナスだったらごめんね。似てるのよ。

 ジフィーセブンひとつに3、4粒の種を仕込み、双葉が出てきてある程度大きくなったところでいちばん強そうなヤツを残してあとは間引いてしまう。4月の半ばにはジフィーセブン中に根が回ってしまったので、大きめのポットに移す。このあたりまでは屋内でやってたんだけど、もうそろそろ暖かくなってきたので外に出して生育させる。

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植えつけた日の福耳3苗。すでに前途多難の様相。


 と、そのときまではいくつもあった苗が急に調子悪くなってきて、次々と枯れだした。なんでなの〜!? 使い物になる苗がギリギリ4つ、5つ、と追い詰められてきたところで、いよいよ5月半ば、植え付けのときがやってきた。
 今回福耳を植えたのは、新たに購入した27リットルの大型のプランター。さぞかしいっぱい苗を植えつけられるであろうと思ったら、容積はでかくてもそれはやたら深い(高さがある)からであって、てっぺんの植えられる部分はけっこう狭い。ありゃま、と思ったが、都合のいいことに我が家産の福耳苗、非常に数に限りがありまくっていたので、結果的にこの新プランターでオーライであった。

 植えつけた3苗、どれも貧弱で「大丈夫なのか!?」と心配になるほど。自分には育苗業者の素質はないと以前から思っていたが、改めてその現実を突きつけられた感じだ。とにかく狭いポットから大きなプランターに移植したのだから、のびのびとした空間を得てバイタルフォースを強めてくれることに期待するしかない。祈るような気持ちでプランターを見つめる広岡だった。いや、オレなのだった。

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5月22日の3苗.いちばん右は葉っぱを食われて茎だけの一本立ち。

 がしかし。どうしたことでしょう。植え付けから一週間経つと、バイタルフォースを強めるどころか、さらに一段と貧弱に。何者かによって葉っぱを食われているらしく、中にはマッチ棒よりも細くなってしまった苗もあって、これはもう一家滅亡の危機である。

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行灯とはいえ火気厳禁である。ビニールハウスとも言えるか? 屋根ないけどね。
 
 そこで6月初頭、やっとこさ一計を案じることに。虫たちから身を守り、さらに外の暑さ寒さや風などの影響を防ぐために、行灯(あんどん)を導入したのである。農家の人なんかは肥料の入っていた袋なんかで上手に行灯を作っているが、苗のサイズがあまりに小さいので、棒を4隅に立て、ラップでまわりをぐるりと覆ってみた。驚いたことに、これで虫食いの被害がピタリと止まった。虫は屋根が空いていることがわかんないんだろうか? 地面を這うような背の低い虫なのか?

 と、それからは一気にイケイケモードに転じてくれた。最初大小差があった3つの苗は6月末にはどれも元気に大きくなり、7月に入ると次々と白い花を咲かせ始めた(なぜか写真がないのよねえ)。そして7月半ばには、おおおおお、なってるなってる、葉っぱの陰に隠れてはいるものの、シシトウを細長くしたような実が、おおおっ、ここにも! わああ、あそこにも!! 

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葉っぱは食われても株は元気そのもの。あちこちに福耳がミニチュア傘のようにぶら下がっている。

 8月になると収穫はいよいよ加速。一本の枝にいくつもの実がプラプラしていて、それが1日だけじゃなく、連日のように続くのだ。プランターが深いだけに根が十分に伸びているのだろう、茎が太くなって枝葉がどんどん茂り、3株ではぎうぎうのジャングル状態。まさかこんなに大きくなるとは・・・いったんは死にかけてただけに驚くばかり。

 と、このようなわけ次第で、我が家の食卓に福耳が姿を現わさない日はない、くらいの事態になっている。しかし、いきなり我が家が辛党に変貌して、毎日火炎を吹きながら食事をしているか、というとそうでもない。

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福耳のジャングルブック化しつつある今日この頃。9月後半になっても花が咲いてるので、まだまだ行けそう。

 なぜならば、福耳にはいろいろな味があり、従っていろいろな食べ方ができるからなのだ。最初の頃は、シシトウを細長くしたくらいの大きさの実を収穫してそればかり食べていた。小さめの実はピーマンのようにむしろ甘さが強く、辛さはシシトウ程度。生でもぽりぽり食べられるほどだから、サラダや浅漬けなどにもじゃんじゃん入れていた。しかし、当時はそれが「ジャンボとうがらし福耳」なのだと思っていたんだけど、ちょっと考えてみると、これ全然ジャンボじゃないよね? 

