福耳は今夏のスーパースター

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今年の夏のダブルヘッダー。福耳とマー坊ナス。


 すべては春まだ浅い3月9日の種まきから始まった。この日、サカタのタネで熱烈宣伝されている「タネまき土ポット・ジフィーセブン」に、ビーツ、紅くるり、マー坊ナスなどとともに「ジャンボとうがらし福耳」の種をまいたのである。あれから半年以上、思えば長い旅でござった。

 そもそもトウガラシをやろうと思ったのは、このエディブル・ガーデンがしょっちゅうパクっているはじめさんのブログで絶賛されていたから。我が家はそんなに辛いものは好きじゃなく、以前に韓国トウガラシを育てたことがあるきりだったけど、すごく美味しそうだったし、大量収穫が期待できそうだったので迷わず真似することに。

 しかし、難関があった。福耳という珍しい種類のトウガラシだけに、いつものように近所のホームセンターで気軽に苗を買う、というわけにはいかなかったんだね。そのへんじゃ絶対手に入らない珍種なので、種から育てるしかない。げげっ、種をまいて発芽させて、間引いて、良さげなヤツを選んで、一人前の苗に育て上げて・・・という地道な行程がことごとく苦手な私のよーな人間にとって、そいつあハードル高いっすよ。しかし、ふにゃふにゃ言ってても福耳の苗が空から降ってくるわけじゃなし、種も一袋378円とかで買っちゃったし、ここはもう意を決してやるっきゃない。
 てなことで種をまき、2、3週間後には発芽してきた。福耳、けっこう発芽率は高かったんだよねえ。

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これがたぶん発芽間もない福耳。マー坊ナスだったらごめんね。似てるのよ。

 ジフィーセブンひとつに3、4粒の種を仕込み、双葉が出てきてある程度大きくなったところでいちばん強そうなヤツを残してあとは間引いてしまう。4月の半ばにはジフィーセブン中に根が回ってしまったので、大きめのポットに移す。このあたりまでは屋内でやってたんだけど、もうそろそろ暖かくなってきたので外に出して生育させる。

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植えつけた日の福耳3苗。すでに前途多難の様相。


 と、そのときまではいくつもあった苗が急に調子悪くなってきて、次々と枯れだした。なんでなの〜!? 使い物になる苗がギリギリ4つ、5つ、と追い詰められてきたところで、いよいよ5月半ば、植え付けのときがやってきた。
 今回福耳を植えたのは、新たに購入した27リットルの大型のプランター。さぞかしいっぱい苗を植えつけられるであろうと思ったら、容積はでかくてもそれはやたら深い(高さがある)からであって、てっぺんの植えられる部分はけっこう狭い。ありゃま、と思ったが、都合のいいことに我が家産の福耳苗、非常に数に限りがありまくっていたので、結果的にこの新プランターでオーライであった。

 植えつけた3苗、どれも貧弱で「大丈夫なのか!?」と心配になるほど。自分には育苗業者の素質はないと以前から思っていたが、改めてその現実を突きつけられた感じだ。とにかく狭いポットから大きなプランターに移植したのだから、のびのびとした空間を得てバイタルフォースを強めてくれることに期待するしかない。祈るような気持ちでプランターを見つめる広岡だった。いや、オレなのだった。

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5月22日の3苗.いちばん右は葉っぱを食われて茎だけの一本立ち。

 がしかし。どうしたことでしょう。植え付けから一週間経つと、バイタルフォースを強めるどころか、さらに一段と貧弱に。何者かによって葉っぱを食われているらしく、中にはマッチ棒よりも細くなってしまった苗もあって、これはもう一家滅亡の危機である。

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行灯とはいえ火気厳禁である。ビニールハウスとも言えるか? 屋根ないけどね。
 
 そこで6月初頭、やっとこさ一計を案じることに。虫たちから身を守り、さらに外の暑さ寒さや風などの影響を防ぐために、行灯(あんどん)を導入したのである。農家の人なんかは肥料の入っていた袋なんかで上手に行灯を作っているが、苗のサイズがあまりに小さいので、棒を4隅に立て、ラップでまわりをぐるりと覆ってみた。驚いたことに、これで虫食いの被害がピタリと止まった。虫は屋根が空いていることがわかんないんだろうか? 地面を這うような背の低い虫なのか?

 と、それからは一気にイケイケモードに転じてくれた。最初大小差があった3つの苗は6月末にはどれも元気に大きくなり、7月に入ると次々と白い花を咲かせ始めた(なぜか写真がないのよねえ)。そして7月半ばには、おおおおお、なってるなってる、葉っぱの陰に隠れてはいるものの、シシトウを細長くしたような実が、おおおっ、ここにも! わああ、あそこにも!! 

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葉っぱは食われても株は元気そのもの。あちこちに福耳がミニチュア傘のようにぶら下がっている。

 8月になると収穫はいよいよ加速。一本の枝にいくつもの実がプラプラしていて、それが1日だけじゃなく、連日のように続くのだ。プランターが深いだけに根が十分に伸びているのだろう、茎が太くなって枝葉がどんどん茂り、3株ではぎうぎうのジャングル状態。まさかこんなに大きくなるとは・・・いったんは死にかけてただけに驚くばかり。

 と、このようなわけ次第で、我が家の食卓に福耳が姿を現わさない日はない、くらいの事態になっている。しかし、いきなり我が家が辛党に変貌して、毎日火炎を吹きながら食事をしているか、というとそうでもない。

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福耳のジャングルブック化しつつある今日この頃。9月後半になっても花が咲いてるので、まだまだ行けそう。

 なぜならば、福耳にはいろいろな味があり、従っていろいろな食べ方ができるからなのだ。最初の頃は、シシトウを細長くしたくらいの大きさの実を収穫してそればかり食べていた。小さめの実はピーマンのようにむしろ甘さが強く、辛さはシシトウ程度。生でもぽりぽり食べられるほどだから、サラダや浅漬けなどにもじゃんじゃん入れていた。しかし、当時はそれが「ジャンボとうがらし福耳」なのだと思っていたんだけど、ちょっと考えてみると、これ全然ジャンボじゃないよね? 

 真のジャンボとうがらし福耳の威力を思い知ったのは、収穫し忘れていて、人知れず巨大化していた実を発見したときのこと。今まで食べていた実の5、6倍はあろうかというほどに膨らんでいた。あれれ、そういえば確かにジャンボだし、もしかしてこれって福耳(耳たぶの大きい耳のことで、福相と言われる)の形? ありゃまあ、それじゃ今まで食べてたのは一体何だったの!? って話である。

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左は最初の頃食べていたミニ福耳、左はジャンボ福耳本来の姿。もっと大きくなってダンボになっちゃったりもする。

 しかも、味は全然違っていて、辛さもジャンボ級! 刻んでいて涙が出るほど刺激的で、ある程度量を使えば鷹の爪くらいの辛さを作り出すことも可能。それでいて辛いばかりの香辛料ではなく、ちゃんと野菜として味わって食べられるところが大変けっこう。炒め物や煮物に入れると、料理に爽快なパンチを加えてくれるのみならず、野菜としての存在感をちゃんと放ってくれちゃうところが嬉しい。

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福耳ペペロンチーニ、癖になる美味しさだわよ。

 今や、我が家のいろんなメニューに連日出演している福耳ちゃんだが、私のいちばんのオススメはペペロンチーニのスパゲティ。鷹の爪だったらたんなる辛味でしかないけど、福耳は辛いばかりじゃなく、野菜の甘みや旨みがしっかり入ってるから、ぐーんとリッチな食べ応え。作るのが簡単なのもベリーグッド!