 真のジャンボとうがらし福耳の威力を思い知ったのは、収穫し忘れていて、人知れず巨大化していた実を発見したときのこと。今まで食べていた実の5、6倍はあろうかというほどに膨らんでいた。あれれ、そういえば確かにジャンボだし、もしかしてこれって福耳(耳たぶの大きい耳のことで、福相と言われる)の形? ありゃまあ、それじゃ今まで食べてたのは一体何だったの!? って話である。

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左は最初の頃食べていたミニ福耳、左はジャンボ福耳本来の姿。もっと大きくなってダンボになっちゃったりもする。

 しかも、味は全然違っていて、辛さもジャンボ級! 刻んでいて涙が出るほど刺激的で、ある程度量を使えば鷹の爪くらいの辛さを作り出すことも可能。それでいて辛いばかりの香辛料ではなく、ちゃんと野菜として味わって食べられるところが大変けっこう。炒め物や煮物に入れると、料理に爽快なパンチを加えてくれるのみならず、野菜としての存在感をちゃんと放ってくれちゃうところが嬉しい。

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福耳ペペロンチーニ、癖になる美味しさだわよ。

 今や、我が家のいろんなメニューに連日出演している福耳ちゃんだが、私のいちばんのオススメはペペロンチーニのスパゲティ。鷹の爪だったらたんなる辛味でしかないけど、福耳は辛いばかりじゃなく、野菜の甘みや旨みがしっかり入ってるから、ぐーんとリッチな食べ応え。作るのが簡単なのもベリーグッド!

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ニガウリ好きの定番、油燜苦瓜も今や辛味は鷹の爪でなく福耳で。今に麻婆豆腐にも福耳が入るようになるのか!?

 そんなわけで福耳のおかげで新たなトウガラシの世界に目覚めてしまった我が家。来年も絶対やろう! などと、福耳は早くも春夏野菜の重要アイテムの仲間入りを果たしてしまったかのようだ。しっかし、また種まきしないとならないのは頭痛いよなあ。・・・と、相変わらず失敗から何ひとつ学んでいないエディブル・ガーデナーなのであった。



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2016/09/21(水) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

キュウリ、秋に散る(沢木耕太郎風w)

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本日の収穫。パプリカが連日鈴なり。ブドウもやっと甘くなってきた。

 またしても半月近く更新を怠ってしまったが、その間に秋がどアップで近づいてきた! 一般的な感覚からするとまだまだ残暑厳しい折って感じだけど、全日本のウン千万菜園活動家のみなさまにおかれましては、「しえーっつ、秋だよヤバイよ!!」的な焦燥感を覚えずにはいられない今日この頃なのではないでしょうか。

 てなことで、ついに9月上旬のある日、キュウリ棚を撤収した。前回、8月末のブログの時点で生産活動を中止していたキュウリだが、私は決してあきらめていなかった。まだ花もたくさんついていたし、ニガウリのように8月後半にペースを落としても、また9月に入って新たな生産ピークを迎える野菜も多いと知っていたからだ。 だからきっと最後のひと花を咲かせてくれるに違いない、と祈るような気持ちで広岡はリングの上の戦いを見つめるのだった。というのはウソで、私はキュウリ棚を見つめていたんだな。

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8月末、まだまだ小さい実がついている・・・と期待してたんだけど、このまま黄色くなってフェイドアウト。

 しかし、花は咲いてもそのまましぼんでしまうものが多く、たとえ実がついたとしても大きくならずに黄色くなって枯れてしまう。・・・こ、これはもしかしてもう終わってるってこと!? 
 ふと正気に返ってよく見ると、もうキュウリ棚の半分くらいはウドン粉病にやられまくって枯れ落ちている。そして残りはウリハムシに食べられてボロボロのレース状になっている。なんだか30分ほど前にゾンビの軍団が通過していった民家のリビングのカーテンみたいな様相だ。枯れ枝を引っ張ってみるとズルズルと根っこまで抜けちゃいそうな弱々しさで、それまで食事で忙しかったウリハムシが一斉に飛び立つ。あーあー、なんて見苦しいのっ!? これでは「見ても食べても美味しいエディブル・ガーデン」なんて、口が裂けても言えないわ。

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なんだかホラー映画の一幕のような、悲惨すぎる新レイズドベッドのキュウリ棚。

 ふと隣家の庭を覗くと、うちの一週間遅れでまったく同じキュウリ棚を設置したはずなのに、もうすっかりきれいに片付けられているではないか。 すっかり枯れてしまったキュウリ棚をボロボロのまま未練がましく維持してたなんて、うちだけなんだわー。うちの方が菜園経験長いもんねーなんて思っていても、キュウリの撤収どきすらわかってなかったなんて。ううう、やっぱり何よりもかによりも見目麗しくない状態を2週間近く続けてしまったことが悔やまれる。エディブル・ガーデナー、初心に戻らなきゃいけないわよねえええ。

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振り返って7月21日の収穫。この頃からキュウリがじゃんじゃん獲れだした。

 今年は例年になく広くて日当たりのいいスペースに、2,900円の巨費を投じてサカタのタネで購入したフリーダム接木苗6本を植え、キュウリ作りに並ならぬ闘志と野望をたぎらせていたエディブル・ガーデナーであった。経験者のみなさまからは「そんなに植えたら食べきれない」「キュウリ農家に転身する気が」と早くからご心配いただいたほどである。私も「奥様、XXさんからキュウリいただきました?」、「ええええ、もうこの夏3度目だからうちも食べきれなくて」、「やっぱり。町内の全家庭に配ってるみたいよ」、「こうなるとおすそ分けも迷惑よねえ」みたいなことになって社会にひと波乱巻き起こすんじゃないかと、密かに期待していたのだが、結局そんなことにはならず、実家に持って行ったのを除くとほとんどすべて自家消費してしまった。

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生で食べてもよし!