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ニガウリ好きの定番、油燜苦瓜も今や辛味は鷹の爪でなく福耳で。今に麻婆豆腐にも福耳が入るようになるのか!?

 そんなわけで福耳のおかげで新たなトウガラシの世界に目覚めてしまった我が家。来年も絶対やろう! などと、福耳は早くも春夏野菜の重要アイテムの仲間入りを果たしてしまったかのようだ。しっかし、また種まきしないとならないのは頭痛いよなあ。・・・と、相変わらず失敗から何ひとつ学んでいないエディブル・ガーデナーなのであった。



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2016/09/21(水) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

キュウリ、秋に散る(沢木耕太郎風w)

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本日の収穫。パプリカが連日鈴なり。ブドウもやっと甘くなってきた。

 またしても半月近く更新を怠ってしまったが、その間に秋がどアップで近づいてきた! 一般的な感覚からするとまだまだ残暑厳しい折って感じだけど、全日本のウン千万菜園活動家のみなさまにおかれましては、「しえーっつ、秋だよヤバイよ!!」的な焦燥感を覚えずにはいられない今日この頃なのではないでしょうか。

 てなことで、ついに9月上旬のある日、キュウリ棚を撤収した。前回、8月末のブログの時点で生産活動を中止していたキュウリだが、私は決してあきらめていなかった。まだ花もたくさんついていたし、ニガウリのように8月後半にペースを落としても、また9月に入って新たな生産ピークを迎える野菜も多いと知っていたからだ。 だからきっと最後のひと花を咲かせてくれるに違いない、と祈るような気持ちで広岡はリングの上の戦いを見つめるのだった。というのはウソで、私はキュウリ棚を見つめていたんだな。

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8月末、まだまだ小さい実がついている・・・と期待してたんだけど、このまま黄色くなってフェイドアウト。

 しかし、花は咲いてもそのまましぼんでしまうものが多く、たとえ実がついたとしても大きくならずに黄色くなって枯れてしまう。・・・こ、これはもしかしてもう終わってるってこと!? 
 ふと正気に返ってよく見ると、もうキュウリ棚の半分くらいはウドン粉病にやられまくって枯れ落ちている。そして残りはウリハムシに食べられてボロボロのレース状になっている。なんだか30分ほど前にゾンビの軍団が通過していった民家のリビングのカーテンみたいな様相だ。枯れ枝を引っ張ってみるとズルズルと根っこまで抜けちゃいそうな弱々しさで、それまで食事で忙しかったウリハムシが一斉に飛び立つ。あーあー、なんて見苦しいのっ!? これでは「見ても食べても美味しいエディブル・ガーデン」なんて、口が裂けても言えないわ。

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なんだかホラー映画の一幕のような、悲惨すぎる新レイズドベッドのキュウリ棚。

 ふと隣家の庭を覗くと、うちの一週間遅れでまったく同じキュウリ棚を設置したはずなのに、もうすっかりきれいに片付けられているではないか。 すっかり枯れてしまったキュウリ棚をボロボロのまま未練がましく維持してたなんて、うちだけなんだわー。うちの方が菜園経験長いもんねーなんて思っていても、キュウリの撤収どきすらわかってなかったなんて。ううう、やっぱり何よりもかによりも見目麗しくない状態を2週間近く続けてしまったことが悔やまれる。エディブル・ガーデナー、初心に戻らなきゃいけないわよねえええ。

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振り返って7月21日の収穫。この頃からキュウリがじゃんじゃん獲れだした。

 今年は例年になく広くて日当たりのいいスペースに、2,900円の巨費を投じてサカタのタネで購入したフリーダム接木苗6本を植え、キュウリ作りに並ならぬ闘志と野望をたぎらせていたエディブル・ガーデナーであった。経験者のみなさまからは「そんなに植えたら食べきれない」「キュウリ農家に転身する気が」と早くからご心配いただいたほどである。私も「奥様、XXさんからキュウリいただきました?」、「ええええ、もうこの夏3度目だからうちも食べきれなくて」、「やっぱり。町内の全家庭に配ってるみたいよ」、「こうなるとおすそ分けも迷惑よねえ」みたいなことになって社会にひと波乱巻き起こすんじゃないかと、密かに期待していたのだが、結局そんなことにはならず、実家に持って行ったのを除くとほとんどすべて自家消費してしまった。

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生で食べてもよし!

 もともとキュウリはカッパ並に大好きな私、獲れすぎたって困ることは全然ない。サラダ、浅漬け、もろきゅう、納豆キュウリ、冷やし中華もよくやった。
 今年よくやったのは、キュウリに熱を入れる中華料理だ(つーても、調理するのはうちのだんな)。ひとつは清炒蝦仁(チンシャオシアレン)という、小エビ、キュウリ、ギンナン、クワイ、ショウガ、ネギの炒め物。色もカラフルだし、サクサクしたクワイやネトネトしたギンナン、生と違ってふわりとしたキュウリなどいろんな食感が楽しめる。いちばん大変だったのはクワイの缶詰を見つけ出すことだったりして(大東京卸売りセンターまで行ったよ)。

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手前が 清炒蝦仁、奥が油燜苦瓜。

 もひとつは四川料理のキュウリの炒め物(中国名は不明)。キュウリと豚ロース、赤唐辛子を炒めるんだけど、我が家で絶賛収穫中の福耳トウガラシもドドンと入れてピリ辛さをアップ! キュウリは炒めると青臭さが消えて、別の深くて甘やかな味わいが出てくるし、肉や魚などの美味しさをぐっと引き立ててくれる。生のパリパリした食感とは違う柔らかさも魅力だよ。

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こちら、キュウリの炒め物四川風。キュウリの切り身がでっかいのが特徴です。

 そんなこんなで、ひと夏のキュウリ料理などを振り返っていると、あああああー、今年の夏は自家製キュウリが豊富だったからこそ素晴らしかったんだなあ、という気になってくる。
 しかし、そんなことで感涙にむせんでいていいのか? 高級苗6本を投じて例年と大して変わらない収穫量というのはいかがなものかと責任者を追求しなくていいのか? たしかにそーなんだけど、追求されて困る責任者は私ことエディブル・ガーデナーなので、もうこのまま感涙にむせんでいることにする。来年はどーするか、っていうのは相変わらず頭の痛い問題だけどね。 


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2016/09/11(日) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

夏菜園、まだまだやってます!

 長らくのご無沙汰でござんした。1ヶ月ちょいぶりに復帰いたしました。ここまで更新を怠ると、もう怖くて自分のブログを開く気になれない。案の定、恐る恐る覗いてみたらば「スポンサーサイト」つうのになっていて、「あなたのオーラは何色? 全員無料オーラ診断」てなことが書いてある。思わず診断してもらいたい衝動に駆られたものの、あんたのは真っ黒だよ、ヤバイよ、とか言われても困るので、ここはじっと我慢で更新に専念することに。

 7月の末からイビサにある友だちの別荘に1ヶ月ほど滞在し、連日のパーティ三昧で・・・とゆう全然面白くもない冗談は、なんか数ヶ月前に使ったばかりみたいな気がするんで(そんときはマジョルカ島だった)もうやめとくけど、今回も宿題が終わらずにブログどころじゃなかった。仕事が進んでいないのに「うちの庭のキュウリが・・・」みたいなヨタ話をだらだら書いているのを関係者に見つかったりすると大変まずい。なので、おとなしく仕事をするふりをしていたのだが、菜園活動の方は地味ながらちゃんと続けていた。収穫もいろいろあった。