 もともとキュウリはカッパ並に大好きな私、獲れすぎたって困ることは全然ない。サラダ、浅漬け、もろきゅう、納豆キュウリ、冷やし中華もよくやった。
 今年よくやったのは、キュウリに熱を入れる中華料理だ(つーても、調理するのはうちのだんな)。ひとつは清炒蝦仁(チンシャオシアレン)という、小エビ、キュウリ、ギンナン、クワイ、ショウガ、ネギの炒め物。色もカラフルだし、サクサクしたクワイやネトネトしたギンナン、生と違ってふわりとしたキュウリなどいろんな食感が楽しめる。いちばん大変だったのはクワイの缶詰を見つけ出すことだったりして(大東京卸売りセンターまで行ったよ)。

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手前が 清炒蝦仁、奥が油燜苦瓜。

 もひとつは四川料理のキュウリの炒め物(中国名は不明)。キュウリと豚ロース、赤唐辛子を炒めるんだけど、我が家で絶賛収穫中の福耳トウガラシもドドンと入れてピリ辛さをアップ! キュウリは炒めると青臭さが消えて、別の深くて甘やかな味わいが出てくるし、肉や魚などの美味しさをぐっと引き立ててくれる。生のパリパリした食感とは違う柔らかさも魅力だよ。

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こちら、キュウリの炒め物四川風。キュウリの切り身がでっかいのが特徴です。

 そんなこんなで、ひと夏のキュウリ料理などを振り返っていると、あああああー、今年の夏は自家製キュウリが豊富だったからこそ素晴らしかったんだなあ、という気になってくる。
 しかし、そんなことで感涙にむせんでいていいのか? 高級苗6本を投じて例年と大して変わらない収穫量というのはいかがなものかと責任者を追求しなくていいのか? たしかにそーなんだけど、追求されて困る責任者は私ことエディブル・ガーデナーなので、もうこのまま感涙にむせんでいることにする。来年はどーするか、っていうのは相変わらず頭の痛い問題だけどね。 


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2016/09/11(日) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

夏菜園、まだまだやってます!

 長らくのご無沙汰でござんした。1ヶ月ちょいぶりに復帰いたしました。ここまで更新を怠ると、もう怖くて自分のブログを開く気になれない。案の定、恐る恐る覗いてみたらば「スポンサーサイト」つうのになっていて、「あなたのオーラは何色? 全員無料オーラ診断」てなことが書いてある。思わず診断してもらいたい衝動に駆られたものの、あんたのは真っ黒だよ、ヤバイよ、とか言われても困るので、ここはじっと我慢で更新に専念することに。

 7月の末からイビサにある友だちの別荘に1ヶ月ほど滞在し、連日のパーティ三昧で・・・とゆう全然面白くもない冗談は、なんか数ヶ月前に使ったばかりみたいな気がするんで(そんときはマジョルカ島だった)もうやめとくけど、今回も宿題が終わらずにブログどころじゃなかった。仕事が進んでいないのに「うちの庭のキュウリが・・・」みたいなヨタ話をだらだら書いているのを関係者に見つかったりすると大変まずい。なので、おとなしく仕事をするふりをしていたのだが、菜園活動の方は地味ながらちゃんと続けていた。収穫もいろいろあった。

 てなことで、復帰第一弾となる今回は、今のエディブル・ガーデンの状況のご報告、ってことでお茶を濁したい。

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クルクマ。ほんとならピンク色のはずが・・・

 とまずは、菜園の話に入る前に、クルクマ(花ウコン)について書いておく。これはサカタのタネで球根を注文(5球一組980円)して5月にプランターに植えつけたもので、食べられないものに極端に関心の薄いエディブル・ガーデナーとしてはアッと驚く異例の展開であった。しかし、もっとアッと驚く異例の展開は、たしか「ピンクチョコトップ」という種類のものを注文したはずなのに、咲いた花がどー見ても真っ白、ということなのよねえ。ピンクじゃなくて。
 でもまあいいか。植物を育てるのがちょー下手くそなエディブル・ガーデナーとしては、買った5球が全部開花したというだけでも奇跡に近い出来事と言える。ありがたがって愛でることにいたそう。って、サカタのタネには問い合わせてみるけどね・もちろん。

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トマトタワーの上の方。下の方はもう枯れ枯れ。

 まずは、最初うどん粉病でヤバイかと思われたミニトマトのアイコと中玉のフルティカ、相変わらず好調で、葉っぱが黄色くなったりしつつも、いまだに連日順調な収穫を続けている。トマトの連作障害、なんのこと残暑!? って感じ。今年は冬野菜チャレンジをやめて、トマトの命の続く限り放っておこうかなあ、なんてすでに怠慢心が頭をもたげている。。。

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ニガウリのグリーンカーテンがやっと上まで到達。それより実をつけてほしいわ。

 次、ニガウリ。7月後半から8月半ばまでは食べきれないくらい収穫できて、やっぱりコロコロゴーヤとスーパーゴーヤで対決させたのがよかったのねえ、なんて思っていたのが、8月後半に入って急に獲れなくなってきた。しかし、6月の外装工事の影響でグリーンカーテンとしてはスカスカだったのが、この不作期間に蔓が伸び葉っぱが増えて株としてぐっと充実。カーテン度もぐっとアップした。花もけっこうついているので、9月に入ったら第二の豊作ウェーブが来るのではないかと欲望の炎を燃やしている。

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トウガラシ福耳。とにかくよくなる!

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マー坊ナス。日当たりのせいか株が大きくならないのよねえ。

 そして我が家の豊作大賞は「ジャンボとうがらし」空耳。もとい、福耳。詳しくは後日。これでもかっ! てくらい獲れてます。
 そしてさらに、同じくタネから育てた「炒めてばっちりナス」のマー坊も半周遅れくらいでやっと追いついた!!  こちらも後日ってことでネタを引っ張りたい。

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オクラもけっこう長期間の頑張りを見せてます。

 意外に健闘を見せているのは、ジャガイモ敗退後に焦って植えた3本のオクラ。いつになく株がしっかり育ってくれて、実のつきがとてもいい。早い段階でチョンボにより茎を途中カットしてしまったんだけど、おかげで下の方にも実がついて、収穫がアップ。瓢箪から駒というか、失敗は成功のもとというか。人生万事塞翁が馬なのよねえ。

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キュウリ棚。下の方にはエンサイがぼうぼうに生えて青菜に不自由なし。

 しかし塞翁が馬だけに、いいことばかりは続かない。8月の半ばまではこれでもかってくらいに連日の大収穫だったキュウリが、ぴたりと生産活動を中止してしまったのだ。なにしろ今年は6苗も投入したのだから、まあ3、4株は調子悪くても、残りのが頑張ってくれるだろう、と思ってたんだけど、みなさんしらーって感じで沈黙を守っている。すでに茶色くなった葉っぱが目立つようになって、なんかもしかしてそろそろ退場準備に入ってる? 6苗も投入したのに?(しつこい)最後のひと花・ふた花を咲かせるまでは、絶対撤収しませんからね私は!とキュウリに向かって挑戦的発言をぶつける今日この頃である。

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去年より成長がよさげなサトイモとショウガ。土壌改良の成果?

 とまあ、この夏の収穫状況はこんな感じなんだけど、菜園には秋冬の収穫に向けて暗黙のうちに(そらー植物なのでペラペラ喋ったりはしないよね)成長を続けている野菜が他にもいくつかある。
 その1は、去年もやったサトイモとショウガの混植。セット植えである。去年はもっと日当たりのいいメイン・ガーデン通路側ウイングで育てたんだけど、今年は春前に拡張してせっせと耕したメイン・ガーデンの家側ウイングで生育中。土に肥料をいっぱい入れたせいか、前年より葉っぱが俄然デカくなっている。収穫の方もばっちり大量になることを期待したい。

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サツマイモ。ここでは狭かったのか、伸びすぎて何度もカットするはめに。

 その2は旧レイズドベッドに植えたサツマイモ。サツマイモは放っておいてもなるらしい、という噂を聞いたのでケアはダンナに丸投げして、私は一切ノータッチ。食べる方面に全精力を傾ける所存である。ちゃんとなってくれるよね?

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ラッカセイ。やたらと伸び広がって怪しく展開中。

 そして最後、その3は現在オクラと混浴、もとい混植状態になっているラッカセイ。ヤングな方のために説明しておくと、ピーナッツのことである。春に焦った勢いで買って植えておいた3苗が黙々と生育中。なんだか思いの外大きくなってるんだけど、なにしろ苗を見るのも初めてなもんで、どんなふうに成長するのか見当もつかない。ピーナッツバターが作れるほどの収穫は無理としても、噂の茹でラッカセイはぜひやってみたいものよの。と、取らぬタヌキと化して腹つづみを打つ8月終わりのある日でござった。


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2016/08/29(月) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

アイコとフルティカその後

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ある日の収穫。今や連日のキュウリ祭り。トマトもトウガラシもバンバン獲れてます。

「ジャガイモのそばにトマトを植えてはいけない」という古代からの掟を破って、通路側ウイングに植えてあったジャガイモの横、センターサークルにミニトマトのアイコちゃんと中玉トマトのフルティカを植えたのはゴールデンウイーク直後のことだった。そののちジャガイモはモザイク病にやられ、畑全体が悪夢のような荒廃ぶりとなったことは記憶に新しい(詳細はこちら)。やはり古代からの掟を破った祟り(たたり)であろうか。しかし、どうにかこうにかジャガイモは地中で生き延び、奇跡の収穫に至ったのであった。

 というのが前号までのあらすじだが、さて、心配なのは残されたトマトのその後である。モザイク病の菌がどっと移動してきて、ジャガイモ同様の悪夢よふたたび、になってしまうのか? それとも、古代からの掟などたんなる言い伝えにすぎず、トマトは何事もなかったように成長してくれるのか?