 てなことで、復帰第一弾となる今回は、今のエディブル・ガーデンの状況のご報告、ってことでお茶を濁したい。

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クルクマ。ほんとならピンク色のはずが・・・

 とまずは、菜園の話に入る前に、クルクマ(花ウコン)について書いておく。これはサカタのタネで球根を注文(5球一組980円)して5月にプランターに植えつけたもので、食べられないものに極端に関心の薄いエディブル・ガーデナーとしてはアッと驚く異例の展開であった。しかし、もっとアッと驚く異例の展開は、たしか「ピンクチョコトップ」という種類のものを注文したはずなのに、咲いた花がどー見ても真っ白、ということなのよねえ。ピンクじゃなくて。
 でもまあいいか。植物を育てるのがちょー下手くそなエディブル・ガーデナーとしては、買った5球が全部開花したというだけでも奇跡に近い出来事と言える。ありがたがって愛でることにいたそう。って、サカタのタネには問い合わせてみるけどね・もちろん。

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トマトタワーの上の方。下の方はもう枯れ枯れ。

 まずは、最初うどん粉病でヤバイかと思われたミニトマトのアイコと中玉のフルティカ、相変わらず好調で、葉っぱが黄色くなったりしつつも、いまだに連日順調な収穫を続けている。トマトの連作障害、なんのこと残暑!? って感じ。今年は冬野菜チャレンジをやめて、トマトの命の続く限り放っておこうかなあ、なんてすでに怠慢心が頭をもたげている。。。

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ニガウリのグリーンカーテンがやっと上まで到達。それより実をつけてほしいわ。

 次、ニガウリ。7月後半から8月半ばまでは食べきれないくらい収穫できて、やっぱりコロコロゴーヤとスーパーゴーヤで対決させたのがよかったのねえ、なんて思っていたのが、8月後半に入って急に獲れなくなってきた。しかし、6月の外装工事の影響でグリーンカーテンとしてはスカスカだったのが、この不作期間に蔓が伸び葉っぱが増えて株としてぐっと充実。カーテン度もぐっとアップした。花もけっこうついているので、9月に入ったら第二の豊作ウェーブが来るのではないかと欲望の炎を燃やしている。

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トウガラシ福耳。とにかくよくなる!

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マー坊ナス。日当たりのせいか株が大きくならないのよねえ。

 そして我が家の豊作大賞は「ジャンボとうがらし」空耳。もとい、福耳。詳しくは後日。これでもかっ! てくらい獲れてます。
 そしてさらに、同じくタネから育てた「炒めてばっちりナス」のマー坊も半周遅れくらいでやっと追いついた!!  こちらも後日ってことでネタを引っ張りたい。

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オクラもけっこう長期間の頑張りを見せてます。

 意外に健闘を見せているのは、ジャガイモ敗退後に焦って植えた3本のオクラ。いつになく株がしっかり育ってくれて、実のつきがとてもいい。早い段階でチョンボにより茎を途中カットしてしまったんだけど、おかげで下の方にも実がついて、収穫がアップ。瓢箪から駒というか、失敗は成功のもとというか。人生万事塞翁が馬なのよねえ。

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キュウリ棚。下の方にはエンサイがぼうぼうに生えて青菜に不自由なし。

 しかし塞翁が馬だけに、いいことばかりは続かない。8月の半ばまではこれでもかってくらいに連日の大収穫だったキュウリが、ぴたりと生産活動を中止してしまったのだ。なにしろ今年は6苗も投入したのだから、まあ3、4株は調子悪くても、残りのが頑張ってくれるだろう、と思ってたんだけど、みなさんしらーって感じで沈黙を守っている。すでに茶色くなった葉っぱが目立つようになって、なんかもしかしてそろそろ退場準備に入ってる? 6苗も投入したのに?(しつこい)最後のひと花・ふた花を咲かせるまでは、絶対撤収しませんからね私は!とキュウリに向かって挑戦的発言をぶつける今日この頃である。

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去年より成長がよさげなサトイモとショウガ。土壌改良の成果?

 とまあ、この夏の収穫状況はこんな感じなんだけど、菜園には秋冬の収穫に向けて暗黙のうちに(そらー植物なのでペラペラ喋ったりはしないよね)成長を続けている野菜が他にもいくつかある。
 その1は、去年もやったサトイモとショウガの混植。セット植えである。去年はもっと日当たりのいいメイン・ガーデン通路側ウイングで育てたんだけど、今年は春前に拡張してせっせと耕したメイン・ガーデンの家側ウイングで生育中。土に肥料をいっぱい入れたせいか、前年より葉っぱが俄然デカくなっている。収穫の方もばっちり大量になることを期待したい。

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サツマイモ。ここでは狭かったのか、伸びすぎて何度もカットするはめに。

 その2は旧レイズドベッドに植えたサツマイモ。サツマイモは放っておいてもなるらしい、という噂を聞いたのでケアはダンナに丸投げして、私は一切ノータッチ。食べる方面に全精力を傾ける所存である。ちゃんとなってくれるよね?

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ラッカセイ。やたらと伸び広がって怪しく展開中。

 そして最後、その3は現在オクラと混浴、もとい混植状態になっているラッカセイ。ヤングな方のために説明しておくと、ピーナッツのことである。春に焦った勢いで買って植えておいた3苗が黙々と生育中。なんだか思いの外大きくなってるんだけど、なにしろ苗を見るのも初めてなもんで、どんなふうに成長するのか見当もつかない。ピーナッツバターが作れるほどの収穫は無理としても、噂の茹でラッカセイはぜひやってみたいものよの。と、取らぬタヌキと化して腹つづみを打つ8月終わりのある日でござった。


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2016/08/29(月) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

アイコとフルティカその後

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ある日の収穫。今や連日のキュウリ祭り。トマトもトウガラシもバンバン獲れてます。

「ジャガイモのそばにトマトを植えてはいけない」という古代からの掟を破って、通路側ウイングに植えてあったジャガイモの横、センターサークルにミニトマトのアイコちゃんと中玉トマトのフルティカを植えたのはゴールデンウイーク直後のことだった。そののちジャガイモはモザイク病にやられ、畑全体が悪夢のような荒廃ぶりとなったことは記憶に新しい(詳細はこちら)。やはり古代からの掟を破った祟り(たたり)であろうか。しかし、どうにかこうにかジャガイモは地中で生き延び、奇跡の収穫に至ったのであった。

 というのが前号までのあらすじだが、さて、心配なのは残されたトマトのその後である。モザイク病の菌がどっと移動してきて、ジャガイモ同様の悪夢よふたたび、になってしまうのか? それとも、古代からの掟などたんなる言い伝えにすぎず、トマトは何事もなかったように成長してくれるのか?

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鬱蒼と茂るセンターサークルのトマトタワー。もうてっぺんまで到達した。

 7月に入るとどんどん株が勢いをつけ、緑色の実をいくつもつけ始めた。むはは、やっぱり古代の掟など犬に喰わせろよねえ、ジャガイモの影響なんて少しも見られないじゃないのっ、といい気になっていた私だが、ふとよく見ると、、、いや、よく見なくてもハッキリわかる。葉っぱが粉を吹いたように白くなっているのである。こ、これはもしかして、禁断の白い粉!? あの、一度手を出したら二度とやめられなくなるという・・・!?!?