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鬱蒼と茂るセンターサークルのトマトタワー。もうてっぺんまで到達した。

 7月に入るとどんどん株が勢いをつけ、緑色の実をいくつもつけ始めた。むはは、やっぱり古代の掟など犬に喰わせろよねえ、ジャガイモの影響なんて少しも見られないじゃないのっ、といい気になっていた私だが、ふとよく見ると、、、いや、よく見なくてもハッキリわかる。葉っぱが粉を吹いたように白くなっているのである。こ、これはもしかして、禁断の白い粉!? あの、一度手を出したら二度とやめられなくなるという・・・!?!?

 残念ながらそんなものではまったくなく、これは世界中の家庭菜園家がよくご存知のうどん粉病なのであった。今までトマトは5回くらい育ててきたけど、こんなひどいうどん粉病は初めてだ。これも古代の掟を破った祟りであろうか。

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白いうどん粉に覆われたトマトの葉。いくらたくさん覆われてもうどんは食べられないのよね。

 しかし、ネットで見る限り、うどん粉病というのはそれぞれの野菜特有の病気で、他の野菜から伝染(うつ)るということはないらしい。少なくともジャガイモ禍の影響ではなかったようだ(ということにしておく)。それにうどん粉病になったからといって実に直接的被害はないらしい。ってんで余計な心配は必要なし。被害のひどい葉っぱをバシバシ切り捨て、「食品成分でできた野菜花のなんたらかんたら」というあんまり効かない液をふんだんにかけておいた。まあ真夏が来て連日25度を越すようになればうどん粉病も終息するであろう。

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こちらフルティカ。アイコよりもうどん粉度が高いみたい。

 そんなこんなで、恐れていたジャガイモの呪いはたいしたことなく今に至っている。アイコ、フルティカともども7月の半ばくらいからちょこちょこと収穫が始まって、現在絶賛トマト祭りちゅう。まだ花もたくさんついてるし、青い実もたくさんなっているので、今後も期待できそうだ。

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今年もやっぱり丈夫で大量収穫のアイコちゃん。火を通す料理だとますますうまいことを発見。

 そういえば、このセンターサークルでは一昨年もミニトマトを栽培したんだよなあ。今のところ連作障害はあまり見当たらないような? 連作障害ブロックWが効いているのか、日頃の行いが良いからなのか。たぶん後者であることを信じたい。



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2016/07/26(火) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

沈黙のキュウリ艦隊

 案の定ソラマメの撤収が遅れ(「もっと獲れるかもしれない」と欲をかいたのよね、例年通り)、やっと更地になって土作りの終わったレイズドベッドにキュウリの苗を植えつけたのは6月12日のことだった。遅い。いくらなんでも遅すぎる。

 しかし、私は決して悲観してはいなかった。というのも、今年植えつけたキュウリ苗はな、な、なんと! 天下のサカタのタネ・プレゼンツのフリーダム接木苗6本1組だから、である。あなた、サカタのタネですよ、フリーダムですよ、ワム!ですよ、アイドントウォンチョーフリーダムですよ、誰も知らないこと請け合いである。プレゼンツ、なんていうとサカタのタネからターダでもらったんじゃないのん?みたいな疑惑を抱く人もあるかもしれぬが、残念ながら私にはサカタのタネになんのコネもないので、公明正大に購入したのである。なんと驚きの2,900円という巨費を投じて!!! むう、2,900円も出したらいったい何本キュウリが買えるか?とか思うとなんだかもったいない投資みたいな気がしなくもないが、これで一生キュウリには不自由しない、とはいわないまでも、この夏いっぱいは美味しいキュウリを思う存分味わうことができるはずである。安い投資である。と、信じたい。

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フリーダム6人衆。いかにも選び抜かれた精鋭ちゅう感じしません? しないか。。。

 さてっ。前途有望なキュウリ苗6本を迎えたのであるから、彼らが青春パワーを爆発させて思いのままに成長できるよう立派なキュウリ棚を作らねばならない。
 しかし、キュウリ棚ってどうやって作ったらよいんざんしょ。IKEAとかニトリとかで売ってるもんじゃなさそうだし、やっぱり長い支柱を買ってそれにネットを被せるのよねえ。しかし、支柱ってどうやって組んだらいいの!?!?
 と、不安になっていたのだが、さすが猫も杓子も野菜を育てる今どきのガーデニング事情を反映して、近所のホームセンターに行ったら、「棚支柱セット」なるものが売っていた。2本ずつV字になった支柱が3つ入っていて、それを菜園に並べててっぺんに横棒を渡し、網をかければ、ハイ、出来上がり、である。これまでもキュウリは4回ほどやったことがあるが、せいぜい3、4苗だったので網を広げた片面でなんとかなっていた。しかし6苗ともなると両面使える棚がマストだ。このセットはそんな両面棚が瞬時にできてしまうんだから、オススメだ。たしか2400円くらいしたと思うのだけど、これでこの夏はキュウリの食べ放題だと思えば安い買い物だ。って、すでに5.300円の投資。。。