 残念ながらそんなものではまったくなく、これは世界中の家庭菜園家がよくご存知のうどん粉病なのであった。今までトマトは5回くらい育ててきたけど、こんなひどいうどん粉病は初めてだ。これも古代の掟を破った祟りであろうか。

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白いうどん粉に覆われたトマトの葉。いくらたくさん覆われてもうどんは食べられないのよね。

 しかし、ネットで見る限り、うどん粉病というのはそれぞれの野菜特有の病気で、他の野菜から伝染(うつ)るということはないらしい。少なくともジャガイモ禍の影響ではなかったようだ(ということにしておく)。それにうどん粉病になったからといって実に直接的被害はないらしい。ってんで余計な心配は必要なし。被害のひどい葉っぱをバシバシ切り捨て、「食品成分でできた野菜花のなんたらかんたら」というあんまり効かない液をふんだんにかけておいた。まあ真夏が来て連日25度を越すようになればうどん粉病も終息するであろう。

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こちらフルティカ。アイコよりもうどん粉度が高いみたい。

 そんなこんなで、恐れていたジャガイモの呪いはたいしたことなく今に至っている。アイコ、フルティカともども7月の半ばくらいからちょこちょこと収穫が始まって、現在絶賛トマト祭りちゅう。まだ花もたくさんついてるし、青い実もたくさんなっているので、今後も期待できそうだ。

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今年もやっぱり丈夫で大量収穫のアイコちゃん。火を通す料理だとますますうまいことを発見。

 そういえば、このセンターサークルでは一昨年もミニトマトを栽培したんだよなあ。今のところ連作障害はあまり見当たらないような? 連作障害ブロックWが効いているのか、日頃の行いが良いからなのか。たぶん後者であることを信じたい。



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2016/07/26(火) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

沈黙のキュウリ艦隊

 案の定ソラマメの撤収が遅れ(「もっと獲れるかもしれない」と欲をかいたのよね、例年通り)、やっと更地になって土作りの終わったレイズドベッドにキュウリの苗を植えつけたのは6月12日のことだった。遅い。いくらなんでも遅すぎる。

 しかし、私は決して悲観してはいなかった。というのも、今年植えつけたキュウリ苗はな、な、なんと! 天下のサカタのタネ・プレゼンツのフリーダム接木苗6本1組だから、である。あなた、サカタのタネですよ、フリーダムですよ、ワム!ですよ、アイドントウォンチョーフリーダムですよ、誰も知らないこと請け合いである。プレゼンツ、なんていうとサカタのタネからターダでもらったんじゃないのん?みたいな疑惑を抱く人もあるかもしれぬが、残念ながら私にはサカタのタネになんのコネもないので、公明正大に購入したのである。なんと驚きの2,900円という巨費を投じて!!! むう、2,900円も出したらいったい何本キュウリが買えるか?とか思うとなんだかもったいない投資みたいな気がしなくもないが、これで一生キュウリには不自由しない、とはいわないまでも、この夏いっぱいは美味しいキュウリを思う存分味わうことができるはずである。安い投資である。と、信じたい。

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フリーダム6人衆。いかにも選び抜かれた精鋭ちゅう感じしません? しないか。。。

 さてっ。前途有望なキュウリ苗6本を迎えたのであるから、彼らが青春パワーを爆発させて思いのままに成長できるよう立派なキュウリ棚を作らねばならない。
 しかし、キュウリ棚ってどうやって作ったらよいんざんしょ。IKEAとかニトリとかで売ってるもんじゃなさそうだし、やっぱり長い支柱を買ってそれにネットを被せるのよねえ。しかし、支柱ってどうやって組んだらいいの!?!?
 と、不安になっていたのだが、さすが猫も杓子も野菜を育てる今どきのガーデニング事情を反映して、近所のホームセンターに行ったら、「棚支柱セット」なるものが売っていた。2本ずつV字になった支柱が3つ入っていて、それを菜園に並べててっぺんに横棒を渡し、網をかければ、ハイ、出来上がり、である。これまでもキュウリは4回ほどやったことがあるが、せいぜい3、4苗だったので網を広げた片面でなんとかなっていた。しかし6苗ともなると両面使える棚がマストだ。このセットはそんな両面棚が瞬時にできてしまうんだから、オススメだ。たしか2400円くらいしたと思うのだけど、これでこの夏はキュウリの食べ放題だと思えば安い買い物だ。って、すでに5.300円の投資。。。

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これが棚支柱セット。支柱をジョイントで接合してもできるとは思うけど。時は金なりよ。

 そんなわけで、やや遅れはとったものの我が家としてはいちばん日当たりのいいレイズドベッドに棚を組み立て、左右に3苗ずつフリーダムを植えつけた。「早く大きくなってお母さんを楽にさせてあげるんだよ」などと耳元で囁きつつ。さすがに一苗500円近くもする苗だけあって、前途有望そうな感じがプンプンだ。

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あっという間にキュウリ棚の出来上がり。

 さて、その1週間ほどあとのことである。ふとフェンス越しにお隣の庭に目をやって、私は凍りついた。
あれっ!? うちのキュウリ棚がなんで隣の庭に!?!?!?
 冷や汗を流しつつ振り返ると、我が家の庭のレイズドベッドに先週設置したキュウリ棚は何事もなかったかのように鎮座している。
 その通り。何事もなかったのである。
 なななんとっ。お隣さんもまったく同じキュウリ棚を使ってキュウリ栽培を開始したのであった。くそう、我が家の菜園があまりにも素敵だからって何の相談もなく、何もソックリ真似しなくても。。。なんてことはもちろん思わなかった。やっぱりいちばん近いホームセンターに行ってさっさとキュウリ棚を作ろうと思うと、誰でも同じ結論に陥るのだなあ。人間って安易な生き物よねえ。

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フェンスが低いのでお隣のお庭がバッチリ見える。見覚えのある棚が。。。

 お隣さんもキュウリ6苗のようである。いくつかの異なるキュウリ苗を混植しているようである。そして、気になることになんだか大変成長がよろしいようである。我が家はすでに5年以上菜園活動を続けていて、お隣さんは昨年始めたばかりなのに、なんだか完全に上を行かれちゃっているようである。あらあらあら。

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お隣さんのキュウリ棚を盗撮。えっらい生育がいいのである。

 そして今や7月半ば。お隣さんは少なくともすでに2、3本はキュウリを収穫していると推察される。なのになのに、我が家はまだ一本も獲れていないっ!! フリーダムのみなさんは強くたくましく成長を続けてくれてるんだけど、まだ一本もわしらの口に入っていないんだよねえ。5年間の菜園歴が埃にまみれて吹き飛ぼうとしている。。。

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もう間もなくキュウリ棚のてっぺんに至りそうな成長ぶり。成長もいいが、成果もだしてほしいのよ。

 この夏はキュウリに不自由しないはずが、相変わらず自給に至らずよそで購入している始末である。もしかして、いきなり一日何十本も獲れちゃったりするようになるんだろうか(超楽観)。それでもキュウリが収穫できるのなんてせいぜい8月の終わりまで。それで5,300円の投資は回収できるんだろうか。なんとなく不安の雲に包まれたような今日この頃である。



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2016/07/14(木) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(6)

ただいま工事中につき

 梅雨とはいえど、今や春夏野菜の爆発的成長期を迎え、全世界の家庭菜園家のみなさまは忙しい毎日を送っていらっしゃることでしょう。我がエディブル・ガーデンも例外ではございませぬ。
 ……と言いたいところなんだけど、実は例外なんだね。10年に一度の例外的事情により、一切の園芸活動が中断されちゃっているのだ。
 
 そおーなんですよ。我が家にも10年に一度の外装工事の時期がやって来て、ただいま絶賛塗り壁中。よりによって梅雨たけなわのタイミングにぶつかっちゃって、雨が降ると作業ができないもんだから進行は滞りまくりだ。
 いや、別に自分で刷毛を持ってペンキをヌリヌリしているわけじゃないですよ。だけど、やってきた職人さんに10時とお昼と3時にはお茶を出したりご飯を出したりおやつを出したりと、主婦って大変なのよ。
 というのはウソで、今どきの職人さんはストイックなのか教育が行き届いているのか、お茶なんか手もつけない。ひたすら仕事に没頭だ。ぬう、我が家のお茶がとりわけまずい、とかいう特殊事情があったりするのかもしれんが、そのへんは考えないことにする。