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これが棚支柱セット。支柱をジョイントで接合してもできるとは思うけど。時は金なりよ。

 そんなわけで、やや遅れはとったものの我が家としてはいちばん日当たりのいいレイズドベッドに棚を組み立て、左右に3苗ずつフリーダムを植えつけた。「早く大きくなってお母さんを楽にさせてあげるんだよ」などと耳元で囁きつつ。さすがに一苗500円近くもする苗だけあって、前途有望そうな感じがプンプンだ。

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あっという間にキュウリ棚の出来上がり。

 さて、その1週間ほどあとのことである。ふとフェンス越しにお隣の庭に目をやって、私は凍りついた。
あれっ!? うちのキュウリ棚がなんで隣の庭に!?!?!?
 冷や汗を流しつつ振り返ると、我が家の庭のレイズドベッドに先週設置したキュウリ棚は何事もなかったかのように鎮座している。
 その通り。何事もなかったのである。
 なななんとっ。お隣さんもまったく同じキュウリ棚を使ってキュウリ栽培を開始したのであった。くそう、我が家の菜園があまりにも素敵だからって何の相談もなく、何もソックリ真似しなくても。。。なんてことはもちろん思わなかった。やっぱりいちばん近いホームセンターに行ってさっさとキュウリ棚を作ろうと思うと、誰でも同じ結論に陥るのだなあ。人間って安易な生き物よねえ。

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フェンスが低いのでお隣のお庭がバッチリ見える。見覚えのある棚が。。。

 お隣さんもキュウリ6苗のようである。いくつかの異なるキュウリ苗を混植しているようである。そして、気になることになんだか大変成長がよろしいようである。我が家はすでに5年以上菜園活動を続けていて、お隣さんは昨年始めたばかりなのに、なんだか完全に上を行かれちゃっているようである。あらあらあら。

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お隣さんのキュウリ棚を盗撮。えっらい生育がいいのである。

 そして今や7月半ば。お隣さんは少なくともすでに2、3本はキュウリを収穫していると推察される。なのになのに、我が家はまだ一本も獲れていないっ!! フリーダムのみなさんは強くたくましく成長を続けてくれてるんだけど、まだ一本もわしらの口に入っていないんだよねえ。5年間の菜園歴が埃にまみれて吹き飛ぼうとしている。。。

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もう間もなくキュウリ棚のてっぺんに至りそうな成長ぶり。成長もいいが、成果もだしてほしいのよ。

 この夏はキュウリに不自由しないはずが、相変わらず自給に至らずよそで購入している始末である。もしかして、いきなり一日何十本も獲れちゃったりするようになるんだろうか(超楽観)。それでもキュウリが収穫できるのなんてせいぜい8月の終わりまで。それで5,300円の投資は回収できるんだろうか。なんとなく不安の雲に包まれたような今日この頃である。



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2016/07/14(木) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(6)

ただいま工事中につき

 梅雨とはいえど、今や春夏野菜の爆発的成長期を迎え、全世界の家庭菜園家のみなさまは忙しい毎日を送っていらっしゃることでしょう。我がエディブル・ガーデンも例外ではございませぬ。
 ……と言いたいところなんだけど、実は例外なんだね。10年に一度の例外的事情により、一切の園芸活動が中断されちゃっているのだ。
 
 そおーなんですよ。我が家にも10年に一度の外装工事の時期がやって来て、ただいま絶賛塗り壁中。よりによって梅雨たけなわのタイミングにぶつかっちゃって、雨が降ると作業ができないもんだから進行は滞りまくりだ。
 いや、別に自分で刷毛を持ってペンキをヌリヌリしているわけじゃないですよ。だけど、やってきた職人さんに10時とお昼と3時にはお茶を出したりご飯を出したりおやつを出したりと、主婦って大変なのよ。
 というのはウソで、今どきの職人さんはストイックなのか教育が行き届いているのか、お茶なんか手もつけない。ひたすら仕事に没頭だ。ぬう、我が家のお茶がとりわけまずい、とかいう特殊事情があったりするのかもしれんが、そのへんは考えないことにする。

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カバーに覆われた我が家。内部で工事が進行中。

 そんなわけで我が家は現在工事中。家のまわりには足場が組まれ、家全体がクリストの芸術作品のように布で梱包されちゃっている。こんな状況で庭仕事などできるでしょうか。
 いや、できるなあ。いくら家の外壁を塗るからといって、庭までふさがれてしまうわけじゃないんだから。実際朝の水やりはちゃんとできてるわけだし。しかし、私はふたつのことを同時進行させるのが大変苦手で、ガムを噛みながら自転車に乗ることすらできない。ましてや外装工事で職人さんを迎えながら庭仕事などできるでしょうか。いや、できない。……てなことで、庭は現在放置状態となっている。

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家の周囲に放置されていたガラクタが露呈。もう足の踏み場もないのよ。

 さらに、この外装工事で生育中の野菜にも悪しき影響が及んでいる。立派な職人さんで、わざわざ周囲の植物に影響の少ない塗料を選んでくれたのだけど、足場を組んだりカバーをかけたりすれば多少のダメージは免れない。何しろ狭い我が庭、ギリギリいっぱいまで植えてるもんだから、その上に足場をかけることになってしまう。被害があったのは、メイン・ガーデンの家側ウイングに混植したサトイモとショウガ(懲りずに今年もやってます!)だ。ううむ、なんかこれ、ヤバイよねえ。もちろん7月の頭には足場もなくなる予定だけど、地中のタネイモとタネショウガに影響がないことを祈るしかない。

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やっと芽が出てきたサトイモとショウガ。そしたら庭がこんなことになっててビックリよね。

 いつもならリビングの大窓全面に展開するニガウリのグリーンカーテンも、今年はこんな事情から半分に縮小。しかも外側にカバーがかかっちゃってるので日照の悪さは目に余るほど。去年は6月半ばに初収穫していたニガウリが、今年はまだひとつも実をつけていない。うむう、こりゃ悲しいなあ。コロコロゴーヤとスーパーゴーヤの対決を楽しみにしていたのに、なんだかどっちもイマイチ気合が入ってない感じだ。

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カバー内部を覗いて見る。ニガウリのパワー不足は否めない。早く食べたいのにい!

 今年は台風が全然来なくて非常に助かっているんだけど、外装工事という思わぬ伏兵登場で園芸活動に支障出まくりのエディブル・ガーデンである。今後の展開が大変心配。そおなのよねえ、たしかに外装工事の年だとは思ってたんだけど、まさかこんな時期にやることになるとは。窓も開けられなくて、室内は蒸し風呂状態よ(ってほどまだ暑くないのが救いだが)。

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菜園のことは心配だけど、やっぱり安全第一で行きましょう。

 しかし、なんたって安全第一ですからね。こんなときに庭をウロウロして足場に頭でもぶつけたら大変。おとなしく経過を見守ってることにします。7月上旬には終わるらしいんで。それまでみなさまお元気で、チャオ!



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2016/06/27(月) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

紅くるり、リベンジなるか!?

 ジャガイモとニンニクの騒ぎでまったく触れないままになっていたが、この5月、レイズドベッドでは昨年秋にまいたソラマメ、打越一寸が爆発的大量収穫。連日のソラマメ祭りは言わずもがな、ご近所に配って回るほど(というのはえらい誇張で、若干2軒)の椀飯振舞(おうばんぶるまい)に至ったのであった。5年も菜園活動を続けているとこうゆうこともあるのだなあ、と感慨深いものがあった(……つって、今やソラマメが100発100中の成功率なんてことはわかりきってるんだけどさ)。

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間引いた苗も捨てずに育てたので、庭中にソラマメだらけだったという。。。

 しかし、レイズドベッドで育てていたのはソラマメだけじゃなかったんだね。3月半ばにソラマメの両側の空いたスペースに紅くるりの種を直まきしていたのだ。紅くるりというのは赤い色をした小型のダイコンである。皮だけ赤いダイコンなら珍しくないが、なんと芯まで真っ赤という希少種だ。ポリフェノール満載で、血液サラサラだ。
 実はこの紅くるり、昨年9月にも大型透水プランターで栽培を試みたものの、無残な結果に終わっていた。そのときの詳細はこちら
 前回は出てきたばかりのか弱い芽を憎いダンゴムシに食い散らかされて涙を飲んだのだが、同じ失敗は繰り返しませんぞ。今回は種(もちろん前回の残りのヤツだ)をまいた箇所をプラスチックの円筒カバーで覆い、ダンゴムシの侵入を完全シャットアウト。まだ寒い時期だったので、防寒対策・風よけにもなったはずだ。こうしたガーデナーの熱意に応えるかのように、紅くるりの種は次々と発芽、次第に大きくなっていったのである。

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レイズドベッド中央のソラマメの両脇に、3月半ば紅くるりの種を直まき。

 実のところ、この前にもう一度紅くるりの種まきに挑戦している。3月上旬にジフィーセブンという用土ポットにまいて室内栽培を試みていたのだ。が、その結果、芽は出てきたものの茎が全部白。これだと成長しても赤い実にはならず、フツーの白ダイコンができてしまうらしい。このクソ忙しいのにそんなもんをありがたがって育てたりはせんわい。どうも紅くるり、直まきすることに意味があるらしい。
 そんなわけで、一箇所に3粒ほど種をまいておいたものを、4月にじっくり吟味したのち、茎色の白いものや生育の悪いものを間引いて、これぞという精鋭12本をレイズドベッドに残した。

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5月上旬、大きくなってきたのでもう安心。カバーを外す。

 さて5月半ば、紅くるりはどうかなあ、もうそろそろ収穫の時期らしいんだけどなあ、と思いながらレイズドベッドを覗き込んでみると……。なっ、なんとなんと、茂った葉の合間に蕾がついてるじゃないですか。げげっつ、我が菜園の定番メニューであるトウ立ちが、紅くるりでも始まっちゃってる!?!?