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カバーに覆われた我が家。内部で工事が進行中。

 そんなわけで我が家は現在工事中。家のまわりには足場が組まれ、家全体がクリストの芸術作品のように布で梱包されちゃっている。こんな状況で庭仕事などできるでしょうか。
 いや、できるなあ。いくら家の外壁を塗るからといって、庭までふさがれてしまうわけじゃないんだから。実際朝の水やりはちゃんとできてるわけだし。しかし、私はふたつのことを同時進行させるのが大変苦手で、ガムを噛みながら自転車に乗ることすらできない。ましてや外装工事で職人さんを迎えながら庭仕事などできるでしょうか。いや、できない。……てなことで、庭は現在放置状態となっている。

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家の周囲に放置されていたガラクタが露呈。もう足の踏み場もないのよ。

 さらに、この外装工事で生育中の野菜にも悪しき影響が及んでいる。立派な職人さんで、わざわざ周囲の植物に影響の少ない塗料を選んでくれたのだけど、足場を組んだりカバーをかけたりすれば多少のダメージは免れない。何しろ狭い我が庭、ギリギリいっぱいまで植えてるもんだから、その上に足場をかけることになってしまう。被害があったのは、メイン・ガーデンの家側ウイングに混植したサトイモとショウガ(懲りずに今年もやってます!)だ。ううむ、なんかこれ、ヤバイよねえ。もちろん7月の頭には足場もなくなる予定だけど、地中のタネイモとタネショウガに影響がないことを祈るしかない。

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やっと芽が出てきたサトイモとショウガ。そしたら庭がこんなことになっててビックリよね。

 いつもならリビングの大窓全面に展開するニガウリのグリーンカーテンも、今年はこんな事情から半分に縮小。しかも外側にカバーがかかっちゃってるので日照の悪さは目に余るほど。去年は6月半ばに初収穫していたニガウリが、今年はまだひとつも実をつけていない。うむう、こりゃ悲しいなあ。コロコロゴーヤとスーパーゴーヤの対決を楽しみにしていたのに、なんだかどっちもイマイチ気合が入ってない感じだ。

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カバー内部を覗いて見る。ニガウリのパワー不足は否めない。早く食べたいのにい!

 今年は台風が全然来なくて非常に助かっているんだけど、外装工事という思わぬ伏兵登場で園芸活動に支障出まくりのエディブル・ガーデンである。今後の展開が大変心配。そおなのよねえ、たしかに外装工事の年だとは思ってたんだけど、まさかこんな時期にやることになるとは。窓も開けられなくて、室内は蒸し風呂状態よ(ってほどまだ暑くないのが救いだが)。

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菜園のことは心配だけど、やっぱり安全第一で行きましょう。

 しかし、なんたって安全第一ですからね。こんなときに庭をウロウロして足場に頭でもぶつけたら大変。おとなしく経過を見守ってることにします。7月上旬には終わるらしいんで。それまでみなさまお元気で、チャオ!



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2016/06/27(月) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

紅くるり、リベンジなるか!?

 ジャガイモとニンニクの騒ぎでまったく触れないままになっていたが、この5月、レイズドベッドでは昨年秋にまいたソラマメ、打越一寸が爆発的大量収穫。連日のソラマメ祭りは言わずもがな、ご近所に配って回るほど(というのはえらい誇張で、若干2軒)の椀飯振舞(おうばんぶるまい)に至ったのであった。5年も菜園活動を続けているとこうゆうこともあるのだなあ、と感慨深いものがあった(……つって、今やソラマメが100発100中の成功率なんてことはわかりきってるんだけどさ)。

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間引いた苗も捨てずに育てたので、庭中にソラマメだらけだったという。。。

 しかし、レイズドベッドで育てていたのはソラマメだけじゃなかったんだね。3月半ばにソラマメの両側の空いたスペースに紅くるりの種を直まきしていたのだ。紅くるりというのは赤い色をした小型のダイコンである。皮だけ赤いダイコンなら珍しくないが、なんと芯まで真っ赤という希少種だ。ポリフェノール満載で、血液サラサラだ。
 実はこの紅くるり、昨年9月にも大型透水プランターで栽培を試みたものの、無残な結果に終わっていた。そのときの詳細はこちら
 前回は出てきたばかりのか弱い芽を憎いダンゴムシに食い散らかされて涙を飲んだのだが、同じ失敗は繰り返しませんぞ。今回は種(もちろん前回の残りのヤツだ)をまいた箇所をプラスチックの円筒カバーで覆い、ダンゴムシの侵入を完全シャットアウト。まだ寒い時期だったので、防寒対策・風よけにもなったはずだ。こうしたガーデナーの熱意に応えるかのように、紅くるりの種は次々と発芽、次第に大きくなっていったのである。

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レイズドベッド中央のソラマメの両脇に、3月半ば紅くるりの種を直まき。

 実のところ、この前にもう一度紅くるりの種まきに挑戦している。3月上旬にジフィーセブンという用土ポットにまいて室内栽培を試みていたのだ。が、その結果、芽は出てきたものの茎が全部白。これだと成長しても赤い実にはならず、フツーの白ダイコンができてしまうらしい。このクソ忙しいのにそんなもんをありがたがって育てたりはせんわい。どうも紅くるり、直まきすることに意味があるらしい。
 そんなわけで、一箇所に3粒ほど種をまいておいたものを、4月にじっくり吟味したのち、茎色の白いものや生育の悪いものを間引いて、これぞという精鋭12本をレイズドベッドに残した。

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5月上旬、大きくなってきたのでもう安心。カバーを外す。

 さて5月半ば、紅くるりはどうかなあ、もうそろそろ収穫の時期らしいんだけどなあ、と思いながらレイズドベッドを覗き込んでみると……。なっ、なんとなんと、茂った葉の合間に蕾がついてるじゃないですか。げげっつ、我が菜園の定番メニューであるトウ立ちが、紅くるりでも始まっちゃってる!?!?

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まだ小さいものの、放っておいたら菜の花畑に入日薄れになっちゃうんだよねえ。

 さあ大変! ちゅーんで焦って紅くるりの地面に近い株元をガシっと掴んでぐいっと力を入れて引っこ抜いてみる。
と、どうでしょう。真っ赤なダイコン紅くるりが、真っ白に!!!!
 ……って、マジックショーじゃないんだよ。どこでどう入れ替わっちゃったんだか知らないが、これはなんというんでしょうねえ、山田さんの部屋をノックしたら、出てきたのが鷺沼さんだった、みたいな? しかも、この鷺沼さんという人物、今までに話をしたことはおろか、会ったことすらないんです。もうこれはサスペンスの世界である。

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どこも紅じゃない。はっきり言って白くるりダイコン。さらにダイコンにしてはあまりにも小型。。。
 
 ウソよね? ウソと言って! これが紅くるりだとしたら、あと11本白いミニチュアダイコンが出てくるわけ!? と高校の演劇部のヘタな役者のようにヒステリックに叫びつつ大暴れしてから、少々冷静になって考えてみた。これも日頃のプチ瞑想の効果であろう。
 12本もあるのだから、一本くらい白いダイコンが混ざる確率もあるかもしれない。よしんば半数が白だとしても半数がちゃんと紅くるりであってくれれば、紅白なますができる。むむう、紅白なます、お正月しか用がないような気がしなくもないが。。。
 よし、次こそホンモノの紅くるり、引き抜いてみせますよ!

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スリムすぎる赤ダイコン。これを紅くるりと呼ぶわけにはいくまいな、ワトソンくん。

 と、続いて3本出てきたのは、赤いダイコンには間違いないんだけど、あまりにも細い、良くてゴボウ、悪くて鉛筆みたいなシロモノ。まったく食べられないとは言わないものの、決してダイコンとは呼べまい。一本は多少膨らんでいてやや食べられそうな気もするが、残り2本はただの根っこである。戦時中に南洋の島で必死の逃避行をしているとかのシチュエーションでなければ、なかなか喉を通らないであろう。

 あまりのショックにその日はもうダイコン抜きをやめた。もう菜の花が咲こうがなんだろうが知ったこっちゃない。それに2、3日でも長く地中にいれば鉛筆みたいなダイコンもゴボウくらいに膨らむかもしれぬ。
そして数日後、意を決して引っこ抜いてみると……。
 出たっ、これこそ紅くるり!!!!

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やっと1本目を収穫。昨年秋から3度目のトライアルにしてやっと成功!!

 やや根っこが長いのが気になるが、可愛らしく膨らんだ本体は目の覚めるような紅色。実に鮮やかだ。もちろん切っても真っ赤で、中心部まで白っぽくなっていないから驚く。薄く切って酢にさらすと一層鮮明な赤に。料理に入れると食卓が一気に華やぐ感じだ。カブに近いような柔らかな肉質で、ほのかな辛みとダイコンの旨味をしっかり持った味わい。決して見掛け倒しじゃないところがいいじゃないですか。

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カブと一緒に紅白なます的ルックスの洋風サラダ。ルッコラも自家製だよん。

 ということで、品質的には決して期待を裏切ることのなかった紅くるり。ダンナは「いいね、またやろう!」などとあくまで食べる人の気楽な発言をしているが、育てる人としては「うーん、どうかな!?」と思ってしまう。
 なにしろ間引いて残した12本の苗のうち、まともに紅くるりに成長してくれたのはわずか2本。一本は先祖返りしちゃったのか真っ白の普通ダイコンに変身。そして残り9本は、食べたものもあったし、その場で破棄したものもあったけど、とにかくダイコンとは言えない太さ(細さ)だったのだ。こりゃあまりにも成功確率が低すぎる。

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紅くるり成功例その2。紅くるり鉛筆その3とその4とその5とその6。あとはもうバカバカしくて写真撮ってません。

 だって、失敗した理由もわかんないんだし〜・ と思っていたんだけど、これを書きながらふと思い出した。そういえば、このレイズドベッド、去年の冬から今年の頭にコマツナ植えてなかったっけ? コマツナって、そーえばアブラナ科だったような? そしてダイコンといえば……
 うーん、またしても連作障害!? 同じ失敗、繰り返しまくってるよなあ!!!


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2016/06/19(日) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ニンニク、リベンジ収穫祭


 初挑戦で昨年植えたニンニクが、ついに収穫の日を迎えた。
 というのはウソで、そういえば2014年にも植えていたんだよな。でもそれは中国産の安物だったせいか、私の植え方と管理が悪かったせいか(たぶん後者)、アブラムシにやられてボロボロになって一巻の終わりとなったのだ。今となっては忘れたい過去、地の果てに追いやってしまいたい記憶であって、私の中ではもはやなかったことになっている。決して認知症を患っているとかではない(今のところは)。と信じたい。

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10月上旬、マルチの上に位置決めしているところ。その後ほとんどが無事に発芽した。

 で、心機一転、暗い過去を葬り去って、新たに超高級ニンニク、ニューホワイト六片を植え付けたのは昨年10月上旬のこと。そのときの真っ赤に燃えるがごとき情熱と、失敗は許されないという切迫感については過去記事をごらんください。

 植えた当初は、投資金額の多さゆえに毎日のように見回りを慣行、地面に熱い吐息をかけたり(マルチしてるのにね)、出てきた芽を撫でたりさすったりして必死の育苗活動にいそしんでいたのだが、いつのまにかやめてしまった。なにしろニンニクは収穫まで半年以上もかかるうえ、長ネギの青いところがダラーンと伸びてるだけみたいな、視覚的にきわめて魅力に乏しい植物なので、とてもじゃないが愛情が持続しないのである。で、春先にちょいと追肥したのみで、結局今回もほぼ放置プレイになってしまった。しかし、それでもまったく虫がついたり病気にかかったりしなかったのは、サカタのタネの厳選した高級品種だからに違いない(と信じたい)。1580円の投資の甲斐があったというものだ。

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ニンニクって半年くらいずっとこんな感じ。手間はかからないけど、視覚的にはパッとしないまくり。

 そのニンニクに異変があったのは5月後半になってから、そろそろ収獲してもいいのかしらん? みたいになってきてからのこと。なんと茎の途中にぽっこりニンニクができちゃっているのである。れれ!? ニンニクってこんなふうに実がなるんだ!?!? とニンニク初体験の私は驚いた。しかしなあ、それにしちゃあまりにも小さいよ、2片くらいしか入ってないよ、これでニューホワイト六片だなんてゆったら立派な詐欺だよ、と思ってネットで調べたら、これは珠芽(しゅが)といって、むかごと同じものらしい。といってむかごが何かまったく存じ上げませんので、私には聞かないでいただきたい。ようするに、小さいけど食べられるらしい(そこだけが重要!)。それ以外はトウ立ちもすることなく、順調に生育してくれた。とはいえ、ニンニクのトウは「ニンニクの芽」として売られているものなので、ちょっと食べてみたかった気もするけど。

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茎の途中にニンニク出現。早く取っちゃわないと、肝心の地下の実が大きくならないんだって。

 そして6月4日、葉先の半分から3分の2くらいが枯れてきて、ばったり倒れ伏している株もいくつかあったので、いよいよ収獲のタイミング。幸い梅雨入り前で3日ほど晴れの日の続いた後だった。
 まずは庭の端のカーブ菜園。根元の方を持ってぐいっと引き上げると、おおおおお、ちゃんと一人前のニンニクになってるじゃん! あのバラバラにした1片が今やひとつのニンニクになっているなんて、なんだかオーオーオー、イッツ・マージック! ネバビリーブイッツナットソー、って感じ。感激である。しかも、ここに植えたほとんどの種が見事に発芽して実を結んでいるのだからすごい。うーん、ニンニク栽培、これはノーリスク・ハイリターンな投資といえよう(って、前回の失敗は完全に忘却の彼方)。

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葉が枯れてきて茎が傾いたらいよいよ収穫のサイン、なんだって。

 だがー、実は不満があった。ニューホワイト6片として送られてきた立派な種ニンニクほどのサイズに成長しているものが非常に少なくて、多くはその3分の2くらいの大きさ。中にはニューホワイト3片みたいな、XSサイズのものまであった。ふにゃーん、うちの庭ではサカタのタネのニューホワイト6片をもってしても大きくなってくれないってこと!?