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まだ小さいものの、放っておいたら菜の花畑に入日薄れになっちゃうんだよねえ。

 さあ大変! ちゅーんで焦って紅くるりの地面に近い株元をガシっと掴んでぐいっと力を入れて引っこ抜いてみる。
と、どうでしょう。真っ赤なダイコン紅くるりが、真っ白に!!!!
 ……って、マジックショーじゃないんだよ。どこでどう入れ替わっちゃったんだか知らないが、これはなんというんでしょうねえ、山田さんの部屋をノックしたら、出てきたのが鷺沼さんだった、みたいな? しかも、この鷺沼さんという人物、今までに話をしたことはおろか、会ったことすらないんです。もうこれはサスペンスの世界である。

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どこも紅じゃない。はっきり言って白くるりダイコン。さらにダイコンにしてはあまりにも小型。。。
 
 ウソよね? ウソと言って! これが紅くるりだとしたら、あと11本白いミニチュアダイコンが出てくるわけ!? と高校の演劇部のヘタな役者のようにヒステリックに叫びつつ大暴れしてから、少々冷静になって考えてみた。これも日頃のプチ瞑想の効果であろう。
 12本もあるのだから、一本くらい白いダイコンが混ざる確率もあるかもしれない。よしんば半数が白だとしても半数がちゃんと紅くるりであってくれれば、紅白なますができる。むむう、紅白なます、お正月しか用がないような気がしなくもないが。。。
 よし、次こそホンモノの紅くるり、引き抜いてみせますよ!

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スリムすぎる赤ダイコン。これを紅くるりと呼ぶわけにはいくまいな、ワトソンくん。

 と、続いて3本出てきたのは、赤いダイコンには間違いないんだけど、あまりにも細い、良くてゴボウ、悪くて鉛筆みたいなシロモノ。まったく食べられないとは言わないものの、決してダイコンとは呼べまい。一本は多少膨らんでいてやや食べられそうな気もするが、残り2本はただの根っこである。戦時中に南洋の島で必死の逃避行をしているとかのシチュエーションでなければ、なかなか喉を通らないであろう。

 あまりのショックにその日はもうダイコン抜きをやめた。もう菜の花が咲こうがなんだろうが知ったこっちゃない。それに2、3日でも長く地中にいれば鉛筆みたいなダイコンもゴボウくらいに膨らむかもしれぬ。
そして数日後、意を決して引っこ抜いてみると……。
 出たっ、これこそ紅くるり!!!!

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やっと1本目を収穫。昨年秋から3度目のトライアルにしてやっと成功!!

 やや根っこが長いのが気になるが、可愛らしく膨らんだ本体は目の覚めるような紅色。実に鮮やかだ。もちろん切っても真っ赤で、中心部まで白っぽくなっていないから驚く。薄く切って酢にさらすと一層鮮明な赤に。料理に入れると食卓が一気に華やぐ感じだ。カブに近いような柔らかな肉質で、ほのかな辛みとダイコンの旨味をしっかり持った味わい。決して見掛け倒しじゃないところがいいじゃないですか。

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カブと一緒に紅白なます的ルックスの洋風サラダ。ルッコラも自家製だよん。

 ということで、品質的には決して期待を裏切ることのなかった紅くるり。ダンナは「いいね、またやろう!」などとあくまで食べる人の気楽な発言をしているが、育てる人としては「うーん、どうかな!?」と思ってしまう。
 なにしろ間引いて残した12本の苗のうち、まともに紅くるりに成長してくれたのはわずか2本。一本は先祖返りしちゃったのか真っ白の普通ダイコンに変身。そして残り9本は、食べたものもあったし、その場で破棄したものもあったけど、とにかくダイコンとは言えない太さ(細さ)だったのだ。こりゃあまりにも成功確率が低すぎる。

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紅くるり成功例その2。紅くるり鉛筆その3とその4とその5とその6。あとはもうバカバカしくて写真撮ってません。

 だって、失敗した理由もわかんないんだし〜・ と思っていたんだけど、これを書きながらふと思い出した。そういえば、このレイズドベッド、去年の冬から今年の頭にコマツナ植えてなかったっけ? コマツナって、そーえばアブラナ科だったような? そしてダイコンといえば……
 うーん、またしても連作障害!? 同じ失敗、繰り返しまくってるよなあ!!!


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2016/06/19(日) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

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