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カーブ菜園のニンニク収穫。数は多いんだけど、小さいのも多かった。こうやって1日は畑に広げておくらしいよ。

 と、今度は駐車場のプランターのニンニクを収穫してみた。これはカーブ菜園に植えきれなかった2個ほどのニンニクを無駄にするのが惜しくてぎうぎうに突っ込んでおいたヤツである。ダメもとで引っこ抜いてみると・・・
こっちの方が全然でっかい!!!!
 カーブ菜園に地植えしたのよりぐっと大きくて、ほんとにニューホワイト6片そのものな立派なニンニクがざくざく! 世の中わからんもんやなあ。やはり違いは日照か。カーブ菜園は庭の隅っこであんまり日当たり良くないんだ、ってことを今さらながら実感した。よおし、次回はプランターで目指せ大量収穫だ!
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こりゃ売り物になるよ、と思うくらいに立派に育ってくれたニンニク坊ちゃんず。

 てなことで、大小合わせてほぼ30個ほどのニンニクが収穫できた。我が家は大のニンニク好き。まだ乾燥もさせていないうちから、素揚げにしてほくほくのを食べたり、スパイシーなスパゲティのアーリオオーリオにしたり、麻婆豆腐を作ったりと連日のニンニク三昧。

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なかなかの収穫量。吊るして乾燥させる前に扇風機で徹底的に水分を飛ばした。

 さらに、やはりこうゆうめでたいときなので、普段やらないニンニクのオイル漬けやニンニク醤油もやってみた。やり方はよくわからんので、テキトーにニンニクを剝いてゴロゴロしたやつを密閉容器に入れ、それぞれオリーブオイルと醤油でひたひたに。こいつを2、3年おくと、ニンニクの香りとコクが滲み出た素晴らしいエキスができちゃうらしい(2、3年はウソで、実は2、3ヶ月でいいらしい)。ニンニク醤油の方は使っても醤油を注ぎ足しておけば半永久的に使えるらしい(これもウソで、せいぜい5年くらいらしい、っていうのもウソ)。家にこうゆう秘伝のタレみたいなのがあるのは嬉しいものだ。そいつが自家製だなんて、こんなに素晴らしいことがあるでしょうか。いやない(反語)。

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ニンニク醤油とニンニクオイル。ほんとはバーニャカウダソース作りたかったけど、足りなかった。。。

 そうこうしているうちにニンニクはどんどん消費され、残り20個を切ってしまったけど、こいつを乾燥させて保存することに。収穫後梅雨に入ってしまったので、3昼夜くらいずっと扇風機の風にあて、そののち5、6個ずつの束にして紐でクリクリと結んで、先日縁側の天井に設置した野菜乾燥用棒に吊した。先に並んだタマネギ軍団に、今やニンニクが参戦、という感じで、うおおおー、ますますカントリーハウス感高まりまくりだよ〜・

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いちばん右がニンニクで、他はタマネギ・ボーイズ。期待ではニンニクだけでこんくらい並んで欲しかったんだが。

 しかし、いくら我が家のニンニクがうまいからってちょっとニンニク料理が続きすぎたかもしれない。なんだか最近半径5メートル以内に人が寄ってこないような気が。臭ってるか私!? しかし、おっとそうだ、まだソパデアホ(ニンニクスープ)やってなかったよね、やんなきゃやんなきゃ!



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2016/06/11(土) | 2015年秋冬菜園挑戦中 | トラックバック:(0) | コメント:(2)

ジャガイモがモザイク病

 5月の10日頃からだろうか。庭のメイン・ガーデンの通路側のジャガイモ畑に異変が起こっていることには気づいていた。なんだか株に元気がなく、多くの葉に細かい黒点がいくつも浮かんでいる。本来ならもっと大きく茂って、小さな星型の花をたくさんつけて不思議のない時期なのに、ひと頃より畑全体が縮んでしまったかのようだ。葉が緑から黄色に変色し、早くも紅葉の季節を迎えてしまったみたいな株もある。いったい私のジャガイモに何が起こっているのだ!?

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モザイク病の模範のような葉。そばかす状の斑点、黄化、矮小化。ああ悲しい。

 去年メインクーンの栽培、もとい、メイクイーンの栽培がうまくいったことに気を良くして、今年はもうちょっと広めのスペースにキタアカリの種イモを植えた。キタアカリはゆでたものにバターや塩をつけただけでパクパクいくつも食べられちゃう!! ホクホクで美味しい!! と今ニューヨークで話題になっている品種である。春まだ遠き2月21日のことだった。

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2月半ばにキタアカリの植え付け。このとき連作障害ブロックWを使えば。

 去年は何も知らずにほったらかしておいたものの、今年は4月10日に芽かきという作業もやった。ほんとは10センチくらいの大きさに育ったところでやるのだが、ぼんやりしていたら20センチくらいになっていて、慌てて庭に飛び出した。勢いのいい芽を2、3残して他をかき取る作業で、こうすると葉っぱに取られる栄養が地下に行ってイモが大きくなってくれるらしい。この段階で第一回目の追肥も行なった。

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芽かきした4月上旬のジャガイモ畑。かなりかき取ったけど、まだ緑でいっぱい。

 こんな感じで5月の初頭まではジャガイモ畑はイケイケの勝利モードに包まれていたのだ。しかし、そういえば今年はジャガイモの花の蕾がつくのが遅いなあ。蕾のついたタイミングで二度目の追肥をするのだけど……と思っているうちに、なんだか葉っぱに怪しい斑点が現れ始めたのである。
 いったいなんだろう? と調べてみると、どうやらモザイク病の症状らしい。「発病すると葉に濃淡のまだら模様ができる。株が萎縮し、葉が縮れたり小さくなる、黄化する、そばかす状の斑点が多数発生する」……まさに目の前で展開されていることではありませぬか。これはウイルス病とも呼ばれていて、ウイルスはアブラムシによって運ばれ、次々と植物に感染していくのだという。感染すると治療法はなく、発病したら抜き取って処分するしかない、とのこと。
 ええええ!?!? 抜き取って処分するしかないのすか!?!?!?

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緑のジャガイモ畑が徐々に病に冒されていくのであった。

 モザイク病の原因としては、*アブラムシによって持ち込まれた、*ウイルスの毒を持った種イモを使った、*連作障害、などが考えられるらしい。うむう、アブラムシならそのへんにたくさんいるから生意気にウイルスを持ち込むヤツもいるだろう。そして、このキタアカリの種イモは近所のいい加減そうなホームセンターで購入したので毒イモだった可能性も大いにありうる。さらに、このような事態になって初めて気がついたのはジャガイモがナス科だということ(イモ科だと思ってたわよ)。そういえば、2012年に同じ場所でナス科のパプリカを栽培したことがあったはず。ナス科の輪作年限は5年間なので、バリバリ連作障害可能期限内ということになる。くそう、種イモを植えるときに連作障害ブロックWを入れておけば……と今さら歯ぎしりしてもあとの祭りである。しかし、実のところどれが本当の原因なのかは今ひとつわからない。これはもう第三者に徹底的に精査していただくしかない(と、すでに丸投げ)。

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このありさまでは収穫なんて夢の夢。てか、撤去が遅すぎたんじゃないかと今さら心配である。

 そんなわけですっかりモザイク病にやられたジャガイモを泣く泣く撤去することに。まだ二度目の追肥すらしていない段階、花もついていない段階である。まあそれじゃジャガイモの収穫なんてありえないよね、と思っていたらですよ。
 りゃりゃりゃ!?!? 地上の葉や茎はボロボロになっているにもかかわらず、小ぶりながらざくざくイモが出てきたじゃないですか。もともとキタアカリはそんなに大きくなる種類ではないので、合格点に達しているものもけっこうある。そして嬉しいことに、葉っぱがモザイク病にやられていても、できたジャガイモは食べても全然問題ないんだそうな。

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地上のあり様からは想像もできないような収穫。ちっちゃな小イモも美味しく食べられる!

 モザイク病を発症する前は元気が良く、ちゃんと芽かきをやったのも効いたのかもしれない。一度しか追肥できなかったのは残念ながら、ジャガイモの花は咲いても咲かなくてもイモの成長には関係ないんだそうな。とにかく、ジャガイモは全滅したと思っていただけに嬉しい収穫だった。

 しかし、庭の片隅には去年収穫し忘れたメインクーンではなくメイクイーンが勝手に大きくなっていて、引っこ抜いたら大きなイモがひとつ出てきた。これってバリバリ連作だと思うんだけど、どうなのかすら!?

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去年の取り残しメイクイーンがなんだかやたら元気いっぱい。

 さて、ジャガイモに関しては結果オーライということになったんだけど、心配なのはジャガイモ畑の隣、メイン・ガーデンのセンターサークルに植えられたミニトマトのアイコとフルーツトマトのフルティカだ。すでにGWイッキ植えのときに明らかになったように「トマトはジャガイモと同じナス科の野菜。収穫の終わったジャガイモからアブラムシが大挙して移動してくることがある」。

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今後の展開がもんのすごく心配なトマト・サークルなのである。

 それがモザイク病のウイルスを持ったアブラムシだったら!?!? さっそく庭に飛び出して、食品原料生まれの殺虫・殺菌剤、カダンセーフをしこたま振りかけてきた。もはや先守防衛あるのみ。って、すでに遅すぎるかもしれないけどな。


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2016/05/31(火) | 2016年春夏菜園やってます | トラックバック:(0) | コメント:(4)

タマネギ収穫祭

 5月半ば、晴天の日が3日続いたのちのある日、タマネギをすべて収穫した。すでに書いたように、4月の半ばから一斉トウ立ちオン・パレードで、このまま全部のタマネギがトウ立ちの運命を辿るのか〜!? と悲嘆に暮れて樹海に向かって車を走らせたくなったりしたものの、「トウを切り落とせば硬くならず、栽培続行できる」という説にすべてを賭けて、なんとかこの世に踏みとどまった私である。そうなのだ。タマネギの行方を最後まで見届けなくては死んでも死にきれないのだ。

 トウ立ちしたタマネギは葉タマネギとしてせっせと食べていたんだけど、タマネギ畑には20株ほどのトウ立ち後タマネギが残っていた。しかしっ、それだけではない! なんと、まったくトウ立ちしないまま順調に成長を続けたタマネギもあったのだ。その数15個。中には売り物になりそうな大きな玉もあって、ようし、これなら保存してゆっくり食べられるぞ! と嬉しくなった。いやあ、同じ条件でもトウ立ちするヤツとしないヤツがあるのね。あきらめずに待っててよかった!

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手前がトウ立ちしなかった優秀タマネギ、横棒の向こうがトウ立ちボーイズ。とりあえず植えたものはほぼ100パーセント収穫。

 はてさてタマネギ畑に植えきれない苗を捨てるに捨てられず、プランターにぎうぎうに植えておいたんだけど、これもいつの間にかペコロスとして売れそうな感じのミニタマネギになっていた。もちろんトウなんか立ってないし、これなら保存しておけそうだ。ピクルスにするのもいいかもしれないね。

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ペコロスも狭いところに植えて球を大きくさせずに育てるらしいよ。プランターで簡単にできちゃう。

 そしてっ! プランターで種から育てた赤タマネギのレッドグラマー、これも見事に収穫!!! だがしかし、グラマーというほど大きくなっていないのが残念。それもそのはず、3月上旬に追肥するのをすっかり忘れていたのよねえ。プランターに不織布をかけていたので存在すら忘れていた、というのが本当のところなんだけど。4月になって慌てて追肥したものの時すでに遅し。小ぶりなグラマーちゃんにとどまってしまった。けど、しっかり赤くて、爽やかな甘みのある美味しさ。こんなおっちょこちょいでいい加減な自分でも種からタマネギが作れるというのは、今後の人生を支える大きな自信となることだろう。とタマネギごときで大風呂敷を広げてみた。

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サイズは小さめだけどちゃんと赤タマネギ。プランターでできるからまたやろうかな。

 さて、トウの立ったタマネギ以外は保存がきくという。ネット情報によると、葉や根を残したまま数個ずつまとめ、風通しのいいところにしばし干しておくものらしい。さっそく縁側の天井に穴を開け、横棒をわたしてタマネギ15個、赤タマネギ5個、ペコリス多数を吊り下げてみた。天井抜けないといいんだけど。
 おおおおおお、なんかぐっとプロっぽいというか、農家っぽい雰囲気がむくむく湧き出してきましたよ。これで木製のかいば桶とかガーデンフォークとか並べたら気分はカントリーハウス。リビンインナハウス、ベリビッグハウス、インザカントリー、よね。うきゃきゃ、決してベリービッグじゃないものの。
 しかしまあこの数なので、保存といっても夏が来る前に全部食べつくしちゃいそうな気もする。でも、タマネギみたいな基本野菜を家で作って置いておく、というのはなんだか気分のいいものだ。

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ほんとはこの倍くらいぶら下げたかったんだけどな。天井落ちてきても困るけど。

 さて、懸案のトウ立ちタマネギのその後である。トウが見つかり次第切り落とし、そのまま畑に残して栽培を続けたわけだけど、それで収穫したものが果たして普通のタマネギとして通用するのかどうか。
 うーん、やっぱり中心部に固いところがあることは否めない。プロの農家の人が「商品価値がない」と引っこ抜いて捨ててしまうというのもむべなるかな。
 だけど、この固い芯の部分だけ取って捨ててしまえばいいんだから、プロでない家庭菜園の人には全然オッケーだ。

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保存しなかったタマネギやペコロス、赤タマネギは新タマネギとしてさっそく食べちゃおう。

 なので、芯を取り除いたタマネギをクイジナートにかけて大量のタマネギのみじん切りを作った。乱切り、ざく切りなども作った。それをすべて冷凍保存することに。そうすると、長持ちするだけじゃないよ。なんでも冷凍タマネギを炒めると短時間で飴色タマネギができるんだそうで、これは一石二鳥というか一挙両得というか、めでたいこときわまりない。トウ立ちタマネギくんたちには、引っこ抜かれて捨てられずに第二の人生をまっとうできてよかったね、と言ってあげたい。

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1キロ以上の上質のブツが押収された。これを冷凍庫で保存する。

 そんなこんなで、新タマネギらしくサラダやセビーチェに入れて生で食べたり、飴色になるまで炒めてドライトマトやバジル、アンチョビを足してスパゲティのソースにしたり、皮ごと丸焼きにしてドレッシングであえたり、連日のタマネギ祭りが続いている。新タマネギ、本当に美味しい〜!!!

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焼きタマネギのサラダ。別に新タマネギじゃなくていいんだけど、どっさりあるときに作りたい。甘くてデザートみたい!

 最後におまけ。ひとつだけトウを切り取らずに残しておいたタマネギに花が咲いた。トウをつけたまま茎が伸びるわ伸びるわ、120センチくらいの高さになって、てっぺんのトウがゴルフボールより大きな蕾となり、今ようやく開花しようとしているところだ。生け花の材料にも使われるとかで、けっこう高価なものらしい。そうか、一斉にトウが立ったら花き業者への転身という道もあったのか。

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タマネギの球根から太い茎がぐんぐん伸びててっぺんにネギボウズ。

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小さな蕾が集まっていて、いまひとつずつ開花中。

 結論;タマネギはトウが立っても大丈夫。葉タマネギとして食べることができるし、早くトウをちょん切ればちゃんとタマネギとしても食べられる(芯の部分は取り除いたほうが無難)。そしてたとえトウをちょん切り損ねても、タマネギの花を楽しむことができる。ネバーギブアップの精神を改めて学ぶことのできたタマネギ栽培体験でありました。


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2016/05/24(火) | 2015年秋冬菜園挑戦中 | トラックバック:(0) | コメント:(0)

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